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44 再会
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翌朝、眠気が残ったままだったが俺は大司教の元へ向かい、ある契約を交わした後、情報共有を行った。
同行者はミイナとリリカだ。
ラグエル大司教は俺の話を聞き終えると、穏やかに微笑した。
「なるほど。ところでミイナ、最近私への定時連絡を怠っているようだね。最後に君から報告を受けたのは何時だったかな」
俺の隣に並んだミイナがニッコリと笑顔で頷く。
大司教の前で、心なしか以前よりも堂々としている気がする。
「はい、もう定時連絡は止めようと思っていました。あなたが私にしてくれた洗脳は全部オジャンです。これからの私は教会第一ではなく、権威を借りながらタクマと幸せに生きていきます」
「……そうだったか」
表情が読めない。
さすがに切れさせたか?
疑った直接、大司教は腹から気持ちよさそうに笑った。
「ハッハッハ。そういうことなら構わない。彼と幸せになるといい」
「本気……のようだな。あんたを怒らせると思ったが」
「あまり舐めないで欲しいものだ。私とて、育てた娘の幸福を祝う程度の良心は持っているよ。しかし、君は恋多き勇者のようだ。ミイナへの愛情をおろそかにすることがあれば、私を敵に回すと思って欲しいね」
その目はどこかで見覚えがあると思った。
ああ、親父が俺とカナミに向けてくれてた目だ。親が子を思う真摯さが、そこにはあった。
「ラグエル様が私の想いを認めてくださるとは思いませんでした。最悪は破門され、別の聖女を新たに擁する可能性もあるかと思っていました」
「私も所詮は組織の人間だ。歯車の思考をせねばこの地位までのし上がってはいない。だが、人間の心など、最初から御せるものではない。君達にしても、私にしてもそうだったということだろう。本当は組織の長として怒るべき場面だとは理解しているんだがね」
大司教は俺達が思っていた以上に、ミイナへ注ぐ愛情が深かったのか……。想像できなかった一面ではあったな。人間味のある一面だとも思うが。
「それで、ご祝儀の話だったかな?」
「変な冗談やめてください!」
ミイナが赤くなって怒る。
大司教は嬉しそうだった。親馬鹿め。
「ご祝儀の話は魔王を倒した後でしよう。俺は今、人間同士で争うことに辟易としているんだが、今回で国内の問題については蹴りをつけたいと思ってる」
このままではレベリングもままならないからな。
ちなみに俺の現レベルは42。女達はカナミ、ネリスがレベル37の一方で、セラとミイナはレベルの乖離が大きく足並みが揃っていない。
アリシアは元々戦闘よりも家計簿の収支に興味があるようなのでパーティに入れる気はないが、カナミ、ネリス、セラ、ミイナはレベルを揃えないと一緒にレベリングもできない状態だ。
さっさと魔王を倒せるレベル62以降まで上げたいので、国内の問題は早々に解決し、レベリングに専念したいと思っている。
当初は政治に巻き込まれることを怖れて姫を遠ざけていたが、政の方から俺に喧嘩を吹っ掛けてくるなら叩き潰すしかないよな。
「……ほう。アルニス派を完全に潰す算段でもついたかね?」
「そんなところだ。その為に、一つ協力して欲しいことがある。ダイババについての話だ」
「彼か……。確か、死刑の日取りが早まったのだったな。王族の誕生日で特赦などにしないよう、前倒しで刑を執行すると聞いていたが」
「そんな話じゃないことくらいあんたにも分かっているはずだ」
「まあ、な。しかし、そうとは思いたくなかったというのが正直なところだよ。ダイババの刑が早まることで得をするのは奴隷売買に熱を入れていたアルニス派の連中だ。しかし、今回、刑の執行を早めたのはアルジャン公爵の息が掛かった法官だった」
死人に口なしとはよく言ったものだが、ダイババが命を落とせばこちらは一気に不利になる。いくらでも言い逃れできるからだ。
「悪いが、刑を先延ばしにして欲しいという相談なら力にはなれない。病床の陛下がご健在であれば、私の口から耳に入れることも可能だったが」
「今、国を牛耳ってるのはアルニス派なのか?」
「その通り、彼らは我が物顔で玉座を牛耳っているよ。というのも、レオニード王子は元々粗雑で問題を起こしがちの方だった。成人前にメイドを孕ませてしまったりね。一部で評判がすこぶる悪いんだ」
「とんでもない子供だったんだな」
というか、そんなのに似てるってレイナに言われてたのか。
確かに似ているが全然嬉しくないな。
「かつて悪童だった王子は、改心したと自分を喧伝する為、教会の熱心な信徒になったんだ。まあ、その縁で我々は彼の後ろ盾になったという話だな。話が逸れたが、私に何の協力を頼もうと言うのかね?」
「ダイババの為に祈ってやって欲しい」
「……話が飲み込めないな。それだけで構わないのか?」
「あんたから話をつけてくれれば、後はミイナが上手くやってくれる」
「まさか、ミイナの身体を使って――」
大司教の目が鋭く光る。
「誤解だ。あり得ない。ミイナは一生、俺以外の男に触れさせないつもりだ」
「ふふ、タクマったら嫉妬深いんですから」
絶対にNTRだけはしない。それだけは絶対だ。
「フン、君の覚悟は分かったとも。では私とミイナでダイババに面会を行い、彼の為に祈ろう。他に、頼みたいことはあるかね?」
「王子の正体についてだが――」
「頭の痛い問題だが、口外はしないとも。死の宣誓書もある」
――死の宣誓書。
約束を違えれば死に至るという契約書だ。
俺はそれを取り交わした上で、大司教にレイナ姫が王子として振る舞っていたことを伝えた。これで、俺達は運命共同体ということになる。
「全てが無事に終わることを祈っているよ」
「そうだな。全部丸く収まったら、改めてシズクを迎えにこよう」
「あの心を閉ざした娘をかね? ブルーム国の孤児など引き取っても煙たがられるだけだと思うが」
「あんたも受け入れてるだろう」
「子供に罪はない」
あの眼帯の少女を思い浮かべる。
屋敷で穏やかに暮らしてもらえればいいと思うが。その為にも、レイナ姫の一件を乗り越えたい。
大司教との会談を終え、ひとまず昼食を取ることにした。
ミイナと従者リリカを連れ、王都のレストランに入る。
行きつけの店なので俺とミイナはすぐにメニューを決め、リリカにもメニュー表を渡した。
「従者と主人が一緒に食事を取るなどありえません!」
教会では借りてきた猫のようだったが、三人になると途端にこれか……。
「悪いがここでは俺がルールだ。好きなものを頼め。飯くらいは奢る」
「……私のことが不快じゃないんですか?」
「俺を何だと思ってるんだ。嫌いな相手でも食事くらい与える」
「さすがは聖剣の勇者ですね」
昼飯を奢っただけで勇者として認めるなよ。
呆れていると、ドン! とテーブルをひっくり返す音がしてビビった。
(……何だ?)
「見つけたぞタクマ!!!」
同行者はミイナとリリカだ。
ラグエル大司教は俺の話を聞き終えると、穏やかに微笑した。
「なるほど。ところでミイナ、最近私への定時連絡を怠っているようだね。最後に君から報告を受けたのは何時だったかな」
俺の隣に並んだミイナがニッコリと笑顔で頷く。
大司教の前で、心なしか以前よりも堂々としている気がする。
「はい、もう定時連絡は止めようと思っていました。あなたが私にしてくれた洗脳は全部オジャンです。これからの私は教会第一ではなく、権威を借りながらタクマと幸せに生きていきます」
「……そうだったか」
表情が読めない。
さすがに切れさせたか?
疑った直接、大司教は腹から気持ちよさそうに笑った。
「ハッハッハ。そういうことなら構わない。彼と幸せになるといい」
「本気……のようだな。あんたを怒らせると思ったが」
「あまり舐めないで欲しいものだ。私とて、育てた娘の幸福を祝う程度の良心は持っているよ。しかし、君は恋多き勇者のようだ。ミイナへの愛情をおろそかにすることがあれば、私を敵に回すと思って欲しいね」
その目はどこかで見覚えがあると思った。
ああ、親父が俺とカナミに向けてくれてた目だ。親が子を思う真摯さが、そこにはあった。
「ラグエル様が私の想いを認めてくださるとは思いませんでした。最悪は破門され、別の聖女を新たに擁する可能性もあるかと思っていました」
「私も所詮は組織の人間だ。歯車の思考をせねばこの地位までのし上がってはいない。だが、人間の心など、最初から御せるものではない。君達にしても、私にしてもそうだったということだろう。本当は組織の長として怒るべき場面だとは理解しているんだがね」
大司教は俺達が思っていた以上に、ミイナへ注ぐ愛情が深かったのか……。想像できなかった一面ではあったな。人間味のある一面だとも思うが。
「それで、ご祝儀の話だったかな?」
「変な冗談やめてください!」
ミイナが赤くなって怒る。
大司教は嬉しそうだった。親馬鹿め。
「ご祝儀の話は魔王を倒した後でしよう。俺は今、人間同士で争うことに辟易としているんだが、今回で国内の問題については蹴りをつけたいと思ってる」
このままではレベリングもままならないからな。
