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第1章
4話
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幽閉されて10日間。
本日も私はベッドと仲良しです。
太陽も登って幾刻か過ぎた時間。
何やら視線を感じます。
ベッドで惰眠をむさぼる私を誰かが見ている様な?
兵士たちはこの部屋には入ってきませんし来れるとしても私が結界を張っているので転移魔法を使えるお母様ぐらいでしょうが、おそらく新居でお父様と蜜月を過ごしているお母様がわざわざ用も無しに私を訪ねる訳がありません。
本当は朝食が運ばれるまでは起きたくないのですが…。
仕方ないし目を開けます。
ハイッ!?
私の横に寝て頬杖を突きながら私を見つめる美貌の男性がソコに居ました。
反射で体のバネを使って蹴りを突き出します。
それを男性は簡単に受け止めました。
私、強化魔法は使って無かったとはいえ本気で蹴りましたのよ?
それが手のひら1つで受け止めたなんて、信じられません。
「見事な反応だ。流石は噂の”血染めの戦姫”と呼ばれるだけはあるな」
いや、私そんな呼び方されたの初めてですけど…。
にしても”血染め”とかやけに物騒な呼び方ではありませんか。
美形だからといって何でも許されると思わないで下さいよ。
身体強化で脚力を上げ、全速力で男の後ろに回り、今度こそ身体強化の魔法をかけて背後から男の心臓を狙って抜き手を放ちます。
それも男は簡単に身をよじり反対に私を背後に捉え後ろから抱きしめられました。
この男私よりスピードがある。
力も私より上です。
男に腰を掴まれて動くことが出来ません。
それにしても、な、なな何ですかこの状態。
力強い腕で抱きしめられて私の体はすっぽりと男の胸に収まりました。
男の人ってこんなに逞しい体をしていたのですね。
自分より強い男を見た事が無かったので何か新鮮です。
て、そんなこと思っている状態では無いです!!
「あ、貴方は何者ですか!?」
「我はシックスリ―。お前達の呼び方で言うなら”魔王”と言う奴だ」
サラッと答えましたが…魔王。
魔王ですか。
想像以上の答えです。
でもその言葉に嘘が無いのは分かります。
この実力なら純魔族の頂点に立てるでしょう。
今まで私が屠って来た高位魔族より遥に魔力量もあります。
何よりこの美貌。
高位魔族は美形が多いですがそれでもこれ程の美貌の持ち主にはあった事がありません。
魔族は力が強ければ強いほど美しい姿をしています。
正直、美貌のお父様とお母様で美貌に体性が付いているはずの私が見惚れそうな美貌です。
声も腰が砕けそうな甘いテノール。
これは普通の女性では1発で骨抜きにされること間違いないでしょう。
夜の帳のような漆黒の長い髪。
月のような淡い光を放つ金色の瞳。
白磁の肌。
形の良い鼻と唇。
女より美しいのに逞しい身体なので男を凛々しい美貌を印象付けます。
だからと言って無断に人の部屋に入ってくることが許される訳ではありません。
私は雷の魔法を自らの体から発動します。
威力は最大です。
痴漢に遠慮はいりません。
「グゥッ!」
男ー魔王に見事ダメージを与える事が出来た様で隙を突いて私は魔王から距離を取ります。
コレで軽傷とかどんだけ頑丈何ですか!!
「あまり我に敵意を向けるな。其方の力を見るとついつい血の気が湧きたつ。ここ1500年ほど碌な戦いをしていなかったからな」
此方から喧嘩仕掛けておいてなんですが魔王、私より強いんじゃないですか?
外に漏れないように小細工ばかりの攻撃とはいえ全く通じていないんですから。
そんな私に何の用があって魔王がきたのでしょうか?
「何が目的で私の所に来たのですか?」
「いや、バンリウ国に出向いた魔物たちが一気に活性化してな。負傷率が少くなったと魔物達が喜んでおってな。バンリウ国にこの10日間何があるか調べてみたのだが《武神》が居ないことが判明したわけだ。それで生の《武神》をこの目で見てみたいと思い出向いたわけだ」
出向いたわけだ、じゃないです!
天敵の元にわざわざ1人で来なくても良いでしょうに。
「だが血染めの戦姫は噂でしか聞いたことが無かったが、正直これ程可憐な少女だとは思いもしなかった」
金色の瞳が甘い蜂蜜の様に蕩けて私を見る。
あ、何か動悸がしてきました。
ドキドキします。
不整脈でしょうか?
それにしても”血染めの戦姫”とは…何と言いうか魔族側から私そんな風に見えていたのですね。
ちょっぴりショックです。
「ココから出る気はないのか?」
「私は13年分の疲労をここで癒すと決めておりますので」
「ふむ、では何か不自由している事はないのか?」
「しいて言えば甘いお菓子と言う物を食べてみたいくらいですかねぇ」
「菓子か。では次来るときには甘い菓子を用意しよう」
「本当ですか!?」
「期待してまっておれ」
そう言って魔王は私の髪を一房手に取り唇を寄せた。
「それでは我の事だけ考え明日まで待っておれ」
その言葉を最後に魔王は姿を消した。
おそらく転移魔法を使ったのだろう。
「甘いお菓子、初めての経験ですわね…」
お菓子発言で忘れていたのですが、そう言えば魔王は何故こんな所まで私を見に来たのでしょうか?
そんな考えも朝食が扉の下方の窓から朝食が差し入れられて思考などぶっ飛んでしまいました。
あぁ今日も美味しそうなお食事です。
私は手を合わせ食事の挨拶をする。
ふ~今日も食事が美味しいですわ。
食後ダラダラするのも良いのですが、先ほど魔王に攻撃を全ていなされてプライドが傷つけられたので鍛錬をしようかと思案している所であります。
本日も私はベッドと仲良しです。
太陽も登って幾刻か過ぎた時間。
何やら視線を感じます。
ベッドで惰眠をむさぼる私を誰かが見ている様な?
