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【閑話・小話詰め2】
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【小話3】
「それじゃぁ部屋を借りるぞ」
「どうぞ~」
サイヒの言葉に気だるげなフェルゴールの声が返事をした。
ルークは無言である。
ガチャ
パタン
安物の扉が軽い音を立てる。
「さてルーク脱いでるところから見たいか、脱ぎ終わってからを見たいかどちらだ?」
「ぬぬぬ、脱いでるところから…」
頬をバラ色に染めてエメラルドの瞳は潤んで熱く蕩け切っている。
あまり男の発情した顔とは思えない。
どちらかと言うと初心な少女の恥ずかしがり方に見えるな、とサイヒは思った。
いや、とても可愛いので文句はないが。
「まずは髪と瞳の色を戻す」
パチン、とサイヒが指を鳴らす。
「あ、何時ものサイヒの色だ」
「そして、無粋なものは脱いでいくとしようか。なぁルーク」
サイヒは何故か初心な少女を誑し込む悪い男のような色香を放つ。
これを天然でやっているから怖い。
サイヒの性別が真に男だったなら、世の女性の心を総取りにしただろう。
ルークもルークだがサイヒもサイヒで生まれてくる性別を間違えて来てる気さえする。
シュルシュルと衣擦れの音を立ててサイヒの服が脱がれていく。
「………」
晒姿が露になり。ルークはゴクリと唾を飲んだ。
胸の膨らみを抑えていた晒が解かれていく。
「~~~~~っ!!!」
ルークは両手で口を押えた。
そうせねば叫んでしまいそうだったので。
ルークの想像以上にサイヒの胸の膨らみは大きい。
しかもまだ発展途上中である。
(サイヒの胸がサイヒの胸がサイヒの胸がサイヒの胸が!!!)
すでにルークの頭はくらくらしている。
そしてサイヒは最後の一枚であるボクサーパンツに手をかけた。
スルリ、と布が長く引き締まった足から引き抜かれる。
(!!!!!!!!!!!!)
「どうだ?少しはそそるか?」
裸体のサイヒがルークの首に手を廻す。
間近でサイヒの裸体を拝みルークは…。
フラッ
見事に気を失った。
その形の良い鼻梁から血を流しながら。
気を失ったルークの顔はそれはそれは幸せそうであったとか。
ルークを部屋に置いてあった寝台に横たえて、シーツを体に巻く。
ルークを寝かせたまま アトリエに移動した。
「で、採寸は誰がやるんだ?」
「あはは~採寸は僕の助手のベルンがやります~。流石に女性の採寸を僕がする訳にはいけないですよ~。それにしても良く人がまだ居るって分かりましたね~?」
「上の階にもう1つ気配があったからな。シルフが女が居ると伝えてくれた」
「ありゃ~ルークの彼女さんは精霊使いさんでしたか~?」
「いや、シルフとはただの友人だ。さて、ドレス作り、頼もう」
その後、フェルゴールの助手のベルン(装飾品製造担当)がサイヒの寸法を測ってドレスの作成にフェルゴールは没頭した。
隣でベルンがドレスに映える装飾品もつくり始めている。
物凄い集中直である。
(ふむ、流石は帝国NO1のデザイナーだ。あっという間にパターンが出来た。このスピードなら晩餐会にも間に合うだろう)
サイヒのそんな思いはルークが中々目を覚まさない事で、2時間も遅れて晩餐会に出席する事になるのだが。
そしてサイヒの採寸をベルンが行った事を聞いたルークは感涙して、ここでも泣き止ませるために時間を取る事となるのだった。
【小話4】
※もしサイヒの煽り方が失敗したらこうなっていた可能性
「アンドュアイス様は男にしか興味ないのに、よく第2皇太子妃を抱くことが出来るな?」
「女が抱けない訳じゃないからね。それに後ろを使っているからまだマシかな?」
「ほう、でもそれではお子様は望めないな?」
唇を弧の字にしてサイヒが笑う。
挑発するように。
「あぁ私も今の今までそう思っていたのだがね…」
「???」
「君なら抱ける気がするんだ」
「は?」
「君からは女の匂いがしない!確かに女の体だが、引っ付いていても気持ちが悪くならない。君なら抱ける!」
「ちょ、ちょっとストップ!!」
「その凛々しい眼差し。中性的な端整な顔。君になら抱けるし抱かれても良い!」
「私は女なので抱けん!」
「大丈夫だ。そう言った問題を解決できる呪術師を知っている!」
「いや、意味が分からないぞ!その呪術師!!」
「うん、そうだね。まず君を両性具有にして貰おう。そうすれば抱くことも抱かれることも出来る!ルークを交えて3(ピー(規制音))も出来る!3人で愛し合おう!!」
「いや、私は男を抱く趣味はない!!」
「ルークは抱きたいが、君には抱かれたい!!いや、ルークに抱かれるのも悪くはないが!子供を残すため1度だけ異性同士として交配して、子供が生まれたら完全な男性体にして貰おう!ルークも君になら抱かれるのを厭わないだろう?ルークの初めてが貰えないのは残念だが君で慣らして男が居ないと生きていけない体にすれば良い!!」
「いや、あんたコエーわっ!!!」
流石のサイヒもダンスを中断して逃げたらしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
感涙したルークはきっと泣き方も乙女。
無茶苦茶サイヒに抱き着いて泣くと思われる。
ちなみにサイヒはドレス姿なのだが何故か性別が逆転して見える不思議。
アンドさんはソッチの人でも普段のサイヒなら抱けると思うんだぁ…(;'∀')
悪女風味でダンスしておいて良かったねサイヒ。
でも男体化サイヒがいたらルークは間違いなく体を差し出すと思われる。
ルークが新しい扉を開かないよう、くれぐれも観察よろしくクオンさん(*´ω`*)
「それじゃぁ部屋を借りるぞ」
「どうぞ~」
サイヒの言葉に気だるげなフェルゴールの声が返事をした。
ルークは無言である。
ガチャ
パタン
安物の扉が軽い音を立てる。
「さてルーク脱いでるところから見たいか、脱ぎ終わってからを見たいかどちらだ?」
「ぬぬぬ、脱いでるところから…」
頬をバラ色に染めてエメラルドの瞳は潤んで熱く蕩け切っている。
あまり男の発情した顔とは思えない。
どちらかと言うと初心な少女の恥ずかしがり方に見えるな、とサイヒは思った。
いや、とても可愛いので文句はないが。
「まずは髪と瞳の色を戻す」
パチン、とサイヒが指を鳴らす。
「あ、何時ものサイヒの色だ」
「そして、無粋なものは脱いでいくとしようか。なぁルーク」
サイヒは何故か初心な少女を誑し込む悪い男のような色香を放つ。
これを天然でやっているから怖い。
サイヒの性別が真に男だったなら、世の女性の心を総取りにしただろう。
ルークもルークだがサイヒもサイヒで生まれてくる性別を間違えて来てる気さえする。
シュルシュルと衣擦れの音を立ててサイヒの服が脱がれていく。
「………」
晒姿が露になり。ルークはゴクリと唾を飲んだ。
胸の膨らみを抑えていた晒が解かれていく。
「~~~~~っ!!!」
ルークは両手で口を押えた。
そうせねば叫んでしまいそうだったので。
ルークの想像以上にサイヒの胸の膨らみは大きい。
しかもまだ発展途上中である。
(サイヒの胸がサイヒの胸がサイヒの胸がサイヒの胸が!!!)
すでにルークの頭はくらくらしている。
そしてサイヒは最後の一枚であるボクサーパンツに手をかけた。
スルリ、と布が長く引き締まった足から引き抜かれる。
(!!!!!!!!!!!!)
「どうだ?少しはそそるか?」
裸体のサイヒがルークの首に手を廻す。
間近でサイヒの裸体を拝みルークは…。
フラッ
見事に気を失った。
その形の良い鼻梁から血を流しながら。
気を失ったルークの顔はそれはそれは幸せそうであったとか。
ルークを部屋に置いてあった寝台に横たえて、シーツを体に巻く。
ルークを寝かせたまま アトリエに移動した。
「で、採寸は誰がやるんだ?」
「あはは~採寸は僕の助手のベルンがやります~。流石に女性の採寸を僕がする訳にはいけないですよ~。それにしても良く人がまだ居るって分かりましたね~?」
「上の階にもう1つ気配があったからな。シルフが女が居ると伝えてくれた」
「ありゃ~ルークの彼女さんは精霊使いさんでしたか~?」
「いや、シルフとはただの友人だ。さて、ドレス作り、頼もう」
その後、フェルゴールの助手のベルン(装飾品製造担当)がサイヒの寸法を測ってドレスの作成にフェルゴールは没頭した。
隣でベルンがドレスに映える装飾品もつくり始めている。
物凄い集中直である。
(ふむ、流石は帝国NO1のデザイナーだ。あっという間にパターンが出来た。このスピードなら晩餐会にも間に合うだろう)
サイヒのそんな思いはルークが中々目を覚まさない事で、2時間も遅れて晩餐会に出席する事になるのだが。
そしてサイヒの採寸をベルンが行った事を聞いたルークは感涙して、ここでも泣き止ませるために時間を取る事となるのだった。
【小話4】
※もしサイヒの煽り方が失敗したらこうなっていた可能性
「アンドュアイス様は男にしか興味ないのに、よく第2皇太子妃を抱くことが出来るな?」
「女が抱けない訳じゃないからね。それに後ろを使っているからまだマシかな?」
「ほう、でもそれではお子様は望めないな?」
唇を弧の字にしてサイヒが笑う。
挑発するように。
「あぁ私も今の今までそう思っていたのだがね…」
「???」
「君なら抱ける気がするんだ」
「は?」
「君からは女の匂いがしない!確かに女の体だが、引っ付いていても気持ちが悪くならない。君なら抱ける!」
「ちょ、ちょっとストップ!!」
「その凛々しい眼差し。中性的な端整な顔。君になら抱けるし抱かれても良い!」
「私は女なので抱けん!」
「大丈夫だ。そう言った問題を解決できる呪術師を知っている!」
「いや、意味が分からないぞ!その呪術師!!」
「うん、そうだね。まず君を両性具有にして貰おう。そうすれば抱くことも抱かれることも出来る!ルークを交えて3(ピー(規制音))も出来る!3人で愛し合おう!!」
「いや、私は男を抱く趣味はない!!」
「ルークは抱きたいが、君には抱かれたい!!いや、ルークに抱かれるのも悪くはないが!子供を残すため1度だけ異性同士として交配して、子供が生まれたら完全な男性体にして貰おう!ルークも君になら抱かれるのを厭わないだろう?ルークの初めてが貰えないのは残念だが君で慣らして男が居ないと生きていけない体にすれば良い!!」
「いや、あんたコエーわっ!!!」
流石のサイヒもダンスを中断して逃げたらしい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
感涙したルークはきっと泣き方も乙女。
無茶苦茶サイヒに抱き着いて泣くと思われる。
ちなみにサイヒはドレス姿なのだが何故か性別が逆転して見える不思議。
アンドさんはソッチの人でも普段のサイヒなら抱けると思うんだぁ…(;'∀')
悪女風味でダンスしておいて良かったねサイヒ。
でも男体化サイヒがいたらルークは間違いなく体を差し出すと思われる。
ルークが新しい扉を開かないよう、くれぐれも観察よろしくクオンさん(*´ω`*)
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