気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

文字の大きさ
121 / 175
間話

お茶会1

しおりを挟む
今回から通常回に戻ります。ほぼライラの回想シーンになってます。
ライラはシャムと言われて返事はしますが、けして自分の事をシャムだと言いません。不敬罪になりそうなので(笑)
読んでる方は混乱するかもしれませんが、書いてる自分も混乱してるので一緒ですね(。∀°)←アホ



案内された部屋に入るなり、ピンク色の塊は部屋の隅でウジウジしだした。ライラは気にせずルピーを見る。あの姿なら平気らしくニコニコしてる。

「滞在中はこちらのお部屋をお使い下さい。ルピー姫様私はお茶の準備をしてまいります。何かあったら机の上にあるベルを鳴らしお知らせください。」

「リリいってらちゃい、ルピーはいつものれんちゅうちてまちゅ。」

「はい姫様いってきます。では失礼致します。」

ルピーは侍女と笑顔で会話をし手を振り見送っている。改めてライラは案内された広い部屋の中を見て回る事にした。案内された場所は白い柔らかそうな3人掛けのソファと、黒と白の模様が美しい石で出来た少し大きなテーブル、美しい木々で出来た調度品等もあるが、ライラは余り興味が無い、

「やっぱり魔力も精霊も少ないわね」

やはりここにも生花は無い、白い壁には生花の代わりに景色が綺麗な絵が数枚飾られている程度だ。部屋の中に緑がないと少し寂しい感じがする。やっぱりね。とライラはそう思い精霊の姿を捜す。今いる精霊はルピーの周りやケーティの周りにしか精霊はいない、もちろん城の中や先程見た庭にも精霊はいなかった。ルピーの側にいる精霊を呼ぶと、光の精霊がライラの側に来てライラの周りを円を描く様にクルリと一周しあいさつをする。

「ねぇあなたここに来る前はどこにいたの?」

『ケーティと一緒』

「分かったわありがとう」

精霊に魔力を渡すと、光の精霊はまた一周してルピーの所にふわふわと帰って行く、ルピーはカーテシーの練習をケーティとしている様だった。ケーティは部屋の隅でいじけているヒドゥリーを連れてきて、ルピーと一緒にカーテシーの練習をしている。ヒドゥリーがカーテシーを出来ている事にライラは納得する。やっぱり才能あるわね。あの衣装作っておいて正解だったわ。とニヤリと微笑みルピー達を見る。3人で仲良く挨拶する練習を見ていると、小さな頃のアルゲティを思い出す。親子3人あの頃は幸せでとても楽しかった。涙が流れ落ちそうになり頭を振って堪える。ここで泣いてはいけない、
ライラは涙を誤魔化す為、木々が少ない窓の外を眺め思い出す。

アウストラリス王国だったわね。トゥカーナのいる国は沢山の精霊がいた。前にトゥカーナが水魔法の練習をしてるのを見たが、見本で水魔法を見せていたケーティの周りに水の精霊が沢山浮いていた。本来あれ位精霊が居ないと魔力が不足する、だが精霊から魔力を貰わなくても魔物や動物は生きていける。それは食物連鎖だ精霊から魔力を貰い植物は大きく育つ、植物を食べにきた虫や動物がそれを食べ、動物を魔物が食べる事で魔力を補充できる。もちろん食物連鎖のトップは人族だろう、その前に魔力を与える精霊がいないと植物は育たない、堂々巡りになってきた。ライラはため息をつきつつ自分の住む街を思い出す。



