54 / 140
第7章 神の神殿洞窟 後編 絶望の町~古い炭坑
第53話 閑話 それぞれの思い クリス・マリアンナside
しおりを挟む
クリスとマリアンナもまた話し合っていた。
「この世界で、はじめての男性よね?」
マリアンナがクリスに聞いた。
「そうね。この世界には、人は来ないと思ってた」
クリスが正直に答える。
「まあ、私たちも人間だけど、亜人の方が多いものね」
マリアンナがフフっと笑う。
「マリアンナはマコトさんと伴侶になったのよね?」
「ええ。だから、少し恥ずかしいことをしてしまったけど......」
「私も」
「クリスも?」
「マコトさんが聖職者の町に来たとき、教会でパンツ見られたの」
クリスが赤くなる。
「それは恥ずかしいわね」
「でも、嫌じゃなかった。なぜか嬉しかった」
「あなた、変態なんじゃない?」
「違うわ! 失礼ね!」
「ごめんなさい。でも、そうなるとそれは〝恋〟ね」
「恋?」
「私と同じく、好きになったのよ。マコトさんを」
「そうかもしれないわね」
「でも、マコトさんは渡さないわよ?」
「その前にラミアがいるわ」
「......そうだったわね。あれは強敵ね」
「きっと、あれ以上近づくのは無理ね」
巨乳娘二人はため息をついた。
「魔王、倒せるかしら?」
「分からないわね。迷路に行ったとき、魔王の手が現れたのよ」
「そうなの?」
マリアンナがビックリした。
「私たちでも敵わなかった。ラミアも死にそうになった」
「そんなに強いの?」
「ラミアの魔法は強力だった。でも、それ以上に......」
「魔王の手が強かった?」
「ええ」
「もし、魔王に敗れて、私たちがバラバラになったら、どうなるのかしら?」
「きっと、マコトさんが探してくれるわよ」
「そうね」
「全力で挑みましょう」
「この世界で、はじめての男性よね?」
マリアンナがクリスに聞いた。
「そうね。この世界には、人は来ないと思ってた」
クリスが正直に答える。
「まあ、私たちも人間だけど、亜人の方が多いものね」
マリアンナがフフっと笑う。
「マリアンナはマコトさんと伴侶になったのよね?」
「ええ。だから、少し恥ずかしいことをしてしまったけど......」
「私も」
「クリスも?」
「マコトさんが聖職者の町に来たとき、教会でパンツ見られたの」
クリスが赤くなる。
「それは恥ずかしいわね」
「でも、嫌じゃなかった。なぜか嬉しかった」
「あなた、変態なんじゃない?」
「違うわ! 失礼ね!」
「ごめんなさい。でも、そうなるとそれは〝恋〟ね」
「恋?」
「私と同じく、好きになったのよ。マコトさんを」
「そうかもしれないわね」
「でも、マコトさんは渡さないわよ?」
「その前にラミアがいるわ」
「......そうだったわね。あれは強敵ね」
「きっと、あれ以上近づくのは無理ね」
巨乳娘二人はため息をついた。
「魔王、倒せるかしら?」
「分からないわね。迷路に行ったとき、魔王の手が現れたのよ」
「そうなの?」
マリアンナがビックリした。
「私たちでも敵わなかった。ラミアも死にそうになった」
「そんなに強いの?」
「ラミアの魔法は強力だった。でも、それ以上に......」
「魔王の手が強かった?」
「ええ」
「もし、魔王に敗れて、私たちがバラバラになったら、どうなるのかしら?」
「きっと、マコトさんが探してくれるわよ」
「そうね」
「全力で挑みましょう」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
1 / 4
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる