163 / 163
三章までの間話
161、恥ずかしいデート④ ☆
しおりを挟むだいぶ時間が経ってしまい申し訳ありません。
間話の間はこんな間隔で進む予定です。
今回はエロだけど、一応微エロ扱いです。
ー ー ー ー ー
「ぁあっ!!」
ディルドを入れられた俺は、声が漏れるのを抑えられないでいた。
「思った以上にだいぶ細めだったから、簡単に入ったね。じゃあ、その状態で立ってもらえるかな?」
「む、無理……」
「無理じゃない。ほら、俺が立たせてあげるね」
ウルに持ち上げられた俺は両足が床につくのと同時に、中に入ってるディルドが抜けそうになっているのに気がついた。
俺は必死に尻に力を込めて抜けないようにしようとしたのに、それはズルズルと抜けていく。
「う、ウル……これ、簡単に抜ける……」
「こら、抜いたらダメだよ?」
ウルはニコリと笑うと、突然俺の尻をディルドごと叩いたのだ。
「ぁあっ!!」
再びディルドが奥へ入る感覚と、お尻を叩かれた事で俺の体はビクンっと跳ねてしまう。
そして俺は、ウルがわざと緩々なディルドを俺に入れた理由に気がついてしまったのだ。
「まさか、コレがしたくて……?」
「どうだろうね~。ほらデオ、また抜けそうになってるよ。ここまで緩々だと大変だからさ、デオには今日一日コレを履いてもらうしかないね」
「へ?」
ウルが手にしていたのは、紐パンツだった。
俺は出てきたものに呆気にとられてしまう。そしてハッと我に帰ったときには既に紐を結ばれ、俺はそのパンツを履いていた。
青色で可愛いレース生地が使われてはいるが、一応は男性用の紐パンツだからなのか俺のが勃ったままだというのに、何故か凄くフィットしてる気がする。
しかし、すぐに俺はこのパンツの履き心地がおかしい事に気がついた。
「何だこれ、ヌルヌルしてる……?」
「これはね、スライムでできたパンツなんだよ」
「す、スライム!?」
「だからね、こうやって……」
「ぁあっ、こらぁ!それをグリグリするなぁ!」
ウルが抜けかけてるディルドをパンツの上から触るせいで、先程中にいれたスライムを潰すようにグリグリと押してくる。
気持ちいいところを押された俺は、またイきそうになってしまう。
「まったぁ、このままだと下着にだすからぁっ!」
「大丈夫だから、出していいよ?」
「ぁあっ、あっん!あーーーーー!!」
俺はやってしまったと、スライムで出来ているという下着を見て驚いた。
結構出してしまった筈なのに全く汚れてない……?
「はぁ、はぁ……なんだこのスライム……んっ」
「面白いよね~。このパンツさ、体液をあげるとそれを吸収する事で長持ちするんだよ。長生きすると言うのかもしれないけどね」
「……ある意味、実用的で便利なパンツなのかコレは……?」
「でしょ?これならデオがデート中にいくらイっても大丈夫だし、弾力性もあるからディルドが抜けるのもさっきよりも遅くなってるよね?」
確かにウルの言う通り、それがゆっくり抜けていくのが俺にもわかってしまう。
しかもその感覚にムズムズしてしまい、俺は少しだけ感じてしまいそうになる。
「勿論抜けそうになったら、俺がこうやって戻してあげるから安心してね?」
「や、やめっ、んぁあっ!!」
再びウルにお尻を叩かれた俺は、体をビクビクさせてしまう。
「ふふ、デオにはもっと気持ちよくなって欲しいからね。後もう少し準備をしてあげるよ」
「……まだ、終わりじゃ無いのか?」
さっき、コレが最後のアイテムって言ってたような……。
「うん、これ以上は出てこないよ。だから、今あるアイテムを正しく使うだけだよ?」
「正しく?」
ウルの手が、俺の尻に伸びるのをじっと見ていた。
そこには先程入れた青いスライムから垂れている紐が、ディルドの隙間からヒラヒラと出ているのが見えていた。
紐を掴んだウルは、それを勢いよく引っ張った。
その瞬間、中のスライムがプルプルと震え出したのだ。
「ひゃっ!?ぁあっん、まってぇ……コレぇ、つっつよっい、からぁ……あっ、ぁんっ!!」
「ごめんごめん、最大パワーで付けたみたいだ。デートするなら、出力を下げないとね」
例え出力を下げたとしても、こんな状態でデートなんて出来る訳がない。
そう言ってやりたかったのに、俺の口からは喘ぎ声しか出てこなかった。
「下はこれでオッケーだね。これで絶対に乳首だけでイく事はなくなったし……ようやく俺のプレゼントを試せるよ」
「……んっ、なにいってぇっ?」
ウルからのプレゼント……それは既に俺の首に巻かれているチョーカーの事だろう。
まさか───!?
俺がそう思ったときには、既にウルの手がチョーカーへと触れていた。
ウルは宝石の真下にあった二つのリングを掴むと、それをゆっくりと引っ張ったのだ。
俺には一瞬リングが取れたように見えた。
しかしよく見るとリングには紐が付いているようで、それはチョーカーの宝石へと繋がっていた。
ウルはわざとらしく伸ばしたリングを一度手放す。リングは紐に引かれるように、自然に元の場所へと戻っていった。
そしてもう一度リングを引っ張ると、よく見えるように俺の顔に近づけたのだ。
「さて、このリングをどこに使うと思う?」
「ど、どこ……って、指とか……?」
「残念、不正解。確かにリングだから指につけると思っても仕方がないかぁ~」
「っん、なら……どこにっ」
「正解は……」
ウルの手がゆっくりと俺の胸へと移動していく。
そして、俺がまさかと思った時にはウルはリングをそこに装着したのだ。
「乳首しかないよね?」
つけた瞬間、そのリングは俺の乳首のサイズに合わせるように縮まった。
そして乳首をキュッと締め付けたのだ。
「ぁあっ!!?」
気持ちよくて顔を仰反ると、紐に引っ張られ乳首が伸びてしまう。
どうやら乳首にリングを嵌めると、そこで紐の長さも固定される作りになっているらしい。
「やぁっ、あぁん!」
ただでさえ胸についてるピンクのスライムシートのせいで、乳首を弄られてる感じがするのに……これでは、簡単に首を動かす事もできない。
「デオ……とっても似合ってるよ」
「……ウルぅ、この状態でデートなんて、んっ、無理だぁってぇ……」
「ふふ、大丈夫だよ。さっきも言ったけど、デオのチョーカーには認識阻害がついてるからね。つまりデオが外でどれだけ恥ずかしい格好したり、だらしない顔をしててもバレないんだよ。だから安心してデートを楽しもうね」
ニコリと微笑むウルは楽しそうで、なによりとても嬉しそうだった。
本当は、こんな姿でデートなんて嫌だと言いたかった。
それでも今の俺にとっては、これがウルと行く初めてのデートになるのだと思うとなんだか嬉しくて、誘いを断る事なんて出来なかったのだ。
5
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(15件)
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ずっと更新無く寂しいです…(;_;)
更新楽しみに待ってます!
デオもイルも気持ち良さそうでよかったぁ♡
かわいい兄弟!デオがかわいすぎて心配です。イルがどうなってるのかも気になる!
はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいてます。
デオが可哀想で可愛くて最高です(*≧∀≦)
これからも更新楽しみにしています!