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第7章 神の神殿洞窟 後編 絶望の町~古い炭坑
第54話 閑話 それぞれの思い ウンディーネ・からくりマシン・リリア・ミズナシside
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「のぅ、からくりマシンよ。ちょっと良いか?」
「なんでしょうか?」
ウンディーネがからくりマシンに尋ねる。
「ワシらはマコトたちとは違うモンスター族じゃ」
「その通りです」
「ウンディーネ、何が言いたいの?」
「ワシらモンスター族は、本来は人間たちと敵対する立場じゃ。お主も、仲間になってから、一度敵対しただろう?」
「地下通路で我が主に操られましたな。あの状況を脱するためにマコトさんに殺してもらい、クリスさんに回復させてもらいました」
「そうじゃろう。もし、魔王に敗れてバラバラになったら、また敵対することになるやもしれん。そのときは復活させることは出来ぬかも知れぬぞ?」
「それは知っています。そうなれば、マコトさんの仲間に戻ることは不可能。モンスターとして生きていくことになるでしょう」
「マコトお兄ちゃんと会えなくなるの?」
「マコトは優しいから、探しに来るだろうが、倒しても仲間になるかは分からんな。魔王の闇の力で、律することが出来なくなるかもしれんし」
「それはマコトさんの仲間も同じです。記憶を操り、マコトさんと対峙させるかもしれません」
「それはやだなぁ」
リリアが泣きそうになる。
「ですが、ウンディーネ様は海の守り神でもあります。もし、闇に勝つ神属性の仲間を作ることが出来れば」
「闇の洞窟に最高神と呼ばれる女神が囚われているそうだ。その女神を助ければ、そこまでの敗れ方はしないはずだ」
ウンディーネが言った。
「最高神って?」
ミズナシが聞いた。
「神の中でも一番上に位置する神だ。マコトの世界なら、アマテラスだな」
「そんなすごい人を仲間に出来るの?」
ミズナシが聞いた。
「私も気になる」
リリアも聞いた。
「囚われているのを助ければ、不可能ではない。マコトに力を貸してくれるはずだ。もし、死んでしまっても、神の力で生き返らせることも出来よう」
「魔王はその力を封じるのが得意と言うことをお忘れ無く」
からくりマシンが忠告する。
「なんにしても、またマコトさんの仲間でありたい」
リリアが言った。
「それは皆同じじゃ」
サイドストーリー 終わり
「なんでしょうか?」
ウンディーネがからくりマシンに尋ねる。
「ワシらはマコトたちとは違うモンスター族じゃ」
「その通りです」
「ウンディーネ、何が言いたいの?」
「ワシらモンスター族は、本来は人間たちと敵対する立場じゃ。お主も、仲間になってから、一度敵対しただろう?」
「地下通路で我が主に操られましたな。あの状況を脱するためにマコトさんに殺してもらい、クリスさんに回復させてもらいました」
「そうじゃろう。もし、魔王に敗れてバラバラになったら、また敵対することになるやもしれん。そのときは復活させることは出来ぬかも知れぬぞ?」
「それは知っています。そうなれば、マコトさんの仲間に戻ることは不可能。モンスターとして生きていくことになるでしょう」
「マコトお兄ちゃんと会えなくなるの?」
「マコトは優しいから、探しに来るだろうが、倒しても仲間になるかは分からんな。魔王の闇の力で、律することが出来なくなるかもしれんし」
「それはマコトさんの仲間も同じです。記憶を操り、マコトさんと対峙させるかもしれません」
「それはやだなぁ」
リリアが泣きそうになる。
「ですが、ウンディーネ様は海の守り神でもあります。もし、闇に勝つ神属性の仲間を作ることが出来れば」
「闇の洞窟に最高神と呼ばれる女神が囚われているそうだ。その女神を助ければ、そこまでの敗れ方はしないはずだ」
ウンディーネが言った。
「最高神って?」
ミズナシが聞いた。
「神の中でも一番上に位置する神だ。マコトの世界なら、アマテラスだな」
「そんなすごい人を仲間に出来るの?」
ミズナシが聞いた。
「私も気になる」
リリアも聞いた。
「囚われているのを助ければ、不可能ではない。マコトに力を貸してくれるはずだ。もし、死んでしまっても、神の力で生き返らせることも出来よう」
「魔王はその力を封じるのが得意と言うことをお忘れ無く」
からくりマシンが忠告する。
「なんにしても、またマコトさんの仲間でありたい」
リリアが言った。
「それは皆同じじゃ」
サイドストーリー 終わり
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