大事に育てた畑を奪われたからこの村は見捨てることにした ~今さら許しを乞うても無駄なんだよ~(完)

みかん畑

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94 序曲

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 メルアは広場でシトと共に雑談していた。
 彼女はシトの戦闘能力に惹かれたらしく、あんなことがあった後だが積極的に質問をしていた。

「あ、タクマ様。お母様との話はもういいのですか?」
「お陰様でな。しかし、俺はこれからエルフの男達を始末することにした」
「え!?」

 驚かれるのも無理はない。が、もう決めたことだ。

「首領のゲルは自分に従う者以外は全て始末している。相手が子供でもだ。今、男エルフのアジトにいるのはゲルのやり方に賛同した屑だけだ」

 交渉役の男エルフを『掌握』して情報を得た俺は、ゲルがいかに悪辣な方法で首領の地位に収まったのかを理解している。

 元々、今のように男エルフと女エルフが別れて暮らし始めたのは、ゲルが村の祭の場で族長を泥酔させ、介抱すると偽って強姦したことが原因だった。

 男エルフ達は女王の命令で村から追い出されたが、その時点では永久追放を命じられたのはゲルとその一派だけであり、その他の男エルフについては巻き添えを食らって一時的に締め出されただけだった。

 しかし、ゲルは言葉巧みに他の男エルフ達を焚きつけ、女エルフ達を屈服させるよう誘導し、新たに村を作ってアジトとした。その後、族長やその他の女エルフが予想外に抵抗した為、ゲル達は勢いをなくしていくことになったのだが、ゲルは離反者が出るとすぐに首をくくって見せしめにした。

 そうやって力強い体制を敷くことで、権力の維持を目論んだのだ。この原始的なやり方は存外効果的で、ゲルに従う道を選んだエルフ達は今では女エルフを犯し屈服させることに執念を燃やすようになり、そこに罪の意識を感じることすらなくなった。最早マインドコントロールだな。

 既に融和的な男エルフは見せしめに処刑され、今残ってるのは残虐な男エルフだけだ。もう、話し合いで解決できる段階は過ぎてしまっている。

「悪いが、メルアにもついてきて欲しい。ただ、断ると言うなら無理強いはしない」
「タクマ様はどうして私を連れていこうと……?」
「当然の疑問だよな。俺の目的はただ一つ、ゲル達に地獄を見せることだけだ」
「……母の仇を取るのですね」

 彼女も知っていたのか。
 実の父親の正体について……。

 今なら分かる。
 メルアと出会った時、彼女が独りで果敢に狩りに挑んでいた理由が。
 少しでも仲間達に認められたかったんだろうな。

「恐らくだが、族長がメルアを同行させることに賛同したのは、俺と共にゲルを討った英雄として名声を高め、次期族長の地位に就かせる為だ」
「私が穢れた血を引く娘だから、ということですね」
「純粋な親心だろう。シャーリスは確かにメルアを愛してる。だから、そこだけは疑ってやるな」
「ありがとうございます。それで、私を連れていき、具体的に何をするつもりですか?」
「端的に言えば、お前を犯してゲルへの見せしめにするということだ」

 俺の言葉にメルアが息を飲む。

「ただ、実際に犯すわけじゃない。幻影を見せる『ヒュプノス』を使う際の呼び水として参加してもらいたい」
「マスター、やることが残酷です」

 シトから注意される。
 しかしだ……。

「奪う側は奪われる痛みを知らなければならない。例え命を奪われる者であっても、成長の機会は最期まで与えられるべきだと俺は考えている」
「ゲルの為を思って、私を犯すのですね? でしたら、『ヒュプノス』など不要です。私をそのまま犯してください。いえ、もういっそのこと、エルフの女全員をタクマ様が犯して、それを男エルフ達に見せつければ相応の罰になるんじゃないですか? 私、協力者を募ってみます」
「いや、それはムリじゃないか。エルフは美人揃いだ。それに人間のことも嫌ってるだろう。俺なんかの元に集まるはずがない」
「まあ、見ていてください。少し呼びかけてきますので」

 と言って、メルアは走り出してしまった。

 ……冷静に考えて無理だろうな。

 そう、思っていたのだが――

 一時間後、広場には集落にいたエルフ全員が集まっていた。

「お前達、どうして……」
「メルアから聞きました。エルフの男達に一泡吹かせるって。その為に必要であれば、私達もタクマ様の妻にしてください」
「倫理観が壊れている。エルフの女全員が、俺の妻になってくれるのか?」
「たまに私達と会って好きに犯してくれればいいのです。タクマ様が族長と娘達にしたように……」

 メルアに目配せする。

「私を呼びましたか?」
「正直、混乱している。イイ女達だが、本当に抱いてしまっていいのか?」
「皆、納得の上です。それに私達は数を増やさなければいずれ滅びるだけなので……。エルフは生殖能力が低いんですが、人間のペニスならもしかすると増やしまくれるかもしれません」
「それはそれで血が濃くなりそうだけどな。まあ、いいだろう」

 たまたま近くにいた女を抱き寄せ、胸を揉んだ。
 名も知らぬ女エルフは「あん」と喘ぎ、俺にキスをする。

 美人ぞろいだ。こんな名も知らぬ女でも、人間の村に連れていけば村一番の美人になるだろう。

「聞くがいいエルフの女達よ。お前達は俺を選び、俺の妻になることを選んだ。俺はお前達に約束しよう。例え何があろうとこの俺が守り抜くと」
「ありがとうございます。私はミアです。いつでもタクマ様の好きに――あっ」

 スカートの中に手を入れると何も履いていなかった。
 未開なエルフめ。

 キスをしながら立ったまま挿入する。
 足を閉じているのでギチギチのマンコだが、苦労して入れた甲斐はあった。
 最高の締まりだったのだ。
 ミアが俺の肩に顔を埋める。

「恥ずかしいのか?」
「皆に見られて……」
「下着も履いてない癖に、見られるのは嫌なのか?」
「お金がなくてぇ……」
「下着など何枚でも買ってやる。欲しい柄を言ってみろ」
「お、お花の可愛いぃ……うぁぁっ」

 こんなに可愛いエルフの為なら何枚でも用意してやれる。

「皆も欲しいものを考えておけ。王の妻になるんだからな」
「あ、赤ちゃんも……」
「下着と赤ちゃんだな? 今ここでくれてやる!」

 俺は『創造』で作った下着をミアの頭に被せてやった。

「い、いやぁ」
「可愛いぞ。子種はお前のここで受け止めろっ」
「いやぁぁぁ!」

 パンツを被ったミアに中出しを決める。
 俺は下着を脱がせ、乱れた髪のミアに深くキスをした。

「ちゅむ……ん……ん」

 なすがままのミアだ。
 気合を入れてやりすぎたかもしれない。
 だが――

「このレベルで男エルフ達の前で犯す。そして、罰を与えた上で始末する。今までお前達が受けてきた痛みは過去のものになる。安心して俺に未来を委ねろ」

 俺は女達に宣言してやった。

 さて、これで下準備は整った。
 男エルフ達にはケジメをつけさせよう。

 俺の愛する女エルフに手を出そうとした、その報いをな――
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