空の人族の街は花や木々が溢れ緑豊かな街だ。それに街中は沢山の精霊達がいる。精霊が草木で休憩をすると精霊から魔力を与えられた植物はたちまち元気になる。

そう教えてくれたのは、空の人族に植物と精霊の関係を調べる専門家だと自分で名乗っていた。
その人の名はクァーリィ、長い金色の髪と緑の中に青色が混ざった瞳を持つ、アルゲティと同じ歳の男の子、本当の役割は祈りの乙女を補佐する者。だが現在祈りの乙女が不在の為、前々から気になっていた事を調べ物をする事に没頭する毎日らしい、そして勝手に専門家と名乗っている。まぁ誰に話しても、あっそう、と言われあしらわれている。
アルゲティの名誉と事細かに教えて貰ったから追記すると、変人だが多分悪い人ではないとだけ言っておく、アルゲティが成人する前いきなり家に訪ねて来るといきなり、アルゲティに「貴女の羽根を下さい」と詰め寄り、悲鳴を聞きつけたダブエルを盛大に怒らせた。ライラは部屋の奥に避難してきたアルゲティを、魔法陣で街の教会に避難さていた。

ダブエルの「娘はやらん!」と変な方向に話が逸れそうになった。クァーリィの一言がダブエルをさらに怒らせる事になった。

「安心して下さいお父さん。僕は娘さんにこれっぽっちも興味はありません。僕が興味があるのは祈りの乙女の羽根だけ、どうか羽根だけを下さい!」

「お前にお父さんと呼ばれる筋合いは無い!それに可愛い娘に興味が無いだと?!それでも男か!我が家にもう2度と来るな!」

ダブエルに怒鳴られ不思議そうな顔をして帰って行ったが、後日クァーリーはアルゲティに付き纏っていたらしい、夫が居ると話が進まない為ダブエルがいない隙にこっそりライラに教えてくれた。

「変な人だけど変に拗らせるよりは、認識してあげて目の前に現れた方が楽なの、何かあったらミューを呼んで一緒に転移するし、それに物陰からじっと見られ続けるよりはまだマシ、目が合うとニタリと笑うの」

「あなたは女の子なんだから、もし変な事されそうになったらちゃんとミューを呼ぶ事、それと周囲の人に助けを呼ぶ事も忘れないで、」

ライラは心配してそう話すが娘は大丈夫よと、ぶるりと体を震わせライラにそう話した。娘の口調は諦めた様子で話していたし、最近は変な事を言わないらしいそれを聞いて多分大丈夫だろうと思うが、疲れた顔で家に帰った後は盛大なため息をついていたから、クァーリーと一緒に居ると疲れるのだろう、
これが原因は何なのか分からないが、アルゲティは成人すると同時に家から出ていった。もちろん私達に何も言わず…、まぁこの話を思い出しても辛いだけ、ライラは深呼吸をして考えをそらす。

その自称専門家のクァーリィが言うには、魔力が枯渇すれば植物や動物は育たない、動物は移動できるが植物は別魔力が不足すれば形が歪な植物が出来る。と言っていた。

空の人族は部屋の中や外で植物を育てる事が好きだ。
もちろんライラ自身も部屋の中で沢山の植物を育てている。毎朝の日課は植物の水やりだ。精霊からも貰えるが水にも魔力は存在する。水の精霊王が何かを作り湖に戻すと水は魔力を持つ、もちろん空の人族は水に魔力を含ませ植物に与えるのが常識だ。
精霊は気に入った植物や人がいると部屋の中に勝手に入ってくる。部屋の中にいる精霊の数は空の人族のステータスでもある。
部屋の中には精霊が沢山いて力を貸してくれるし、私達は魔力を与え休む場所を作っている為、精霊は疲れたら部屋の中の植物で休んで、自由気ままにまた力を貸してくれる。持ちつ持たれつの関係である、精霊は沢山いい事をすれば貸した人から魔力を貰え、やがて自我を持つようになる、たまにイタズラをしたりするが、全て可愛らしいものが多い、

最近の若い女の子達は精霊達がどんなイタズラをして笑わせてくれたか、花が咲き誇るお洒落なカフェで、ゆっくりと飲み物を飲みながら話すのが流行っているらしい、若い子の感性はライラには分からない、

