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蛍の仮攻略 〈会うは別れの始め〉
嘘つきはボキャ貧の始まり
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お…ろ……お…きろ…
「起きろ!」
はっ!
「今なんっ」
「8時だよ」
「しまった!行ってきます!」
いつも通りの朝、いつも通りの道、
いつも通り遅刻ギリギリの俺、
いつも教室でヘラヘラしてる俺でも
この時だけは少し焦る
(また遅れると鬼先に怒られるからなぁ)
「はぁ…はぁ…クソッ」
ヤバイ、遅刻しそう
「お、蛍やん」
(1番会いたくない奴にあった)
コイツは一学期の頃につるんでた不良仲間だけど…今はあんまり昔の知り合いと顔は合わせたくない…
「よぉ!会いたかったよ!」
(本当は会いたくないけど…)
「何?今から学校?」
「まぁな、じゃ!俺!行くから!」
(さっさとここからトンズラしよっと)
「ちょ、おい!待てって!」
「着いたー!」
…他の皆はどうか知らないけど、
やっぱり学校に着くと
何かのスイッチが入る、
さながら、演技直前の役者のような…
ま、そんな事はどうでもいいか、と
俺は頬に軽くビンタをいれて
作り笑いしながら教室に入る
今日も1日が、始まる
〈しばらくして〉
キーン、コーン、カーン、コーン、
「きりーつ、れいー、ちゃくせーき」
「では、今からホームルームを始める、
欠席者はいるか」
「はーいw機子ちゃんが欠席でーす」
「そうか、次の授業の準備は必ずするように」
「はい」「はい」「はーいw」「はい!」
「以上、ホームルーム終了」
「きりーつ、れいー、ちゃくせーき」
それにしても、
キナコちゃんが休みなんて…
「おっはよーさいかちゃんw」
うわっ、昨日の人を小馬鹿にして来た奴
「なに?」
「うわぁ冷たぁ」
「何よ、あんたに構ってらんないんだけど、次の授
業の準備しなくちゃ…」
「おいおい、良いのかい?
彩果ちゃんの仕事は
俺らの欠点のケアだろ?それなら、ここの教室の
生徒、計4人のそれぞれの欠点や性格を知って置
かなくちゃw」
それってどういう…
「あ、今、どういう意味か気になったでしょ」
「そ、そんな事は…」
心が読まれたみたいで
咄嗟に抵抗してしまった
「ふーん?w」
「何が可笑しいのよ!」
「別にぃ?何もぉ?w」
今ハッキリした、コイツ、生理的に無理
「まぁ要するに、ここのクラスに居る
メンバーは、対話やその他対人関係の
行動が出来ない、もしくは、
それに対して酷いトラウマを持っている
奴らばかりなんだよ」
「ふーん」
「反応薄っ」
「そりゃあ転校時に聞いてたからなんとなくは知ってたし…」
「だろうな」
「で、アンタもそのメンバーの1人な
の?」
「さぁどうだろうね」
「結局、どうすれば良いの?」
「おぉ、結果ばかり求めちゃって、
この前の面白"自己紹介"彩果ちゃんは
一体どこへやら」
「変なあだ名付けないで、
それで、皆どんな欠点があるの?」
「それは…」
「それは?」
「教えられないなw
本人達から聞きなよw」
「……え?」
「だーかーら本人達から聞けって」
「勿体ぶって無いで教えてよ!」
「いや、
教えたいけど駄目なんだってw
こればっかりは本人達から聞かないと」
「はいはい!わーかーりましたー!
こっから先は1人でやりますぅ!」
「よろしいw頑張るようにw」
そう言うと彼は気持ち悪いぐらいの笑顔浮かべながら教室に戻って行った
彼は一体どうしてこのクラスに…
その日、彩果の蛍への
嫌悪と興味は尽きる事が無かったとか
そうでなかったとか、
中3の春はまだ始まったばかりである
〈続く〉
「起きろ!」
はっ!
「今なんっ」
「8時だよ」
「しまった!行ってきます!」
いつも通りの朝、いつも通りの道、
いつも通り遅刻ギリギリの俺、
いつも教室でヘラヘラしてる俺でも
この時だけは少し焦る
(また遅れると鬼先に怒られるからなぁ)
「はぁ…はぁ…クソッ」
ヤバイ、遅刻しそう
「お、蛍やん」
(1番会いたくない奴にあった)
コイツは一学期の頃につるんでた不良仲間だけど…今はあんまり昔の知り合いと顔は合わせたくない…
「よぉ!会いたかったよ!」
(本当は会いたくないけど…)
「何?今から学校?」
「まぁな、じゃ!俺!行くから!」
(さっさとここからトンズラしよっと)
「ちょ、おい!待てって!」
「着いたー!」
…他の皆はどうか知らないけど、
やっぱり学校に着くと
何かのスイッチが入る、
さながら、演技直前の役者のような…
ま、そんな事はどうでもいいか、と
俺は頬に軽くビンタをいれて
作り笑いしながら教室に入る
今日も1日が、始まる
〈しばらくして〉
キーン、コーン、カーン、コーン、
「きりーつ、れいー、ちゃくせーき」
「では、今からホームルームを始める、
欠席者はいるか」
「はーいw機子ちゃんが欠席でーす」
「そうか、次の授業の準備は必ずするように」
「はい」「はい」「はーいw」「はい!」
「以上、ホームルーム終了」
「きりーつ、れいー、ちゃくせーき」
それにしても、
キナコちゃんが休みなんて…
「おっはよーさいかちゃんw」
うわっ、昨日の人を小馬鹿にして来た奴
「なに?」
「うわぁ冷たぁ」
「何よ、あんたに構ってらんないんだけど、次の授
業の準備しなくちゃ…」
「おいおい、良いのかい?
彩果ちゃんの仕事は
俺らの欠点のケアだろ?それなら、ここの教室の
生徒、計4人のそれぞれの欠点や性格を知って置
かなくちゃw」
それってどういう…
「あ、今、どういう意味か気になったでしょ」
「そ、そんな事は…」
心が読まれたみたいで
咄嗟に抵抗してしまった
「ふーん?w」
「何が可笑しいのよ!」
「別にぃ?何もぉ?w」
今ハッキリした、コイツ、生理的に無理
「まぁ要するに、ここのクラスに居る
メンバーは、対話やその他対人関係の
行動が出来ない、もしくは、
それに対して酷いトラウマを持っている
奴らばかりなんだよ」
「ふーん」
「反応薄っ」
「そりゃあ転校時に聞いてたからなんとなくは知ってたし…」
「だろうな」
「で、アンタもそのメンバーの1人な
の?」
「さぁどうだろうね」
「結局、どうすれば良いの?」
「おぉ、結果ばかり求めちゃって、
この前の面白"自己紹介"彩果ちゃんは
一体どこへやら」
「変なあだ名付けないで、
それで、皆どんな欠点があるの?」
「それは…」
「それは?」
「教えられないなw
本人達から聞きなよw」
「……え?」
「だーかーら本人達から聞けって」
「勿体ぶって無いで教えてよ!」
「いや、
教えたいけど駄目なんだってw
こればっかりは本人達から聞かないと」
「はいはい!わーかーりましたー!
こっから先は1人でやりますぅ!」
「よろしいw頑張るようにw」
そう言うと彼は気持ち悪いぐらいの笑顔浮かべながら教室に戻って行った
彼は一体どうしてこのクラスに…
その日、彩果の蛍への
嫌悪と興味は尽きる事が無かったとか
そうでなかったとか、
中3の春はまだ始まったばかりである
〈続く〉
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