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序章
ある日のナオの日記〜拘束水責め
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今日は新しいプレイに挑戦。
買ったのは金属製の手錠。
海外製なので届くまで時間は掛かったけど、実際に手に取ってみると、ずっしりとした重さで本格的な造り。
新卒で大手の事務用品メーカーの事務社員になって、初めての一人暮らし。実家にいたらこんなものとても買えなかったな。
試しに左手首につけてみる。ジャッという金属音とともに、手錠の輪が手首を拘束した。加減がわからなくて少しキツイけど、その分絶対にこれから逃げられないということを実感できてドキドキしてしまう。
鍵の位置をしっかり確認して右手にもハメてみた。これで両手首が手錠で完璧に拘束された。手を振り回してみても、鎖がガチャガチャと音を鳴らすばかりで、一向に外れる気配はない。
それを確かめると同時に、下半身が熱くなっていくのを感じる。私は完璧に、ドMの変態だ。
拘束力を試したところで、一旦鍵を使って手錠を外した。夏の夜とはいえ、いつもよりも汗ばんでいる。
だけど、本番はまだこれから。金曜の夜はまだ長い。
することは決めていた。
決して広くないユニットバスの浴槽。
蛇口を捻り、冷たい水が浴槽に溜まっていく。
裸になり、浴槽に座る。夏とはいっても水道の水はとても冷たい。
手錠を両手にはめ、バンザイのように手を上げて、蛇口のハンドルへ手錠の鎖を引っ掛ける。
全身の体重が掛かるので、手錠が手首に食い込んで痛むが、倒錯した衝動の歯止めにはならなかった。
水が浴槽に溜まっていく様を眺める。
腰を低くしているので、このまま溜まってしまえば、水面は私の顔を覆い尽くすだろう。
といっても立ち上がって手錠の鎖外せばすぐに脱出でしてしまう。あくまでも息が出来ない状況を楽しめれば良い。
浴槽が狭いので、瞬く間に水面が迫ってくる。ただ潜って息止めをしたことなら何度もある。しかし、こうして自らを拘束してするのは初めてだ。
心臓がバクバクと音を立てているのを全身で感じる。水は胸元を上がり、肩のところまできている。もう少しで……
思えば、初めて呼吸制御に興味を持ったのは学校のプールでやった素潜りだった。先生に心配されるほど夢中になって潜っていた。
遂に水は顎に触れ、口元を多い隠した。鼻でしか呼吸できなくなり、間もなくその鼻さえも塞がってしまう。
抵抗してみるが、ハンドルに挟まった手錠の鎖は全く外れそうにない。思わず声が出てしまいそうになって泡がぶくぶくと立った。
そして遂に鼻を水が覆った。ひとつ大きく息を吸って、それを受け入れた。
鼻を完全に覆うようになり、ここから時間はあまりない。限界でも一分と少しくらいしか保たない。
いつでも自分のタイミングでやめられるいつもとは違う。不自由な身体で呼吸が止まると、さすがに恐怖心も強くなる。
苦しい。息を吸いたい。
けれど、そんな苦痛が私に生きてることを実感させてくれる。
頭がぼうっとしてきた。
そろそろ出なきゃ。そう思って腰を上げようとしたが、身体にうまく力が入らない。なんとか力を入れようとすると、今度は浴槽の底が滑ってしまい、体勢を直せない。
まずい……
このままじゃ……
そう思っても手遅れだった。酸素を求めて大きく開けた口に容赦なく水が入ってくる。
必死に手を振るが、手錠は相変わらずハンドルから外れる気配がない。
意識が遠のく。
一人暮らしの部屋に、誰かが助けにくるわけがない。
たかが数秒が何十分にも感じる。
こんな死に方したくない……
無我夢中でいると、なんとか一度身体が跳ね上がり、一瞬だけ顔が水上に出たが、呼吸はままならなかった。しかし、遠のいた意識がかすかに覚醒した。
生を渇望する本能が、滑る浴槽になんとか足を踏ん張らせた。
身体が浮上し、そのまま手錠もハンドルから外れた。
半分意識のないまま浴槽にもたれかかった。
水を吐き出し、少しでも酸素を得ようと湿った浴室の空気を吸い込む。しかし、まだ呼吸がままならず、むせ返ってしまう。
浴槽を這い出し、浴室の壁に背をつけて座った。視界が定まらないまま、身体はたしかに‘‘反応”していた。
手錠が食い込む手首を、そのまま自らの下腹部に当てる。先程まで私を苦しめた水ではないものが、私の恥部を濡らしていた。
死ぬかと思った。
あのまま意識を失ってたら。
でも、苦しみの中にたしかに私は感じていた。
この悦びを。
指を伸ばす。
少し触れただけで、電流のような快感が私を貫いた。
まだ、醒めないで。
