気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

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間話

お茶会2

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ライラの回想シーンまだ続きます。ルピーとライラの話の中で少しシリアスな話があります。すぐに方向転換をしてますが、苦手な方はスルーして下さい。

反省点を1つだけ、ひらがな多くてごめんなさい。
ルピーが話す語尾にしゅしゅしゅしゅしゅ書きすぎて、機関車かな?と笑ってしまったでしゅ←
帝国編前半しか出なかったワルドの弟メケント(8歳)の語尾は、のじゃ。だったのを思い出しました。いつか共演させたい様なさせたくない様な...。



ライラにはどうしてもやりたい事がある。とても可愛いシャム様に自分が作った自信作の可愛いドレスをどうしても着て欲しい。

「さて、どうやって着てもらおうかしら?」

ライラは顎に手を当てここに来る前のことを思い出す。シャム様はライラが踊ったあの可愛い踊りでさえ嫌がった。私はあの踊り好きだけど、と笑を零す。
シャム様は幼い子が喜びそうな事が恥ずかしい年頃なのだろう、思い出せば娘にもそんな時期があった。うんうんと頷くと、まずシャム様の大切なお友達ルピーを巻き込む事にした。

作戦名は、大好きなお友達が可愛いドレスを着てるなら着てくれるだろうだ。

ヨシ!とライラはグッと拳を握り前を見る。

空の人族の街の様子を思い出してみる。最近の若い子は仲良しの証として、お友達同士や親子でお揃いの服装を着るらしい、教会にお祈りに行った時お揃いの上着を着てる親子やカップルがいた事を思い出した。
私も若い頃は...と思い出し声に出さない様に笑う、

結婚前ライラもダブエルと服装がお揃いにした事がある。もちろん上着だけ、お互いがピッタリと引っ着けばハートに見える事や、恋人がいない人達の皮肉やその他諸々を掛け合わせたその上着は、バカップルシャツ、と呼ばれていた。
男女がそれを着ていればラブラブだと周囲にアピールをすることも出来る、街で着ていれば目立つため親友や友達に冷やかされヒューヒュー!と言われたものだ。今の若い子に言った所で鼻で笑われ終わるだけだ。
ライラは苦笑いをしてルピーを見る。ルピーはまた耳を押さえクスクス笑っていた。

「とても可愛いドレスがあるの。ルピーは何色が好きかしら?」

ルピーはライラから可愛いドレスと聞いて、青い瞳をキラキラとさせ、とても嬉しそうに笑っていたのだが、
好きな色を聞かれ途端に落ち込み俯いてしまう。どうしたのかとライラはルピーの隣のソファに座ると頭を優しく撫でる、幼い子供がライラに抱きつくのはとても久しぶりの事で、幼い子頃のアルゲティを思い出す。そっと背中や頭を撫でるとルピーはライラに顔を埋めた。どうしたの?と聞くとルピーは顔を埋めたまま話す。

「…ルピーはあおいろきらいでしゅ。シャムちゃんみたいなあかるいかみがすきでしゅ。みてるとげんきになるの。かあさまのくろいかみならよかったのにとおもいましゅ。ルピーがちいしゃいころ、おとうしゃまがルピーがあおがみだからだっておこってましゅた。かあさまがないていたのをみたでしゅ。ルピーなきましゅた。
かあさまはルピーのかみのいろをかえようとしたでしゅよ、くろいひとがいっぱいルピーのところにきたでしゅ、なんかいも、なんかいもきましゅた。だんだんくろいひとがくるのがこわくなったでしゅ。ルピーのかみはかわらなかったでしゅ。おしろのみんながいってましゅた。あおいろはのろいのいろだって、
もしルピーのかみが、かみがちがういろなら、かあさまはなかないでしゅよ。きっとたくさんよろこんでくれるとおもいましゅ…」

ほんのりお腹が冷たい、ルピーはポロポロと涙を流している様だ。恐らく心無い者の声を聞きいたらしい、ライラは抱き上げて膝の上に乗せると、まだ不安なのかルピーはさらにギュッと抱きつく、ライラは小さな背中を優しくさする。プルブル震える背中を優しく撫でながら少し遠い昔の事を思い出す。



娘は何度か泣きながら帰ってきたことがある。毎回背中を優しく撫でながら話を聞いて慰めていた。

娘が泣いて帰ってくる日は必ず教会に行った後の事、教会で毎回の様に街の人の心無い声を聞くらしい、ポロポロ泣く娘にライラは翼を出し優しく包み背中を優しく摩る。

「アルゲティ何があったか話せる?」

娘は首を横に振り言いたくないと言う、
いつの時代もこうして親が子供を慰めていた。もちろんライラも幼少時して母様にして貰っていたし、ギュッと抱きしめられれば母様の優しい香りがして好きだった。

娘のギュッと抱きついてた腕が弱まった。涙が落ち着いたのかアルゲティは鼻をすすりながら話す。

「母様あのね...街で聞いたの...今の祈りの乙女は何も知らないって、今の祈りの乙女は本当に役に立つのかって言ってた。母様...私ひいおばあちゃんみたいになれるのかな?本当に私で良いのかな?」

「大丈夫よ。アルゲティはきちんと司祭様からお話を聞いているでしょ?ひいおばあちゃんも最初は沢山苦労をした。って司祭様から聞いてない?」

「司祭様から、ひいおばあちゃんがこれまでしてきた苦労話を沢山聞いたよ。でも...なんで私なんだろうね。なんで...」

あの日もボロボロ泣きながらこんな風に慰めていた。小さなアルゲティが毎週の様に教会に出向き司祭様の話を聞いていた。その頃のアルゲティは祈りの乙女に憧れていた。ライラの2つ前のおばあちゃんが祈りの乙女だった。ライラは沢山街の人を助け導いたおばあちゃんの話を沢山聞かせていた。

私が妊娠中おばあちゃんは「ライラの子供に会いたいわね。」と言っていたのにそろそろ産まれそうだって頃、容態が急変し空に帰っていった。その後すぐ産まれたのが祈りの乙女アルゲティだ。ちいさな娘はひいおばあちゃんの様になりたいと、沢山の話を司祭様から聞いていた。ある時からパッタリと教会に行かなくなったが、理由を聞いても教えてくれなかった。



泣いていた娘の姿と重なってしまう。ライラは翼を出してルピーを抱きしめた。抱きしめた時ルピーの魔力の多さを感じたが今はそれどころでは無い、ライラは子供が傷付くさまをみたくはないし、自分達の長であるシャム様になんの憂いなく過ごして欲しい、

「ルピー今まで辛かったわね。
私は青色がすきよ。ルピーの周りに小さな精霊さんが居るでしょ?」

「は…はい、いましゅ。」

ライラはルピーの周りにいる精霊達を見上げる。精霊達はルピーが悲しんでいるからか、ふよふよと上下に揺れルピーを慰めている。ルピーは手の甲で涙を拭くがまだ涙は出るようで、ライラは空間ポッケからハンカチを出し拭いてあげると、涙は落ち着いたのか精霊を見る。

「この精霊さん達はね、ルピーが悲しいと分かっているから今慰めているの、耳を澄ませてみて小さな精霊の声が聞こえないかしら?」

ルピーは目を閉じて両手を耳に当て聞く、水の精霊がルピーの耳元に来て上下に揺れる。

『どうしたの?なんでないてる?』

「すごいでしゅ!きこえましゅ。どうちたの?なんでないてる?っていってましゅ。」

「そうね。なんで泣いてるのか精霊さんにお話ししてみて、」

ルピーはうんと頷くと、ルピーの元に来た精霊に先程の話をする。すると青い水の精霊が左右に揺れる。

『青いの嫌い?僕青いよ…』

「ルピーはみずのせいれいしゃんすきでしゅ。いつもおはなにおみずくれましゅ。」

光の精霊は水の精霊を慰める様に周りをふよふよ漂ってから、ルピーの手の上に乗る。光が強くなったり弱くなったりしてとても綺麗だ。光の精霊も耳元まで来ると光の強弱をしながら話す。

『そんな人がいるのね気にしない方がいいわ。言いたい人に言わせればいいの、だって自分は自分なのよ、』

「だけどみんなルピーのこと…」

『私はルピーの事好き。好きな人だけ好きになればいいと思う、もしかしてルピーは私の事嫌いなの?』

「そうでしゅね。ルピーはちかりのせいれいしゃんしゅきでしゅ。よるこわいときいつもいっちょにいてくれましゅ。」

「ルピー姫様凄いです。精霊様とお話が出来るのですね。」

「みんなおなじじゃないでしゅか?」

ケーティはルピーの言葉を聞いて「いいえ同じではありません」とゆっくりと頭を横に振る。ルピーの前に着くと精霊達は、ケーティとルピーの周りを踊る様に楽しそうにクルクル回っている。ケーティは楽しげな精霊達を慈愛を込め眺め、少し寂しげにルピーを見る。

「私も幼い頃は精霊とお話が出来るのが当然であり、皆同じく出来るものだと思ってました。実際は違いました...お話が暗くなってしまいましたね。
ルピー姫様、私も話は出来るのですが聞き取り辛いのです。もう少し聞き取れたらと思うのですが、シャム様何か良い方法を知っていますか?」

「精霊の声が聞こえるのね、司祭様の魔法で治療しなくても大丈夫そうね。ケーティ精霊と話が通じ合う事は意識だと思う。
ねぇケーティ、貴女にとって精霊はどんな存在?難しいわね。うーんそうね...ねぇルピーは精霊はどんな関係?お友達?それとも王様みたいな上の存在?」

