気がついたら乙女ゲームだった!チートって何ですか?美味しいですか?

おばば様

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真相

アルゲティ8

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なんて書こうか迷った結果更新が遅れました。




「ライラちゃん落ち着いた?」


「はい、マル先生この子の目が開いたら、空に帰ったシルクおばあちゃんのために祈り魔力を空に送ります。」


大好きな曾お祖母ちゃんが空に帰り、泣いていたライラも落ち着きを取り戻した。相変わらず何をするか分からないタブエルを見ていた精霊達は、タブエルの側でフワフワして様子を見ていた。しかしもう魔法を使わないと確信したらしい、今は少し離れた場所でフワフワ浮かび待機してくれている。


「小さい精霊達、もう少しで目が開くわそれまで待ってなさいな、この子はお母さんに似て可愛いわね。」


「ふふ。マル先生お母さんって言われるとくずぐったい気持ちになりますね。鼻の形と口元はお父さんにソックリ、タブエルもそう思うでしょ?」


「俺とライラの愛の結晶だ。可愛い可愛い俺達の娘。可愛いライラと俺の子が可愛くないはずはない、昔シルクさんが言っていたな、子供が産まれると子供中心の生活になると、愛情を掛ければ掛けるほど子供は大きく成長をする。名前は無垢な魂に色を付けるとも言っていた。ライラ娘の名前は前に一緒に決めた名でいいか?」


「えぇ、この子にピッタリな名前だものね。この子の目が開いたらせーので言いましょ、」


ライラは目を細め娘の頭をゆっくりと撫でる。娘は口元をパクパクさせ、何かを探しているように手を前に出し小さな掌をニギニギと開いたり閉じたりしている。


マル先生はお礼に精霊が落ち着いて居られるよう植物の位置を変えている。なぜならこの部屋は日が当たり明るい為だ。まずは暗い場所を好む闇の精霊の休憩場所を作る。赤く小さな花が咲いたシュウカイドウの鉢植えを陽の当たらない場所に移動させると、闇の精霊は赤く小さな花に持たれるように座る。精霊は花よりも小さいため大きなクッションに座るかのようだ。
水の精霊は水に浮かぶ植物に、
火の精霊と光の精霊は陽の当たる場所に、
土の精霊は陽の当たる場所を選んび土の上ですやすや眠っている。


ひとしきり泣きなんとか落ち着いたライラは母親としての最初の仕事をした。それは生まれてきた娘にミルクをあげる事だ。沢山飲んで大きくなるのよ、と声をかければちゅぱちゅぱと一生懸命に飲む娘を見ていると、いつまででも見ていたいと娘に対しての愛おしさが膨らんでいく、
最初に親バカを発動させたのは父親のタブエルだった。娘はお乳を飲み終わりゲップも終わった。空の人族の赤ちゃんの仕事は沢山寝て沢山食べる。そして目が見える様になれば沢山のおもちゃも用意してある。目が開いてしまえば何も心配をしなくてもいい魔力は安定する。問題は目が開くまでは魔法の類いを使えない、これだけだ。空の人族の赤ちゃんは生まれながらにして自分の中の魔力を感じる事が出来るらしい、


タブエルが差し出した指を掴み口に入れようとした。タブエルは頬が下がりっぱなしでされるまま、もう少しで口に入りそうな所を横から優しい手つきで赤ちゃんの手を解かれ残念に思ったタブエルは止めた相手を見て顔をひきつらせた。止めたのは助手のムーチー、とても可愛らしい笑顔だが目は笑っていないから尚更怖い、目を逸らしライラに抱きつこうとしたら優しい妻にやんわり断られた。どうやら叱られなさいという事らしい、シュンとしてムーチーを見る。ムーチーはそんな顔をされても出来ないものは出来ないですよ、と苦笑いをして生まれたばかりの娘の頭を撫で、握っても大丈夫な柔らかな布を渡す。娘は小さな手でギュッと握りブンブン振って布を離してしまった。


「タブエルさん今日からこの子のお父さんなのです。自覚を持ってくれなきゃ困りますぅ。前回一緒に先生のお家に来た時にも言ったはずですよ、お母さんのお腹の中には綺麗な魔力しかないので病を持つものはいません。赤ちゃんは外に出て初めて病気に掛かったりしますぅ。きちんと洗浄魔法を掛けてもお母さんのお乳を飲んでる間は、むやみに指を口に入れてはいけません。そうですよねマル先生、」


「うむ、緊急事態の時などは仕方がないとして、タブエル君が生まれた時に私は君を取り上げたが、君のお父さんもお母さんもけして魔法は使わなかった。きちんと決まりを守り、生まれてきた子供に気持ちを込め君を育ててきた。洗浄魔法を使ってもダメだ。むろん目が開いても口の中に指を入れてはダメだからな、もし娘に泣かれてもダメなものダメ、タブエル君分かったか?」


