異世界、ゆるーくいきましょう。

月兎

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一章 新たな出会いは、個性がありすぎた。

申し訳ないです。

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「ここが、私の住んでいる家だ」

 ミュイに案内されたのは、ごく普通の一軒家だった。

「さぁ、入ってくれ」

 ミュイに促されて入ると……

「まったく!遅いですわ!」

 女の子の声に罵倒された。

「遅くなるなら連絡を入れなさいと何回言ったら分か……………あなた、誰ですの?」

 家の奥から出てきたのは、かわいい女の子だった。かわいい…うん、かわいいけど………派手。

 一言で〝 派手〟だな、これは。

 ゴスロリっていうの?黒を基調としたフリルたっぷりのフリフリワンピース(ドレスかも?)を着て、靴は踵の高いこれまた黒い靴。室内なのに傘をさしていて、部屋が狭く感じる。
 髪もすごい。ツインテールになった髪は、二次元でしか見たことのないようなくるっくるな髪型になっている。ちなみに色は綺麗なブロンド。
 凄いなあの髪型。どうやってセットしてるんだろ?

 はっ!そんなこと考えてる場合じゃない!
 後ろにいるミュイを見ると、「ごめんごめん」と言って話し出した

「悪い、ルイ。急用ができて、連絡が取れなかった」

「急用?その方と急用と、なにか関係が?」

「ああ。ハヤトは転生者でな」

「あら?それならお兄様が担当するのではなくて?」

「あの雰囲気で兄さんに出て行ってもらうのは気が引けるよ……」

 え?なに?もしかして僕、タイミング悪かった?
 顔に出ていたらしく、ミュイが説明してくれた。

「今日は兄さんの結婚式でな、私も参加していたんだ」

「え?結婚式?」

「ああ。その式の最中に、転生者が来たという報せが入ってな。主役の兄さんを向わせるのはどうかということで、祖母が私を指名したという訳だ」

 もしかしてどころじゃなかった……
 僕、超絶KY男じゃん!
 皆が幸せオーラ満載の時に転生して……
 あれ?でも神の手違いだし、悪いのって神様?でも猫助けたのは僕の意思だしなぁー………

「なんか、ごめんなさい……」

「いや、別にいいさ。それが私たち一族の仕事なんだから」

 一族の仕事?

「我々タレント一族は、転生者の世話をするのを誇りとしている。だからこれは、誇りあることなんだ」

 へぇー、そうなんだ。そんな役職が設けられるほど、転生者は珍しいんだな。
 でも………

「流石にタイミングが悪すぎたよな……ごめんなさい」

 いくら何でも結婚式の最中とか……僕だったら嫌すぎる。幸せな雰囲気をぶち壊すってことだよね?嫌だよ、そんなの。

「いいんだ。それより、疲れただろう?早く休もう。ルイ」

「分かりましたわ。あなた……ハヤト、だったかしら?早くお風呂に入ってきてちょうだい。部屋は私が用意しておきますわ」

 という訳で、転生1日目、無事(?)終了です!
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