ライラがルピーに優しく話し掛けると、ルピーは精霊を呼ぶ、呼ばれた精霊はクルクルとルピーの回り駆け回ると、ルピーはクスクス笑う、

「ルピーはおとうしゃまとすこししかはなしたことないでしゆ。せいれいはみんなおともだちでしゅよ。ルピーはすぐにおともだちになれましゅた。」

「そうルピーありがとう。ではケーティ、貴女にとって精霊はどんな関係なのかしら?」

ケーティはクルクル回る精霊に手を伸ばすと、手のひらに精霊を乗せる。水の精霊と火の精霊がクルクルとケーティの手の中で踊っている。ケーティは少しの間それを眺めてからシャムを見る。

「チカラを貸してくれるとてもありがたい存在です、お友達というより私達よりも上の存在だと思っています。私達には魔力の貸し借り等到底できませんし、転移も出来ません。精霊とは私達に出来ない事を手伝ってくれる、そうゆう存在だと私は思います。」

「そこよ。私達は精霊を友達か同等の存在として扱うわ、少しイタズラをされても怒ったりしない、ケーティは友達に可愛いイタズラをされたら怒る?」

ケーティは首を横に振ると、ルピーも一緒にフルフルと横に振っている可愛い。ケーティはそんなに一生懸命首を振ると、痛くなりますよ。と注意すると、いたいのいやでしゅ。とピタリと止まった。

「いいえ怒りません。可愛いらしいイタズラなら、もっと愛おしくなりそうです。」

「ルピーも、みずのせいれいにおみずをかけられても、おこらないよ。いつもおはなにおみずをかけてくれるから、」

「ルピーそうね。精霊は自由なの自分が楽しいと思ってる事をしてるだけ、楽しいと思ってる事をして怒ったりすると、精霊は楽しい人を求めてどこかに行ってしまうわ、」

どうしても空の人族の長であるシャム様にあの衣装を着せてみたい、お友達が着るんだもの着るでしょう。この半分は自分に賭ける、もう半分は勇気と希望で出来ている。拒否られたらその時考えよう。その時の自分よろしく!と未来の自分に託す。
ライラはオーキッド色の髪を耳にかけると、ルピーの耳元で悪魔の様に囁く、

「可愛いドレスがあるの、」

「かわいいどれす?」

シャムに成り代わっているライラはこの時を待ちに待っていた。シャム様のお友達を使うのは少し気後れしてしまうが、可愛い子供を見たら衣装を着せたくなるのは、今後も変わらないだろう、
ライラ自作のドレスをシャム様が着てくれることを、自分の役割はシャム様のお手伝い、着替えを手伝ったり等はないが、トゥカーナの侍女の様に毎日可愛いシャム様の着せ替えがしたい!と言う欲…、いや、希望がある。本音がポロリと零れたが、大丈夫聞こえていない筈。

その為にせっせとミューにドレスを作り、その場でクルリと回ってもらう、そんな日々の試行錯誤や改善した結果である。またシャム様の成長した姿を見ていなかったからドレスのサイズは豊富にあるし、毎日暇だったからトゥカーナ用にも沢山ある。パチンと指を鳴らし着替えは一瞬で終わる。まずは赤色をルピーに着せる。

「ルピーにこれはどうかしら?赤とピンクどちらがいい?」

「かわいい!シャムちゃんいいの?ルピーあか!」

自分が作ったドレスをシャムに着て欲しい一心ですすめる。ルピーが着れば「仕方がないわね」とツンツンしながら多分着てくれるはずだ。ドレスで皆が楽しくしているなら…フフ、いい事を考えた。それなら踊りも考えてみよう、一人一人違うポーズを取らなきゃいけないがなんとかなるだろう、ライラは未来の自分に任せるのも、他人を巻き込んでわちゃわちゃするのも大好きだ。ここにトゥカーナがいれば、近所にこんなお節介大好きおばさん居た!と言われるだろう。まぁ要するにライラは世話好き。

この物語はたしか、5人の魔法少女と契約の悪魔、という題名で途中で話が分裂し契約した魔法少女が次々増えていく、街の子供達に絵本を見せてもらったり、魔法少女が立体になった物まであったりしたので、成人位の男の子があれやこれを語るのを聞きながら、ライラは今後の参考にしたいと、いそいそと何枚もスケッチした。
もちろん抜かりはなく衣装も揃えてあるが、まだ5人揃っていない事が難点である。そこはまあなんとかなるだろう。ライラはルピーにクルクル回ってもらいウンウンと頷いた。うん可愛い、

「これで準備は出来たわね。」

ライラはニッコリと微笑みルピーを見た。
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