あの苦しさが身体に残っているうちに。
私は時間を忘れて自らを昂らせていった。
これが、私という人間だ。
買ったのは金属製の手錠。
海外製なので届くまで時間は掛かったけど、実際に手に取ってみると、ずっしりとした重さで本格的な造り。
新卒で大手の事務用品メーカーの事務社員になって、初めての一人暮らし。実家にいたらこんなものとても買えなかったな。
試しに左手首につけてみる。ジャッという金属音とともに、手錠の輪が手首を拘束した。加減がわからなくて少しキツイけど、その分絶対にこれから逃げられないということを実感できてドキドキしてしまう。
鍵の位置をしっかり確認して右手にもハメてみた。これで両手首が手錠で完璧に拘束された。手を振り回してみても、鎖がガチャガチャと音を鳴らすばかりで、一向に外れる気配はない。
それを確かめると同時に、下半身が熱くなっていくのを感じる。私は完璧に、ドMの変態だ。
拘束力を試したところで、一旦鍵を使って手錠を外した。夏の夜とはいえ、いつもよりも汗ばんでいる。
だけど、本番はまだこれから。金曜の夜はまだ長い。
することは決めていた。
決して広くないユニットバスの浴槽。
蛇口を捻り、冷たい水が浴槽に溜まっていく。
裸になり、浴槽に座る。夏とはいっても水道の水はとても冷たい。
手錠を両手にはめ、バンザイのように手を上げて、蛇口のハンドルへ手錠の鎖を引っ掛ける。
全身の体重が掛かるので、手錠が手首に食い込んで痛むが、倒錯した衝動の歯止めにはならなかった。
水が浴槽に溜まっていく様を眺める。
腰を低くしているので、このまま溜まってしまえば、水面は私の顔を覆い尽くすだろう。
といっても立ち上がって手錠の鎖外せばすぐに脱出でしてしまう。あくまでも息が出来ない状況を楽しめれば良い。
浴槽が狭いので、瞬く間に水面が迫ってくる。ただ潜って息止めをしたことなら何度もある。しかし、こうして自らを拘束してするのは初めてだ。
心臓がバクバクと音を立てているのを全身で感じる。水は胸元を上がり、肩のところまできている。もう少しで……
思えば、初めて呼吸制御に興味を持ったのは学校のプールでやった素潜りだった。先生に心配されるほど夢中になって潜っていた。
遂に水は顎に触れ、口元を多い隠した。鼻でしか呼吸できなくなり、間もなくその鼻さえも塞がってしまう。
抵抗してみるが、ハンドルに挟まった手錠の鎖は全く外れそうにない。思わず声が出てしまいそうになって泡がぶくぶくと立った。
そして遂に鼻を水が覆った。ひとつ大きく息を吸って、それを受け入れた。
鼻を完全に覆うようになり、ここから時間はあまりない。限界でも一分と少しくらいしか保たない。
いつでも自分のタイミングでやめられるいつもとは違う。不自由な身体で呼吸が止まると、さすがに恐怖心も強くなる。
苦しい。息を吸いたい。
けれど、そんな苦痛が私に生きてることを実感させてくれる。
頭がぼうっとしてきた。
そろそろ出なきゃ。そう思って腰を上げようとしたが、身体にうまく力が入らない。なんとか力を入れようとすると、今度は浴槽の底が滑ってしまい、体勢を直せない。
まずい……
このままじゃ……
そう思っても手遅れだった。酸素を求めて大きく開けた口に容赦なく水が入ってくる。
必死に手を振るが、手錠は相変わらずハンドルから外れる気配がない。
意識が遠のく。
一人暮らしの部屋に、誰かが助けにくるわけがない。
たかが数秒が何十分にも感じる。
こんな死に方したくない……
無我夢中でいると、なんとか一度身体が跳ね上がり、一瞬だけ顔が水上に出たが、呼吸はままならなかった。しかし、遠のいた意識がかすかに覚醒した。
生を渇望する本能が、滑る浴槽になんとか足を踏ん張らせた。
身体が浮上し、そのまま手錠もハンドルから外れた。
半分意識のないまま浴槽にもたれかかった。
水を吐き出し、少しでも酸素を得ようと湿った浴室の空気を吸い込む。しかし、まだ呼吸がままならず、むせ返ってしまう。
浴槽を這い出し、浴室の壁に背をつけて座った。視界が定まらないまま、身体はたしかに‘‘反応”していた。
手錠が食い込む手首を、そのまま自らの下腹部に当てる。先程まで私を苦しめた水ではないものが、私の恥部を濡らしていた。
死ぬかと思った。
あのまま意識を失ってたら。
でも、苦しみの中にたしかに私は感じていた。
この悦びを。
指を伸ばす。
少し触れただけで、電流のような快感が私を貫いた。
まだ、醒めないで。
あの苦しさが身体に残っているうちに。
私は時間を忘れて自らを昂らせていった。
これが、私という人間だ。
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