気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

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真相

アルゲティからの手紙2

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こんにちは。更新遅くてごめんなさい、今回は短いですが次回とても長いです。分割した結果だと思ってください。予告するなら押さえたつもりですが変態成分多めになりました。また明日更新します。



王妃とのお茶会の後、少し休憩がしたいとミューに言われたルピー達は、ルピーが生まれてから住んでいた場所の花壇に来ていた。ミューは花と土を見てルピーとケーティを見上げた。ケーティはミューに詳しい話を聞きながら今後の役に立てるようメモを書く、ミューは土に自分の指を差し込み魔力を調べたようだ。ケーティも続いて指を差し込んだ。土は固くほんのり冷たい、ルピーも指を差し込んだ。
家で花を育てているケーティは、自分の家で育てている花壇の世話をしている。自分が管理してる花壇の魔力量とは違う、

「魔力が豊富なら柔らかく温かいのよ、後からライラから貰った鉢植えに指を入れてみれば分かるのよ、空間ポッケには精霊は入れないから、今は精霊はいないけど土の魔力量は変わってないはずなの、」

「かあさまにおねがいしてみる。ミューおそとはこんなにあついのに、つちのなかはつめたいんだね。ミューはいっぱいしってるね。」

「魔力がないと土がこんなに冷たいなんて、思いませんでした。さすがですミュー様、次の土壌監査の時にでも役立てます。」

「土の精霊が沢山いるともっと柔らかくて温かいの、それを目指すといいかしら、精霊の間ではこの国の至る所は魔力がほぼ無い、死の砂の地って言われてるのよ、」

ミューから聞いた言葉はまさに目からウロコだった。ケーティは尊敬の眼差しでミューを見る。ミューはくすぐったそうにしてるが、ひと目で照れてるのがわかる。

「例えば今花壇にある土と花はとても魔力が少ないの。だから花は歪だし土に触ると冷たいし硬いのよ、でもこんな魔力が無い状態でよくここまで育ったと、感心するしかないの、
土の精霊がいないのも問題なの、私達精霊は役割があるの、風の精霊は種を運び、土の精霊が土を育て種と植物を守り育てるの、水の精霊は風の精霊と一緒に水を与え土を潤す。光の精霊は植物を元気を与える。火の精霊は植物に育ちやすい温かさを与え、闇の精霊は植物に休みの時間を与えるの、
空の人族の間ではこれは常識なのよ、それに私たち精霊は生まれてすぐこの事をすぐに覚えるの、
別に責めてる訳では無いの、せっかく風の精霊が運んだ種がこんなんでは、ミューは風の精霊として名折れなのよ、わかったかしらルピーとケーティ、」

ルピーとケーティは「はい」と大きく返事をした。ミューは寝る準備をする為小さい人型になると、パチンと指輪ならしパジャマに着替えた。右手にはお気に入りの枕と、左手は上に掛けるためのお気に入りの花柄のタオル、

「ルピー達はこちらで待ってなさいすぐに魔力を与え花を回復させるかしら。ルピー土の精霊ゴマに手伝ってもらっていいかしら?他の花壇は小さな精霊達に手伝って貰えればすぐ終わるのよ、」

「ゴマいいでしゅか?」

「うむ!よかろう!我は潜入調査を行う、うむこの土は怪しいぞ、潜入調査開始!」

ゴマは花の根元に着くと迷彩柄のテントを組み立てそこの中に入った。
ケーティのそばに居た精霊や、ルピーのそばに居た精霊も花壇で休憩をする、数は少ないが色々な光がピカピカと光りとても綺麗だ。ルピーもケーティもその光景に息をのみ見る。
するとミューが言った通り、花はグングン生育が良くなり形も良くなっていく、段々と歪だった花の形が綺麗に整っていくのを見て2人は驚く、

ミューと他の小さな精霊達は歪な花の上、小さな光を光らせながらスヤスヤと眠る。ミューは夢を見ている。その夢の中でとても懐かしい感じとトゥカーナの糸が2つに裂けてピンと張るのが分かった。それと同時に裂けた糸の契約者が誰かもだ。とても懐かしく胸がドキドキする。いてもたってもいられなくてミューはドキドキする胸を押え飛び起きた。

花の様子を見ていたケーティとルピーは、白い光りになっていたのに、突然人型になり飛び回った事にビックリした。
ぐっすり寝ていたはずのミューが起きて急にアワアワし始めたからだ。ミューは叫びながら右往左往して飛んでいる。ルピーはケーティの手をギュッと握り不安そうにミューとケーティを交互に見る。ケーティもトゥカーナの名前を聞いて、何かあったのではないかと思いミューに声を掛ける。

「どどどど...えっ?!アルゲティ?空に帰ったんじゃなかったの?トゥカーナの契約の糸が裂けるってどういう事なのよ!」

「ミュー様、どうされたのです?契約の糸が裂けるってあの...トゥカーナ様は無事なのですか?」

「トゥカーニャどうしたの?だいしょうぶなの?」

「大丈夫トゥカーナは無事なのよ、トゥカーナの糸がある事が大切なの、もし糸が無くなったら空に帰っているの、
無いと思うのだけれど契約を切られたか上書きされたかのよ、
それが出来るのは精霊王様達以上の存在じゃないと出来ないの、契約の上書きや解除はミュー以上の存在じゃないと出来ない、だから不可能なの、ケーティわかったかしら?」

ケーティは頷きつつ次のことを聞く、今聞いておかないとミューがすぐに飛んで行ってしまいそうだったからである、この事をアウラにも伝えなければならない、

「アルゲティ様はライラ様のお嬢様ですよね?アルゲティ様は過去にアウストラリスを救った天使様と聞いてます。ワルド様に貸していただいた本にもそう書かれていました。」

「アルゲチィはシャムちゃんとおなじてんしさま?」

ルピーは大事に仕舞っていた羽根を取り出しミューに見せた。ミューは風の精霊だ。誰のものかすぐに分かる。

「それライラの羽根じゃない、ってそれ所じゃないのよ!アルゲティの所に行ってくるの、その前にシャム様に手紙を書いて...送らないとなのよ、
ケーティ私はアルゲティの所に行くのよ、遅くなるかもだから私に用事があるならアウラに頼むといいのよ、アウラも契約者だから私はすぐに移動出来るの、」

白い光になるとミューは行ってくるのよー!と叫ぶと、余程慌てていたのかパジャマのまま飛んでいってしまった。ケーティはルピーに断りを入れすぐにこの事をアウラに伝えに行く事にした。未来の国王の婚約者のトゥカーナの事なら尚更だ。

「ルピー姫様申し訳ございません。私はこの事をアウラ様にお伝えしなければならないのです。」

「うん。わたしはかあさまはオヤスミしてるから、おとうさまにいうの、リリきて、」

「はいルピー姫様、ではケーティ様私達はこれで失礼いたします。」

ケーティは簡単に挨拶をしてアウラの客間に、ルピー達は国王がいる教会へそれぞれ向かった。



魔法陣で着いた先は空の人族の街、見覚えのあるステンドグラスと白く大きな教会の裏側に着いたらしい、ここはとても大きな霊園らしい、至る所に白い石に名前が刻まれ花がお供えされている。まずは司祭様に挨拶しておこうと、トゥカーナは教会の入口に立つ、

「懐かしい、って感情が湧いてくるけど、今がどの時代なのかを知らないのよね。過去の司祭様は私の名前を言うだけで分かるようにする。って言ってたけど...。」

この時点のトゥカーナは知らない、この先に起こる大変な出来事を、教会の真ん中の絨毯の上を翼を出しコツコツ歩いていった。
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