ちなみに俺の現レベルは42。女達はカナミ、ネリスがレベル37の一方で、セラとミイナはレベルの乖離が大きく足並みが揃っていない。
アリシアは元々戦闘よりも家計簿の収支に興味があるようなのでパーティに入れる気はないが、カナミ、ネリス、セラ、ミイナはレベルを揃えないと一緒にレベリングもできない状態だ。
さっさと魔王を倒せるレベル62以降まで上げたいので、国内の問題は早々に解決し、レベリングに専念したいと思っている。
当初は政治に巻き込まれることを怖れて姫を遠ざけていたが、政の方から俺に喧嘩を吹っ掛けてくるなら叩き潰すしかないよな。
「……ほう。アルニス派を完全に潰す算段でもついたかね?」
「そんなところだ。その為に、一つ協力して欲しいことがある。ダイババについての話だ」
「彼か……。確か、死刑の日取りが早まったのだったな。王族の誕生日で特赦などにしないよう、前倒しで刑を執行すると聞いていたが」
「そんな話じゃないことくらいあんたにも分かっているはずだ」
「まあ、な。しかし、そうとは思いたくなかったというのが正直なところだよ。ダイババの刑が早まることで得をするのは奴隷売買に熱を入れていたアルニス派の連中だ。しかし、今回、刑の執行を早めたのはアルジャン公爵の息が掛かった法官だった」
死人に口なしとはよく言ったものだが、ダイババが命を落とせばこちらは一気に不利になる。いくらでも言い逃れできるからだ。
「悪いが、刑を先延ばしにして欲しいという相談なら力にはなれない。病床の陛下がご健在であれば、私の口から耳に入れることも可能だったが」
「今、国を牛耳ってるのはアルニス派なのか?」
「その通り、彼らは我が物顔で玉座を牛耳っているよ。というのも、レオニード王子は元々粗雑で問題を起こしがちの方だった。成人前にメイドを孕ませてしまったりね。一部で評判がすこぶる悪いんだ」
「とんでもない子供だったんだな」
というか、そんなのに似てるってレイナに言われてたのか。
確かに似ているが全然嬉しくないな。
「かつて悪童だった王子は、改心したと自分を喧伝する為、教会の熱心な信徒になったんだ。まあ、その縁で我々は彼の後ろ盾になったという話だな。話が逸れたが、私に何の協力を頼もうと言うのかね?」
「ダイババの為に祈ってやって欲しい」
「……話が飲み込めないな。それだけで構わないのか?」
「あんたから話をつけてくれれば、後はミイナが上手くやってくれる」
「まさか、ミイナの身体を使って――」
大司教の目が鋭く光る。
「誤解だ。あり得ない。ミイナは一生、俺以外の男に触れさせないつもりだ」
「ふふ、タクマったら嫉妬深いんですから」
絶対にNTRだけはしない。それだけは絶対だ。
「フン、君の覚悟は分かったとも。では私とミイナでダイババに面会を行い、彼の為に祈ろう。他に、頼みたいことはあるかね?」
「王子の正体についてだが――」
「頭の痛い問題だが、口外はしないとも。死の宣誓書もある」
――死の宣誓書。
約束を違えれば死に至るという契約書だ。
俺はそれを取り交わした上で、大司教にレイナ姫が王子として振る舞っていたことを伝えた。これで、俺達は運命共同体ということになる。
「全てが無事に終わることを祈っているよ」
「そうだな。全部丸く収まったら、改めてシズクを迎えにこよう」
「あの心を閉ざした娘をかね? ブルーム国の孤児など引き取っても煙たがられるだけだと思うが」
「あんたも受け入れてるだろう」
「子供に罪はない」
あの眼帯の少女を思い浮かべる。
屋敷で穏やかに暮らしてもらえればいいと思うが。その為にも、レイナ姫の一件を乗り越えたい。
大司教との会談を終え、ひとまず昼食を取ることにした。
ミイナと従者リリカを連れ、王都のレストランに入る。
行きつけの店なので俺とミイナはすぐにメニューを決め、リリカにもメニュー表を渡した。
「従者と主人が一緒に食事を取るなどありえません!」
教会では借りてきた猫のようだったが、三人になると途端にこれか……。
「悪いがここでは俺がルールだ。好きなものを頼め。飯くらいは奢る」
「……私のことが不快じゃないんですか?」
「俺を何だと思ってるんだ。嫌いな相手でも食事くらい与える」
「さすがは聖剣の勇者ですね」
昼飯を奢っただけで勇者として認めるなよ。
呆れていると、ドン! とテーブルをひっくり返す音がしてビビった。
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「見つけたぞタクマ!!!」
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