気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

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帝国編

13

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この話の次から、お正月休み中(1月5日迄)は出来上がり次第あげていきます。




いつもの様に翼を出し空を飛ぶ、今日は追いかけっこをする為、いつもの遊び場の山に来た。母様達に絶対に入ってはいけないと言われている場所だけど、ここには危険も無くいつも遊んでる場所、よーいドンでスタートしたが、私よりもミューの方が速い、最初の頃に加速魔法を掛け、私が勝った事をまだ根に持っているらしい、
私のかなり前にミューが飛び、ミューの後ろを飛ぶ私を、勝ち誇った顔でチラチラと見ていた、
木々が生い茂っている所を、ジグザグに2人で飛び追いつけ追い越せと牽制する様に飛ぶ、木の枝に当たらないのは飛び慣れているから、ペロリと乾いた唇を舐め追いつく作戦を立てる、ミューは速いどうやって追いつこうか考えた所で、私はハッとした。あっこれ夢だ。と気が付くのが遅れたが気のせいにする。今までやってなかったが、頬もつねってみたが痛くは無い、前回見た夢の中でアルゲティの翼の羽根を剥ぎ取られた時を思い出し身震いする。

『あれは夢の中の話で私は痛くなかったはずなのに、視覚的に痛かったわね、アルゲティは痛み止めを貰って飲んでいたのに痛いと言っていたもの。』

空の人族にとって翼は神聖な物で、アルゲティもその翼を毟られた時はかなり動揺していた。
はぁ。とため息を吐くと、前を飛ぶミューを見る。その服装はあの夢の国の妖精の様な格好だった。私は少し新鮮な気持ちになった。

『最近のミューは可愛いドレスを着てるから、すっかり忘れていたわ』

最初にミューを見た時もこの格好だった。私はそれを懐かしいと思いながらミーを見る、ミューが復活した時に、切ったと言っていたお嬢様巻きドリルが風に上下に揺れている、
景色が次々と変わり今は湖の上を飛び回り、視線を下にすれば湖の水は鏡の様になっている、アルゲティは赤いドレスを着て、小さな翼をパタパタと羽ばたかせ飛んでいた。
私はそれを見て可愛いと頬を緩める、ミューはツンデレ、アルゲティはまだ小さいからミニアルゲティね。私は夢なのにウンウンと1人頷く、

「ミュー速いよ。待ってよー!」

「フフフーン!私の速さには勝てないのよ!アルゲティ、私に最初会った時にズルしたでしょ!今日は無しなの。お先になのよ!何時もの山のてっぺんで待ってるのよー!」

あれ?ミニアルゲティの声、幼少時の私の声に似てる様な気がする。
考え事をしている間にミューは先に山の頂上のゴールへと行ってしまった。ミニアルゲティはヘロヘロと山の頂上に向かって飛ぶ、

「もー!魔法掛けたら私の方が速いんだから!もー!ミューの意地ふぇ!」

もしかして、ミューの怒る時の口癖でもある、もー!はミニアルゲティの口癖を真似したのだろうか?そんな事を考えていると、ミニアルゲティは突然何かにぶつかりそのまま下に落ちていった。ミニアルゲティは気絶をしたらしく、私の視界もブラックアウトした。

その後気が付くと私はベッドに寝かされていた、今回は気絶しても夢から覚めないらしい、横に姿見があって寝てる姿が見える、寝ているミニアルゲティは可愛い、私がホッコリと見ていると、寝てるミニアルゲティからグゥーと音がする、それと同時に上半身を起こし飛び起きた。

「母様お腹空いた!」

私はコメカミを押さえ考えた、自分の前世になるのよね・・・。引き攣りそうな口元を引き攣らせる、欲望のままに生きてる。愕然としながらも、子供だから仕方が無いと気持ちを整理した。
アルゲティは上掛けを両手で掴んで飛び起きたが、目の前に居るのは母様では無い人だった。
アルゲティは母様では無かった事に驚き、目と口を大きく開く、『綺麗なお姉ちゃんだ』ミニアルゲティはこう思ったらしい、私はその女の子の顔が見えない、

「ごめんなさい。あれ私なんでここに?」

本を見ていた髪の長い女の子は、私を見てため息を付き呆れた声を出す。私は顔を見ようとしたが、ピンク髪の女の子なのは分かるが、顔だけは分からない顔だけが霞んだ感じで見える、

「はぁ・・・やっと目覚めたのね。私、貴女の母様では無いのだけれど、ここは私の屋敷がある山なの、それにこの山は人払いもしている、貴女はどうやってここに入って来たのよ。まぁいいわ、今の状況が分かる?貴女空から落ちて来たの、たまたま見つけたから、魔法で浮かせて私が受け止めたわ、怪我は無いと思うけれど、念の為に治癒魔法も掛けたし痛い所は無い筈よ、
それにお腹空いたのでしょ?そろそろ日が暮れるから、速く帰った方がいいわ」

顔は見えないが後半は心配した声なのは分かった。悪い人では無いし、看病してくれた人だと、ミニアルゲティは思いニッコリ笑ってお礼を言う、

「えへへー。ありがとう私アルゲティって言うの、あなたの名前を教えて下さい。」

「そう貴女が・・・」

後半の言葉を聞き取ろうとしたが聞き取れなかった。
ただその影の女の子は、アルゲティの名前を聞き嬉しそうに答えた様にも聞こえた。





「寒い・・・」

今の季節は夏のはずなのに、寒くて目が覚める、それにしても新しいタイプの夢だったし、途中で目が覚めるのは初めてだったし、誰かに起こされた様な感じだから、まだ眠い・・・このままではまた寝てしまうかもしれないと、目を擦りそのまま上半身を起すと、周りを見た、私は大きな部屋のベッドに寝かされていてらしく、私に掛けられた上掛けは薄かった、寒さで腕を両手で擦りながら考える、

確か土壌調査の為ケーティ達が来て、ケーティ達と話すからとアウラと別行動になってから、王妃と別れた筈、記憶の最後を辿ると、私は黒いローブ姿の誰かに声を掛けられて・・・お腹に強い衝撃があったのよね。両手を腕からお腹に変えて撫でる。多分何かで運ばれてここに来たのかしら?転移魔法陣だと王国内しか飛べないし、魔法陣がある場所も限られる、空の人族はエニフ王国に入るのを、禁止されているとミューは言っていた。空の人族の線も消えた。また精霊王?何度も考えたが考えが付かない、

アウストラリス王国エニフ王国共に今は夏の季節の筈で、どこに連れてこられたのか分からずにいた、ここはどこだろう?キョロキョロ周りを見た。部屋は薄暗く天井を見ても魔術具等は見当たらない、そうだミューを呼んでみよう、そう思って呼んでみたが来ない、

「本当にここどこなの?分からないわ」

壁を見上げれば窓を見つけ、窓は私の背より少し高い位置にある、外を見れば何処なのか分かる気がして、行儀が悪いと思いながらベッドの上に乗った。背伸びをして外を見ようとした時だった。窓の近くに小さな棚があった、そこに頭をぶつけてしまい頭を押える、厚い何かが落ちた音がしたが、今はそれどころでは無い、頭を擦りさすりながらぶつけた場所を見る、

「痛い!棚?見えなかったよ・・・」

そこには古い棚が取り付けてあり、よく見ると棚には花の模様が刻まれて、よく見るとその隣りにも何か掘られているが、消えかかっている為よく見えなかった。それよりもぶつかった所が痛くてその場でうずくまる、ベッドの上だったから頭を摩りながら横になった。
目から涙が溢れきそうになるのを、ハンカチで拭こうとハンカチを探すが、ハンカチが見当たらない、
焦って起き上がりパタパタとあちこち触りハンカチを探す。母様から貰ったお守りも入れていたのにと焦る、どこかに無いかと探す為、立ち上がってドレスのスカートをパタパタと叩いていた時、部屋のドアがコンコンと控えめに鳴る、
扉を開け私は驚いた、なぜならそこに黒いマントを羽織ったアウストが立っていた、私は夢だと思って自分の背中を振り返り見るが翼はない、頬っぺも抓ってみたが痛い・・・、

