猿の惑星プロジェクト

九条秋来

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猿の惑星プロジェクト その2 冷凍睡眠 

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イーエフ氏は指定された、宇宙センターに行った。
そこからロケットに乗り、衛星軌道を突き抜けて宇宙空間で待機している探査宇宙船に乗り換えた。
探査宇宙船ではアンドロイド美女のエルフ727と小猿が待機していた。

アンドロイドのエルフ727に探査宇宙船の操縦をすべてまかせるとは聞いていたが、何故猿がいるのかはわからない。
『この猿は冷凍睡眠装置に異常がないか、人間より先に確かめる為にいます。猿で冷凍睡眠を試してからイーエフ様に実際に冷凍睡眠機に入ってもらうわけです』とエルフ727は説明した。
「なるほどね」
映画の『猿の惑星』では女性飛行士のスチュアートが、冷凍睡眠機の故障で死亡している。
あんなことにならない為らしい。

そして探査宇宙船は光速で太陽系の外に飛び太陽系を一周して宇宙景色を楽しんでから、2機並んでいる冷凍睡眠機に猿が入る。
猿がその冷凍睡眠機を24時間試してから、異常が無いのでイーエフ氏がその冷凍睡眠機に入った。
『これから冷凍睡眠機に入り、地球への帰還をするわけですがイーエフ様は、非常警報と共に目覚めますが全て脚本どおりなので慌てないでくださいね』
とエルフ727が説明して、安らかなBGMが流れてきて彼は睡眠に入った。

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