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《141話》
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「ほぅほぅ、今度は懐石料理か。私も食べたかったものだ」
「国王様、元気になったら、ご一緒、しま、しょう」
「私も早くサラちゃんとご飯を囲みたいぞ」
「嬉しい、です、私も国王様大好き、なので、一緒にご飯食べたい、です」
「ちょっと待て!サラ、「も」て何だ「も」と言うのは!?まさか国王様にプロポーズされたのか!!」
「何故そうなる………」
どうやらセブンの中で「国王がプロポーズした」「サラがソレを受け入れて私も好きです」と答えた、という風に見えたらしい。
自分が目を離したすきに何をしているこのロリコン!そんな目で国王を見ながらサラを己の背に隠した。
「お前は私を何だと思っておるのだ…己の子よりも幼い少女にプロポーズする訳が無かろう?」
「セブンさん、私、プロ、ポーズされてない、です」
「???」
セブンは混乱した。
ナナがスリッパでセブンの頭を叩いた。
セブンは正気ををり戻した。
「”も”と言うのは?」
「セブンさんと同じ、で、私”も”、と言う、意味です」
カーッとセブンの顔面が真っ赤になって行く。
2重の意味で恥ずかしい。
国王にサラを隠した事実と、国王を慕っていることがバレバレであったこと、2重の意味でセブンは顔を赤面させた。
頭からプスプス煙が出そうな勢いである。
頭上で薬缶を使って湯を沸かせそうだ。
ごほん、セブンが咳払いをする。
無かったことにするつもりである。
「白血病の食事は繊細なんです!感染症から私たちを守る白血球は、健康人で血液1立方ミリメートル中4000から9000個です。抗がん剤治療が始まると1、2週間で最も少なくなります。
白血球が少なくなるほど、また、治療期間が長くなるほど、感染症にかかりやすくなります。
白血球が1000個以下(白血球の6割を占め、細菌やウイルスを食べる好中球は500個以下)が2週間以上続くような場合には、特別な注意が必要になります。
食事では、生肉や刺身、生野菜など生ものや雑菌が繁殖しやすいドライフルーツ、皮の薄い果物、乾燥芋、安全検査を通っていない自家製の漬物など発酵食品や貝類などは避けなければなりません!
生の魚を食べる懐石料理なんて今の段階では夢のまた夢です!
ちゃんと私の指導に従って食事をして下さい!!」
「私の主治医が厳しい」
「厳しいわねー」
「厳しい、で、す」
「何か文句が?」
ギン、とセブンが剣呑な目をしている。
どうみても堅気の人には見えない。
「でもセブンさんなら、白血病、でも、食べれる美味しい、料理、作れる、違います、か?」
「ん、あぁ勿論そうだぞ」
「どんな料理、ある、ですか?」
「そうだな、白血病に良いとなれば…鶏レバー・きのことチーズ・サバに玉ねぎ・焼きバナナとヨーグルト…ふっ、結構簡単にご馳走が出せるな」
「さすが、セブンさん、で、す!」
「そうだろうそうだろう!もっと讃えて良いぞクックックッ!」
「帰って試作する、です?」
「味見に付き合えアラ!」
「はい、です!」
「明日は豪華な食事になるぞ国王様よ!クーックックックックッ!」
腰に手を当て高笑いするセブンを、「凄い!」「流石です!」とサラが褒め称える。
全く持って我鍋に綴蓋である。
「はよくっ付いてくれたら安心するのだがな………」
「先は長そうですわ国王様♡」
「ところでナースの方、私の腰の上に乗るのを止めて欲しいのだが?」
「気持ちくないかしら国王様?」
「気持ち良いから困っておるのだ………」
ナナが跨る国王の腰は、硬くて熱い何かが下着越しに触れている。
アコロ王子が性に弱いのは実は国王譲りなのかもしれない。
全く病人にとってけしからんエロナースである。
「では今日もアー…セブン氏の家で食事会かな?」
「あら国王様、私アーシュ様とも知らない中ではなくてよ♡」
「なっ、其方と知り合っておきながらアーシュはまだ童貞…なのか………」
「そうピクリとも反応しないんですもの。あんなに硬くて長くて太いの凶器持ってるのに…本当に宝の持ち腐れなんだから!」
「し、信じられん…このエロボディを見て反応せんとは…私の病よりアーシュの不能を先に直すべきなのではないのだろうか………」
