50 / 118
50 相違と疑惑と協力者(下)
しおりを挟む
ラスクが深々と溜息をつく。
「……はぁ。やめてくれ。お前が素直に頭を下げると気味が悪い。聖女様もこんな奴に付き合わないでください。大体いつも悪いのはこいつなんですから」
「あんまりな言い草だな」
ラスクの物言いにミイナも微笑している。
そこに悪意が感じられなかったからだろう。
「まあ、お前ほど実力のある冒険者に頭を下げられて何も思わない程、俺も枯れちゃいない。それに、王都の方と比べて、地方のギルドで魔物が多く狩られていない問題についても、取り組んで欲しいとは俺も思っていた」
「もしかして、レオニード王子に協力してくれるのか?」
「ああ、お前を信用してもいいかもしれないな」
――まだ油断はしない。信用するとは言い切ってないからな。
「それで、どうせ俺から情報が漏れないよう秘密保持の『死の宣誓書』でも持ってきてるんだろう? 見せてみろよ」
ここが勝負だと思った。
「いや、死の宣誓書は持ってきていない。俺はあんたが不義理をするような人じゃないと信じているし、レオニード王子も俺の言葉を信頼してくれたんだ」
「……ほう。なかなか話せるじゃねえか」
ラスクが照れたように笑っている。彼は義理を重んじる人間だ。
宣誓書で縛りつけるより、こういうやり方の方が合っていると思った。
「まあ、本当のところを話すと王子じゃなくて姫なんだけどな」
「姫……? 何の話だ?」
俺はレオニード王子の正体からアルジャンが主君であるレイナ姫を陥れ、兄殺しの汚名を着せた上で強姦しようとしていることまで、洗いざらい伝えた。
俺の話を聞いたラスクは激怒した。
俺にじゃない。アルジャンの不義理に対してだ。
「野郎……! レオニードを暗殺した王子に媚びへつらってオマケに主君の姫を強姦するだぁ!? 騎士道精神の欠片もねえ奴じゃねえか! なんて糞野郎だそのアルジャンってのは! お前もよく決意したな! 同じ冒険者として、俺は胸がスカッとしたぜ!」
「あ、ああ……。まあ、俺の女にしてしまったんだがな」
「……はぁ。俺の尊敬を返せ。お前はやっぱりクズ野郎だった」
「言っておくが弱味につけ込んだわけじゃない。頼られて、そのだな」
「いいいい。別に聞きたいとも思わねえ。お前が女に甘いのは俺も知ってたからな」
え? どういうことだ?
「ずっと噂になってたんだよ。ほら、お前が駆け出しの時に、大して稼いでないのに親を亡くしたガキに小遣いやったりしてたろ。しかもお前が魔物の情報まで流して冒険者ギルド専属の情報屋として育ててたのも皆知ってたぞ」
「噂になるもんだな」
「そりゃ、お前が横流ししてる情報にはかなりの価値があったからな。今まで弱点の分かってなかった魔物への有効な攻撃なんかも流れてきて、お陰で冒険者の犠牲が減ったもんだ」
ネリスとのこと、噂になってたのか……。全く知らなかった。
「他にも苦労して妹を食わせてるとか、自分は冬でも貧しい身なりの癖に、女物の服を買い漁ってたとか」
カナミもネリスも育ち盛りだったから服の交換が頻繁に必要だったんだよ。
俺はレベルも他と比べて高いし頑丈だったが、二人はただの女子供だったからな。
「俺も、面倒ばかり背負いこむ野郎だと思ってたぜ」
「別に面倒という感覚はなかったが」
「たまにお前をやっかむ奴がいるが、勇者だからモテるわけじゃないんだろうな。お前が面倒を苦とも思わず手を差し伸べるから、皆して手を掴んじまうんだろう。いつか俺のとこに娘が生まれたら、お前にだけは近づかないよう言っとくわ」
「それがいい。惚れたら困るからな」
「抜かせ」
くだらない冗談で笑いあう。
「天秤は貸してやる。当日は俺も出向いてやるよ」
「家族がいるなら無理はするなよ」
「明日から実家に預けとく。お前も俺を信頼して死の宣誓書を書かせなかったんだ。俺も義理は果たすぜ」
熱い男だ。正直、かなり心強い。
「で、あとは何か欲しいもんあるか? 金は余ってるんだろ。融通するぜ」
「なら、エリクサーを一本買いたい」
「あの霊薬をか!? 誰かくたばりそうな奴でもいるのか?」
少し気がかりなことがあるんだよな。
「病床の陛下に献上したいと思ってる」
「陛下だと?」
「今、王宮はアルニス達が牛耳ってるらしい。そして、アルニスには継承権争いで兄を毒殺した過去がある。身内でも、自分の障害になるならやれるっていうことだ」
