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第1巻ー第1章 初めての冒険

第12話 暗闇の通路に眠る光の玉

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『他愛もない奴らよ』
「申し訳ありません、マコトさん」
 からくりマシンはそう言って、キラーマシンの近くにいく。
 マコトたちは通路の部屋に閉じ込められた。
『行くぞ、マシンよ』
「光の玉を見つけなされ。それがないと勝てませぬ」とからくりマシンが小声でささやいた。
「光の玉・・・」
 からくりマシンはキラ―マシンと通路から出た。

「どうするの? 探すにも、ここから出られないと」とミアが聞いた。
「そうなんだよな。ちょっと動かしてみるか」
 マコトは扉を動かしてみた。すると、扉が開いた。
「鍵は掛かってなかったみたいね」とラミアが言った。
「早く、光の玉を見つけないと」
 マコトたちは部屋から出た。

「しかし、どうやって見つけるんだ?」
「クリス、いい方法ないの?」
 ラミアが聞く。
「そうねえ。マコトさん、手を貸して」とクリスが考え込む。
「なんか嫌な感じしかしないんだけど」
 ラミアの予感は的中した。クリスはマコトの手を自分の胸に押し付けた。
「ん♡」
「だから、やめなさい! 破廉恥よ! このデカ乳女!」とラミアが捲し立てる。
「嫉妬?」とクリスが笑う。
「何ですって?」とラミアが眉をひきつらせる。
 二人の間に火花が散る。

「落ち着いて」とマコトが止めようとするが、
「マコト」
 ミーナがマコトの肩に手を置いて、首を振る。やめたほうがいいと。
 二人がケンカを始める。

「胸がでかいのがなんなのよ!」とラミアがわめく。
「その台詞が嫉妬ですよね」とクリスが余裕ぶる。
「ムキー! なに、その余裕。まあ、マコトは私の胸のほうが好きに決まってるわ!」とラミアが矛先を変える。
「それはどうかしらね」とクリスはまだ余裕。
 マコトはヤバイと思った。自分に矛先向けられたらたまらない。
 逃げようとするが、「マコトさん!」と捕まる。


「マコトは私の胸のほうが好きよね?」と問い詰め、
「私のおっぱいのほうが良いですよね?」とクリスに問い詰められる。
 マコトは返答に困ると、下を向いた。

「何? マコトは胸よりもこっちのほうが……」とラミアがビックリする。
「ただ、困ってるだけだと思う」とミーナが解説する。
「そうよね。いきなり言われても」とラミアが反省する。
「でも、胸の感触知ってるのは私だけ」とクリスが付け加える。
「どうでも良いわよ」とラミアは気にしないことにした。


 仕切り直しで、光の玉を探す。
「暗いと分からないわね」とラミアが言った。
「明かりないのかな?」とミアが言った。
 手探りで探すマコト。
「どこかな?」
「ちょっとマコト。どこ触って。ぁん♡」
 ラミアの胸を触っていたみたいだ。
「ごめん」
「大胆なのは良いけど、場所を考えてよ」
(場所がよければ、エッチなことしていいのかな?)
「だからって、そういうことしていいわけじゃないからね!」
 結局ツンデレのラミアだった。

「ここに何かあった」
 ミアが何かを押す。すると明るくなった。
「でかしたぞ、ミア」
「ほめて」
 ミアの頭を撫でる。
「ここ」
 ミアが胸を指さす。
「撫でるのは、ここ」
「それは・・・」
「ミア、やめなさい!」
「なら、ラミアがやってもらえばいい」
「そういうことじゃないだろ」
 ミアの言葉にミーナが呆れる。

「とりあえず、探しやすくなった」
「これ、なにかしら?」
 ラミアが何か見つけた。
「ラミア、危ない」
 ミアが警告する。
「えっ? きゃっ」
 ラミアが包帯で締め付けられる。
「動けない。あん。なんか、変なところ動いてるんだけど」
「ミイラか?」
「モンスターだね」
 ミーナが納得する。
「本体はどこだ?」

「あっち」
 上を見ると、ミイラ男がいた。
「あれか」
「見つけるとはな。倒せるかな?」
 ミイラ男が現れた。ラミアは動けない。
・ミイラ男
攻撃54 守備80 魔力0 魔法耐性3 体力91

「食らえ!」
 マコトは魔法を唱える。ミイラ男にダメージ。
 ミイラ男は包帯を投げてきた。マコトは身動きできなくなった。ラミアは動けるようになった。
「食らいなさい!」
 ラミアは炎の魔法を唱える。ミイラ男にダメージ。
「食らえ!」
 ミーナは氷の魔法を唱える。ミイラ男にダメージ。

 ミイラ男は包帯を投げてきた。ミアはかわした。マコトは動けるようになった。
「食らえ!」
 マコトの攻撃。会心! ミイラ男に中ダメージ。ミイラ男を倒した。
 マコトたちは60マニー手に入れた。


「これで、倒せる」
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