ただでさえ病で参っている国王の、精神をゴリゴリと削るのが主治医のセブンと言う男なのであった。
「国王様、元気になったら、ご一緒、しま、しょう」
「私も早くサラちゃんとご飯を囲みたいぞ」
「嬉しい、です、私も国王様大好き、なので、一緒にご飯食べたい、です」
「ちょっと待て!サラ、「も」て何だ「も」と言うのは!?まさか国王様にプロポーズされたのか!!」
「何故そうなる………」
どうやらセブンの中で「国王がプロポーズした」「サラがソレを受け入れて私も好きです」と答えた、という風に見えたらしい。
自分が目を離したすきに何をしているこのロリコン!そんな目で国王を見ながらサラを己の背に隠した。
「お前は私を何だと思っておるのだ…己の子よりも幼い少女にプロポーズする訳が無かろう?」
「セブンさん、私、プロ、ポーズされてない、です」
「???」
セブンは混乱した。
ナナがスリッパでセブンの頭を叩いた。
セブンは正気ををり戻した。
「”も”と言うのは?」
「セブンさんと同じ、で、私”も”、と言う、意味です」
カーッとセブンの顔面が真っ赤になって行く。
2重の意味で恥ずかしい。
国王にサラを隠した事実と、国王を慕っていることがバレバレであったこと、2重の意味でセブンは顔を赤面させた。
頭からプスプス煙が出そうな勢いである。
頭上で薬缶を使って湯を沸かせそうだ。
ごほん、セブンが咳払いをする。
無かったことにするつもりである。
「白血病の食事は繊細なんです!感染症から私たちを守る白血球は、健康人で血液1立方ミリメートル中4000から9000個です。抗がん剤治療が始まると1、2週間で最も少なくなります。
白血球が少なくなるほど、また、治療期間が長くなるほど、感染症にかかりやすくなります。
白血球が1000個以下(白血球の6割を占め、細菌やウイルスを食べる好中球は500個以下)が2週間以上続くような場合には、特別な注意が必要になります。
食事では、生肉や刺身、生野菜など生ものや雑菌が繁殖しやすいドライフルーツ、皮の薄い果物、乾燥芋、安全検査を通っていない自家製の漬物など発酵食品や貝類などは避けなければなりません!
生の魚を食べる懐石料理なんて今の段階では夢のまた夢です!
ちゃんと私の指導に従って食事をして下さい!!」
「私の主治医が厳しい」
「厳しいわねー」
「厳しい、で、す」
「何か文句が?」
ギン、とセブンが剣呑な目をしている。
どうみても堅気の人には見えない。
「でもセブンさんなら、白血病、でも、食べれる美味しい、料理、作れる、違います、か?」
「ん、あぁ勿論そうだぞ」
「どんな料理、ある、ですか?」
「そうだな、白血病に良いとなれば…鶏レバー・きのことチーズ・サバに玉ねぎ・焼きバナナとヨーグルト…ふっ、結構簡単にご馳走が出せるな」
「さすが、セブンさん、で、す!」
「そうだろうそうだろう!もっと讃えて良いぞクックックッ!」
「帰って試作する、です?」
「味見に付き合えアラ!」
「はい、です!」
「明日は豪華な食事になるぞ国王様よ!クーックックックックッ!」
腰に手を当て高笑いするセブンを、「凄い!」「流石です!」とサラが褒め称える。
全く持って我鍋に綴蓋である。
「はよくっ付いてくれたら安心するのだがな………」
「先は長そうですわ国王様♡」
「ところでナースの方、私の腰の上に乗るのを止めて欲しいのだが?」
「気持ちくないかしら国王様?」
「気持ち良いから困っておるのだ………」
ナナが跨る国王の腰は、硬くて熱い何かが下着越しに触れている。
アコロ王子が性に弱いのは実は国王譲りなのかもしれない。
全く病人にとってけしからんエロナースである。
「では今日もアー…セブン氏の家で食事会かな?」
「あら国王様、私アーシュ様とも知らない中ではなくてよ♡」
「なっ、其方と知り合っておきながらアーシュはまだ童貞…なのか………」
「そうピクリとも反応しないんですもの。あんなに硬くて長くて太いの凶器持ってるのに…本当に宝の持ち腐れなんだから!」
「し、信じられん…このエロボディを見て反応せんとは…私の病よりアーシュの不能を先に直すべきなのではないのだろうか………」
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