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第1章雑貨屋編
第9話:弟子
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ルチアちゃんが住み込みで働くと決まった後、一つ困ったことがあった。それは湯浴みについてである。女の子に対してこう言うのもアレなんだが・・・ルチアちゃんは結構汚かった。どうしてそんなことになっているのか話を聞いてみると、家出をしてこの半月程は湯浴みができなかったらしい。どんな生活を送っていたんだか。
なので早速、湯浴みをしてもらったのだが・・・これがもう大変だった。まず今の家では魔石を使ってお湯を作り、そのお湯で体を拭いたり頭を洗ったりしていたのだが、何しろルチアちゃんは髪が長い。そのおかげで一人で髪を洗うと水浸しになってしまったのだ。確かに見た目は幼いが女の子で、しかもドワーフは小柄らしいので実際の年齢は見た目以上ということを考えると、男の俺が湯浴みを手伝うのはどうかと思ったのだが・・・本人がいいと言うので結局髪だけは手伝った。その時に分かった事なのだが、ルチアちゃんの髪色は実は明るい茶色だった。濃い茶色だったのは単に汚れていたからそう見えただけらしい。とまぁそんなことがあり、俺は風呂を作ることを心に決めた。
そして翌朝、朝食の準備をしていると、少ししてからルチアちゃんが起きてきた。
「ソウタさん、おはようございます。」
「ルチアちゃん、おはよ・・・すごいことになってるね。」
ルチアちゃんの髪はボサボサになっていた。まさに爆発と言ってもいいだろう。
「髪が長くなるとどうしてもこうなってしまうんです。短いともう少しマシなんですけど。」
いつものことのようだ。そのままでは店に出られないので櫛を渡して髪を梳かしてもらった。すると量が多いのでそれなりに時間はかかったようだが、髪は見事にサラサラになった。
「この櫛というものはすごいですね。ここまできれいに整ったのは初めてです。」
気に入ってもらえたようだ。そのあとヘアピンとヘアゴムをつけてもらった。長い髪を纏めるのにちょうどいいだろう。ついでに宣伝にもなればいいな。
「どうでしょうか、似合ってますか?」
「うん、似合ってるよ。」
前髪は目が隠れないようにヘアピンで留め、後ろ髪はヘアゴムで纏めたようだ。そのおかげで彼女のかわいらしい顔がよく見えるようになった。纏めた長い髪もきれいだ。これはついでと思っていた宣伝効果に期待できそうだな。店の準備が終わったところでやって来たエリスさんがルチアちゃんをなでくりまわしたことからも見て取れる。
そして開店時刻、今日はさすがに少し客足が遠退いているようで余裕をもって仕事ができている。ルチアちゃんの様子を見てみると、女性のお客さんにもみくちゃにされながらも商品説明を頑張ってくれている。
昨日出会った当初から感じていたことだが、ルチアちゃんは非常に真面目で丁寧で、一言で表すなら良い子である。もしこんな子が娘であったならば溺愛してやまないであろうことは想像に難くない。結婚のけの字さえも見えなかった俺でさえそう考えるのだ、彼女の父はどれだけ彼女を溺愛しているだろうか。なのにも関わらずルチアちゃんは家出をした。そこにどんな理由があるのか定かではないし、人の家庭に他人が首を突っ込むのもどうかとも思うが・・・もし俺が協力できることがあるなら協力してあげたい。出会ってまだ1日も経っていないのにそう思ってしまうほど彼女は愛らしく、誠実だった。
しかし、この調子なら明日からは俺とルチアちゃんの二人だけでもなんとかなりそうだ。いずれは商品も増やすので新たな店員も雇っていく予定ではあるが。午前中はそんな感じで多少は穏やかに時が進んだ。
午後についてだが、午前中にルチアちゃんのことを聞いた人たちが大量に店に押しかけて来て、店を開店してからこの3日間で最高の売り上げを叩きだしたのはご愛敬。
そしてその日の夜。店の片付けを終えた後、俺とルチアちゃんは工房に来ていた。スキルについて話をするためである。
「ルチアちゃんも俺の”創造”に近いスキルを持ってるんだったよね?」
「はい、そうです。」
近いスキルだからといって教えられることはあるんだろうか。俺のやってることなんて形や機能をイメージして、あとは頭で念じるだけだし。
「”作成”というスキルで、素材を用意すれば魔力を操作して自由に物が作れるというスキルです。素材を用意しなければいけないという点で創造に劣っていますね。」
なるほど、確かに似ている。
「それで俺の弟子になって、何をしたいんだい?」
