マコトが異世界で亜人と一緒に旅をして、最強になるためにチートを身に着けるけど、魔王を倒せなかった。

第７章 神の神殿洞窟 後編 絶望の町～古い炭坑

第55話 欲望の町の秘密を探れ。なぜ、値段が高い？

　マコトたちは、欲望の町に向かっていた。
「欲望の町の店を見てみたいわ」
　ラミアが言った。
「そうだな。覗いてみよう」

【欲望の町】
「じゃあ、お店ね！」
　マコトたちは店に入ったのだが......
「高い！」
　そう、普通の店の５倍以上の値段だったのだ。
「どういうこと？」
「なにかあるな」

「何かって？」
「何かにとりつかれてるな」
「だから何かって何よ？」
　ラミアがうずうずして聞く。
「それはわからないが、外を探してみよう」
　マコトたちは、町から出て、怪しい場所がないか探し回った。
「マコト、あれ！」
　見ると、何かの入り口があった。
「入ってみよう」
　マコトたちは中に入った。すると、町の人が集まって話していた。
「宝は俺のものだ！」
　すると、殺し合いを始めてしまった。

「どうするの？」
「通れるところから」
　ミアが心配そうに聞くので、つぶやいた。　通れるところから、下に降り、宝箱を開けた。
「！」
　しかし、宝箱は空っぽだった。
「なんだって？」
「空っぽだって？」
「俺にも見せてくれ」

「本当だ。空っぽだ」
「なんだって、俺たちは空っぽの宝箱のために殺し合いを」
「目が覚めたな」
　町の人はそれぞれ帰っていった。
「町に戻ってみよう」

　マコトたちは町に戻り、店に入った。
「さっきはありがとう。ゆっくり見て行ってくれ」
　値段が元に戻っていた。
「よかったわね」
「ああ。これで一安心だ」