だが確かに精霊のイタズラは私達には笑って許せる事が多い、実際に体験した事を思い出してみる。

空の人族の街の中はトップのシャム様が風の精霊王と言う事もあって、いつも優しい風が吹いている。小さな風の精霊が追いかけっこをすれば突風を吹かせ色々な物を飛ばす。
もちろん飛ばされた物は空を飛び回収するか魔法で回収する。だがその風が植物の種を遠くに飛ばし山や森を緑豊かにする、香りも運ぶ為遠く離れたお隣さんが何を作っているかすぐに分かる。スパイスを使った料理は特に食べたくなるから、夕食作りに迷った時は真似をする。

水の精霊は精霊王の気質を受けているのか、精霊の中で一番のイタズラ好き、暖かい日や暑い日に広場にある噴水から姿を見せ歩いている人に勢いよく水を掛ける事もあれば、水を魚の形に変えふよふよと宙を漂わせる事もある。濡れても魔法ですぐに乾かせるから平気だ。
水の精霊が飛ばした水は飛沫水となり風で飛ばされ草木に水が広がり土を潤す。

火の精霊は火の精霊王の気質なのかすぐに熱くなる。料理を作る時は火加減を見て手伝ってくれるが、稀に火加減を間違え焦がす。火の精霊と一緒に料理をする事が推奨されている。
小さい精霊が沢山(1000ぐらい)集まれば発火の危険があるが、寒い時呼べばそっと寄り添ってくれる。赤い精霊が力を貸してくれれば暖かい、夜道の街灯をほんのりと明るく照らしてくれる。火の精霊王から集まり過ぎるなと注意されてるらしく発火する程は集まらない、集まっても他の精霊が火の精霊に注意をするとすぐ解散する。

土の精霊王は真面目で博識、おのずと土の精霊達も真面目な子が多い、土の精霊は風の精霊が運んだ種を大切に包みこみ、大きくなるまで大切に育てる。また近くに元気の無い植物を見つけると、1番に駆け付け魔力を与える。イタズラと言えばたまに人を転ばせようとほんの少し土をポコっと盛り上がらせたり、土に穴を開けたりする、低すぎたり浅すぎたりしてそのイタズラが1度として成功した事は無い、もちろんイタズラをする人を見極めているので弱い存在(子供や老人)にはけしてしない、それをすると精霊王がやって来て怒られるらしい、
少し前に私にイタズラをした小さな精霊が怯えながら話してくれた。優しく微笑み撫でたのに更に震え上がってしまった。
もちろん魔力を感じたから転ばなかったが、余りの怯えっぷりにライラ自身が虐めてる様にも見え、精霊が不憫に思いその時は聞けなかった。私はまだ若い…つもりである。

光の精霊王は優雅で美しくとても優しい、その気質を受け優しい精霊が多い、火の精霊が集まり出すと諌めてくれるのは光の精霊が多く、集まりすぎた火の精霊達は一目散に分散される。
光の精霊は闇を照らすその光は、とても目に優しく眩しすぎない、
街中で落ち込んでいる人がいれば、そっと寄り添い励ましてくれる。だが光の精霊を怒らせると辺りを光らせ目潰しをするが、日が出ている時は何も効果がないが日が暮れた時はとても眩しい、人が怪我をすればすぐに仲間を集め怪我を治してくれる。
あまり怒ることの無い光の精霊をダブエルが怒らせた。

闇の精霊王は大人しく余り外に出ない、気に入った人がいると違うと聞く、実際水の精霊王が外に連れ出しても嫌な顔はしなかったと思う、それに魔力が不足すると大きくなるが、私は小さい闇の精霊王が可愛らしくて好きだ。
闇の精霊は精霊王の気質を受け、人懐っこくとても大人しい、小さな精霊が気に入った物の形になったりするので人気の精霊だ。だが基本は部屋の中が好き、だからって少し暗い部屋の壁をカサカサと動くのだけはやめて欲しい、驚きすぎて一気に空に帰ってしまいそうになるし、それになぜか中履きで引っぱたきたくなる衝動に駆られてしまう、

