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朝、目が覚めるとエレナはまだ寝息を立てていた。ここ数日はエレナと一緒に放蕩生活を送っている。朝から晩まで交わって、仕事もせずに部屋でダラダラ過ごすだけの日々。働かなくても暮らしていけるが、退廃的な生活を送り続けるにはまだ若すぎる。若者らしく生産的な活動をしたいところだ。いい加減、今日は迷宮に行かないとな。
エレナの身体についたキスの痕を見て、自分がどれだけ彼女を愛したかを思い出す。初心なエレナを開発して嬌声を上げさせるのは最高だったが、少しやり過ぎたかもしれない。
起こすのも可哀想だと思い、一人で身支度を整えて朝食を買いに出かける。
鍵のついた信頼できる宿を借りたが、それでも日本と比べれば治安の差は歴然だ。夜中に路地から聞こえてくる事件性のある悲鳴のせいで、昨夜は2回もエレナとの交わりを中断してしまった。この世界で暮らしていれば夜の喧騒にも慣れていくのだろうか。
(エレナが起きる前に戻りたいな)
足早に市場へ向かい、水とパンと干し肉を買った。そこそこ値の張る物を適当に選んで買っただけだ。味の保証はできない。
買い物を終えて宿に戻ると、エレナは眠ったままだった。
(まだ寝てたのか)
無理をさせたのはこちらだし、文句は言えない。できれば早朝から探索者ギルドに行きたかったが、この様子だとまだ時間が掛かりそうだ。
それにしてもこの世界、退屈を紛らわせる娯楽が少ないのが辛いところだ。パソコンなんてないし、ゲーム機だって当然ない。
「飯を食ったらコインでも数えるか」
究極の暇潰し方法に手を出そうとしたところで、ベッドで眠っていたエレナが目覚めた。
「おはようエレナ」
「うー……。ご主人様より後に起きるなんて奴隷失格よね」
「こっちにこい」
「はい」
項垂れたエレナが近づいてきたところを思いきり抱きしめて、キスをする。
「ん……。もう、ミトったらぁ」
――娯楽なんかいらないな。
俺にはエレナという最高の嗜好品があるんだ。
彼女と比べれば、パソコンもゲーム機もかすんでしまう。
「これが罰だ」
「あなた、本当に私に対して甘いわよね」
「惚れた弱みかな」
「もう、調子がいいんだから」
奴隷というよりかは、恋人相手のやり取り。
彼女に甘い自覚は十分にある。
「少し遅いけど朝食にしようか」
「明日からは私が買い出しにいくわ」
「いや、それは危ないから俺もついていく」
「えー。過保護すぎるわよ」
「でも、エレナに何かあったら大変だ。俺が困る」
「そんなに私が大事?」
「俺の命よりも大切だ」
この街じゃ嘘はつけない。
エレナは「馬鹿ね」と照れくさそうに呟いた。
頬が赤くなってるのは気づかないフリをしよう。
それから、彼女のゆっくりめの食事が終わるのを待って、俺達は探索者ギルドに向かった。
話をしながら歩いてると、建物が見えてきた。この世界に来て日は浅いが、領主が運営に関与してる建物は、立派なものになるという法則性に気づいた。
「ここか。入り口には竜の旗を掲げてるんだな」
「探索者ギルドは実績に応じて旗を変えているの。ローライの探索者ギルドはダンジョン内で竜殺しを達成したから、竜の旗を掲げているのよ」
「なるほど。所属している探索者の質について、一つの指標になるわけだ」
俺が探索者を目指すなら、やはり実績のあるギルドに参加したいと思う。
開放された入り口を通過すると、広々としたホールがあった。受付のカウンターが半円状に何十と設置されていて、大勢の受付嬢が対応をしている。待ちの時間はほとんどないように見えた。
エレナと共に空いているカウンターに行くと、笑顔で対応された。
「いらっしゃいませ。本日はどういったご用件でしょうか?」
名札を見るとアイリスという名が書かれている。
二十歳くらいだろうか。しっかりした印象だ。
「ギルドに登録しようと思うんだが、知らないことの方が多くてな。手間をかけるが、迷宮について教えてもらえないか?」
「承知しました。では、こちらにご記入ください」
