聖女の力を姉に譲渡し国を出て行った元聖女は実は賢者でした~隣国の後宮で自重せずに生きていこうと思います~

高井繭来

文字の大きさ
296 / 297
番外(小ネタ・時事ネタ・メタ発言とか)

ご都合主義と言うやつです【前編】

しおりを挟む
「サイヒ、私たちは神のゲーム盤に居たのではないのか?」

 壁が全面ピンク。
 大きなベッドが部屋の中央にドーンと置かれている。
 天井は鏡張り。
 いかにも「どうぞ」な空間である。

「うむ、これはご都合主義と言うやつだな」

「ご都合主義?」

 ルークがサイヒに聞くと、ポンッ、とテーブルが現れてそこに食事と飲み物が現れた。

 ☆メニュー☆

 〇3色セルクルサラダ

 材料2人分
 ・まぐろ(刺身用):50 g
 ・カッテージチーズ:50 g
 ・アボカド:1/4 個(35 g)
 ・(A) 醤油・オリーブオイル:大さじ 1/2
 ・(A) わさび:小さじ 1/4
 ・ベビーリーフ:適量
 ・粗びきこしょう:適量

 作り方
 ①具材を用意する
 まぐろは包丁でたたき、(A) の 2/3 を和えておく。アボカドは 1 cm 角に切る。
 ②具材を敷き詰める
 皿にセルクル型を置き、カッテージチーズ、アボカド、①のまぐろの順に敷き詰める。
 ③型をはずす
 そっと型をはずし、ベビーリーフをのせる。
 ④皿に盛りつける
 残りの (A) を皿にまわしかけ、粗びきこしょうをふる。

 ☆完成☆

 〇牡蠣のレモンバターソテー

 材料2人分
 ・牡蠣:10 個(200 g)
 ・塩・こしょう:少々
 ・小麦粉:適量
 ・オリーブオイル:大さじ 1
 ・バター:10 g
 ・レモン汁:大さじ 1
 ・レモン(いちょう切り):適量
 ・パセリ(みじん切り):適量
 ・粗びきこしょう:少々

 作り方
 ①水で洗う
 牡蠣は片栗粉をまぶして(分量外)やさしく揉みこみ、水でよごれを洗い流す。
 ②味付けをする
 水気をしっかりふき取り、塩・こしょうをして小麦粉を薄くまぶす。
 ③牡蠣を焼く
 フライパンにオリーブオイルをいれて熱し、2の牡蠣を中火で両面しっかり焼く。(1 分 30 秒ずつ)
 バターとレモン汁をいれてフライパンをゆすりながら絡める。
 ④皿に盛りつける
 皿に盛り付け、レモンを添えてパセリをちらし、粗びきこしょうをふる。

 ☆完成☆

 〇うなぎの混ぜ寿司
 材料2人分
 ・うなぎ:1 枚(100 g)
 ・酒:小さじ 1
 ・きゅうり:1/2 本(50 g)
 ・塩:少々
 ・みょうが:1 個(15 g)
 ・大葉:4 枚
 ・いりごま(白):大さじ 1
 ・ごはん(炊き立てのもの):300 g
 ・(A) 酢:大さじ 2
 ・(A) 砂糖:大さじ 1
 ・(A) 塩:小さじ 1/4
 ・刻みのり:適量

 作り方
 ①酢飯をつくる
 酢飯をつくるボウルにごはんをいれて (A) を加えて混ぜ、冷ましておく。
 ②うなぎを加熱する
 すでに蒲焼になっているうなぎ(流石にこれまで調理させられないのでよういしておいた)を耐熱皿にのせる。
 酒をふりかけてふんわりラップ(天界にはある)をし、炎魔石レンジ 600 W で 1分加熱する。1 cm 幅に切る。
 ③具材を切る
 きゅうりは薄い輪切りにして塩もみをし、5 分ほどおいて水気をしぼる。
 みょうがは粗みじん切りに、大葉は縦半分にきってから千切りにする。
 ④具材を混ぜる
 ①の酢飯に②と③、いりごまを加えてやさしくかき混ぜる。
 ⑤器に盛り付ける
 器に盛り付け、刻みのりを添える。

