気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

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真相

アルゲティ5

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お待たせしました。予約もせずにぐっすり寝てました。
少し書き加えました。えっどこ?沢山ありすぎて、間違えてたところとか、前世ミクの話とかクルミの話とか、




「クルミ様いきなり話が変わって申し訳ないのですが、どうしても聞きたいことがあるんです。なぜ私はアルゲティ様の魂を持ってるのでしょうか?」


「うーん、それが全くわからない私は前世の家族を思って祈っただけよ、それにイメージ的に魂ってふわふわしてるから、迷ってトゥカーナに入り込んだんじゃないかな?多分…。
ねぇそれよりもトゥカーナは本当の本当に転生者じゃないの?そんなの夢も希望もないじゃない、」


私はハイもイイエも言わずに首を傾げ曖昧に微笑んだ。クルミに転生者だと知られたら、どうなるのかわからないから怖い。とりあえずさん付けでいいか、いきなり呼び捨てもなれない、クルミは指で頬をポリポリかき空を見上げ寂しそうに笑う、


「あと私の事は様付けはしないで、うんわかった。アルゲティもいらないってさ、お互い昔を思い出してむずがゆいんだ。だってアルゲティが愛したアウストはもう居ないの、私達の世界ではお墓か仏壇にお祈りするんだ。だけど私の愛したあの人は空に帰った。だから私は空に冥福を祈る彼が安らかに眠り、違う人生を送れるように、次の人生は幸せな老後を過ごして欲しいから、」


クルミは空を見上げ冥福を祈った。私も一緒に冥福を祈る。数分手を合わせ先に頭を上げたのは私だった。クルミは泣いていた。もしかしたらアルゲティなのかもしれないけど、


「アウストはあちこち行くのを夢見ていたから、もさかしてあの人の魂はふわふわしてるのかも、」


「あのクルミさんふわふわですか?私の誕生し初めての洗礼の義で自分の娘だとタブエルさんに言われて、アルゲティさんの記憶となんだかエニフ王国に捜し物をしに行けとシャムちゃんから言われてみたり、突然背中から翼が生えたり、クルミさん、これもあなたが書いた小説なのですか?」


「んー私はちゃんと書いたはずだよ、小説にはそこまで細かいこと書いてないけど、魂を戻す事なら簡単だから後から戻すね。確かにアルゲティの話から悪役令嬢の話にいきなり飛んだのがいけなかったのかな?区切りはつけたはずなのに、」


一方のクルミは腕を組み空を見たり、地面をみたりしながらウンウン唸っている。しかし私はピンと閃いた。それは先程クルミが言っていた。


「クルミさん、家族を思って祈ったと先程言ってましたね。祈りの乙女が祈れば叶ってしまう、それはアルゲティさんもご存知のはずです。願いが叶った時のリスクも先代の祈りの乙女からの伝言を、クシャ司祭様達から聞いてる筈ですよね?」


「うーん…リスクの話は聞いたよ、それが私には何も無かった。安心してアルゲティも無かったから、もしかして私とアルゲティの関係が1番リスクなのかもしれないけど、まぁ私は私でありアルゲティはアルゲティだから、気にしないで、今の私の魂は2つ重なってるんだ。それが混ざって1つになったら、どっちが残るか分からないけどね。」

少し寂しそうに話すクルミに、私は最初にライラさんに出会い聞いた事や教わった事を思い出した。最初からライラさんは私の事自分は自分なんだからと慰めてくれた。私は凄く納得をした。


「ライラさんにも同じ事言われました。あなたはトゥカーナであり、自分を持ちなさいと、クルミさんもアルゲティさんも自分は自分だと思っているから、1つにならずにいるのではないですか?」