羊皮紙に質問事項が書かれている。
内容は不思議と頭に入ってきた。
そういえば、この世界の文字を勉強した訳でもないのに、会話が通じてる。
今さらながら不思議だ。
俺は素直にアンケート用紙に記入をした。
質問は多岐に渡り、嘘を書かずに転生者であることを伏せるのが大変だった。
「書き終わった。確認を頼む」
「はい、では拝見させていただきます。……なるほど、違う街から来たので迷宮については分からないと。読み書きはどこで学ばれたのですか?」
「詮索はしないでくれ」
この街では嘘が意味を為さない。
早朝一番に教会が鳴らす鐘の音を聴くだけで、嘘を看過する加護が適用されるからだ。
些細な嘘さえつけないこの街では、『沈黙』すら答えになってしまう。
目の前の受付嬢も、俺が答えられないという事実で訳アリだというのを察してしまった。俺の返事に笑みを深めている。こいつ絶対性格悪いな。
「では、迷宮について一から説明させていただきましょう。まず、迷宮に入る条件は、探索者ギルドに加入することです。探索者ギルドは世界各地にありますが、それぞれ管轄しているエリアが違います。希望する迷宮がある時は、誰がその迷宮を管理しているのか、自分に立ち入る資格があるのかを必ず確認してください。迷宮によっては、ギルドの加入以外にも、魔物の討伐実績を条件として求められることがあります」
「気をつけておこう」
「次に迷宮の仕組みについてです。迷宮は魔物を生成して探索者を襲わせ、魔素を奪おうとします。奪った魔素を使って迷宮をより進化させる為です」
「まるで迷宮が生きてるみたいだな」
「私は生命であると信じています。人が持つ欲望を汲みとり、探索者を捕食する様は、人間の上位存在と言っても過言ではないでしょう。探索者は迷宮の糧となり、力尽きた探索者の所持品は宝箱の中身として迷宮に再配置され、新たな探索者を呼び込む撒き餌となります」
宝箱の中身は死んだ同業者の所持品なのか。嫌な事実を知ってしまった。使いづらいな。
「ああ、ご心配には及びませんよ? 所持品は魔素によって洗浄され、清潔な状態で出てきます。中には魔素によって強化され、特別な効果を持ったアイテム化していることもあります」
「魔素って何でもありなのか?」
「何でもありでございます! 迷宮が持つ魔素の仕組みを解明することができれば、今とは比べ物にならない程、世界は発展すると言われています。魔素の発見は迷宮があったからこそなんですよ。きっと迷宮は神が人間に与えた試練なのです」
この受付嬢、探索者が大勢命を落とす迷宮を絶賛してるな。知識はあるが倫理観が破綻してる。
「迷宮の危険性について教えてくれ」
「迷宮は階層が上がるほど強力な魔物が待ち構えています。己の力量を履き違えた探索者は一瞬で命を落とします」
「危険なんだな」
「その分リターンも大きいです。しっかりと探索を行った上で無事に帰還すれば、一週間は働かずに暮らせます。1層から3層は初心者帯と呼ばれることが多いですが、4層から5層まで探索することができれば、更に贅沢な暮らしができます。6層を攻略すれば、屋敷を構えて使用人を雇い、王侯貴族のように暮らすことさえ夢ではありません。中には取り立てられて本物の貴族になった探索者もいます」
「それほどなのか」
「はい。元手なしに成り上がろうと思うなら、一番お勧めなのは探索者です。それと、迷宮の宝箱には、魔素の結晶である魔石が入ってることがあります。魔石は宝石よりも遥かに稀少な鉱石として上流階級に愛されています。大きさによっては豪邸が立つこともあるでしょう。魔石は魔素が濃い程大粒なものが出来ますので、より魔素の濃い5層や6層へ行くことができれば、答えはもうお分かりですね?」
レベルを上げて5~6層に行くことが当面の目標だな。
「7層より上は、さらに実入りがいいのか?」
「分かりません。行って戻ってきた者がおりません」
「本当に、一人も戻ってきてないのか?」
