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【23話】
匂いで分かるとは本当のようで、サイヒは迷いもせずに王宮の中をスタスタと歩いていく。
ルークはサイヒの隣に並び歩いているが、視線はサイヒの横顔や項に集中している。
自分の身の危険を何とかしに行くのだから、もう少し緊張感を持ってほしいと思ったクオンは間違っていないだろう。
すれ違う使用人や役人たちはルークとサイヒが並んで歩いているのを見て訝しげな顔をしていたが、サイヒの美貌に気づくと声も無く道を開けその姿に見惚れていた。
老若男女問わず視線を奪う。
サイヒの誑しはルークとマロンだけに止まらないようだ。
「ココだな」
使用人用の宿舎の1部屋の前でサイヒは歩みを止めた。
「どうやって入る?鍵がかかっているだろう?」
「【念動操作】で鍵は簡単に開くぞ」
サイヒの前にはプライバシーも何も無い。
本当に無茶苦茶な存在だとクオンは既に呆れている。
一々驚いていれば身が持たない。
クオンは順応能力に優れた優秀な側近であったので。
カチャ
鍵が開く音がした。
「邪魔するぞ!」
扉を開けてサイヒが躊躇なく中へ侵入した。
ルークとクオンもそれに続く。
そして部屋の中で見たものは。
「あ”あ”あ”あ”」
狭い部屋でベッドに横になり、胸を押さえて苦悶の表情で声をあげる少年の姿だった。
「クオン、扉を閉めてくれ!鍵も!」
「了解した!」
すぐさまクオンが動く。
ルークではなくサイヒの命だったが、この場ではサイヒの言葉が1番の発言権を持つことをクオンは理解していた。
「胸に魔石を埋められている」
「サイヒの言うよう、やはり魔石を埋められていたのか……」
ルークが眉根を寄せる。
自分の暗殺に係わっていた少年であるが、それでもルークは弱者が傷つく姿を見て何も感じないほど非情ではないのだ。
「助けられるかサイヒ?」
「大丈夫だ」
サイヒが少年の服をはだけさすと、露になった少年の胸に手を当てる。
次の瞬間、ルークとクオンは信じられないものを見た。
ズブリ、とサイヒの手が少年の胸に沈められたのだ。
「------ッ!!」
少年の体がビクビクと、陸に打ち上げられた魚の様に跳ねる。
サイヒの手が抜かれると少年は荒い息をし、それでも先程のような胡乱な目ではなくしっかりと意思を感じさせる目をしていた。
「返して!返してくださいっ!!」
少年がボロボロと涙を流しながらサイヒの腕に掴み寄る。
「クオン、押さえてくれ」
「分かった」
大柄なクオンによって小柄な少年は簡単に体を拘束される。
クオンに拘束されるとき少年は酷く怯えた表情をしたのをサイヒは見逃さなかった。
「サイヒ、魔石は?」
「この通りだ」
ルークの言葉に答えるように、サイヒが拳を開くと血の様に真っ赤な魔石が姿を現す。
「思った通り【解毒】の魔術が封じ込められているな」
「どうやって取り出したんだ?」
クオンが疑問を訪ねる。
「体に腕を埋める【浸食】それと【無痛】【再生】に私の手が汚れない様に【防汚】の魔術と法術を使った」
「なっ!?」
(多重構成に加え魔術と法術の同時行使!?それに後宮で【式神】の魔術も維持したままでだと?神話でも聞いたことがないぞこんな所業っ!!)
まさに見る者が見たら神の如き所業。
もしくは人はソレを”奇跡”と呼んだであろう。
クオンは自分の目の前の人物が、自分と同じ生物である事が信じられない思いだった。
「サイヒは凄いな!」
ルークは無邪気に目をキラキラさせてサイヒを見ている。
頬も上気してかなり興奮しているようだ。
全くもって緊張感のない主を、クオンは思わずジト目で見てしまう。
(殿下も普段はクールなのだが…サイヒが絡むと精神年齢が著しく低下していないか……?)
恋とは盲目な物なのだ。
「さて、話せるようにしないとな」
サイヒがクオンが押さえている少年の首に手を伸ばす。
そして先程と同じように指先を少年の首に沈めた。
抜き出した指に持たれていたのは先程より小振りな黒い魔石だ。
「こちらは呪いに近いな。真実を話せば死に至る魔術か」
「こんな子供にそんなものまで…」
グッ、とルークが奥歯を噛み締める。
その姿をサイヒは優しい眼で見ていた。
人のために怒れるルーク。
サイヒはルークのそんな処が気に入っているのだ。
「さて、話して貰おう。喋らないなら【自白】の魔術をかけても良いのだぞ?
だがそれでは君の感情を読み取ることが出来ない。感情のない事実だけの言葉では情状酌量の余地もかけてはやれん。
素直に話すのが君のためだ。事と次第によっては我々は君の事を助ける事も可能だぞ?」
サイヒはしゃがみ込み、少年に視線を合わせる。
その視線は厳しいモノではなく、優しさに満ちていた。
「うっ、あぁぁぁぁぁぁ……」
少年が子供の様に泣き出した。
「サイヒ、声が外に」
「大丈夫だ。部屋に入った時から【防音】の魔術は張ってある」
(一体いくつ同時に魔術を行使できるんだこいつは!?)
クオンから見ればサイヒは常識が一切通用しない生き物だ。
よくもこの化け物に恋心を抱けたものだと逆にクオンはルークの事を感心してしまう。
「母さんを、助けると言ってくれたんです…」
少年が話し始める。
少年はスラム育ちだった。
病気の母親と共に暮らしていた。
日銭を稼ぎ母の薬代と食費を何とか捻出していた。
そしてある日、1人の男に出会う。
その男が母の薬代を出してくれると言う。
更には母の療養代も出してくれると言うのだ。
少年は母に健やかな暮らしをして欲しかった。
母と皇太子の命を天秤にかけた時、天秤は母に傾いた。
毒見訳とし王宮に入ることで、その全てを叶えてくれるのだと男は言った。
少年は痛くても苦しくても母の為、魔石を受け入れ皇太子の毒見役となった。
「申し訳ありません!俺を不敬罪で裁いて下さって構いません!俺は皇太子さまの命を奪おうとしました!でも、でも母だけは助けて下さい!母は悪くないのです!悪いのは全て俺だけなんですっ!!」
全てを話して少年は土下座をしながらルークに許しを請うた。
自分ではなく母の命だけを。
「少年、君に話を持ち掛けた男の事を話せるか?」
「え、え?あの人は…え、何で…思い出せないんだ……?」
サイヒの問いに少年は答えられなかった。
「ふむ、どうやら敵さんは私と同じ【認識阻害】もしくは【洗脳】の魔術を使っている様だな」
「だから相手の事を思い出せないのか?」
「そうだろう。そして私的には少年にかけられていたのは【洗脳】であれば良いと思うのだがルークはどう思う?」
「そうか!【洗脳】だ。この少年にかけられていたのは【洗脳】の魔術で違いないと私は思う」
ルークはサイヒの問いの意味に気づいた。
その上で少年は【認識阻害】を使用した男に唆されたのではなく、【洗脳】をかけられて自分の意志とは無関係に毒見役をさせられたのだとルークは決めた。
「皇太子さま、俺はっ!」
「少年、其方は【洗脳】の魔術をかけられ命を落とすかも知れぬ立場に追いやられた。【洗脳】されていた其方は己の意志ではなく”毒見役”となったのだ。ならば其方は裁かれる罪は無い。もし其方を裁くと言うものが居るならば、私がソレを許しはしない」
「あっあぁ、皇太子様…俺なんかのために…命を狙った俺なんかのために、何と慈悲深いお言葉を………」
少年はボロボロと涙を流す。
(国のトップに立とうと言う存在が、何と甘い事を……)
クオンは小さく溜息を吐く。
だがクオンはこんな甘さをもつルークだからこそ、主として使えようと思ったのだ。