「お前まさか、アルニスを疑ってるのか!? しかし、さすがに……陛下に毒など盛れるか? アルニス達が幅を利かせているにしても、王宮で働いてる奴を全員入れ替えるなんて無理だ。特に近衛騎士だっているだろうに、毒殺なんて狙っても必ずどこかで足がつくはずだぞ」
「謙譲の品や食事だったら毒見係もいるだろう。だが、王子が直接手渡したワインとかだったら毒の有無など確かめないんじゃないか? 毒を薄めたワインで晩酌などしていれば、陛下も気づかない内に微量の毒が蓄積して病になった可能性はある」
――思えば、カルマオンラインにおいてラムネアの国王イドルフは、鉄血の異名を持つ程、老齢にも関わらず武の研鑽を怠らない現役の王だった。それが、この世界では昨年あたりからずっと臥せったまま表舞台に出てこなくなり、俺のなかで違和感がくすぶっていたのだ。
強烈な違和感を覚えた俺は、アルニス王子の一派にその理由を求めてしまった。
まだ確証はないが、俺の『鑑定』と『エリクサー』があれば、陰謀の毒牙からイドルフを救えるんじゃないかと思う。
「いよいよ、大事になって来やがったな」
「リスクもあるし何処にアルニスの猟犬がいるかも分からない。それでも手を貸してくれるか?」
「既に手は握ると約束しただろうが。ここまで聞いて黙ってらんねえよ!」
俺はラスクと握手を交わす。
横で見ていたリリカが、無言で固まっている。
俺がラスクを説得できるとは思っていなかったんだろう。
正直、鑑定の力でラスクの人となりを理解していたのも大きかったが、それでもラスクの信頼を得られるかは賭けだった。
何とかギルドにとって美味しい条件を提示し、あとは事前に姫の了解を得て『死の宣誓書』を使わない方針で進めるなどして成功率を上げたが、最終的には誠意を見せる他なかった。
しかし、俺の活動についてラスクが把握し、それなりに評価してくれていたことも協力に繋がったと思っている。
真面目にコツコツ頑張ってきて良かったな。
俺を疑っていたリリカの反応を楽しみながら、俺は当日の計画についてラスクと詰めていった。
「……はぁ。やめてくれ。お前が素直に頭を下げると気味が悪い。聖女様もこんな奴に付き合わないでください。大体いつも悪いのはこいつなんですから」
「あんまりな言い草だな」
ラスクの物言いにミイナも微笑している。
そこに悪意が感じられなかったからだろう。
「まあ、お前ほど実力のある冒険者に頭を下げられて何も思わない程、俺も枯れちゃいない。それに、王都の方と比べて、地方のギルドで魔物が多く狩られていない問題についても、取り組んで欲しいとは俺も思っていた」
「もしかして、レオニード王子に協力してくれるのか?」
「ああ、お前を信用してもいいかもしれないな」
――まだ油断はしない。信用するとは言い切ってないからな。
「それで、どうせ俺から情報が漏れないよう秘密保持の『死の宣誓書』でも持ってきてるんだろう? 見せてみろよ」
ここが勝負だと思った。
「いや、死の宣誓書は持ってきていない。俺はあんたが不義理をするような人じゃないと信じているし、レオニード王子も俺の言葉を信頼してくれたんだ」
「……ほう。なかなか話せるじゃねえか」
ラスクが照れたように笑っている。彼は義理を重んじる人間だ。
宣誓書で縛りつけるより、こういうやり方の方が合っていると思った。
「まあ、本当のところを話すと王子じゃなくて姫なんだけどな」
「姫……? 何の話だ?」
俺はレオニード王子の正体からアルジャンが主君であるレイナ姫を陥れ、兄殺しの汚名を着せた上で強姦しようとしていることまで、洗いざらい伝えた。
俺の話を聞いたラスクは激怒した。
俺にじゃない。アルジャンの不義理に対してだ。
「野郎……! レオニードを暗殺した王子に媚びへつらってオマケに主君の姫を強姦するだぁ!? 騎士道精神の欠片もねえ奴じゃねえか! なんて糞野郎だそのアルジャンってのは! お前もよく決意したな! 同じ冒険者として、俺は胸がスカッとしたぜ!」
「あ、ああ……。まあ、俺の女にしてしまったんだがな」
「……はぁ。俺の尊敬を返せ。お前はやっぱりクズ野郎だった」
「言っておくが弱味につけ込んだわけじゃない。頼られて、そのだな」
「いいいい。別に聞きたいとも思わねえ。お前が女に甘いのは俺も知ってたからな」
え? どういうことだ?