「発狂して糞尿を垂らしながら戻ってきた者ならいます。かつては神童と呼ばれ、ギルドマスターとも親交のあるベテラン探索者でしたが、帰還後は会話が成立しなくなって屋敷に軟禁されました。7層だけは決して近づかないようにしてください。探索者に死なれるとギルドの評判が悪くなりますので」
身も蓋もねえなこの受付嬢……。
エレナの身体についたキスの痕を見て、自分がどれだけ彼女を愛したかを思い出す。初心なエレナを開発して嬌声を上げさせるのは最高だったが、少しやり過ぎたかもしれない。
起こすのも可哀想だと思い、一人で身支度を整えて朝食を買いに出かける。
鍵のついた信頼できる宿を借りたが、それでも日本と比べれば治安の差は歴然だ。夜中に路地から聞こえてくる事件性のある悲鳴のせいで、昨夜は2回もエレナとの交わりを中断してしまった。この世界で暮らしていれば夜の喧騒にも慣れていくのだろうか。
(エレナが起きる前に戻りたいな)
足早に市場へ向かい、水とパンと干し肉を買った。そこそこ値の張る物を適当に選んで買っただけだ。味の保証はできない。
買い物を終えて宿に戻ると、エレナは眠ったままだった。
(まだ寝てたのか)
無理をさせたのはこちらだし、文句は言えない。できれば早朝から探索者ギルドに行きたかったが、この様子だとまだ時間が掛かりそうだ。
それにしてもこの世界、退屈を紛らわせる娯楽が少ないのが辛いところだ。パソコンなんてないし、ゲーム機だって当然ない。
「飯を食ったらコインでも数えるか」
究極の暇潰し方法に手を出そうとしたところで、ベッドで眠っていたエレナが目覚めた。
「おはようエレナ」
「うー……。ご主人様より後に起きるなんて奴隷失格よね」
「こっちにこい」
「はい」
項垂れたエレナが近づいてきたところを思いきり抱きしめて、キスをする。
「ん……。もう、ミトったらぁ」
――娯楽なんかいらないな。
俺にはエレナという最高の嗜好品があるんだ。
彼女と比べれば、パソコンもゲーム機もかすんでしまう。
「これが罰だ」
「あなた、本当に私に対して甘いわよね」
「惚れた弱みかな」
「もう、調子がいいんだから」
奴隷というよりかは、恋人相手のやり取り。
彼女に甘い自覚は十分にある。
「少し遅いけど朝食にしようか」
「明日からは私が買い出しにいくわ」
「いや、それは危ないから俺もついていく」
「えー。過保護すぎるわよ」
「でも、エレナに何かあったら大変だ。俺が困る」
「そんなに私が大事?」
「俺の命よりも大切だ」
この街じゃ嘘はつけない。
エレナは「馬鹿ね」と照れくさそうに呟いた。
頬が赤くなってるのは気づかないフリをしよう。
それから、彼女のゆっくりめの食事が終わるのを待って、俺達は探索者ギルドに向かった。
話をしながら歩いてると、建物が見えてきた。この世界に来て日は浅いが、領主が運営に関与してる建物は、立派なものになるという法則性に気づいた。
「ここか。入り口には竜の旗を掲げてるんだな」
「探索者ギルドは実績に応じて旗を変えているの。ローライの探索者ギルドはダンジョン内で竜殺しを達成したから、竜の旗を掲げているのよ」
「なるほど。所属している探索者の質について、一つの指標になるわけだ」
俺が探索者を目指すなら、やはり実績のあるギルドに参加したいと思う。
開放された入り口を通過すると、広々としたホールがあった。受付のカウンターが半円状に何十と設置されていて、大勢の受付嬢が対応をしている。待ちの時間はほとんどないように見えた。
エレナと共に空いているカウンターに行くと、笑顔で対応された。
「いらっしゃいませ。本日はどういったご用件でしょうか?」
名札を見るとアイリスという名が書かれている。
二十歳くらいだろうか。しっかりした印象だ。
「ギルドに登録しようと思うんだが、知らないことの方が多くてな。手間をかけるが、迷宮について教えてもらえないか?」
「承知しました。では、こちらにご記入ください」
羊皮紙に質問事項が書かれている。
内容は不思議と頭に入ってきた。
そういえば、この世界の文字を勉強した訳でもないのに、会話が通じてる。
今さらながら不思議だ。
俺は素直にアンケート用紙に記入をした。
質問は多岐に渡り、嘘を書かずに転生者であることを伏せるのが大変だった。