「さて、これ程に用心深い相手が言葉だけの契約を護っているとは思えんな…全員最悪の事態は想定しておいてくれ。さすがに私でもどうにか出来る案件では無いだろうからな……」
悔し気に話すサイヒの言葉に、皆がこのまま大団円で終われないのだと気づかされた。
そして事態は最悪の方向に動き出す。
あまりにも無慈悲な方向へと………。
ルークはサイヒの隣に並び歩いているが、視線はサイヒの横顔や項に集中している。
自分の身の危険を何とかしに行くのだから、もう少し緊張感を持ってほしいと思ったクオンは間違っていないだろう。
すれ違う使用人や役人たちはルークとサイヒが並んで歩いているのを見て訝しげな顔をしていたが、サイヒの美貌に気づくと声も無く道を開けその姿に見惚れていた。
老若男女問わず視線を奪う。
サイヒの誑しはルークとマロンだけに止まらないようだ。
「ココだな」
使用人用の宿舎の1部屋の前でサイヒは歩みを止めた。
「どうやって入る?鍵がかかっているだろう?」
「【念動操作】で鍵は簡単に開くぞ」
サイヒの前にはプライバシーも何も無い。
本当に無茶苦茶な存在だとクオンは既に呆れている。
一々驚いていれば身が持たない。
クオンは順応能力に優れた優秀な側近であったので。
カチャ
鍵が開く音がした。
「邪魔するぞ!」
扉を開けてサイヒが躊躇なく中へ侵入した。
ルークとクオンもそれに続く。
そして部屋の中で見たものは。
「あ”あ”あ”あ”」
狭い部屋でベッドに横になり、胸を押さえて苦悶の表情で声をあげる少年の姿だった。
「クオン、扉を閉めてくれ!鍵も!」
「了解した!」
すぐさまクオンが動く。
ルークではなくサイヒの命だったが、この場ではサイヒの言葉が1番の発言権を持つことをクオンは理解していた。
「胸に魔石を埋められている」
「サイヒの言うよう、やはり魔石を埋められていたのか……」
ルークが眉根を寄せる。
自分の暗殺に係わっていた少年であるが、それでもルークは弱者が傷つく姿を見て何も感じないほど非情ではないのだ。
「助けられるかサイヒ?」
「大丈夫だ」
サイヒが少年の服をはだけさすと、露になった少年の胸に手を当てる。
次の瞬間、ルークとクオンは信じられないものを見た。
ズブリ、とサイヒの手が少年の胸に沈められたのだ。
「------ッ!!」
少年の体がビクビクと、陸に打ち上げられた魚の様に跳ねる。
サイヒの手が抜かれると少年は荒い息をし、それでも先程のような胡乱な目ではなくしっかりと意思を感じさせる目をしていた。
「返して!返してくださいっ!!」
少年がボロボロと涙を流しながらサイヒの腕に掴み寄る。
「クオン、押さえてくれ」
「分かった」
大柄なクオンによって小柄な少年は簡単に体を拘束される。
クオンに拘束されるとき少年は酷く怯えた表情をしたのをサイヒは見逃さなかった。
「サイヒ、魔石は?」
「この通りだ」
ルークの言葉に答えるように、サイヒが拳を開くと血の様に真っ赤な魔石が姿を現す。
「思った通り【解毒】の魔術が封じ込められているな」
「どうやって取り出したんだ?」
クオンが疑問を訪ねる。
「体に腕を埋める【浸食】それと【無痛】【再生】に私の手が汚れない様に【防汚】の魔術と法術を使った」
「なっ!?」
(多重構成に加え魔術と法術の同時行使!?それに後宮で【式神】の魔術も維持したままでだと?神話でも聞いたことがないぞこんな所業っ!!)
まさに見る者が見たら神の如き所業。
もしくは人はソレを”奇跡”と呼んだであろう。
クオンは自分の目の前の人物が、自分と同じ生物である事が信じられない思いだった。
「サイヒは凄いな!」
ルークは無邪気に目をキラキラさせてサイヒを見ている。
頬も上気してかなり興奮しているようだ。
全くもって緊張感のない主を、クオンは思わずジト目で見てしまう。
(殿下も普段はクールなのだが…サイヒが絡むと精神年齢が著しく低下していないか……?)
