皇太子から婚約破棄を言い渡されたので国の果ての塔で隠居生活を楽しもうと思っていたのですが…どうして私は魔王に口説かれているのでしょうか?

高井繭来

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その後

【番外】オウマside3

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 はいはーい。
 オウマ君です。
 明日更新とか言っといて数日空けて御免なさいね。
 これからは”明日”とか具体的に言うのは止めとくわ。

 で、話の続きね。
 
 一目見てその幼児と赤ん坊が凄い魔力宿してるのが分かったんだわ。
 しかも並外れた美貌。
 3歳児と赤ん坊なのに既に美貌の片鱗が見えてんの。
 それも物凄い高レベル。
 これは高い値が付くだろ~な~、と当時の俺は思いましたよ。

 で、自分がオークションの目玉商品になれない理由が分かったね。
 あんな商品あったらどの会場でも目玉商品にするに決まっとるわ。

 3歳児くらいの兄だろう方が灰銀の髪に青銀の瞳。
 抱かれている赤ん坊が漆黒の髪に柔らかな金の瞳。
 色合いも好色家に好まれそうだね。

 あいつらは金持ってる貴族に買われるだろーなと1発で認識させられる存在感。

 可哀想だけど貴族に買われるだろうな。
 俺はまだ8歳だけど剣術には自信がある。
 俺の爺ちゃんが剣士だったからだ。
 爺ちゃんさえ死ななければ日銭稼いでスラムで暮らしていくのも悪く無かったかも知れない。
 でも現実爺ちゃん死んだし。
 1人でスラムに住むのは精神衛生上あんま良くない訳ね。

 だから自分からオークションに来たし、特技である剣術をアピールしたし。
 剣術に魔力を乗せるって言う宮廷騎士の最重要件は満たしてた訳だし。
 なんで買われるのは多分王宮だ。

 将来の戦闘要員として買われること間違いなし。

 王宮じゃなくても貴族の近衛兵とか、とにかく戦闘要員である事は間違いない訳ね。
 
 でもアイツ等は違う。

 美し過ぎる。
 魔力が強すぎる。

 魔族は基本人と食べるもの変わらないよ。
 でもやっぱり人間食べる奴もいる。
 そしてゲテモノ喰らいの同族食いもいる。
 そう言う奴等に限って金持ってるんだよなぁ。

 アイツ等はそう言う奴等の格好の的だ。
 
 高い魔力の持ち主の肉程旨いらしい。
 さぞや美味しく頂かれる事だろう。
 食用としても愛玩用としても。

 一気に食ったりしねーよ?
 勿体ないだろう?
 ゲテモノ喰らいたちは体の1部ずつ食っていく。
 死なない程度に。
 そして回復するのを待って、また別の部位を味わう。

 傷のせいで食用として需要がない間は専ら愛玩用だ。
 美しければ性別だろうが子供だろうが構わない。
 寧ろソレを好んでいる奴は多い。

 可哀想にな。

 でも俺も立場は同じだ。
 同じ奴隷。
 自分の未来がかかっているから逃がしてやることは出来ない。
 出来るだけ質の良い奴に買われろよ。

 そう思いながら俺は自分が商品として呼び出されるのを待った訳ね。

 はい、今日はここまで。
 また続きを楽しみにしててね~。
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