「高い品質の物が作れるように魔力操作技術を教えていただきたいんです。」
やはり俺にはわからないことだ。
「魔力の操作と言われても・・・俺は完成品をイメージして念じてるだけだから詳しいことは教えられないよ。」
「些細なことでもいいんです。何か注意していることや、これは必ずやってるなんてことはありませんか?」
そう言われてもなぁ・・・。
「ん~・・・そうだなぁ・・・できるだけ映像でイメージしてるかな。」
「映像ですか?」
「うん、この錫製の食器を作るときでも、その形を映像でイメージしたんだ。」
「なるほど・・・参考になります。」
「あとは・・・このクリップタイプの髪留めとかだと、形だけじゃなくて動きも映像でイメージするかな。」
「動きも映像で、ですか・・・確かにそれはしたことが無いですね。」
ルチアちゃんは納得したようにうんうんとうなずいている。
「とりあえずこんな感じで大丈夫?」
「はい、大丈夫です。いきなり多くを教えていただいてもすべてを習得できるわけではないので、少しずつ確実に学ばせていただきます。」
どこまでも真面目な子だなぁ。すごく眩しく見えるよ。
「次は今教えていただいたことを実際にやってみます。」
「じゃあ素材は俺が用意するね。」
そう言って俺は頭の中で”創造:錫”と念じた。物質に関しては”過程省略”に登録されないんだよな・・・特にイメージしてるわけでもないから別にいいんだけどさ。
「はい、錫を用意したよ。これで食器を作ってみようか。」
「わかりまし・・・この錫、見たことないくらい品質が良いです。もしかして素材もすべてこの品質でだせるのですか?」
「?たぶんできるよ?」
「すごいスキルですね・・・もう言葉が出ません。」
勝手にそうなっていたことなので気にしていなかったのだがやはりすごいことらしい。まぁ俺もいくつか鑑定した中で品質がSランクの物質はまだ見たことがなかったので気付くべきだったのであろうが。
「あっ、もしかしなくても素材の品質が高ければ高いほど高い品質のものができるよね。俺が作ったものが高品質なのってその影響なんじゃないの?」
もし素材の品質の影響が大きいのであればさっきの話ってほとんど関係ないんじゃ・・・。
「確かに素材の品質の影響はありますが、それだけで作ったものの品質が決まるわけではないので心配しなくても大丈夫ですよ。」
心配していることも見抜かれてしまった。この子一体いくつなんだ。
そんな感じで夕飯ギリギリまで工房に引きこもって製作を続けた。ルチアちゃん曰く、品質が上がっているらしいので安心した。
これからはこれが日課になるだろう。それが少し楽しみだった。
なので早速、湯浴みをしてもらったのだが・・・これがもう大変だった。まず今の家では魔石を使ってお湯を作り、そのお湯で体を拭いたり頭を洗ったりしていたのだが、何しろルチアちゃんは髪が長い。そのおかげで一人で髪を洗うと水浸しになってしまったのだ。確かに見た目は幼いが女の子で、しかもドワーフは小柄らしいので実際の年齢は見た目以上ということを考えると、男の俺が湯浴みを手伝うのはどうかと思ったのだが・・・本人がいいと言うので結局髪だけは手伝った。その時に分かった事なのだが、ルチアちゃんの髪色は実は明るい茶色だった。濃い茶色だったのは単に汚れていたからそう見えただけらしい。とまぁそんなことがあり、俺は風呂を作ることを心に決めた。
そして翌朝、朝食の準備をしていると、少ししてからルチアちゃんが起きてきた。
「ソウタさん、おはようございます。」
「ルチアちゃん、おはよ・・・すごいことになってるね。」
ルチアちゃんの髪はボサボサになっていた。まさに爆発と言ってもいいだろう。
「髪が長くなるとどうしてもこうなってしまうんです。短いともう少しマシなんですけど。」
いつものことのようだ。そのままでは店に出られないので櫛を渡して髪を梳かしてもらった。すると量が多いのでそれなりに時間はかかったようだが、髪は見事にサラサラになった。
「この櫛というものはすごいですね。ここまできれいに整ったのは初めてです。」
気に入ってもらえたようだ。そのあとヘアピンとヘアゴムをつけてもらった。長い髪を纏めるのにちょうどいいだろう。ついでに宣伝にもなればいいな。
「どうでしょうか、似合ってますか?」
「うん、似合ってるよ。」
前髪は目が隠れないようにヘアピンで留め、後ろ髪はヘアゴムで纏めたようだ。そのおかげで彼女のかわいらしい顔がよく見えるようになった。纏めた長い髪もきれいだ。これはついでと思っていた宣伝効果に期待できそうだな。店の準備が終わったところでやって来たエリスさんがルチアちゃんをなでくりまわしたことからも見て取れる。
