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パーティー※キョウヤ視点
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「王国の未来に乾杯」
国王が盃を上げると、宮廷の大ホールに集まった貴族達が一斉に斉唱する。
「あからさまに国力を誇示してくるな」
注意されそうな発言だけど、気持ちは分かる。
歓迎パーティーという名目ではあるけど、僕達勇者を取り込む為のパーティーだったから。
宴が始まると、ツルギさんは「また後で飲もうぜ」と言い残して、さっさと一人で消えてしまった。
「ユイカは……っていないし」
薄情な幼馴染もいつの間にか消えている。
一人で残されて心許ないなぁ……と思ってたら、そんな僕に声を掛けてくれる人がいた。
「やあ、パーティーは初めてかな?」
「あなたは……」
「クヴルール王国の第一王子、ヨハン・クヴルールだ。彼女は僕のフィアンセで、リディア―ヌ・コルネイユという。ほら、挨拶をして」
「ただいまご紹介に預かりましたリディア―ヌです。どうぞ以後お見知りおきを」
扇を持った巨乳の美女が見事なカーテシーをする。
谷間が凄いと思ってたら、攻撃的に睨まれた。
「聞けば、あなたの国には爵位がないそうですね。平民に殿下の話し相手が務まるのでしょうか?」
「リディア―ヌ、そういう態度は良くないと日頃から言っているだろう? 僕達には僕達の果たすべき義務があるように、彼らにも彼らの果たすべき仕事がある。どんな相手であっても、責務を果たす限りは敬意を払わないといけないよ?」
……意訳すると『責務を果たす限りは敬意を払ってやるよ』ということだろうか? 思わず勇者の象徴である聖剣に触れると、リディア―ヌがさっと前に出た。
「殿下の前で剣に手を掛けるとは……!」
(あ……まず……)
「何の騒ぎですか?」
剣呑な空気になりかけたところに、煌びやかなドレスをまとった令嬢が現れる。
あまりの美しさに、僕は息を飲んでしまった。
まるで天使が地上に顕現したかのようだ。
月の明かりを溶かし込んだような銀髪と、穢れなく透明な青の瞳。
リディア―ヌ嬢も綺麗な人ではあるけれど、僕は今、天使から目を離すことができない……。
「ララ殿下……っ」
「あら、また誰かと揉めているのですか?」
「ち、違います。ただ、この者がヨハン様に無礼を……」
「異界の方に礼儀を問うのは筋違いでしょう。私達はそれを教わっていただく立場にあるのですよ?」
「ですが、この者は剣を……」
「きっと不安なのでしょう。この者にとって剣は杖でもあるのです。害意がないのですから、大目に見て支えて差し上げないといけませんよ?」
ララ殿下の優しさに胸が詰まりそうになる。
「さすがは我が妹だ。この場を上手く収めてしまうとはな」
「お兄様、勇者様に迷惑をかけないようきっちり手綱は握っていてくださいね?」
「善処するよ。それとリディア―ヌ。万が一君が怪我をするようなことがあれば、僕はそいつを八つ裂きにしなければならない。前に出る勇気は立派だけど、たまには守られて欲しいな」
「あ……。はい」
リディア―ヌ嬢が耳まで赤くなってる。お熱い二人だな、と思った。
「さあ、キョウヤ殿。今宵は君と話をしたいという者が大勢集まっている。宴を楽しんでくれると嬉しいよ」
殿下と挨拶を交わしたあと、僕は日本にいた頃には考えられないくらいの歓待を受けた。
美食と美女、手に余る程の宝石や権利書類の束。目が回る程の歓迎パーティーだ。
部屋に戻る頃には余韻で胸が一杯だった。
「もうお休みになりますか? それとも――」
リュシーを抱こうとシャツのボタンに指を掛けたところで、タイミング悪くノックが鳴った。
「こんな時間に誰だよ」
溜息をつきつつリュシーに対応させる。
部屋に入ってきたのは、ツルギさんだった。
「よう、飲み直そうぜ」
「……マジですか」
あてがわれた部屋のバルコニーに出た僕は、ツルギさんと夜風に当たった。
「まさか本当に来るとは思いませんでした」
「後で飲もうって言っただろ?」
彼がくすねてきたワインを、僕達は二人で空ける。
「お前、ユイカは放っておいていいのか?」
「あいつ、要領よく立ち回るタイプなんで。勝手にすると思いますよ。さっきも気づいたらいませんでしたし」
