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第4章 灼熱の大砂漠
第37話 楽器を奏でる男性4 部屋へ入る
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マコトたちは夜になるまで近くで休むことにした。
「グー」
マコトの隣でラミアとミアが寝ている。ミーナは近くを見てくるといってパトロール中だ。
「近くに行ってもいいですか?」
クリスが隣に来る。
「いいけど……」
「そんな警戒しないでください。何もしませんよ」
「なにかしたら許さないんだからね」
「私の伴侶です」
クリスの言葉にラミアとマリアンナが寝言で答える。
「日が暮れてしばらくたつな」
「そうですね」
クリスが体を寄せる。彼女の体のぬくもりが伝わる。
マコトがドキドキしていると、「えっと。私の胸触りたいですか?」とクリスが言った。
「いや。それやるとラミアに殺される」
「じゃあ、見るだけでも」
クリスが服を引っ張る。ふくよかな胸の谷間が見える。
「私がどうしたの?」
ラミアという言葉が聞こえたのか、ラミアが目をこすりながら起きる。
「何でもないぞ」
「マコト、どうしたんですか?」
ミアも起きる。
「起きたか」
「……ん」
ミアがマコトに頬擦りする。
「どれくらい寝てた?」
「1時間くらいだな。まわりもかなり暗くなった」
「ほんとね。もうそろそろいいんじゃないかしら。それで、マコト。クリスとナニしてたの?」
「なんでカタカナなんだ? 何もしてないよ」
「クリスの胸見たんでしょ? この泥棒猫」
「それを言うならラミアだって。私の伴侶なんですよ!」
ラミアの言葉にマリアンナが反応する。
「これが修羅場? マコト、うらやましい」
ミアがとんでもないことを言う。
「修羅場って、ハーレムじゃないんだから!」
ラミアがツンデレる。
「おい、そろそろ頃合いだ。あれを見ろ」
ミーナが指をさす。見ると、影が動きドアの形になった。
「ビンゴだな」
「待ちくたびれたぞ」
ウンディーネが姿を現す。
「どこに行ってたんですか?」
「近くにな」
マコトたちは部屋に入った。
【月影のほこら】
「ようこそいらっしゃいました。ご客人。あなたのことは見ていました。マコトさんっていうんですね」
「はい」
「ここへはどういう用件で?」
「実は」
マコトは事情を話した。
「ふむ。大海原へ出るための船を復活させたい。それはこのハープで、ということですね?」
「はい。是非とも力を貸してほしいです」
「わかりました。そういうことなら力を貸しましょう」
「ありがとうございます」
「その場所はわかりますか?」
「うむ。わしならわかる」
ウンディーネが答えた。
「では、案内をお願いします」
「グー」
マコトの隣でラミアとミアが寝ている。ミーナは近くを見てくるといってパトロール中だ。
「近くに行ってもいいですか?」
クリスが隣に来る。
「いいけど……」
「そんな警戒しないでください。何もしませんよ」
「なにかしたら許さないんだからね」
「私の伴侶です」
クリスの言葉にラミアとマリアンナが寝言で答える。
「日が暮れてしばらくたつな」
「そうですね」
クリスが体を寄せる。彼女の体のぬくもりが伝わる。
マコトがドキドキしていると、「えっと。私の胸触りたいですか?」とクリスが言った。
「いや。それやるとラミアに殺される」
「じゃあ、見るだけでも」
クリスが服を引っ張る。ふくよかな胸の谷間が見える。
「私がどうしたの?」
ラミアという言葉が聞こえたのか、ラミアが目をこすりながら起きる。
「何でもないぞ」
「マコト、どうしたんですか?」
ミアも起きる。
「起きたか」
「……ん」
ミアがマコトに頬擦りする。
「どれくらい寝てた?」
「1時間くらいだな。まわりもかなり暗くなった」
「ほんとね。もうそろそろいいんじゃないかしら。それで、マコト。クリスとナニしてたの?」
「なんでカタカナなんだ? 何もしてないよ」
「クリスの胸見たんでしょ? この泥棒猫」
「それを言うならラミアだって。私の伴侶なんですよ!」
ラミアの言葉にマリアンナが反応する。
「これが修羅場? マコト、うらやましい」
ミアがとんでもないことを言う。
「修羅場って、ハーレムじゃないんだから!」
ラミアがツンデレる。
「おい、そろそろ頃合いだ。あれを見ろ」
ミーナが指をさす。見ると、影が動きドアの形になった。
「ビンゴだな」
「待ちくたびれたぞ」
ウンディーネが姿を現す。
「どこに行ってたんですか?」
「近くにな」
マコトたちは部屋に入った。
【月影のほこら】
「ようこそいらっしゃいました。ご客人。あなたのことは見ていました。マコトさんっていうんですね」
「はい」
「ここへはどういう用件で?」
「実は」
マコトは事情を話した。
「ふむ。大海原へ出るための船を復活させたい。それはこのハープで、ということですね?」
「はい。是非とも力を貸してほしいです」
「わかりました。そういうことなら力を貸しましょう」
「ありがとうございます」
「その場所はわかりますか?」
「うむ。わしならわかる」
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