恋とは盲目な物なのだ。
「さて、話せるようにしないとな」
サイヒがクオンが押さえている少年の首に手を伸ばす。
そして先程と同じように指先を少年の首に沈めた。
抜き出した指に持たれていたのは先程より小振りな黒い魔石だ。
「こちらは呪いに近いな。真実を話せば死に至る魔術か」
「こんな子供にそんなものまで…」
グッ、とルークが奥歯を噛み締める。
その姿をサイヒは優しい眼で見ていた。
人のために怒れるルーク。
サイヒはルークのそんな処が気に入っているのだ。
「さて、話して貰おう。喋らないなら【自白】の魔術をかけても良いのだぞ?
だがそれでは君の感情を読み取ることが出来ない。感情のない事実だけの言葉では情状酌量の余地もかけてはやれん。
素直に話すのが君のためだ。事と次第によっては我々は君の事を助ける事も可能だぞ?」
サイヒはしゃがみ込み、少年に視線を合わせる。
その視線は厳しいモノではなく、優しさに満ちていた。
「うっ、あぁぁぁぁぁぁ……」
少年が子供の様に泣き出した。
「サイヒ、声が外に」
「大丈夫だ。部屋に入った時から【防音】の魔術は張ってある」
(一体いくつ同時に魔術を行使できるんだこいつは!?)
クオンから見ればサイヒは常識が一切通用しない生き物だ。
よくもこの化け物に恋心を抱けたものだと逆にクオンはルークの事を感心してしまう。
「母さんを、助けると言ってくれたんです…」
少年が話し始める。
少年はスラム育ちだった。
病気の母親と共に暮らしていた。
日銭を稼ぎ母の薬代と食費を何とか捻出していた。
そしてある日、1人の男に出会う。
その男が母の薬代を出してくれると言う。
更には母の療養代も出してくれると言うのだ。
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母と皇太子の命を天秤にかけた時、天秤は母に傾いた。
毒見訳とし王宮に入ることで、その全てを叶えてくれるのだと男は言った。
少年は痛くても苦しくても母の為、魔石を受け入れ皇太子の毒見役となった。
「申し訳ありません!俺を不敬罪で裁いて下さって構いません!俺は皇太子さまの命を奪おうとしました!でも、でも母だけは助けて下さい!母は悪くないのです!悪いのは全て俺だけなんですっ!!」
全てを話して少年は土下座をしながらルークに許しを請うた。
自分ではなく母の命だけを。
「少年、君に話を持ち掛けた男の事を話せるか?」
「え、え?あの人は…え、何で…思い出せないんだ……?」
サイヒの問いに少年は答えられなかった。
「ふむ、どうやら敵さんは私と同じ【認識阻害】もしくは【洗脳】の魔術を使っている様だな」
「だから相手の事を思い出せないのか?」
「そうだろう。そして私的には少年にかけられていたのは【洗脳】であれば良いと思うのだがルークはどう思う?」
「そうか!【洗脳】だ。この少年にかけられていたのは【洗脳】の魔術で違いないと私は思う」
ルークはサイヒの問いの意味に気づいた。
その上で少年は【認識阻害】を使用した男に唆されたのではなく、【洗脳】をかけられて自分の意志とは無関係に毒見役をさせられたのだとルークは決めた。
「皇太子さま、俺はっ!」
「少年、其方は【洗脳】の魔術をかけられ命を落とすかも知れぬ立場に追いやられた。【洗脳】されていた其方は己の意志ではなく”毒見役”となったのだ。ならば其方は裁かれる罪は無い。もし其方を裁くと言うものが居るならば、私がソレを許しはしない」
「あっあぁ、皇太子様…俺なんかのために…命を狙った俺なんかのために、何と慈悲深いお言葉を………」
少年はボロボロと涙を流す。
(国のトップに立とうと言う存在が、何と甘い事を……)
クオンは小さく溜息を吐く。
だがクオンはこんな甘さをもつルークだからこそ、主として使えようと思ったのだ。
「さて、これ程に用心深い相手が言葉だけの契約を護っているとは思えんな…全員最悪の事態は想定しておいてくれ。さすがに私でもどうにか出来る案件では無いだろうからな……」
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