「そうか。にしても、女子高生……いいよなぁ。美人だし胸もデカかったしモテたんじゃないか?」
「まあモテててはいましたね。でもあいつ、援交やってるって噂で、同年代の男子なんか見向きもされませんでしたよ」
「そうなのか。ま、お前がいいなら俺の方で勝手に気にしとくけどな」
「……意外って言ったら失礼ですけど、僕達のこと気に掛けてくれるんですね」
「一応年長者っぽかったからな。俺今年で25だし」
「え、見えないですね。8つも上だったんだ……」
「言うなよ。ビミョーにショック受けるから」
少し寂しそうに黄昏ている。
「ララ殿下、綺麗だったなぁ。王子殿下の婚約者は名前なんだっけ?」
「あんな美女よく忘れられますね。リディア―ヌ嬢です」
「ははは。お前、思いっきり絡まれてたな? 谷間なんか凝視するからだぞ」
「見てたなら助けてくださいよっ!」
「あ、ツマミもあるぜ。俺の専属メイドが運んできてくれたんだ」
ツルギさんがテーブルごと大皿を持ってくる。
この人も自由だなぁ……。
「さーて、改めて飲み直すか」
「会場で飲まなかったんですか?」
「情報収集してたら酔えなくてな。お前あの話知ってるか? 俺達を召喚した儀式が失敗してたって話」
「なんですかそれ」
「情報が遅いなぁ。本来こっちに召喚されるのは4人の予定だったらしいぜ。儀式の手順は間違ってなかったって言い張ってたけど、それなら何でこなかったのかね」
どういうことだろう。
せっかく飲んだのに酔いが醒めてくる。
「実際のところは何も分かんねえ。あまりに情報が足りてないからな。だが、もしかしたら俺達も知らない裏の事情があるのかもな」
「漫画とかでよくありますけど、あとからひょっこり出てきた勇者が敵対したりしないですよね。バケモノと戦う覚悟はしてますけど、人間と戦うなんて御免ですよ」
「それでいうと、この世界には人間以外にも亜人って種族があるの知ってるか? エルフとかドワーフとか、そんな連中だな。本当に戦う相手は魔族だけって言い切れるのかね……」
「怖いこと言わないでくださいよ」
「俺だって言いたかねえさ。でも、いざって時に覚悟が決まってないと、死んじまうかもしれないだろ」
煌びやかなパーティが寒々しいものに思えてくる。
「同郷にはなるべく死んで欲しくねえ。早めに力を使えるようになっとけよ」
「ツルギさんは何か分かったんですか?」
「最近読んだラノベを真似してステータスオープンって言ったらいいモノが見れた」
この世界が異世界物のラノベだったら……。
そう考えたら、メニューがいきなりポップアップしてきた。
キョウヤ
レベル:1
職業:転移者
スキルポイント:1005(聖剣)
スキル:女神の加護(小)
戦技:なし
魔法:なし
「うわっ」
「おお、上手くいったらしいな」
「ツルギさんも自分のステータスが見れたんですね」
「スキルポイントとかも割り振れるぜ。一つの系統のスキルをマスターするのに100は必要だから、10個はスキルをマスターできるわけだ」
試しに体力向上っていうスキルを取得してみる。
スキルレベルを上げたら、身体の奥から力が噴き出してくるようだった。
「お前、もしこの世界が本当にゲームの世界だったらどうする」
「どうもしませんけど」
「ここがゲームの世界ってことは、俺達はただのデータの塊かもしれないんだぜ」
「でも生きてるじゃないですか。それって何か現実と変わるんですか?」
思ったまま口にしたらツルギさんが笑った。
「一緒に転移したのがお前でよかった。……話半分に聞いて欲しいんだが、ユイカが言うにはこの世界は日本にあったエロゲ―の世界らしい」
「さすがにここがゲームとは思えませんよ。そんな話を信じるより、ユイカの話を疑う方が簡単です」
「そうだよな。でも、先入観は捨てた方がいい。ユイカは多分、俺達より強い。だから、あいつの知識を頼りにして強くなるって作戦はありだと思ってる」
「僕は……そんなことより元の世界に帰りたいですけどね。できればリュシーも連れて一緒に……」
「そうか。俺はララ殿下と結婚するのが目標だ」
――なぜだろう。
ツルギさんが殿下と一緒に暮らすところを想像したくない。
「お前、分かりやすいなぁ」
「何がですか?」
「この世界は一夫多妻OKらしいからな。成り上がった後に帰るかどうか決めればいいさ」
この世界で暮らすという選択肢もあるんだな。
部屋の中で片づけをしてるリュシーの背中を見ながら、そんな未来もありえるかなと夢想する僕だった。
国王が盃を上げると、宮廷の大ホールに集まった貴族達が一斉に斉唱する。
「あからさまに国力を誇示してくるな」
注意されそうな発言だけど、気持ちは分かる。
歓迎パーティーという名目ではあるけど、僕達勇者を取り込む為のパーティーだったから。
宴が始まると、ツルギさんは「また後で飲もうぜ」と言い残して、さっさと一人で消えてしまった。
「ユイカは……っていないし」
薄情な幼馴染もいつの間にか消えている。
一人で残されて心許ないなぁ……と思ってたら、そんな僕に声を掛けてくれる人がいた。
「やあ、パーティーは初めてかな?」
「あなたは……」
「クヴルール王国の第一王子、ヨハン・クヴルールだ。彼女は僕のフィアンセで、リディア―ヌ・コルネイユという。ほら、挨拶をして」
「ただいまご紹介に預かりましたリディア―ヌです。どうぞ以後お見知りおきを」
扇を持った巨乳の美女が見事なカーテシーをする。
谷間が凄いと思ってたら、攻撃的に睨まれた。
「聞けば、あなたの国には爵位がないそうですね。平民に殿下の話し相手が務まるのでしょうか?」
「リディア―ヌ、そういう態度は良くないと日頃から言っているだろう? 僕達には僕達の果たすべき義務があるように、彼らにも彼らの果たすべき仕事がある。どんな相手であっても、責務を果たす限りは敬意を払わないといけないよ?」
……意訳すると『責務を果たす限りは敬意を払ってやるよ』ということだろうか? 思わず勇者の象徴である聖剣に触れると、リディア―ヌがさっと前に出た。
「殿下の前で剣に手を掛けるとは……!」
(あ……まず……)
「何の騒ぎですか?」
剣呑な空気になりかけたところに、煌びやかなドレスをまとった令嬢が現れる。
あまりの美しさに、僕は息を飲んでしまった。
まるで天使が地上に顕現したかのようだ。
月の明かりを溶かし込んだような銀髪と、穢れなく透明な青の瞳。
リディア―ヌ嬢も綺麗な人ではあるけれど、僕は今、天使から目を離すことができない……。
「ララ殿下……っ」
「あら、また誰かと揉めているのですか?」
「ち、違います。ただ、この者がヨハン様に無礼を……」
「異界の方に礼儀を問うのは筋違いでしょう。私達はそれを教わっていただく立場にあるのですよ?」
「ですが、この者は剣を……」
「きっと不安なのでしょう。この者にとって剣は杖でもあるのです。害意がないのですから、大目に見て支えて差し上げないといけませんよ?」
ララ殿下の優しさに胸が詰まりそうになる。
「さすがは我が妹だ。この場を上手く収めてしまうとはな」
「お兄様、勇者様に迷惑をかけないようきっちり手綱は握っていてくださいね?」
「善処するよ。それとリディア―ヌ。万が一君が怪我をするようなことがあれば、僕はそいつを八つ裂きにしなければならない。前に出る勇気は立派だけど、たまには守られて欲しいな」
「あ……。はい」
リディア―ヌ嬢が耳まで赤くなってる。お熱い二人だな、と思った。
「さあ、キョウヤ殿。今宵は君と話をしたいという者が大勢集まっている。宴を楽しんでくれると嬉しいよ」
殿下と挨拶を交わしたあと、僕は日本にいた頃には考えられないくらいの歓待を受けた。
美食と美女、手に余る程の宝石や権利書類の束。目が回る程の歓迎パーティーだ。
部屋に戻る頃には余韻で胸が一杯だった。
「もうお休みになりますか? それとも――」
リュシーを抱こうとシャツのボタンに指を掛けたところで、タイミング悪くノックが鳴った。
「こんな時間に誰だよ」
溜息をつきつつリュシーに対応させる。
部屋に入ってきたのは、ツルギさんだった。
「よう、飲み直そうぜ」
「……マジですか」
あてがわれた部屋のバルコニーに出た僕は、ツルギさんと夜風に当たった。
「まさか本当に来るとは思いませんでした」
「後で飲もうって言っただろ?」
彼がくすねてきたワインを、僕達は二人で空ける。
「お前、ユイカは放っておいていいのか?」
「あいつ、要領よく立ち回るタイプなんで。勝手にすると思いますよ。さっきも気づいたらいませんでしたし」
「そうか。にしても、女子高生……いいよなぁ。美人だし胸もデカかったしモテたんじゃないか?」
「まあモテててはいましたね。でもあいつ、援交やってるって噂で、同年代の男子なんか見向きもされませんでしたよ」
「そうなのか。ま、お前がいいなら俺の方で勝手に気にしとくけどな」
「……意外って言ったら失礼ですけど、僕達のこと気に掛けてくれるんですね」
「一応年長者っぽかったからな。俺今年で25だし」
「え、見えないですね。8つも上だったんだ……」
「言うなよ。ビミョーにショック受けるから」
少し寂しそうに黄昏ている。
「ララ殿下、綺麗だったなぁ。王子殿下の婚約者は名前なんだっけ?」
「あんな美女よく忘れられますね。リディア―ヌ嬢です」
「ははは。お前、思いっきり絡まれてたな? 谷間なんか凝視するからだぞ」
「見てたなら助けてくださいよっ!」
「あ、ツマミもあるぜ。俺の専属メイドが運んできてくれたんだ」
ツルギさんがテーブルごと大皿を持ってくる。
この人も自由だなぁ……。
「さーて、改めて飲み直すか」
「会場で飲まなかったんですか?」
「情報収集してたら酔えなくてな。お前あの話知ってるか? 俺達を召喚した儀式が失敗してたって話」
「なんですかそれ」
「情報が遅いなぁ。本来こっちに召喚されるのは4人の予定だったらしいぜ。儀式の手順は間違ってなかったって言い張ってたけど、それなら何でこなかったのかね」
どういうことだろう。
せっかく飲んだのに酔いが醒めてくる。
「実際のところは何も分かんねえ。あまりに情報が足りてないからな。だが、もしかしたら俺達も知らない裏の事情があるのかもな」
「漫画とかでよくありますけど、あとからひょっこり出てきた勇者が敵対したりしないですよね。バケモノと戦う覚悟はしてますけど、人間と戦うなんて御免ですよ」
「それでいうと、この世界には人間以外にも亜人って種族があるの知ってるか? エルフとかドワーフとか、そんな連中だな。本当に戦う相手は魔族だけって言い切れるのかね……」
「怖いこと言わないでくださいよ」
「俺だって言いたかねえさ。でも、いざって時に覚悟が決まってないと、死んじまうかもしれないだろ」
煌びやかなパーティが寒々しいものに思えてくる。
「同郷にはなるべく死んで欲しくねえ。早めに力を使えるようになっとけよ」
「ツルギさんは何か分かったんですか?」
「最近読んだラノベを真似してステータスオープンって言ったらいいモノが見れた」
この世界が異世界物のラノベだったら……。
そう考えたら、メニューがいきなりポップアップしてきた。
キョウヤ
レベル:1
職業:転移者
スキルポイント:1005(聖剣)
スキル:女神の加護(小)
戦技:なし
魔法:なし
「うわっ」
「おお、上手くいったらしいな」
「ツルギさんも自分のステータスが見れたんですね」
「スキルポイントとかも割り振れるぜ。一つの系統のスキルをマスターするのに100は必要だから、10個はスキルをマスターできるわけだ」
試しに体力向上っていうスキルを取得してみる。
スキルレベルを上げたら、身体の奥から力が噴き出してくるようだった。
「お前、もしこの世界が本当にゲームの世界だったらどうする」
「どうもしませんけど」
「ここがゲームの世界ってことは、俺達はただのデータの塊かもしれないんだぜ」
「でも生きてるじゃないですか。それって何か現実と変わるんですか?」
思ったまま口にしたらツルギさんが笑った。
「一緒に転移したのがお前でよかった。……話半分に聞いて欲しいんだが、ユイカが言うにはこの世界は日本にあったエロゲ―の世界らしい」
「さすがにここがゲームとは思えませんよ。そんな話を信じるより、ユイカの話を疑う方が簡単です」
「そうだよな。でも、先入観は捨てた方がいい。ユイカは多分、俺達より強い。だから、あいつの知識を頼りにして強くなるって作戦はありだと思ってる」
「僕は……そんなことより元の世界に帰りたいですけどね。できればリュシーも連れて一緒に……」
「そうか。俺はララ殿下と結婚するのが目標だ」
――なぜだろう。
ツルギさんが殿下と一緒に暮らすところを想像したくない。
「お前、分かりやすいなぁ」
「何がですか?」
「この世界は一夫多妻OKらしいからな。成り上がった後に帰るかどうか決めればいいさ」
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