「そうだね。自分は自分よね、」


クルミは驚いた顔をして笑う、クルミも大丈夫だと言ってるし、祈りの乙女に反動がなかったなら大丈夫だろうが、次は家族の確認も必要だ。


「クルミさん以外の家族はどちらに?私も探すのを手伝いますから、ご家族の場所を教えて下さい、できる限りですが協力も出来ますよ?」


「えっマジで?!いいのありがとう!
私も居たことがあるアウストラリス王国と、エニフ王国って所だよ、エニフ王国って聞いた事ないんだけどトゥカーナは知ってる?後は、東の国オスト、ここは日本と調味料がほぼ一緒だから味噌や醤油、豆腐まであるんだよね、やっばり調味料は日本と同じなの、あー!!姉さんが作ってくれた肉じゃがやイカと里芋の煮っころがしも食べたい、ライラ母様も同じ物を作れるけど少し味か違うんだ。」


「エニフ王国は過去にアルゲティ様が捕らえられた国です。私達の歴史によりますと、両国の戦争が終わってからは、両国は友好国になりました。だから名前を変えたのです。オスト王国の醤油ですか良いですね。前回船が来た時には少量しか買えなかったのです。豆腐のふわふわな食感がとても癖になります。」


オスト王国の醤油を幼少時領地の視察をしてる時に見つけて、醤油を買ったなぁ、豆腐があるなら豆腐の味噌汁作れそうだし、テレビで見たのがきっかけで1度食べた事がある味噌煮込みうどんや、豆腐を使った味噌田楽も作れる。それに醤油があれば肉じゃがや煮魚も作れるし、もしかして美味しいお米もあるのかな?それに今なら空間ポッケにあまり入ってないから、沢山買えるし空間ポッケは時間も止めてくれるから保存し放題だね。私は楽しくなって頭の中で色々と味噌や醤油で作れる物を考え、思ったことを口に出した。


「「買いだめしなきゃ」」


私はクルミの話を聞きながら頷いてた。ボソッと言ったつもりだったのに見事にハモった。お互い驚き過ぎて固まっている。先に笑いだしたのはクルミだ。


「アハハハハハ…げっほげっほ、嬉し笑いすぎてむせちゃった。やっぱり転生者じゃん!ねぇトゥカーナはやっぱり前世は日本人なの?その時の名前を覚えてる?」


「えぇ、なんだっけなーアハハ…」


私は笑って誤魔化したがクルミは騙されなかった。両頬を膨らませ両手をブンブン振る。アルゲティさんはライラさんに似て綺麗だからか、怒っても可愛い、そう思った私はニコニコしながらクルミを見る。


「もう!誤魔化さないでよ、私は大事な人達を探してるの、いいじゃんトゥカーナ前世の名前を教えてよー、覚えてるんでしょ?ここに悪役令嬢はいないし、邪魔もしないよ、」


言質は貰った。邪魔しないならいいかな?
転生者だとわかった途端にグイグイ質問してくるクルミに聞かれたのと、言質を貰ったことで私の覚悟は決まった。
クルミの名は前世の妹と同じ名前だから泣きそうなのを堪えてる。けど、もし妹では無かった場合は、落胆をして泣いてしまいそうな程だ。
目の前のクルミさんが、もし前世の妹クルミだったらと考えると、私は瞬きを沢山して涙を堪え胸の前で両手を組み合わせ深呼吸をする。話すのは簡単だ。
けど話すと決めたら急に手が震えだしてしまい、頭が真っ白になるくらいに緊張してしまう、自然と握り合わせた両手に力が入る、
妹のクルミでは無い時の反応が怖い。前世の話をすれば勝手に涙が溢れるから、教会で懺悔するように手を組み合わせ地面を見る。


 「私の前世の名前より先に言っておきたい事があるの、前世私の住んでいた所は日本と言う国、多分クルミあなたと同じ国にいたわ、
前世の私の家族はお母さんと双子の妹2人と弟が1人、母さんは仕事で忙しかったけど、私達妹弟は仲良く暮らしていた。双子の妹はとてもゲームが好きだった。特にレオニス様が大好きで推しだと教えてくれたけど、私はひそかにアウラ様をすきだった。
妹の部屋の中はイベントのポスターや、クジの景品やゲームセンターの景品も部屋の中に沢山溢れていた。もう片方の妹はシンプルが好きだったから落差が激しかったのを覚えてる。
えっとね。その双子の妹の名前はクルミあなたと同じなの、小さな頃に思い出した最後の光景は、溺れた弟を助ける為冷たい水に入った事による心臓麻痺…だと思う、助け出した事までは思い出したの、だけど私は助けた事を後悔はしてない、弟が…マサが助かって良かったと思ってる。妹や母さん達に最後のお別れを言えなかった事だけが私の後悔ね。私は…わっ!」


話終わりそうな所でドンと身体に衝撃が来た。涙を頬を伝うがクルミの方が凄い嗚咽だ。びっくりしすぎて何事だと恐る恐る顔を上げると、クルミに痛いくらいに抱きつかれていた。それはもうぎゅうぎゅうに息が出来ない、幼い頃お父様にハグをされてた頃の声が出る。内蔵はたぶん出ないけど出そうな感じがする。


「姉さん!会いたかった!」


「ぐぇー!」


私は前世の妹クルミに会ったが問題は山積みだ。
家族がこちらにいるのなら、ミユキとマサと母さんを探さなきゃいけない、だがその前に私はクルミの背中をタップする。


「ギブギブ!」


「離しなさい!クルミ何してるのよ、トゥカーナしっかりするのよ!」


「姉さん!姉さん!ずっと会いたかった!」


ミューの必死の静止も聞かず、興奮したクルミに私は更にギュウギュウに抱きつかれてしまった。そろそろ私の内蔵が飛び出すゾウ…。
あれ?走馬灯が見える…私は走馬灯の中でもお父様にハグされ頬ずりされていて、後ろでお姉様がお父様を止めようと背中を叩いてる。





『あぁ、トゥカーナだけだよ行ってらっしゃいのハグをしてくれるのは、今日は頬ずりもしちゃうぞ!』


上に下にとほっぺをグリグリされていると、横から姉様に手を引っ張られ救出され、華奢な背中に隠された。


『お父様行ってらっしゃいませ、トゥカーナも年頃ですので、ほどほどになさって下さい、』


『もう嫁に行くようなこと言わないでくれ!』


お父様の背中をアーロンが押し馬車に乗せた。お父様が乗れば馬車は出発をする。『トゥカーナはずっとお家にいてもいいんだー!婚約の約束は陛下を言いくるめるからー!』と叫ぶお父様の声が聞こえたような聞こえないような、うん。聞こえなかった事にしよう、不敬罪になる。そうなると我が家は不敬罪だらけになるしね。
お父様がいなくなると次は姉様にハグをされる。優しい花の香りがして落ち着く、されるままでいると馬車が見えなくなるまで見送っていたお母様には『仲良しね』と笑われ、兄様には『引き剥がすのもほどほどにな、後からフォローが大変なんだ。』と姉様に声をかけ2人はそのまま仕事に出かけた。どうしていいのか分からない見習い執事がオロオロする中、姉様はやっと顔を上げ私の顔を見るとプーっと頬をふくらませた。


『トゥカーナはもう少しお父様に抵抗しなさい、それとトゥカーナが甘えていいのは私だけ、あなたは私の自慢の妹なのだから姉である私だけがハグしていいの、お兄様?ダメよ姉である私だけの特権なんだから、』


フィルムが切り替わるように走馬灯らしきものが切り替わった。周りには真新しい制服を着てる学生が沢山いる。それにこれだけダダ広い廊下は見覚えがある。ここは私達が通う学園、
なんで学園なの?と考えているといきなり両サイドから腕を取られ持ち上げられた。今の私は囚われた宇宙人の気持ちで両隣りを見上げると、アウラと姉様が笑顔でトゥカーナを見て笑う、トゥカーナは肉食獣に睨まれた子鹿のように足が震えてしまったが、幸いな事にその肉食獣に両腕を持ち上げられてる為転ばなかった。


アウラはトゥカーナに完璧な笑顔を見せ、空いた手で優しく頬を撫で『カーナ愛してるよ』とささやいた。
甘い顔から鋭い視線に変え姉様を見て失笑する、正直言って恐い、ガタガタ震えると反対側の頬を細く柔らかな手で撫でられ見上げれば、姉様はアウラのことを見ていない、ずっと私だけを見てうっとりしている。時々扇子を広げたままで周りを叩いているが、もしかしてアウラの視線を虫に例えてるのでは?と怖くなった。心の中で姉様それ不敬罪です!と叫ぼうとしても恐怖で声が出ない、そのやり取りは私は囚われた宇宙人のままで2人は廊下進む、
やだなぁ、やだなぁ、と周りを見れば幸いな事に他の生徒が見当たらない、ほっとした頃先に牽制を掛けたのはアウラだった。私の頬を優しく撫でるのは止めない、


『ボレアリス穣、君は何かを勘違いしている、カーナは僕の婚約者だ。結婚したら僕だけになり、将来は国母になる、いい加減に諦めるんだ姉妹なのは今のうちだ。そうだカーナ子供は何人欲しい?僕はスポーツのチームが出来る位か、うちの城の空き部屋が埋まるくらいかな?大丈夫足りないなら増やせばいい、頑張ろうね!』


アウラの目がギラギラして怖い、私は何度も頷いた子供は欲しいけど…1人っ子じゃ寂しいから兄弟は沢山居た方が賑やかだ。


一方の姉様は頬に手を当てキョロキョロ見渡して、驚いた顔をした。アウラに気がつき空いてる手で扇子を器用に開きアウラを見る。もちろんその目は笑っていない、むしろ自国の王太子を睨みつけるなんてそれこそ不敬罪だ。何とか姉様を止めようとしたが、手は動かないし声も出ない、むーっと頬を膨らませ困った顔しか出来なかったが、姉様は私の気持ちに気が付かない振りをしたまま話は続く、


『あら?誰が話してるとおもえば、王太子様ではないですか、王太子様ごきげんよう。気が付かず申し訳ございません。わたしくの可愛い妹トゥカーナだけしか目に入らず、全く見えませんでしたの、
ひとつ訂正したい事がごさいます。妹とご結婚されても可愛いトゥカーナは、わたくしの大切な妹に変わりございませんの。それにわたくしとトゥカーナは血で繋がった姉妹ですわ、ねぇトゥカーナもそう思うわよね?』


姉様の目もギラギラして怖いこちらも必死で頷く、結婚しても姉様とお茶会したりしたい、あと数年だねと1人しんみりしてると反対側の頬をアウラが撫でる。大丈夫もうわかっています。こっちを向けって事ですね。私はアウラの方を見て固まった。私を見てすごく綺麗に笑っている。これは怒ってる!周りもひんやりとしてきたように思うのは、気のせいでは無いだろう。


『へぇ…カーナは僕よりも大好きな人がいたんだね。もう誰にも見せないようにしてカーナをどこかに閉じ込めておきたい、』


『まぁ王太子様!わたくしの可愛い妹にそんな事なさったら、流石にイプシロン家も婚約解消に動きます。よろしいのですか?』


『カーナが可愛いばかりに僕は心の声が漏れてしまった様だね。そんな事はしないから安心して、ボレアリス嬢カーナは僕の婚約者だ。婚約は陛下自ら決めた事、反するならボレアリス嬢は国家に反する事になるし、君は2度とカーナにも会えない、それで良いのかな?ボレアリス嬢、』


『あら?王太子様は何をおっしゃているのですか?わたくしも心の声が漏れただけです。ですがトゥカーナを閉じ込めたら、わたくしの可愛い妹をすぐに助け出しますわ、王太子様も可愛いトゥカーナに嫌われますわよ。』


姉様とアウラ様の声、この先は学園入学式の悪夢を思い出す。あの時どうしたら良かったのか分からなかった。
今は違う走馬灯の真っ最中だ。そう思った私は頭をブンブン横に振る。すると顔を真っ青にしたクルミが必死に私の肩を揺さぶっていた。どうやら私は走馬灯から帰ってきたらしい、





更にクルミの背中を激しくタップする。クルミは私から手を離して「姉さんし!姉さん!また空に帰らないで!」と叫んだ。思わずおい勝手に空に返すな、と真顔になるが、クルミ達に最後さよならも言えずにいたからとても嬉しい、私も会いたいと思ってた人達に会えた事がとても嬉しく、思わず笑みが零れ涙が溢れてしまう、