 ☆完成☆

 〇長芋の韓国風肉巻
 材料2人前
 ・牛薄切り肉:160 g
 ・長芋:120 g
 ・小麦粉:適量
 ・油:大さじ 1
 ・(A) コチュジャン:小さじ 2(A) 醤油:小さじ 2
 ・(A) 砂糖:小さじ 1
 ・(A) にんにく:小さじ 1/2
 ・(A) 酒:大さじ 1
 ・糸唐辛子(あれば):適量

 作り方
 ①長芋を切る
 長芋は皮をむき、長さ6 cm、5 mm角の棒状に切る。
 ②長芋を牛肉で巻く
 牛肉を縦に広げ、手前に長芋を置いて奥にクルクルと巻いていく。
 小麦粉を全体に薄くまぶす。(A) の調味料をよく混ぜ合わせる。
 ③フライパンで焼く
 フライパンに油を入れて熱し、肉の巻き終わりを下にして焼く。
 火が通ったらフライパンの中の油を拭き取り、(A) を入れて煮絡める。
 ④皿に盛りつける
 器に盛り付け、糸唐辛子を添える。

 ☆完成☆

 〇マカパウダーを加えた、バーニャ(マ)カウダ。
 材料2人前
 ・オリーブ油:大さじ 2
 ・にんにく:1 片
 ・アンチョビ:3 枚
 ・(A) 牛乳:60 ml
 ・(A) マカパウダー:小さじ 1片栗粉:小さじ 1/4 (倍量の水で溶く)
 ・にんじん·大根·セロリ:各 40 g
 ・黄パプリカ:1/4 個
 ・ミニトマト:4 個

 作り方
 ①材料を切る
 にんじん、大根、セロリ、黄パプリカはスティック状に切る。
 ②材料を混ぜ合わせる
 にんにくはすりおろし、アンチョビはみじん切りにする。(A) をダマが出来ないように混ぜ合わせておく。
 ③弱火にかける
 小鍋にオリーブ油と②を入れて弱火にかけ、沸々としてきたら (A) を加えて手早く混ぜる。
 ④とろみがついてきたら火を止める
 一度火を止め、水溶き片栗粉を入れてかき混ぜる。
 再び火をつけ、かき混ぜながらとろみがついてきたら火を止める。
 ⑤器に盛る
 器に盛り付け、野菜を添える。

 ☆完成☆

 〇デザートのマカのティラミス
 材料2人前
 ・ヨーグルト:150 g
 ・クリームチーズ:75 g
 ・マカパウダー:小さじ 2
 ・カステラ:2 切れ
 ・インスタントコーヒー:大さじ 1と1/2
 ・熱湯:大さじ 3
 ・砂糖:大さじ 1
 ・ココアパウダー:適量

 作り方
 ①カステラにコーヒー液を染み込ませる
 バットに、インスタントコーヒーとマカパウダー半量を入れて、熱湯を加えて溶かす。
 カステラを小さめの一口大にほぐしながら入れて、コーヒー液を染み込ませる。
 ②ボウルに材料を入れて混ぜる
 別のボウルに、クリームチーズ、ヨーグルト、砂糖、残りのマカパウダーを入れて混ぜる。
 ③器に材料を交互に入れる
 器に、①と②を交互に入れる。
 ④仕上げ
 ココアパウダーをふる。

 ☆完成☆

 何処ぞで見たメニューである。
 この食事を本編に登場させられないのでこの【ご都合主義部屋】が現れた訳だ。
 勿論飲み物は【蝮の粉末をたっぷり混ぜた飲みやすい焼酎】である。

「さてルーク、まずは食事を楽しもうか?」

「テーブルの上に【食事を食べないと出られません】のメモがあるから食べなければいけないのだろうな…毒とか、大丈夫だろうか?」

「全能神と魔王を殺す毒などそうそうない。折角だからこの機会を楽しもう」

「そうだな、サイヒと2人きりで食事何て久しぶりだ。味が楽しみだな」

 こうして別の話で作られた食事はちゃんと全能神様に届けられたらしい。
しおりを挟む
感想 1,137

あなたにおすすめの小説

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

存在感のない聖女が姿を消した後 [完]

風龍佳乃
恋愛
聖女であるディアターナは 永く仕えた国を捨てた。 何故って? それは新たに現れた聖女が ヒロインだったから。 ディアターナは いつの日からか新聖女と比べられ 人々の心が離れていった事を悟った。 もう私の役目は終わったわ… 神託を受けたディアターナは 手紙を残して消えた。 残された国は天災に見舞われ てしまった。 しかし聖女は戻る事はなかった。 ディアターナは西帝国にて 初代聖女のコリーアンナに出会い 運命を切り開いて 自分自身の幸せをみつけるのだった。

〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】毒を飲めと言われたので飲みました。

ごろごろみかん。
恋愛
王妃シャリゼは、稀代の毒婦、と呼ばれている。 国中から批判された嫌われ者の王妃が、やっと処刑された。 悪は倒れ、国には平和が戻る……はずだった。

冤罪で殺された聖女、生まれ変わって自由に生きる

みおな
恋愛
聖女。 女神から選ばれし、世界にたった一人の存在。 本来なら、誰からも尊ばれ大切に扱われる存在である聖女ルディアは、婚約者である王太子から冤罪をかけられ処刑されてしまう。 愛し子の死に、女神はルディアの時間を巻き戻す。 記憶を持ったまま聖女認定の前に戻ったルディアは、聖女にならず自由に生きる道を選択する。

二度目の召喚なんて、聞いてません!

みん
恋愛
私─神咲志乃は4年前の夏、たまたま学校の図書室に居た3人と共に異世界へと召喚されてしまった。 その異世界で淡い恋をした。それでも、志乃は義務を果たすと居残ると言う他の3人とは別れ、1人日本へと還った。 それから4年が経ったある日。何故かまた、異世界へと召喚されてしまう。「何で!?」 ❋相変わらずのゆるふわ設定と、メンタルは豆腐並みなので、軽い気持ちで読んでいただけると助かります。 ❋気を付けてはいますが、誤字が多いかもしれません。 ❋他視点の話があります。

召喚聖女に嫌われた召喚娘

ざっく
恋愛
闇に引きずり込まれてやってきた異世界。しかし、一緒に来た見覚えのない女の子が聖女だと言われ、亜優は放置される。それに文句を言えば、聖女に悲しげにされて、その場の全員に嫌われてしまう。 どうにか、仕事を探し出したものの、聖女に嫌われた娘として、亜優は魔物が闊歩するという森に捨てられてしまった。そこで出会った人に助けられて、亜優は安全な場所に帰る。

【完結】聖女を害した公爵令嬢の私は国外追放をされ宿屋で住み込み女中をしております。え、偽聖女だった? ごめんなさい知りません。

藍生蕗
恋愛
 かれこれ五年ほど前、公爵令嬢だった私───オリランダは、王太子の婚約者と実家の娘の立場の両方を聖女であるメイルティン様に奪われた事を許せずに、彼女を害してしまいました。しかしそれが王太子と実家から不興を買い、私は国外追放をされてしまいます。  そうして私は自らの罪と向き合い、平民となり宿屋で住み込み女中として過ごしていたのですが……  偽聖女だった? 更にどうして偽聖女の償いを今更私がしなければならないのでしょうか? とりあえず今幸せなので帰って下さい。 ※ 設定は甘めです ※ 他のサイトにも投稿しています

処理中です...