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本編で語られなかったイチャラブ事情
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モグモグとマリトッツォを頬張るアンドュアイスの姿は、リスがドングリを頬張っているようである。
唇の端にクリームが付いているのも可愛いさに補強をかけている。
皆の視線が自分の事を見ていると気付いたアンドュアイスはマリトッツォから口を話す。
「美味しいね~♫」
そう言い二パーッと笑った。
「うわぁ、この子可愛すぎやろ!貰ってええ?貰ってええやんなぁ!?」
「いい訳ないでしょうセンパイ!可愛いは皆で共有するものです!」
「いや、アンドュ様は共有しちゃダメなレベルの偉い人だからん!!」
盛り上がる外野に自分の事を取り合われているのも気付かずに、アンドュアイスはまたモグモグとマリトッツォを口に運んだ。
「あ、やっぱり偉い人だったんだアンドュ」
「あ………」
「え、嬢ちゃん隠してたつもりやったん?あんなええ服着て風格合ってサイヒ様と知り合い何て相当の偉い人やて誰でも分かるで」
…………
……………………
………………………………
「でもジャスミンさんアンドュ様を友達みたいに扱ってたじゃないですか」
「畏まって欲しそうでもなかったし、友達の方が良いんだろうな~と思って」
「自分、その機微を女の子の前で発揮出来たらモテるんに、男にしか発揮できへんあたり残念なイケメンやんなぁ」
「悔しすぎて涙も出ない(´;ω;`)ウッ…」
「いや、泣いてますよ」
そ、とルーシュがハンカチを差し出す。
「ありがとう、ルーシュちゃんは優しいね。アンドュの恋人じゃ無かったら本気で口説いてたんだけどな」
「わ、わわわわわ私たちまだそう言う関係じゃないです!!」
「え、ちゃうん?もう番やと思っとたわ~」
センパイもマリトッツォを頬張る。
何か大きく口を開ける度に牙が見えてる気がするのは気のせいじゃない筈だ。
よく1000年も魔族とバレなかったものである。
胡散臭すぎて魔族とバレなかったてどんだけ胡散臭いんだこの目の前の男は。
少しばかり心配になるルーシュである。
気苦労が絶えない少女だ。
まだ16歳だというのに、きっとクオンなんかと話が合うだろう。
主に身近な者の扱いと言動について。
それでもルーシュは血を吐かないし、胃が丈夫なだけ喜んで貰うしかない。
「大丈夫だよルーシュ、センパイ良い人だよ、ね~♫」
「ね~♫」
センパイがアンドュの真似をする。
「「いや、アンタは気持ち悪いからやめて下さい」」
「初対面の女の子と部下から同時に言葉で切られた」
よよよ、と嘆くふりをするセンパイを、ルーシュとジャスミンは冷たい視線で見つめるのだった。
唇の端にクリームが付いているのも可愛いさに補強をかけている。
皆の視線が自分の事を見ていると気付いたアンドュアイスはマリトッツォから口を話す。
「美味しいね~♫」
そう言い二パーッと笑った。
「うわぁ、この子可愛すぎやろ!貰ってええ?貰ってええやんなぁ!?」
「いい訳ないでしょうセンパイ!可愛いは皆で共有するものです!」
「いや、アンドュ様は共有しちゃダメなレベルの偉い人だからん!!」
盛り上がる外野に自分の事を取り合われているのも気付かずに、アンドュアイスはまたモグモグとマリトッツォを口に運んだ。
「あ、やっぱり偉い人だったんだアンドュ」
「あ………」
「え、嬢ちゃん隠してたつもりやったん?あんなええ服着て風格合ってサイヒ様と知り合い何て相当の偉い人やて誰でも分かるで」
…………
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「でもジャスミンさんアンドュ様を友達みたいに扱ってたじゃないですか」
「畏まって欲しそうでもなかったし、友達の方が良いんだろうな~と思って」
「自分、その機微を女の子の前で発揮出来たらモテるんに、男にしか発揮できへんあたり残念なイケメンやんなぁ」
「悔しすぎて涙も出ない(´;ω;`)ウッ…」
「いや、泣いてますよ」
そ、とルーシュがハンカチを差し出す。
「ありがとう、ルーシュちゃんは優しいね。アンドュの恋人じゃ無かったら本気で口説いてたんだけどな」
「わ、わわわわわ私たちまだそう言う関係じゃないです!!」
「え、ちゃうん?もう番やと思っとたわ~」
センパイもマリトッツォを頬張る。
何か大きく口を開ける度に牙が見えてる気がするのは気のせいじゃない筈だ。
よく1000年も魔族とバレなかったものである。
胡散臭すぎて魔族とバレなかったてどんだけ胡散臭いんだこの目の前の男は。
少しばかり心配になるルーシュである。
気苦労が絶えない少女だ。
まだ16歳だというのに、きっとクオンなんかと話が合うだろう。
主に身近な者の扱いと言動について。
それでもルーシュは血を吐かないし、胃が丈夫なだけ喜んで貰うしかない。
「大丈夫だよルーシュ、センパイ良い人だよ、ね~♫」
「ね~♫」
センパイがアンドュの真似をする。
「「いや、アンタは気持ち悪いからやめて下さい」」
「初対面の女の子と部下から同時に言葉で切られた」
よよよ、と嘆くふりをするセンパイを、ルーシュとジャスミンは冷たい視線で見つめるのだった。
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