輪廻転生~何度生まれ変わっても君を愛する~

プロローグ

はじまり

「お願い、、どうか私から離れないで！」

「申し訳ありません、姫。僕らは、いや、僕は貴女のそばにいてはいけないんです」

姫「いやっ!!私は貴方がいいの!!」

「姫様、、、僕は離れても貴女を愛し続けます」


姫「お願いっ!!私を置いていかないでっ!!」


？？？「どうかお幸せに、、、」



姫「樰ﾕｷーーーーー！」






「はっ､、！またあの夢か、、」



僕の名前は水城ｽｲｼｮｳ癒樹ﾕｷ

桃園学院の高校1年生だ
僕は小さい頃からさっきみたいな夢を何度も見る

綺麗でお姫様みたいな女の子と
僕と同じ名前の「ゆき」という青年が出てくる
よく分からないけどその青年はお姫様と
離れないといけなくて、お姫様はそれが嫌で
そのやり取りを繰り返し見てる
なんなんだろうこの夢、、、


母「ゆきちゃーん！遅刻するわよォ～！起きて～～!!」

ゆ「起きてるよ、母さん！今行くー！」

僕はこの春、桃園学院(ﾄｳｴﾝ)高等部に入学する

桃園学院は幼稚園･保育園~大学まである
世界でも珍しい国立学校


僕は引越してきた為初等部から入った訳ではない

ゆ「桃園学院ってみんな頭いいらしいし、お金持ちもいるって聞くし、、僕大丈夫かなぁ」

母「ゆきちゃんなら大丈夫よ(ぐっ)
だって、ゆきちゃん特待生なんだから!!」

僕が通う桃園学院は偏差値も高く、スポーツの面でも有名な場所
本来ここは名家の息子、娘が通う場所なのに
そんなにところに僕がなぜ通うようになったか
それは．．．僕の父親がお金持ちだったからだ
母さんは学生時代お金持ちの父と出会って付き合ってたらしい
だけど、父にお見合いの話が出てきて
母さんは自分が邪魔者だと、父の人生を壊してしまう
そう色々考え父の前から姿を消したらしい
だけど、一つ誤算があった
それは僕だ。母さんは僕を妊娠してることをあとからわかったらしいんだけど
まぁ、そうしてひっそり僕を育ててくれてたんだ
でも、僕の14歳の誕生日にケーキを一緒に買いに出かけた時
彼、水城ｽｲｼｮｳ 薫ｶｵﾙ、そう、僕の父に再会した
父は母さんが消えたあと、結婚もせずずっと母さんを探しいたらしい
水城家はあらゆる経営や、本来の職業である寺までも広範囲に広げ今や大企業となってる
そのため周りは結婚に反対だった
御曹司が庶民と結婚ということに
でも、僕という跡取りの存在により認めざるおえなくなり母さんとの結婚を認めたらしい
そういうことで母さんのためにも僕は数少ない時間で必死に勉強し、特待生として入ることになった