「ずっと噂になってたんだよ。ほら、お前が駆け出しの時に、大して稼いでないのに親を亡くしたガキに小遣いやったりしてたろ。しかもお前が魔物の情報まで流して冒険者ギルド専属の情報屋として育ててたのも皆知ってたぞ」
「噂になるもんだな」
「そりゃ、お前が横流ししてる情報にはかなりの価値があったからな。今まで弱点の分かってなかった魔物への有効な攻撃なんかも流れてきて、お陰で冒険者の犠牲が減ったもんだ」
ネリスとのこと、噂になってたのか……。全く知らなかった。
「他にも苦労して妹を食わせてるとか、自分は冬でも貧しい身なりの癖に、女物の服を買い漁ってたとか」
カナミもネリスも育ち盛りだったから服の交換が頻繁に必要だったんだよ。
俺はレベルも他と比べて高いし頑丈だったが、二人はただの女子供だったからな。
「俺も、面倒ばかり背負いこむ野郎だと思ってたぜ」
「別に面倒という感覚はなかったが」
「たまにお前をやっかむ奴がいるが、勇者だからモテるわけじゃないんだろうな。お前が面倒を苦とも思わず手を差し伸べるから、皆して手を掴んじまうんだろう。いつか俺のとこに娘が生まれたら、お前にだけは近づかないよう言っとくわ」
「それがいい。惚れたら困るからな」
「抜かせ」
くだらない冗談で笑いあう。
「天秤は貸してやる。当日は俺も出向いてやるよ」
「家族がいるなら無理はするなよ」
「明日から実家に預けとく。お前も俺を信頼して死の宣誓書を書かせなかったんだ。俺も義理は果たすぜ」
熱い男だ。正直、かなり心強い。
「で、あとは何か欲しいもんあるか? 金は余ってるんだろ。融通するぜ」
「なら、エリクサーを一本買いたい」
「あの霊薬をか!? 誰かくたばりそうな奴でもいるのか?」
少し気がかりなことがあるんだよな。
「病床の陛下に献上したいと思ってる」
「陛下だと?」
「今、王宮はアルニス達が牛耳ってるらしい。そして、アルニスには継承権争いで兄を毒殺した過去がある。身内でも、自分の障害になるならやれるっていうことだ」
「お前まさか、アルニスを疑ってるのか!? しかし、さすがに……陛下に毒など盛れるか? アルニス達が幅を利かせているにしても、王宮で働いてる奴を全員入れ替えるなんて無理だ。特に近衛騎士だっているだろうに、毒殺なんて狙っても必ずどこかで足がつくはずだぞ」
「謙譲の品や食事だったら毒見係もいるだろう。だが、王子が直接手渡したワインとかだったら毒の有無など確かめないんじゃないか? 毒を薄めたワインで晩酌などしていれば、陛下も気づかない内に微量の毒が蓄積して病になった可能性はある」
――思えば、カルマオンラインにおいてラムネアの国王イドルフは、鉄血の異名を持つ程、老齢にも関わらず武の研鑽を怠らない現役の王だった。それが、この世界では昨年あたりからずっと臥せったまま表舞台に出てこなくなり、俺のなかで違和感がくすぶっていたのだ。
強烈な違和感を覚えた俺は、アルニス王子の一派にその理由を求めてしまった。
まだ確証はないが、俺の『鑑定』と『エリクサー』があれば、陰謀の毒牙からイドルフを救えるんじゃないかと思う。
「いよいよ、大事になって来やがったな」
「リスクもあるし何処にアルニスの猟犬がいるかも分からない。それでも手を貸してくれるか?」
「既に手は握ると約束しただろうが。ここまで聞いて黙ってらんねえよ!」
俺はラスクと握手を交わす。
横で見ていたリリカが、無言で固まっている。
俺がラスクを説得できるとは思っていなかったんだろう。
正直、鑑定の力でラスクの人となりを理解していたのも大きかったが、それでもラスクの信頼を得られるかは賭けだった。
何とかギルドにとって美味しい条件を提示し、あとは事前に姫の了解を得て『死の宣誓書』を使わない方針で進めるなどして成功率を上げたが、最終的には誠意を見せる他なかった。
しかし、俺の活動についてラスクが把握し、それなりに評価してくれていたことも協力に繋がったと思っている。
真面目にコツコツ頑張ってきて良かったな。
俺を疑っていたリリカの反応を楽しみながら、俺は当日の計画についてラスクと詰めていった。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる