白いリンゴと 赤いリンゴと。

もんぶらん

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赤いリンゴと白いリンゴと

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赤いリンゴは 幸せのために。

ルナのお母さんはそう言いました。

赤いリンゴは 甘酸っぱくてとても美味しいです。
幸せの味がする、
赤い赤い リンゴ。

ルナの頬も 赤くなります。

それじゃあ、白いリンゴは、?



白いリンゴは 平和のために。

ルナのおばちゃんがそう言いました。

白いリンゴは ルナのおばちゃんしか作れない、
幻のリンゴです。

何処にも売っていなくて、この家系だから食べれるリンゴ。

これを食べれるのは 平和だから。

おばちゃんが 元気でいるから。



それじゃあ、他の色は?

青いリンゴは 海の色。
少ししょっぱくて、 海の味がするリンゴ。

黄色いリンゴは 星の色。
夜にしか 採れない、
暗い暗い 夜の中で ぴかぴか 輝く。
少し小ぶりの 綺麗なリンゴ。

緑のリンゴは 森の色。
深い深い 森の中で 青々と実る。
動物たちに 愛され、人間にも愛される。
優しく 甘い香りの 森のリンゴ。

他のいろは、?


『黒色のリンゴはないの?』
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