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一章 新たな出会いは、個性がありすぎた。
迷子の少年
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ギルドでの登録を終え、僕たちは帰り道を、ゆったりと歩いていた。
「明日から頑張ろう。目指すはニート生活!」
「にーと?それはなんですの?」
ルイが不思議そうに首を傾げる。
え、説明するの?なんか恥ずかしいな……
「えーと、ニートって言うのは、働かずに家にこもってる人……かな?すごくざっくりだけど………」
「なるほど、引きこもりのようなものですのね。確かに、憧れますわ」
「そのためには、たくさん稼がないとな」
ミュイの言葉に頷く。
頑張らないと、この先の人生、楽しく過ごせない!
なんていう話をしながら歩いていると、人とぶつかってしまった。
「わっ………!」
「うわっ!」
急いで止まったけど時すでに遅く、小学生くらいの男の子が尻もちをついていた。
「ご、ごめん!大丈夫………?」
「うん、大丈夫!慣れてるから!」
慣れてる……?………はっ!まさか、虐待、とか………
「僕ね、よく転んじゃうんだ。だから、慣れっこなの!」
あ、なんだ、そういう………
はー、びっくりした!
「怪我はないか?」
「うん!大丈夫だよ!」
「それにしても、こんな時間に……日も暮れて来てますわ。早く帰らなくていいんですの?」
確かに。こんな時間に子供が出歩いていいはずがない。
「僕が送って行こうか?」
「ううん、いい。どこか分からないから………」
「どういうこと?」
「僕ね、道を覚えるのが苦手で……家にも、一人で帰れたことなくて……いつも、友達がいてくれるんだけど、その子もいなくなっちゃって………」
つまり、極度の方向音痴か!
そうか……家がどこにあるのかも分からないなら、僕も送ってあげられない。
「君の家は、どんな感じなんだ?屋根の色とか」
ミュイが尋ねると、一つ一つ特徴を話していく。
「えっとねー、赤い屋根で、壁は真っ白なの!ドアは茶色でね、お庭には、ピンクのお花が咲いてるよ!」
つまり、絵で描くような家ってことか。
展望台みたいなとこってないのか?そこからなら全体見えそうだし。
そう思って見渡すも、特別高い建物はなく、見渡すのは無理だと判断する。
魔法とかでないの?なんか、ほら、空飛べちゃったりするやつ。
ーーーシークレットスキル・“創造魔法”を取得しましたーーー
「うわっ!」
電子音と、機械的な女性の声が、突然頭の中に響いて、思わず声が出る。
「どうした!?」
ミュイが耳を震わせながら聞いてきた。
警戒してる時に震えるのかな?触りたい。もふっとしたい……じゃなくて。
「いや、どうしたってことは無いんだけど………いきなり、頭の中で声が………」
「なに!?誰だ!誰からだ!」
「え?なんか、スキルを取得したとか言ったけど………」
すごい勢いで聞いてくるミュイに戸惑いながらも答えると、ミュイはほっと息を吐いた。
「なんだ………そうだったのか………」
「はぁ、驚きましたわ。で、どんなスキルですの?」
「えっと、創造魔法ってやつなんだけど………」
僕が答えると、2人は目を丸くした。
「明日から頑張ろう。目指すはニート生活!」
「にーと?それはなんですの?」
ルイが不思議そうに首を傾げる。
え、説明するの?なんか恥ずかしいな……
「えーと、ニートって言うのは、働かずに家にこもってる人……かな?すごくざっくりだけど………」
「なるほど、引きこもりのようなものですのね。確かに、憧れますわ」
「そのためには、たくさん稼がないとな」
ミュイの言葉に頷く。
頑張らないと、この先の人生、楽しく過ごせない!
なんていう話をしながら歩いていると、人とぶつかってしまった。
「わっ………!」
「うわっ!」
急いで止まったけど時すでに遅く、小学生くらいの男の子が尻もちをついていた。
「ご、ごめん!大丈夫………?」
「うん、大丈夫!慣れてるから!」
慣れてる……?………はっ!まさか、虐待、とか………
「僕ね、よく転んじゃうんだ。だから、慣れっこなの!」
あ、なんだ、そういう………
はー、びっくりした!
「怪我はないか?」
「うん!大丈夫だよ!」
「それにしても、こんな時間に……日も暮れて来てますわ。早く帰らなくていいんですの?」
確かに。こんな時間に子供が出歩いていいはずがない。
「僕が送って行こうか?」
「ううん、いい。どこか分からないから………」
「どういうこと?」
「僕ね、道を覚えるのが苦手で……家にも、一人で帰れたことなくて……いつも、友達がいてくれるんだけど、その子もいなくなっちゃって………」
つまり、極度の方向音痴か!
そうか……家がどこにあるのかも分からないなら、僕も送ってあげられない。
「君の家は、どんな感じなんだ?屋根の色とか」
ミュイが尋ねると、一つ一つ特徴を話していく。
「えっとねー、赤い屋根で、壁は真っ白なの!ドアは茶色でね、お庭には、ピンクのお花が咲いてるよ!」
つまり、絵で描くような家ってことか。
展望台みたいなとこってないのか?そこからなら全体見えそうだし。
そう思って見渡すも、特別高い建物はなく、見渡すのは無理だと判断する。
魔法とかでないの?なんか、ほら、空飛べちゃったりするやつ。
ーーーシークレットスキル・“創造魔法”を取得しましたーーー
「うわっ!」
電子音と、機械的な女性の声が、突然頭の中に響いて、思わず声が出る。
「どうした!?」
ミュイが耳を震わせながら聞いてきた。
警戒してる時に震えるのかな?触りたい。もふっとしたい……じゃなくて。
「いや、どうしたってことは無いんだけど………いきなり、頭の中で声が………」
「なに!?誰だ!誰からだ!」
「え?なんか、スキルを取得したとか言ったけど………」
すごい勢いで聞いてくるミュイに戸惑いながらも答えると、ミュイはほっと息を吐いた。
「なんだ………そうだったのか………」
「はぁ、驚きましたわ。で、どんなスキルですの?」
「えっと、創造魔法ってやつなんだけど………」
僕が答えると、2人は目を丸くした。
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