兵士たちはこの部屋には入ってきませんし来れるとしても私が結界を張っているので転移魔法を使えるお母様ぐらいでしょうが、おそらく新居でお父様と蜜月を過ごしているお母様がわざわざ用も無しに私を訪ねる訳がありません。
本当は朝食が運ばれるまでは起きたくないのですが…。
仕方ないし目を開けます。
ハイッ!?
私の横に寝て頬杖を突きながら私を見つめる美貌の男性がソコに居ました。
反射で体のバネを使って蹴りを突き出します。
それを男性は簡単に受け止めました。
私、強化魔法は使って無かったとはいえ本気で蹴りましたのよ?
それが手のひら1つで受け止めたなんて、信じられません。
「見事な反応だ。流石は噂の”血染めの戦姫”と呼ばれるだけはあるな」
いや、私そんな呼び方されたの初めてですけど…。
にしても”血染め”とかやけに物騒な呼び方ではありませんか。
美形だからといって何でも許されると思わないで下さいよ。
身体強化で脚力を上げ、全速力で男の後ろに回り、今度こそ身体強化の魔法をかけて背後から男の心臓を狙って抜き手を放ちます。
それも男は簡単に身をよじり反対に私を背後に捉え後ろから抱きしめられました。
この男私よりスピードがある。
力も私より上です。
男に腰を掴まれて動くことが出来ません。
それにしても、な、なな何ですかこの状態。
力強い腕で抱きしめられて私の体はすっぽりと男の胸に収まりました。
男の人ってこんなに逞しい体をしていたのですね。
自分より強い男を見た事が無かったので何か新鮮です。
て、そんなこと思っている状態では無いです!!
「あ、貴方は何者ですか!?」
「我はシックスリ―。お前達の呼び方で言うなら”魔王”と言う奴だ」
サラッと答えましたが…魔王。
魔王ですか。
想像以上の答えです。
でもその言葉に嘘が無いのは分かります。
この実力なら純魔族の頂点に立てるでしょう。
今まで私が屠って来た高位魔族より遥に魔力量もあります。
何よりこの美貌。
高位魔族は美形が多いですがそれでもこれ程の美貌の持ち主にはあった事がありません。
魔族は力が強ければ強いほど美しい姿をしています。
正直、美貌のお父様とお母様で美貌に体性が付いているはずの私が見惚れそうな美貌です。
声も腰が砕けそうな甘いテノール。
これは普通の女性では1発で骨抜きにされること間違いないでしょう。
夜の帳のような漆黒の長い髪。
月のような淡い光を放つ金色の瞳。
白磁の肌。
形の良い鼻と唇。
女より美しいのに逞しい身体なので男を凛々しい美貌を印象付けます。
だからと言って無断に人の部屋に入ってくることが許される訳ではありません。
私は雷の魔法を自らの体から発動します。
威力は最大です。
痴漢に遠慮はいりません。
「グゥッ!」
男ー魔王に見事ダメージを与える事が出来た様で隙を突いて私は魔王から距離を取ります。
コレで軽傷とかどんだけ頑丈何ですか!!
「あまり我に敵意を向けるな。其方の力を見るとついつい血の気が湧きたつ。ここ1500年ほど碌な戦いをしていなかったからな」
此方から喧嘩仕掛けておいてなんですが魔王、私より強いんじゃないですか?
外に漏れないように小細工ばかりの攻撃とはいえ全く通じていないんですから。
そんな私に何の用があって魔王がきたのでしょうか?
「何が目的で私の所に来たのですか?」
「いや、バンリウ国に出向いた魔物たちが一気に活性化してな。負傷率が少くなったと魔物達が喜んでおってな。バンリウ国にこの10日間何があるか調べてみたのだが《武神》が居ないことが判明したわけだ。それで生の《武神》をこの目で見てみたいと思い出向いたわけだ」
出向いたわけだ、じゃないです!
天敵の元にわざわざ1人で来なくても良いでしょうに。
「だが血染めの戦姫は噂でしか聞いたことが無かったが、正直これ程可憐な少女だとは思いもしなかった」
金色の瞳が甘い蜂蜜の様に蕩けて私を見る。
あ、何か動悸がしてきました。
ドキドキします。
不整脈でしょうか?
それにしても”血染めの戦姫”とは…何と言いうか魔族側から私そんな風に見えていたのですね。
ちょっぴりショックです。
「ココから出る気はないのか?」
「私は13年分の疲労をここで癒すと決めておりますので」
「ふむ、では何か不自由している事はないのか?」
「しいて言えば甘いお菓子と言う物を食べてみたいくらいですかねぇ」
「菓子か。では次来るときには甘い菓子を用意しよう」
「本当ですか!?」
「期待してまっておれ」
そう言って魔王は私の髪を一房手に取り唇を寄せた。
「それでは我の事だけ考え明日まで待っておれ」
その言葉を最後に魔王は姿を消した。
おそらく転移魔法を使ったのだろう。
「甘いお菓子、初めての経験ですわね…」
お菓子発言で忘れていたのですが、そう言えば魔王は何故こんな所まで私を見に来たのでしょうか?
そんな考えも朝食が扉の下方の窓から朝食が差し入れられて思考などぶっ飛んでしまいました。
あぁ今日も美味しそうなお食事です。
私は手を合わせ食事の挨拶をする。
ふ~今日も食事が美味しいですわ。
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