スキルポイント100万の鬼畜チート転生者、村ごとハーレムで苦も無く魔王ムーブをかます

みかん畑

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転移者※キョウヤ視点

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 召喚された時に鳩尾を打った。
 原因は、幼馴染の雛野結香の肘がクリーンヒットしたことだった。

「っいったぁ……」
「ごめんって」

 ヘラヘラ笑いながらの謝罪にイラッとさせられる。
 だけど、喧嘩してる場合じゃないってことは理解できた。

 明らかに異世界っぽい場所に転移させられていたからだ。
 この手のファンタジー物の定番として、僕は国王の前に召喚されたらしかった。

 玉座に座る若い男が、僕達を歓迎する口ぶりで話し始めた。

「いきなり召喚されて困惑しているだろう。私はミシェル・クヴルール。クヴルール王国の王だ。君達には王国の闇を打ち払って欲しい」
「その前に、俺達は元の世界に帰れるんだろうな?」

 耳にピアスを空けた青年が玉座に問いかける。不敬だと怒りを買わないか心配だったけど、国王は冷静だった。

「すまないが、元の世界に帰還する方法はない」
「そんな!」

 思わず悲鳴のような声が出てしまった。
 でも、こんなこと酷すぎる。
 一方的に召喚しておいて、もう元の世界には帰れないとか……。

「へー。もう帰らなくていいんだ」

 結香の家庭環境は最悪だ。彼女は実の父親から虐待されてる。
 元々あちこちをフラフラ家出してるような奴だ。
 元の世界に帰れなくても構わないどころか、喜んでさえいると思う。

 僕は……。家族の元に帰りたい。他の転移者がどういう気持ちでいるかは知らないけど、例え一人でも元の世界に帰りたいと思う。

「詳しい状況を説明する前に、まずは君達の名前を教えてもらえないだろうか?」

 誰から自己紹介をするか迷ってたら、先にガラの悪そうな男が名乗り出た。

「俺は鶴木始だ。元の世界じゃツルギって名前で通してた。説明は後回しでも構わないが、きっちり対価は払ってもらうぜ」

 挑発的な自己紹介を終えたツルギに睨まれる。さっさと名乗れよって感じだ。
 名乗ろうと思ったら、先に結香が名乗った。

「あたしのことはユイカって呼んでちょうだい。特に名乗るようなことはないけど、身持ちの固い清楚担当なんで、エロいこととかは勘弁してください。以上」
「僕はキョウヤです。こっちのことはよく分かってないので、説明をよろしくお願いします」

 それぞれ名乗りを終えると、王様は何かを騎士達に準備させるよう促した。
 運ばれてきたのは、3本の綺麗な剣だった。宝石とかが散りばめられた、存在感のある剣だ。

「それは君達勇者にしか扱えない聖剣だ。かつて、今から80年以上も昔のことだ。魔界から魔族と呼ばれる者達が侵攻してきたことがあった。人類は心を一つにして戦ったが、恐ろしい力を持つ魔族達を前に、手も足も出ずに敗走していくしかなかった。もう終わりかと思われた時、この聖剣達が天より飛来し、異界から駆けつけた勇者達と共に魔族を打ち払ってくれたのだ」
「俺達に何をさせようって言うんだ?」
「80年振りに空間に歪みが現れた。これは、魔界からの侵攻の前触れだ。再び、魔界より邪悪な魔族達がこの地を侵攻せんとしている。どうか我々を守っていただけないだろうか?」

(……でかい話になってきた)

「で、俺達に対してあんたらは何を差し出すんだ?」
「全てを。金でも地位でも好きな異性でも、何でも渡そう。君達にはそれを受けとる権利がある。その代わり、訓練を受けて邪悪な者達と戦って欲しい。頼む。この通りだ」

 国王が自ら頭を下げるなんて……。

「なら女をくれよ。俺を満足させられたら乗ってやってもいいぜ?」
「私はお金かなー」
「2人とも、簡単に決めすぎじゃないですか?」

 全く迷う素振りがないなんて……。

「君は何も望まないのかい?」

 そんなこといきなり言われても……。

「じゃあこいつにも女を頼むわ。どうせ帰れないんだし、スッキリしとけよ」
「そ、そんな簡単に……」
「いらないのか? 無理すんなよ。ここは何でも願いが叶う夢の世界だとでも思っとけ。後から望みが出てきたら俺も協力してやるから、今は大人しくしとけ。な?」
「……分かりました」

 ツルギさんには敵わない気がする。

「イケメンだよね? ツルギさん」
「……否定はしませんよ。僕よりよっぽどイケメンだし判断力もありそうだ」
「拗ねないでよ。キョウヤもイケメンだしモテるって」

(……ああ。とんでもないことに巻き込まれた)

 僕は無事に帰れるのだろうか。

 不安を感じてた僕だけど、美人なメイドさんをあてがわれてセックスをする頃には、この世界も悪くないな……なんて思い始めてしまっていた。

 勇者にはそれぞれ専属のメイドがつくみたいで、僕についたのはリュシーという女の子だった。
 風呂に入ってたら全裸で背中を流しにきた彼女に欲情してしまって、ペニスをごしごし洗われてる時に興奮して僕は彼女を抱いてしまった。

 もちろん避妊はしたけど、名前を知ったばかりの女の子をいきなり抱くなんて、僕にしては頑張った方だと思う。
 お風呂で一発やった後、僕はリュシーとベッドで横になった。

 リュシーは首輪をつけられてて、何かと聞いたら奴隷の首輪だった。

「お金のない平民の娘は、逆らわないように首輪をつけて奉公に出されるんです」
「そんな……。酷すぎる」
「自由になる為にはお金が必要です。でも、私の稼ぎではとても……」
「それなら、僕が代わりに稼いでリュシーを自由にするよ。そうしたら、結婚して欲しい」
「お気持ちだけで結構です。きっと他にもいい方が出てくると思いますから」
「僕はリュシーがいいんだ! リュシーしか心を許せる相手がいないんだよ……。頼むよ」
「分かりました。キョウヤさんが私を裏切らない限り、信じたいと思います」

 リュシーを抱きしめる。キスをしようとしたら、唇に指を当てられた。

「解放してくださったら全てを捧げると約束します。それまでキスはお預けにできませんか?」

(……本当はキスもしたいけど)

 いつか絶対にリュシーの心を手に入れる。今はこの覚悟があればいい。

「セックスはいいよね?」
「構いませんよ。この国では、キスは本当に心を許した相手にしかしないものなんです」
「分かった。信用してもらえるよう頑張るよ」
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