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浦島太郎とかぐや姫3030 その5 出逢い
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次の日、3人が民宿で昼御飯を食べていると女の子がやって来ました。
手には鮮やかなピンク色の果実がいっぱい入った籠を持っています。
宿の主人が言いました。
「おやおや、かぐや子ちゃんどうしたのそんなに果物をもって?」
「うちの温室で採れた新種の果実なの、スマホのアメイジングに教えられた通りに栽培したらこんなピンクの果物が出来たのよ。これを食べるとうちのお父さんもお母さんもなんだか若返るみたいなの、名前は見た通りに『ピンク』にしたわ!是非食べてみて」
「ありがとう、若返りの果実なんて最高だな。こちらのお客さん達にも早速食べてもらうよ」
どうやらその女の子は太郎達の会いたい目標人物だったおとぎ話の、かぐや姫の生まれ代わりらしい『かぐや子』という女の子らしい。
これはラッキーだと太郎はおもいました。
さっそく彼女に話しかける事にしました。
「君のスマホってこう言うやつ?」
スマホ繋がりで話しが出来るかも知れないと思ったので太郎はスマホのリーパを見せました。
「ちょっと違うわ」と言ってかぐや子はポケットから自分のスマホを出して見せました。
確かに違う、太郎のは卵形でかぐやくのは長方形だ。
「でもスマホを持っている人に初めて会ったわ、これって何かの縁かしら・・・」
確かに何かの縁かも知れないと太郎も思った。とにかくこれをきっかけに話しが進みそうだ、かなり自分のタイプだし。
突然、太郎のスマホが振動し始めた。
同時にかぐや子のスマホも振動し始めた。何かスマホどおしで共鳴している様に思える。
「スマホ達でなんか感じているのかしら」
「さあ、でも犬なんか道で会うと吼えあったりするだろ、あれかな?」
「うちのスマホは犬じゃないわよ」
「俺のだって、例えばなしをしただけだろ」
妙な会話になったが、とりあえず掴みはオッケーみたいらしい。
「お客さん達今日は暇ですか?」かぐや子が訊いた。
「実を言うと今日の予定は君に会う事だったんだ」
「えっ何で?」
「この村にかぐや姫の生まれ代わりがいると聞いてやって来たんだ。まさかこんなに早く本人に会えるとか思わなかった」
「えっ私の事?そんなわけないっしょ」
かぐや子は手を横にふって否定しました。
「でも暇だったら家に来てくれない?」
「お婆さん、いやお母さんが早く恋人を作りなさいっていつも言うのよ、だからお母さんに会ってもらいたいの」
「えっどういう事、僕は君の恋人じゃ無いし」
「なんか聞かれたら恋人のふりをしてくれたらいいの、そしたらお母さんは安心するから」
なんか急な話しの展開だが面白いと言うか面白過ぎる気がした、まあとにかくこの際やってみようと太郎は思った。
「じゃあこれから3人で行くから案内してくれる?」
「オッケーよ案内するわ」
こうして浦島太郎達はかぐや子の案内でかぐや子の家に行く事になりました。
手には鮮やかなピンク色の果実がいっぱい入った籠を持っています。
宿の主人が言いました。
「おやおや、かぐや子ちゃんどうしたのそんなに果物をもって?」
「うちの温室で採れた新種の果実なの、スマホのアメイジングに教えられた通りに栽培したらこんなピンクの果物が出来たのよ。これを食べるとうちのお父さんもお母さんもなんだか若返るみたいなの、名前は見た通りに『ピンク』にしたわ!是非食べてみて」
「ありがとう、若返りの果実なんて最高だな。こちらのお客さん達にも早速食べてもらうよ」
どうやらその女の子は太郎達の会いたい目標人物だったおとぎ話の、かぐや姫の生まれ代わりらしい『かぐや子』という女の子らしい。
これはラッキーだと太郎はおもいました。
さっそく彼女に話しかける事にしました。
「君のスマホってこう言うやつ?」
スマホ繋がりで話しが出来るかも知れないと思ったので太郎はスマホのリーパを見せました。
「ちょっと違うわ」と言ってかぐや子はポケットから自分のスマホを出して見せました。
確かに違う、太郎のは卵形でかぐやくのは長方形だ。
「でもスマホを持っている人に初めて会ったわ、これって何かの縁かしら・・・」
確かに何かの縁かも知れないと太郎も思った。とにかくこれをきっかけに話しが進みそうだ、かなり自分のタイプだし。
突然、太郎のスマホが振動し始めた。
同時にかぐや子のスマホも振動し始めた。何かスマホどおしで共鳴している様に思える。
「スマホ達でなんか感じているのかしら」
「さあ、でも犬なんか道で会うと吼えあったりするだろ、あれかな?」
「うちのスマホは犬じゃないわよ」
「俺のだって、例えばなしをしただけだろ」
妙な会話になったが、とりあえず掴みはオッケーみたいらしい。
「お客さん達今日は暇ですか?」かぐや子が訊いた。
「実を言うと今日の予定は君に会う事だったんだ」
「えっ何で?」
「この村にかぐや姫の生まれ代わりがいると聞いてやって来たんだ。まさかこんなに早く本人に会えるとか思わなかった」
「えっ私の事?そんなわけないっしょ」
かぐや子は手を横にふって否定しました。
「でも暇だったら家に来てくれない?」
「お婆さん、いやお母さんが早く恋人を作りなさいっていつも言うのよ、だからお母さんに会ってもらいたいの」
「えっどういう事、僕は君の恋人じゃ無いし」
「なんか聞かれたら恋人のふりをしてくれたらいいの、そしたらお母さんは安心するから」
なんか急な話しの展開だが面白いと言うか面白過ぎる気がした、まあとにかくこの際やってみようと太郎は思った。
「じゃあこれから3人で行くから案内してくれる?」
「オッケーよ案内するわ」
こうして浦島太郎達はかぐや子の案内でかぐや子の家に行く事になりました。
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