そして開店時刻、今日はさすがに少し客足が遠退いているようで余裕をもって仕事ができている。ルチアちゃんの様子を見てみると、女性のお客さんにもみくちゃにされながらも商品説明を頑張ってくれている。
昨日出会った当初から感じていたことだが、ルチアちゃんは非常に真面目で丁寧で、一言で表すなら良い子である。もしこんな子が娘であったならば溺愛してやまないであろうことは想像に難くない。結婚のけの字さえも見えなかった俺でさえそう考えるのだ、彼女の父はどれだけ彼女を溺愛しているだろうか。なのにも関わらずルチアちゃんは家出をした。そこにどんな理由があるのか定かではないし、人の家庭に他人が首を突っ込むのもどうかとも思うが・・・もし俺が協力できることがあるなら協力してあげたい。出会ってまだ1日も経っていないのにそう思ってしまうほど彼女は愛らしく、誠実だった。
しかし、この調子なら明日からは俺とルチアちゃんの二人だけでもなんとかなりそうだ。いずれは商品も増やすので新たな店員も雇っていく予定ではあるが。午前中はそんな感じで多少は穏やかに時が進んだ。
午後についてだが、午前中にルチアちゃんのことを聞いた人たちが大量に店に押しかけて来て、店を開店してからこの3日間で最高の売り上げを叩きだしたのはご愛敬。
そしてその日の夜。店の片付けを終えた後、俺とルチアちゃんは工房に来ていた。スキルについて話をするためである。
「ルチアちゃんも俺の”創造”に近いスキルを持ってるんだったよね?」
「はい、そうです。」
近いスキルだからといって教えられることはあるんだろうか。俺のやってることなんて形や機能をイメージして、あとは頭で念じるだけだし。
「”作成”というスキルで、素材を用意すれば魔力を操作して自由に物が作れるというスキルです。素材を用意しなければいけないという点で創造に劣っていますね。」
なるほど、確かに似ている。
「それで俺の弟子になって、何をしたいんだい?」
「高い品質の物が作れるように魔力操作技術を教えていただきたいんです。」
やはり俺にはわからないことだ。
「魔力の操作と言われても・・・俺は完成品をイメージして念じてるだけだから詳しいことは教えられないよ。」
「些細なことでもいいんです。何か注意していることや、これは必ずやってるなんてことはありませんか?」
そう言われてもなぁ・・・。
「ん~・・・そうだなぁ・・・できるだけ映像でイメージしてるかな。」
「映像ですか?」
「うん、この錫製の食器を作るときでも、その形を映像でイメージしたんだ。」
「なるほど・・・参考になります。」
「あとは・・・このクリップタイプの髪留めとかだと、形だけじゃなくて動きも映像でイメージするかな。」
「動きも映像で、ですか・・・確かにそれはしたことが無いですね。」
ルチアちゃんは納得したようにうんうんとうなずいている。
「とりあえずこんな感じで大丈夫?」
「はい、大丈夫です。いきなり多くを教えていただいてもすべてを習得できるわけではないので、少しずつ確実に学ばせていただきます。」
どこまでも真面目な子だなぁ。すごく眩しく見えるよ。
「次は今教えていただいたことを実際にやってみます。」
「じゃあ素材は俺が用意するね。」
そう言って俺は頭の中で”創造:錫”と念じた。物質に関しては”過程省略”に登録されないんだよな・・・特にイメージしてるわけでもないから別にいいんだけどさ。
「はい、錫を用意したよ。これで食器を作ってみようか。」
「わかりまし・・・この錫、見たことないくらい品質が良いです。もしかして素材もすべてこの品質でだせるのですか?」
「?たぶんできるよ?」
「すごいスキルですね・・・もう言葉が出ません。」
勝手にそうなっていたことなので気にしていなかったのだがやはりすごいことらしい。まぁ俺もいくつか鑑定した中で品質がSランクの物質はまだ見たことがなかったので気付くべきだったのであろうが。
「あっ、もしかしなくても素材の品質が高ければ高いほど高い品質のものができるよね。俺が作ったものが高品質なのってその影響なんじゃないの?」
もし素材の品質の影響が大きいのであればさっきの話ってほとんど関係ないんじゃ・・・。
「確かに素材の品質の影響はありますが、それだけで作ったものの品質が決まるわけではないので心配しなくても大丈夫ですよ。」
心配していることも見抜かれてしまった。この子一体いくつなんだ。
そんな感じで夕飯ギリギリまで工房に引きこもって製作を続けた。ルチアちゃん曰く、品質が上がっているらしいので安心した。
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