私はやっと落ち着いたクルミから解放され、ゼェゼェしていた呼吸が整うと私達はゆっくり話し合った。その結果私がこちらに来てるからクルミの祈りは叶っている。


前世の妹であるクルミに会った衝撃で忘れていたが、私はペンダントの魔法陣でここに転移してきたから、ここのどこかに黒いモヤがあるはずだ。しかもここを合わせて残り2つだ。まずはここで黒いモヤを探したい、いつも困った時に来て黒いモヤまで案内をしてくれていた精霊さん、アルゲティが出て来た魔法陣に入ってから1度も姿を見ていない、代わりに出てきたのはアルゲティと猫だ。まさかあの案内してくれた精霊は猫ちゃんに変わったのだろうか?離れたところで寝てる猫ちゃんをじっと見て、この際だから気になる事を聞いてみる。前世の妹と分かったから容赦しない、歴史上ならクルミの方が先に生まれている。もしかして私呼ばれたの?と思わず勘ぐってしまう、


「クルミさん、もしかしてララ君って大精霊王様?アルゲティ様は嘘が顔にすぐに出てしまうので、すぐに分かったわ、」


「姉さん…うん。なんでか知らないけどいつの間にか側にいた。でね呼ぶと来るんだ。ララ君こっちにおいで、小説に可愛い動物を入れることが流行ってたから、登場させて入れたけど、もう少し先の登場だったのにタイミングが早いよ、」


「ひぇ!この魔…猫ちゃんはラグエル様ですの?!」


『我をうやまえにゃ。』


普通に頷くクルミにも頭が痛くなるが、ミューさっき魔物と言いそうになったでしょ?それに今まで気が付かなかったのか?色々と突っ込みたくなるが、今は震えるミューの身体を優しくなでる。


「ミューこれから気をつければいいの、」


ラグエル様ことララ君は前足を舐め顔を洗い、身体が大きいからか手足が短く耳まで届かない、そうこうしてるうちにコロンと後ろに倒れてしまった。教会の大精霊王様の象を思い出し比べる。今のララ君は愛着がある猫ちゃんにしか見えない、ミューはララ君の頭や顎下を必死で撫でている。


『ブニャ?おヌシは精霊の筈じゃ、それなのにワシの事を覚えてないだと?不敬じゃにゃーだか、ミューは罰としてワシの気が済むまでワシの頭を撫でろ、後は顎下も宜しく、おぉそこじゃそこじゃゴロゴロ、』


「私もさわりたい、なでなでしたい…」


『まだダメにゃ、ヌシのバツが決まってにゃい、ミューおーそこじゃゴロゴロ、』


私はウズウスしながらララ君とミューを見比べる。昔雑誌で見た猫吸いをしてみたい、自分の鼻息が荒いのを誤魔化す為深呼吸をする。クルミの顔を見ればクエッションが頭についている顔をしてるから、私がまさか猫好きだとは思わなかっただろう、家で猫飼えなかったし、前世の私はなぜか猫に逃げられる体質だから、猫が私に近づいて来なかったからね。庭先にくる猫ちゃんに毎回ご飯をあげて隠れる。まるでバードウオッチングをしてるかのように、そーっと襖の影から見守りニヤニヤしていたのだ。


「ララ君をなでなでするのがバツではだめですか?」


『む?考えておこう、しかし違う罰と思え、』


やっぱり嫌われている。けど問題はクルミは大精霊王ラグエル様も小説に登場させていたというし、それに教会にあった大精霊王様の像も前ならえをしていた。まさか一瞬嫌な予感が過ぎった。
始まりの乙女も祈りの乙女もクルミが書き、そのままの世界観になってしまった。という事なのだろうか?
小説の内容を覚えているのか、そこも問題だろう、次々起る問題に頭を抱えたくなってくる。


『ブニャ、アルゲティ…ん?なんだクルミか、この身体は寝ても寝たりないニャ、クルミお前の膝を貸してくれまだ眠いからワシは寝るニャ。』

  
ララ君はクルミの膝で寝てしまった。
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