「書き終わった。確認を頼む」
「はい、では拝見させていただきます。……なるほど、違う街から来たので迷宮については分からないと。読み書きはどこで学ばれたのですか?」
「詮索はしないでくれ」
この街では嘘が意味を為さない。
早朝一番に教会が鳴らす鐘の音を聴くだけで、嘘を看過する加護が適用されるからだ。
些細な嘘さえつけないこの街では、『沈黙』すら答えになってしまう。
目の前の受付嬢も、俺が答えられないという事実で訳アリだというのを察してしまった。俺の返事に笑みを深めている。こいつ絶対性格悪いな。
「では、迷宮について一から説明させていただきましょう。まず、迷宮に入る条件は、探索者ギルドに加入することです。探索者ギルドは世界各地にありますが、それぞれ管轄しているエリアが違います。希望する迷宮がある時は、誰がその迷宮を管理しているのか、自分に立ち入る資格があるのかを必ず確認してください。迷宮によっては、ギルドの加入以外にも、魔物の討伐実績を条件として求められることがあります」
「気をつけておこう」
「次に迷宮の仕組みについてです。迷宮は魔物を生成して探索者を襲わせ、魔素を奪おうとします。奪った魔素を使って迷宮をより進化させる為です」
「まるで迷宮が生きてるみたいだな」
「私は生命であると信じています。人が持つ欲望を汲みとり、探索者を捕食する様は、人間の上位存在と言っても過言ではないでしょう。探索者は迷宮の糧となり、力尽きた探索者の所持品は宝箱の中身として迷宮に再配置され、新たな探索者を呼び込む撒き餌となります」
宝箱の中身は死んだ同業者の所持品なのか。嫌な事実を知ってしまった。使いづらいな。
「ああ、ご心配には及びませんよ? 所持品は魔素によって洗浄され、清潔な状態で出てきます。中には魔素によって強化され、特別な効果を持ったアイテム化していることもあります」
「魔素って何でもありなのか?」
「何でもありでございます! 迷宮が持つ魔素の仕組みを解明することができれば、今とは比べ物にならない程、世界は発展すると言われています。魔素の発見は迷宮があったからこそなんですよ。きっと迷宮は神が人間に与えた試練なのです」
この受付嬢、探索者が大勢命を落とす迷宮を絶賛してるな。知識はあるが倫理観が破綻してる。
「迷宮の危険性について教えてくれ」
「迷宮は階層が上がるほど強力な魔物が待ち構えています。己の力量を履き違えた探索者は一瞬で命を落とします」
「危険なんだな」
「その分リターンも大きいです。しっかりと探索を行った上で無事に帰還すれば、一週間は働かずに暮らせます。1層から3層は初心者帯と呼ばれることが多いですが、4層から5層まで探索することができれば、更に贅沢な暮らしができます。6層を攻略すれば、屋敷を構えて使用人を雇い、王侯貴族のように暮らすことさえ夢ではありません。中には取り立てられて本物の貴族になった探索者もいます」
「それほどなのか」
「はい。元手なしに成り上がろうと思うなら、一番お勧めなのは探索者です。それと、迷宮の宝箱には、魔素の結晶である魔石が入ってることがあります。魔石は宝石よりも遥かに稀少な鉱石として上流階級に愛されています。大きさによっては豪邸が立つこともあるでしょう。魔石は魔素が濃い程大粒なものが出来ますので、より魔素の濃い5層や6層へ行くことができれば、答えはもうお分かりですね?」
レベルを上げて5~6層に行くことが当面の目標だな。
「7層より上は、さらに実入りがいいのか?」
「分かりません。行って戻ってきた者がおりません」
「本当に、一人も戻ってきてないのか?」
「発狂して糞尿を垂らしながら戻ってきた者ならいます。かつては神童と呼ばれ、ギルドマスターとも親交のあるベテラン探索者でしたが、帰還後は会話が成立しなくなって屋敷に軟禁されました。7層だけは決して近づかないようにしてください。探索者に死なれるとギルドの評判が悪くなりますので」
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