「はい、分かりましたマル先生、昔のように君付けはやめて下さい、俺はもう子供じゃあないです。」


「そう呼ばれたくないなら、注意された事をしない。出来ないならそうだな、君の昔のことを可愛い娘に聞かせられるのか?」


タブエルはマル先生の提案を全力で拒絶する。昔の事を娘に話されてしまったら、娘に尊敬される所かバカにされそうだ。しかも面白い箱があると自分から罠に掛かって捕まった話なんて間抜けではないか、ライラと付き合い始めた頃から結婚を考えていたし、子供の事だって2人で色々と話し合った。タブエルの理想の父親像があるそれはライラと結婚すると言った自分に父親から言われた言葉を思い出す。





父親は普段から余程のことが無い限り自分から話さないが、母親は逆によく話をする為お似合いの夫婦だと言える。そんな両親に結婚報告をした時、昔からライラを知る母親はとても喜び、母親の幼なじみでもあるライラの母親に呼ばれ喜び勇んで出ていってしまった。隣で黙って聞いていた父親はボソボソと話し出す。


『結婚したら愛する家族を守る父親になりなさい、子供には情けない姿を見せないだが嫁には見せろこれは我が家の家訓いや教訓だ。昔母さんに情けない姿を見せないようにしてたんだが、全て見抜かれていた。母親になると強くなると聞いたが本当らしい...タブエルお前も嫁さんには逆らわないようにな、』


父親は口調こそは疲れているが頬は赤い、周りを見渡し近くに母親がいないことを確認すると、最後の言葉を言うと頭に手をポンと乗せると、幸せになりなさいと、父親はそのまま乱暴に頭を撫で席を立った。タブエルはボサボサになった髪を直しつつ口をとがらせ父親に言う、


『そんなの当然だよ父さん、俺の役割を父さんだって知ってるだろ?俺の役割は翼を守る者、翼がある者は必ず守る。家族なら尚更だよ何がなんでも守ってみせる。』


父親はその言葉を聞き大きなため息を吐くと、次は言い聞かせるように話しをし始めた。


『あぁ知っている嫌というほどにな、翼を守る者としてお前は本当に無茶ばかりする。だが長様になんの断りもなく街から無断で街を飛び出した時は心配を沢山した。それに地の人族に捕まったことを忘れるな、お前が捕まった時穏便にしたいと願いチカラを貸してくれたのは長様だ。その恩をけして忘れるな、もし長様に困った事がありお前に出来ることがあるのなら、その時は恩を返しなさい、』


タブエルの父親はだからなとタブエルを見てそのまま話を続ける。


『最近の長様は滅多なことでは姿をお見せにならないが、時折教会に祈りを捧げに来ていらっしゃる。1度教会に行ってみたらどうだ?』


『父さんありがとう、実はこの後シルクさんにライラとの結婚の挨拶をしに行こうと思ってたんだ。』 


シルクさんの名前を出すと、『あの人は本当に皆の事を考え行動してくれる良い人だ。』と目を細めた。


『小さな頃のライラちゃんは教会に行くシルクさんのそばにずっと居た。それにあの子はシルクさんの事を本当に慕っているからな、タブエルお前の考えそうなこと位は分かる。おおかたライラちゃんの為に教会の結婚式でサプライズでもしたいんだろ?』


父親はそのまま出かけてしまった。タブエルはライラとの結婚には欠かせない人がいる。それはライラの曾お祖母さんであるシルクさんだ。祈りの乙女であるシルクさんには滅多に会えなかったらしいが、シルクさんの優しい話し方や、教会に来た珍しいお客さんの話など、楽しい話を聞かせてくれていたらしい、ライラはおばあちゃん子であったためだ。それとちょっとしたサプライズをライラに用意したいため、その為にはシルクさんの協力も必要だ。


『長様に恩を貸していただいた。この恩を忘れないようにしよう、そうだライラは教会での結婚に憧れていたからな、だがその前にシルクさんにも結婚の報告をしに行かねば、』


父親と話をした後、教会へ行くことを思い出したタブエルは教会の前に転移すると人集りが出来ていた。その日は運良く長様が祈りを捧げに来る日だった。ピンク色の瞳と一瞬だけ目が合った。しかしすぐに教会の方を見て歩いていく、頭から被った帽子で表情までは見えないが、背筋をピント伸ばし堂々と歩く姿は貫禄がある。
噂に聞いていたが遠目からでも分かるピンク色の髪の幼い子供に見える。長様を見ていたら長様は教会へと入っていった。隣にいた男がポツリと独り言を言う、