アウストの体格は大きく、質のいい兵士服を着ていて、短い茶髪は後ろに流し、私を見て紫の瞳を大き見開いていた。

「アルゲティ君に逢えた!」

「?!」

驚きと同時に私は、アウストに抱きつかれていた。その時アウストの腕がたんこぶに当たってまた涙目になる、私の涙を優しい手つきで拭き取り、アウストは私を見て甘く微笑む、そしてまた抱きしめられた。
私は抱きしめられたまま耳元でアウストは話す。

「アルゲティを待っていたんだ!ここで一緒に暮らそう!」

「アウスト・・・」

一瞬力が抜けそうになるが、ドレスからピリリと電気が走る、痛くてドレスを見ると私とアウストの影が見えた、何かがおかしいと思い、アウストの足下の影を目を細めよく見ると、影の髪は長く腰から下が広がって見える為ドレスを着ているみたいに見える、影は黒いから色迄は分からない、けど目の前のアウストは女の子だと認識出来る。
私はアウストにバレない様に微笑み考える、うーん女の子?でも私をここに連れて来たのはきっと理由がある筈だ、なので私はもう少し演技を続ける事にした。私はアウストの目を見て話す。

「あの・・・私はアルゲティでは無いのです。父様に魂と記憶の解除の魔法を掛けられ、多少アウスト様の事は分かるのですが、でもこの場所の事は詳しく知らないから、教えて欲しいなぁ。」

「その見た目や声はアルゲティそのものだ、君は覚えてないんだね、俺は心配したんだ。アルゲティ」

「だから!アルゲティではありません!私はトゥカーナです!」

アウストは白を切るが、そういえば私はアウストの最後を知らない、どうしよう・・・と考えていると、お昼から何も食べていなかったからか、私のお腹は空気を読まずグゥーと鳴る。こ・・・これは恥ずかしい、
私が恥ずかしくて俯くと、アウストは私の頭に手をポンと置き私の目を見る。アウストの紫の目は困った子を見る様で、私は恥ずかし過ぎて視線を逸らす。

「俺もお腹空いた、先に何か食べようか?アルゲティは何が食べたい?俺はだいぶ昔にアルゲティが作ってくれた卵包みが食べたいなぁ。その後にゆっくりお茶を飲みながら話さないか?」

「だから・・・もういいです。何度言っても直らなさそうなのですね、アウスト様が食べたい物は、卵包みですか?」

「そうアルゲティ思い出して、俺あれ好きだったんだ。赤い何かを掛けて食べたりしただろ?君の母様が得意だと話してくれたじゃないか?」

私は首を傾げた。赤い何か掛けて何かを包むって事は、オムライス?それともオムレツだろうか?材料はあるのだろうか?前世でオムライスにマサに書いてとせがまれ書いたあの絵と一緒に思い出す。アウストを見れば紫色の目元を曲げ、優しい眼差しで私を見ていた、アウストの中身は女の子と知っているが、アウストは身体付きがしっかりとしたイケメン、マジマジと見られると私が恥ずかしくなる。

「材料はあるのですか?アウスト様もここの事は、詳しくは知らないんですよね?」

「あぁこの屋敷には誰も居ない安心して、あっちに調理場を見つけたんだ、行こう」

1人でスタスタと歩いていくアウストの後ろを歩く、大きな屋敷だからか長く綺麗な廊下、手入れされている庭、この女の子が1人だけで住んでいる訳では無さそうでホッとした。1人なら掃除が大変だなと、考えた所で調理場へ着いた。

調理場の調理道具は、イプシロン家の料理人達が使っていた物はなく、前世で見たフライパンとかお鍋から、フライ返しやオタマまである、ちょっと欲しい、本当にここはどこなんだろう?

夢で見たアウストは好き嫌いは無いと言っていた為、こちらのアウストにも聞くと嫌いな食べ物は無いと言われた。これは夢で見た情報と一致する。そうこうしている間にアウストは材料をテーブルの上に並べた、

「材料はこれで良いか?アルゲティ後俺の事を様付けするのは無しだ、」

脳裏にアウラがチラつく、しかも怒ってる時の綺麗な笑顔だ、一瞬身震いをして首を横に振る。

「ごめんなさいアウスト様、それは私の婚約者に怒られます。様付けをさせて下さい。それと材料はこれで大丈夫です。」

「そう・・・まだ足りないのね」

私は材料を取ると切板の上に乗せ、どう切ろうか考えてた。横でアウストがブツブツと何か言っているが、私はとにかくお腹が空いた。

早速出してもらった材料を見て、アウストが言っていたのはオムライスだと分かった。玉子、玉ねぎ、ウインナー、ご飯、瓶に入ったケチャップ、アウストは興味深そうに私の手つきを見る、まずは玉ねぎを微塵切りにして、ウインナーは食べやすいサイズに切る、せっかくウインナーがあるので、1人1つづつたこさんウィンナーにして飾った方が楽しい、ウインナーを切っていると、横からアウストが目をキラキラとさせ前のめりで覗き込む、

「アルゲティなんでそれだけ形が違うの?」

「これはたこさんウィンナーにするんですよ」

まずは材料を切って炒め、そこにケチャップを入れる、真っ赤になった所で、ご飯を入れて解す。アウストはフライパンに目が釘付けになっている、一緒に料理した領地の料理人達を思い出した。

「初めて見たよ、アルゲティは器用だね」

「アウスト様アルゲティが作ってる所、見た事あるんですよね?そろそろ出来上がるので、お皿を下さい。」

「・・・これでいいかな?」

平たく丸い皿が既にそこにあった。そこに赤く染まったご飯を分け入れ、玉子は余熱で火が通る様にした、後は緑が欲しい、私は13歳野菜を沢山食べないと大きくなれない、このアウストになりきっている女の子も、歳までは分からないが野菜は食べなきゃいけない、たこさんウィンナーも仕上げたいしね。
なので野菜はアウストに頼んで探してもらう事にした。

「緑色の野菜が欲しいです。何か無いか探して下さい、生で食べられる様な野菜だと黄色いオムライスが映えて見えますよ」

「これでいいかな?さっき見つけたんだ。」

後ろを向いたと思ったら、キラキラと眩しい笑顔で手に野菜の入ったカゴを持っていた。準備が出来ていたのか。たこさんウィンナーを炒めたら足が広がった、それを見たアウストは、口をポカーンと開けて見ていた。

ワンプレートにしたら片付けも楽だから、カゴからキュウリとレタスを取ると、綺麗に洗ってキュウリは飾り切りをして盛り付けた。最後に玉子の横にたこさんウィンナーを飾って完成した、小さなワゴンにオムライスを乗せテーブルまで持って行く、

4人掛けのテーブルに赤くて可愛いテーブルクロスが引いてあって、テーブルの真ん中に花瓶があり、どこかで見た覚えのあるピンク色の花が飾ってあった。その花を気にしながら、私はテーブルの対面の席の前にオムライスのお皿をコトリと置いた、アウストはコップに入った冷たいお水を、お皿のそばに置いた。

「アウスト様早く食べましょ!私お腹空きました。頂きます!」

「そうだな食べよう。頂きます。」

アウストは目を輝かせて、たこさんウィンナーを見ていたと思ったら、1口でパクリと先に食べた。その後も私の皿にあるたこさんウィンナーから目を離さないから、相当気に入ったのだろう。私は最後に食べる派だし同じ材料だからと、そっとアウストのお皿にたこさんウィンナーを乗せる、すると目を輝かせてお礼を言われた。中に入ってるのと同じウインナーを使ってるから味も変わらない、仲良くしたいなら、まずは胃袋を掴めと誰かが言っていたが、その作戦は成功するのか分からないけど、まずは様子見、

アウストはニコニコとたこさんウィンナーを見ていて私は微笑む、怪しまれない様にそっと下の影を見た、先程と変わらない、影だけは女の子、けど空に帰ったアウストの事を何故知っているのだろう?食後のお茶の時間に聞く事にして、そのままオムライスを食べ始めた。

「・・・オムライス久しぶりに食べました。とても美味しいく出来て良かったです。この卵の上にケチャップで絵を書いても楽しいですよ」

「これはオムライスと言うのか?美味しかった。アルゲティの絵か・・・」

アウストは何かを思い出し、とても苦い顔をした、画伯的な私の絵では無く、アルゲティの絵だが、もしかしたらアルゲティの絵も画伯的な感じなんだろうか?考えても仕方ないと頭を振る、
それからポツポツと話をしながら、オムライスを食べ終わると、アウストはご飯を作ってくれたからと、食器の後片付けを引き受けてくれた。
オムライスを乗せていたワゴンあった、茶器でお茶を入れ、待つ事にしたのだが、アウストはあっという間に帰って来た。余り気にしない様にして紅茶を入れた。

「また作って欲しい、人と食べるのは久しぶりなんだ、」

「作り方教えますから作って下さい、覚えるとたこさんウィンナー沢山食べられますよ?
私1つ聞きたい事があるんですが、アウストは空に帰ったと聞きました。あなたは誰ですか?」

「たこさんウィンナー・・・。チッ・・・もうバレたのね」

たこさんウィンナーは気に入っていたのか、声がちょっと残念そうに聞こえたがアウストがパチンと指を鳴らしたら、アウストがぼやけながら消え、目の前にピンク色の髪と瞳の女の子が現れた、

女の子は高い位置でツインテールをしていて、背中に翼は無いが白いドレスを着ていた。空の人族なの?私が疑問に思いながらも女の子を見る、
女の子はクルクルと長い髪を弄りながらつまらなさそうに私を見る、見た感じはつまらなさそうに見える、

「さて茶番はここまでね。貴女ここがどこだか知ってるの?」

この声聞いた事がある、花の香りと一緒に聞いた声だ、私はヒュ!っと息を飲んだが、ここで負ける訳にもいかないと顔を上げる、

「いいえ知りません、でも貴女の声だけは知ってます。」

「流石ねここは私の敷地内よ、だから誰も入って来れないの、では捜し物も見つかった事だし、アルゲティ貴女の役割を教えるわ」

女の子は淡々と話し出したが、ここで阻止しないとそのまま役割を与えられてしまう、
女の子が話してる途中だが私は女の子を睨み付けると、その声を遮った。

「私はアルゲティではありません!役割を果たす意味はありません。私はトゥカーナです!私はアルゲティでは無いんです!」

「うるさい!黙りなさい!」

女の子は一瞬躊躇したが手を振った、ミラから掛けてもらったドレスの幻惑魔法が解け、純白のドレスが現れると、女の子は驚き目を大きく見開いた。私は身の危険を感じて咄嗟に後ろに下がる、

「そのドレス、誰からの物なのか言いなさい!その者に罰を与えるわ!」

「誰だっていいでしょ!貴女には関係ないわ!私がこの姿になってどれだけ不安に思ったか、貴女は分かってるの?私のお父様やアウラ様達王家にどれだけ迷惑を掛けたのか?」

「そんな事知るわけないでしょ?アルゲティ!貴女はなぜあの呪文を使ったの?!空に帰った人が戻る訳でもないのに!」

「知らない!私は何も知らないわ!」

「そんなにあの男アウストが好きだったの?!貴女の役目は違う!貴女は・・・」

凄い剣幕で私達は言い合う、そして止める相手も居ない2人で睨み合い、どれ位時間が経ったか分からないが、女の子はパチンと指を鳴らし私を空に浮かせ私を空高く飛ばした。
訳が分からないし、怖いしで足をバタバタとさせてると、女の子は空の人族で翼で私の傍に飛んできた、山にある花畑の一角を指差した。

「ここの花畑に見覚えある?」

「えっどこ?わからないどこの事?」

かなり高い位置から山を見下ろす形で言われても分からない、女の子は私の肩を抱き寄せる様に掴む、すると私の体を安定したまた女の子は再度尋ねる、上から見ても分からないと私は首を横に振った。

女の子はしびれを切らしたのか私を山の中腹にある花畑に下ろし。私は周りをぐるりと見てやっと分かった、ここは遠足の時に来た花畑だった。女の子を見て頷く、

「ここ遠足の時に来ました、私ここ知ってます。」

「やっと思い出したのね。で貴女どうやってここに来たの?人が来れない様にしてあったはずなの、」

女の子は何したの?と呆れ顔で私を見る、私はその視線に耐えられず視線を逸らし思い出してみる、
そうだあの日遠足といえば、バナナはおやつに入るのか?とアリス姉様に質問したんだ、好きなだけ持って行きなさい。と言われた所まで思い出す。

そして次々と苦い思い出がでてくる、アウラと湖に馬に乗って行ったんだ、あれは高さで怖くて、慣れない馬の上で揺られ気持ち悪かった。
気持ち悪かったといえば、あの日は確か馬車に酔ってしまい、気持ち悪かったので休憩のつもりで岩に座って休憩して、目印を付けて林を散策したら、花畑が出てきた。そこで水やりをして、寝不足だったのと心地のいい日差しと風が吹いていたので木陰で寝た。起きたらお腹が空いたので最初の岩場でバナナを食べたんだ。

「馬車に乗って気分が悪くなったので休憩しようと、岩に座ってました、お昼ご飯食べたりしてました。」

「それだけ?他にあるでしょ?」

女の子はプイと視線を逸らす、その女の子の視線を辿ると、気持ちよさげな木陰を見つけた。確かあそこはお昼寝した所だった筈、

「あそこでお昼寝しました。とても・・・!?」

風が気持ちよかったですと言うとしたら、女の子は私をさらに睨みつける、女の子は胸元を握り締めていて、ピンク色の目は涙が溢れそうだった。

「あそこには私の大切な家族が眠っているの、見ず知らずの貴女が、入り込んでいい場所じゃない」

「そ・・・そうだったのですか?何も知らなくて、ごめんなさい」

「知らなかったんだもの、今回だけは許すわ次は無いわよ、でもここの花畑はお気に入りの場所で・・・私の唯一の居場所でもあるの、」

私と同じ歳に見える女の子は何かを吐き出す様に、ポツリポツリと話し出した。

「貴女家族は居るのでしょ?」

「はい、お父様とお母様とお兄様とお姉様がいます。それとアルゲティの時の父様と母様も、」

「そう・・・アルゲティの家族にも大切にされている貴女は、私の気持ちは分からないかもね、私はここで育てられそろそろ千年になるわ、」

「千年?!私と同じ歳だと思ってました。空の人族は地の人族とは生きる長さが違うのですね」

「そうね。空の人族は地の人族よりも長生きするわ。だから私は掟を作ったの、生きる長さが違えば悲しいだけよ。私は記憶力が良いから、生まれてすぐの記憶もあるの、自分の名前を聞かされ、今考えると、私は特別な子だからと親から引き離されたと思う、私を世話する人も居たけど全員辞めて貰ったわ」

あの屋敷に1人で暮らしていて、この女の子は千年近く生きている、親から引き離され世話をする人というのは、多分使用人の事だろう、そこで湖でミラが言っていた事を思い出す。

『何故だか名前を忘れてしまうの、もちろん私は会った事はあるのだけどねー。可愛らしい女の子だった迄は思い出すのよー。もちろん空の人族よりも遥かに長生きなのー、空の人族の街の保護や掟はあのお方が全て1人で判断を下しているらしいのよー。』

私は考えた、母様のあの態度等も考える、もしかしていつも世話する使用人に、自分の存在を恐れられたのではないか?と疑問に思ったが、違うと思った。それはさっき見た夢だ、女の子の声が夢の人物の声と一致する。怖い人ならミニアルゲティはお礼等言えなかっただろうし、私はあの夢の話の続きが気になってきてしまい女の子に聞いてみる事にした、

「寝ていた時に貴女の事の夢を見たの。私の前世でもあるアルゲティが小さな頃の事だったわ、助けてくれたのは貴女よね?」

「フフッ・・・そんな事もあったわね。いきなり起きたと思ったら、母様お腹すいた。ですもの。ビックリしたわ、」

「その時に名前を聞いた筈なのに、覚えてないの、もう一度教えて貰えて貰えないかしら?」

「やっぱり貴女は昔から私の事を怖がらないのね、私の名前を知っても忘れるわ、もし覚えていたら・・・そうね。何か1つだけ教えてあげる、私の名前はシャム、でもアルゲティの役割は果たしてもらうわ。」

「えっ?!」

シャムはまたパチンと指を鳴らす、私の真っ白なドレスはピンク色のドレスに変わる、私が驚き戸惑ってる間に、もう一度指を鳴らし私を空に飛ばす。

「アルゲティは禁忌の魔法を使ったわ、空の人族をまとめる私は、きちんと示しをしないといけないの。この試練を耐えたら、貴女の事をトゥカーナと呼ぶわ、後もう1つ貴女の記憶を丸1日消すわ。1日だけアルゲティとして過ごしてね。」

「待って下さい!私は!」

私が言い終わる前にシャムはパチンと指を鳴らす。私の視界はグラリと揺れ頭がぼんやりする。

「話し言葉に乗せた呪文・・・完成ね。私は優しくは無いわ。貴女は誰?」

「アルゲティだよ。貴女は誰?」

アルゲティは首を傾げ私を見る、やっぱり私の事を怖がらないのね。私は嬉しく思い笑いながら話す。

「もう教えたわもう行きなさい、魔法陣で送るわ」

「うん、ありがとうシャムちゃん!」

ニッコリと笑いながら頷くアルゲティの足元にいつもの様に魔法陣を作ると、攫った場所に送った。さて、1日で記憶が戻るか戻らないかは、全ては貴女次第よアルゲティ。

「私は長い時間生きて暇だっただけよ、楽しませて」

私は姿を消し足元に転移魔法陣を作るとアルゲティの行った場所に転移した。
私が転移すると、アルゲティは案の定、地の人を見て動揺していた、そこに1人の男がアルゲティに駆け寄る、

「カーナ!無事だったんだね!」

「嫌!来ないで!ミュー!」

アルゲティは駆け寄ってきた男が抱きつこうとしたからか、目に涙を浮かべ拒絶する。
ミューと呼ばれた精霊は、人型で来てアルゲティに抱きついた、精霊は不安そうな顔でアルゲティの事を見て、拒絶された男は驚いたらしいが、感情を隠している為に私には分からない、後ろから茶髪の王らしい男や、黒いローブを被った地の人族が来た様だった、私は気が付かれない様に移動し、アルゲティの真横に立つ、

「ミュー!カーナはどうなってる?」

「分からないのよ!けど、この反応の仕方はアルゲティなのよ」

「王太子様!トゥカーナ様見つかったのですね?」

「私はあなた達の事知らないわ!誰なの?来ないで!」

黒いローブ姿の女が声を掛けるが、アルゲティは大きな声で拒絶した。驚いた1人の地の人族が黒いローブを外すと、長い淡い緑の髪が背中に落ち、私は胸のブローチを強く握り締めた。何故ならその地の人族の女はローズピンクの瞳を持っていたから、私は驚き過ぎて姿を見せてしまった。男は直ぐに私に気がついた。

「誰だ!?」

アルゲティに拒絶された男が、私を見て素早く距離を詰めた為、驚き隠していた翼を出し廊下の天井迄高く飛んだ、私を見た地の人族は驚き止るが、チラリとアルゲティを見れば、その隙に脱走をしようとして自分の精霊に止められている、

「ミュー!何で止めるの?ここは危険なの!とっとと逃げるわよ!」

「ダメなのよ!それにここは安全なのよ!それにトゥカーナには婚約者がいるのよ!」

「トゥカーナって誰?」

アルゲティは首を傾げる、それを聞き精霊は驚き、婚約者と思われる男は頭が少し動いた。ローズピンクの女も動揺したらしいが、頭は下げていた。他は分からないらしい、あの男は空の人族の事を他には漏らしていない様にみえた。

柱の影に居た地の人族の青髪の少女が、私の前に姿を見せた、青い瞳を大きく見開き私を見ている、その姿を見ればピンク色のドレスを着ていた。それは私の髪色と同じ色だった。青髪の少女の小さな胸には絵本が両手で抱き締められていた。
少女は決心した様にギュッと絵本を抱きしめ、私の目を真剣に見た。

「天使様!お願いがあるの!」

「!?」

少女の声を聞いた時、私の首から下げたペンダントが熱くなっていた。私はそれをドレスの上から握りしめた、けどこの反応は・・・間違いない、けどあの子は空に帰ってしまった、
私は感ずかれないように視線を下げ、目の前の青髪の少女の話を聞く事にした。
地の人族は皆頭を下げて私の話を聞く気らしい、私は廊下に降り翼を消す。青髪の少女は翼を消した事に驚いた顔をしたが、その後すぐ緊張した様に私の顔を見て、その後笑った。

空に帰ったあの子もこの歳になっていたら、こんな風に笑うのだろうか?胸が苦しくなるが、それを見せない様に髪をクルクルと弄る、

「仕方がないわね。で、何?」

「私と友達になって欲しいの!」

「はぁ?!」

私は動揺した。友達?
青髪の少女は空の人族の羽根を本から取り出した。その羽根はあの球と同じ虹色をしていた、私は嬉しくなった。目頭が熱い、あの子が帰ってきたそんな気がした。

私はヨロヨロと近づき少女に抱きしめた、少女の身体は小さく細い、柔らかな頬に私の頬を押し付け翼で少女を包み、あの人母親にして貰った様に頭を撫でた。そこで私は我に返った、この少女はもう私の子供では無いと、拒絶する筈だった、しまったと思い引き離すが遅かった。気持ちが追いつかず涙が溢れ出そうになった、それを少女をまた抱き寄せ隠した。

「いいわ。友達になりましょう」

「本当に!ありがとう天使様!」

少女は嬉しそうに笑う、オレンジ髪の王は顔を引き攣らせて少女を見た、後から来た黒髪の女が驚いた顔をして、少女を心配そうに見ている、この黒髪の女が母親、父親らしい男を見れば、我が子とは思ってないようにも見えた。だから私は指をさして知らせる、指をさされた男は驚いた顔をした。

「そこの男、この少女はお前の娘か?要らぬなら私が連れて帰るが、」

少女は驚いた顔をしていたが、黒髪の女が前に来て庇う様に少女を抱きしめた、それが羨ましかった。
私は寂しい気持ちになった。いつの間にか無意識でペンダントをドレスから取り出し、それを少女に渡していた。ペンダントの球を飲ませずっと一緒に居たい、と考えてしまうが、直ぐ違うと頭を振った、この少女は空に帰ったあの子、私の心は葛藤してしまう、

「これは友達の印よ、何か嫌な事があったら私を呼びなさい。いつでも貴女を迎えに来るわ。・・・貴女の名前は?」

「私の名前はルピーでふ。天使様!ありがとうございます。大切にします!」

「ルピー素敵な名前ね。」

話が落ち着いたから帰ろうと翼を広げた時、アルゲティが私に声を掛ける、

「シャムちゃんまたね!」

元気に手を振るアルゲティとは対照的に、あの男は何か聞き出そうな顔をしていた。名前を覚えていたからこの男に使っても良いだろうと、視線をむけた。男はそれを許可されたと取ったらしい、

「シャム様トゥカーナに何を?」

「魂と記憶の解除を完成させただけよ。
けど1日で思い出さないなら、秘術で空の人族にするわ。もしトゥカーナを思い出したなら、私は1つだけお願いを聞くわ、」

私は転移魔法陣を作り満たされた気持ちで帰った、そしてあの子のお墓に花を添えると。花畑の花達は私の気持ちを表す様に揺れる、

「私の前に来てくれてありがとう。」

私は屋敷に帰ると、アルゲティが寝ていた部屋の片付けをする為に扉を開けた、ベッド脇を見ると目の前に厚い1冊の本が落ちていた。それを手に取るが先に片付けを始めた。パチンと指を鳴らし魔法で片付けを終わらせ、私は自分の部屋に戻り、魔法で紅茶を入れその本を読み始めた。
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