ざっと精霊の説明をするとしたらこんな所だが、小さな精霊もすでに個性が出ている為これが全てではないが、



少し前に空に帰った母親も好きで育てていた。だからといって緑がないと落ち着かない訳では無い、これでは精霊達が休めない、特に風の精霊は植物の種を空に飛ばし広げるのが役割である。しかも魔力量が少ないこの土地だ。精霊が飛ばした種は魔力を帯びている。その為魔力が無いと変な形で育ちそれ以上に大きくはならない、
もしかしたら地の人族は知らないかもしれない、なぜなら空の人族の街の人達は精霊が見える事と会話出来る事が当たり前の事であり、もし見えなのであれば教会に連れて行き、司祭様と祈りの乙女に見てもらう、魔力は生活の為である適切な治療を受ける為だ。弟子入りしたいと言ってた子は小さな精霊が見えるのだろか?悶々と考えても仕方がないと考えをパッと切り替える。

「これも確認事項ね。」

「シャムちゃんなにかいいましゅたか?ルピーはいま、おちゃかいのあいさつのれんしゅうをしてましゅ。」

「いいえ、ルピーいい子ね、ねえ私にいい考えがあるの聞いてくれる?」

「どーじょでしゅ。」

ルピーの綺麗な青い髪を小さな耳に掛ける。ルピーの視線に合わせてしゃがむとこしょこしょと耳元で話す。

「アハハ…くすぐったいでしゅ」

「ルピー聞いて、聞いてくれないとくすぐちゃうわよ」

「アハハ…ききましゅ。ききましゅからすこしまってくだしゃい。」

ルピーの笑いが収まった頃、シャムはルピーに母親を驚かせようと持ち掛ける。
この部屋に入ってからルピーはずっとあいさつの練習をしていたが、今は笑い過ぎて少し休憩すると言い白いソファにちょこんと座っている。

「とても可愛いドレスがあるの。ルピーは何色が好きかしら?」

それならライラにはどうしてもやりたい事がある、お友達のルピーを巻き込む事にした。
しおりを挟む
感想 25

あなたにおすすめの小説

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』

夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」 教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。 ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。 王命による“形式結婚”。 夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。 だから、はい、離婚。勝手に。 白い結婚だったので、勝手に離婚しました。 何か問題あります?

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

図書館でうたた寝してたらいつの間にか王子と結婚することになりました

鳥花風星
恋愛
限られた人間しか入ることのできない王立図書館中枢部で司書として働く公爵令嬢ベル・シュパルツがお気に入りの場所で昼寝をしていると、目の前に見知らぬ男性がいた。 素性のわからないその男性は、たびたびベルの元を訪れてベルとたわいもない話をしていく。本を貸したりお茶を飲んだり、ありきたりな日々を何度か共に過ごしていたとある日、その男性から期間限定の婚約者になってほしいと懇願される。 とりあえず婚約を受けてはみたものの、その相手は実はこの国の第二王子、アーロンだった。 「俺は欲しいと思ったら何としてでも絶対に手に入れる人間なんだ」

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

死に戻ったら、私だけ幼児化していた件について

えくれあ
恋愛
セラフィーナは6歳の時に王太子となるアルバートとの婚約が決まって以降、ずっと王家のために身を粉にして努力を続けてきたつもりだった。 しかしながら、いつしか悪女と呼ばれるようになり、18歳の時にアルバートから婚約解消を告げられてしまう。 その後、死を迎えたはずのセラフィーナは、目を覚ますと2年前に戻っていた。だが、周囲の人間はセラフィーナが死ぬ2年前の姿と相違ないのに、セラフィーナだけは同じ年齢だったはずのアルバートより10歳も幼い6歳の姿だった。 死を迎える前と同じこともあれば、年齢が異なるが故に違うこともある。 戸惑いを覚えながらも、死んでしまったためにできなかったことを今度こそ、とセラフィーナは心に誓うのだった。

処理中です...