『小さい子供じゃないか婆さんから聞いていた通りだ。長様は俺たちとは違うのか?昔街で噂話を聞いたことがある。その家の婆さんは若い頃長様に仕えていたそうだ。歩き始めたのと同時に喋りだしたらしい、解任されて婆さんはいつも言っていた。長様は私達と違うってな、だから俺は思ったんだ。長様は教会に納めた俺たちの魔力を生命力に変えて長い時間を生きてるんだ。少女の頃に長様に仕えていた家のひい婆ちゃんと同じ歳な筈、あの見た目は異常だ。』


『いや、そんな筈は無いはず。ライラの曾祖父さんは昔言っていた。あの人は愛情が足りないんだ。俺達は近所の子供でさえ愛情を注ぐ、だから子供は大きく成長するだろ?なぜそれが分からないんだ?皆おかしいと思わないのか?』


『大精霊王ラグエル様に愛される。それだけで良いはずだ。俺の家の曽祖母さんは長様に仕えていたが、あの長様は生まれてすでに800年は過ぎている。あの姿のままは異常だ。』


そこに黒い翼の人が降りてきた。その姿を見て人々は恐怖したなぜなら、空の人族の翼は純白だ。黒は神聖な色とされている。姿を見せない大精霊王ラグエル様も黒い翼を持っていると言われている。だから空の人族は黒色を神聖視していたが、ずっと長い間姿を表さない大精霊王様の神聖視より、度々見かける冷たい表情をした使者の方が印象が強くなっている、長様の使者はどこかしらに黒の衣服を纏っていて、空の人族は皆幼い頃からある物語りを聞かされて育ち、『早く寝ない子は使者様が迎えに来る』等と幼い子供への脅し文句になっていたりもする。もちろん使者に言ったりはしない、


それは両親や肉親から大精霊王ラグエル様の使者は黒の翼を持ち逆らってはいけない、逆らえば使者が罰をくだしに来る。ちなみにあまり知られてはいないが使者の容姿や謎について人々は口々に噂をする。
代々始まりの乙女である長が生まれれば連れ去るのも使者の役割であることや、長様の屋敷に居るが普段は姿をあらわさない事、
背中にある黒い翼=恐ろしいもの。と書き換えられていた。
しかし教会関係者はまだ大精霊王ラグエル様の信仰と色を敬っている為、黒のドレスや司祭服を着ていて教会=黒い色の衣服を着る人であったり、空に帰った人達を見送る時などに着る色とされていた。だから空の人族は黒色の衣服等は役割でない限り着ることは無い、


綺麗な女は口元は笑っているが、目は冷たくこちらをひと睨みをした。先程の勢いはどこかに行ってしまった男は悲鳴をあげ空を飛ぶため翼を開いたが、女は素早い動きで男目掛けて拘束魔法を放つと翼を出していた男はバランスを崩しその場で倒れ込んだ。男の背中に長い足を組み優雅に座ると、背中に乗られた男はうめきをあげ石畳の上でグッタリしてしまった。女は何が可笑しいのかパチパチと両手を叩き笑っている、いきなり目の前で拘束され動けなくなった男をそのままにして、長の姿を一目でも見ようと集まっていた人々はその場で固まり動けずにいた。


『ギャハハ!さっきまでの威勢の良さはどうしたの?ねぇあんた達もこの男と同じ事考えてないよね?ねぇそこのあんた、あんたはこの男と話してたよね?あんたはどうなのさ?』


タブエルはいきなり女から指をさされ戸惑った。だが冷静に思い返せば地面に倒れた男と自分は意見が違う、静かに首を横に振り否定する。


『いえ、俺は...長様は幼い子供に見える。愛情が足りないのではないか?君は使者なのだろう?長様に愛情を込めて接しているのか?』


『はぁ?何を言っている。私達如きがあの方よりも愛情を込められるとでも言っているのか?始まりの乙女への愛情は大精霊王ラグエル様が注いでいる。お前の顔は覚えた。これは警告に過ぎない、次に何かあった時は警告では済まない、そうだククが直々にプレゼントをあげる喜びなさい、長様に対して何かしらの感情が揺れた時恐怖を感じる最高のプレゼントをあげる、アハハどぉ?とても嬉しいでしょ?これに懲りたら始まりの乙女を悪く言わない事ね。サヨナラ、私と次会う事が無いことを祈る事ね、』


ククと名乗った女は黒い翼を広げ飛んで行った。
タブエルは恩どころか恐怖の感情が強くなってしまい、長様を見る度に震えるようになってしまったが、長様を見る度に思うことは1つだ。


『...あの方は淋しいのではないだろうか?ライラに1度相談をしてみよう、』


長様が教会にいる為入るに入れなかったタブエルは、シルクさんの報告を後日にした。うちに帰るとタブエルの母親とライラが談笑していたが、ライラに相談しようとすれば、恐怖のため身体が震え言葉に出来ずそのまま過ごすことになった。





お読みいただきありがとうございます。
次回タブエルの回想は終わりアルゲティの目が開く予定です←
まだ書けてないため書けたら更新します。
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