のんびりしたくて

はりゅう

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はじめ

おはなし(リース視点)

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 マイマスターは、可愛い。
 本当に、可愛い。
 
 幼児特有のあの、ぷにぷにふくふくした身体。
 ぱっちりとした眼は見つめられると叫びたくなってしまう。
 愛らしい声は高すぎず、耳に優しい。

 ああ、全てが可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて!!!

 けれど、はじめの頃はそうじゃない。
 
 ガリガリの手足。
 痩けた頬。
 艶のない髪。

 マイマスターは、死にかけ、だった。
 息も細く、このまま、息が止まってもおかしくはなかった。
 治療していくうちに息がしっかりするようになって、安堵した。

 眼を開けて、少し会話し、幼い子供ではない事に気づくと、嬉しくなった。
 疲れてすぐ眠ってしまわれたが、次の目覚めまでに食べられるものを確認したり、着れる服を用意したり、様子を確認したり、した。

 マスターの為に動く、久々の事だった。
 なんて素晴らしい事なんだろう。

 
 マスターが目覚めて、契約して、お世話をして、お話しして、とても充実した日々を過ごした。

 マスターは少しずつ、健康になっていく。

 マスターは少しずつ、愛らしく変わっていく。

 マスターの為に用意した衣装は、あまりの可愛さに、こっそり画像に撮って置いている。
 どう説明したら良いだろう。

 動物の姿の時は、手も脚も肉球付きで不思議そうに見つめていた。
 フリフリのスカートの時は、何度もクルクル回っていただき、フワリと広がるスカートに喜びを見出し。(わたくしは悶絶しました。もちろん、様々な角度から画像を撮りましたとも)
 短パンなどを履いていただき、柔らかく健康なお脚が魅力的過ぎで。(萌、というものが理解出来ましたよ、前マスター…)
  
 その他にも前マスターよりいただいた知識の元、作り上げた衣装の数々を見に纏い、わたくしを喜ばせてくださいました。(ああ、尊い…)

 ああ、マスター。
 わたくしのマイマスター。
 わたくしはなんて贅沢者でしょう。

 わたくしがマスターの物であるのに。
 マスターがわたくしの自由を認めてくださるから、わたくしは時々、やりすぎてしまいます。

 どうか嫌わないでください。
 わたくしはマスターを愛でてしまうだけなのです。
 あまりの愛らしさに、少し、暴走してしまうだけなのです。
 いけないと分かってはいます。
 けれど、マスターが可愛い過ぎるのがいけないのですよ? 
 可愛い過ぎるんです。
 
 小さな身体は、肉がついて柔らかく、子供特有のぷにぷになのです。
 髪の毛も手入れをして艶が出て、フワリと軽い手触りで、とても心地良い。

 毎日毎日、マスターを愛でつつ健康に、美しく磨きあげ、わたくしはマスターをマスターにできて本当に感謝しています。


 もう時期、ここから旅立ちをしますが、マスターの美しさは絶対に損わせません。
 むしろもっと美しくなっていただきますとも。

 
 ああ、マスター。
 わたくしだけのマスター。

 これからも、わたくしに愛されていてくださいませ。
 時々おかしくなりますが、愛し過ぎているだけですのでお気になさらず。

 わたくしの持てる全てでもって、マスターを御守り致します。


 マスター。
 わたくしの、マスター。

 マスター、ルルゥ様。

 御名前、わたくし、心の奥底まで、刻みました。

 マスター。
 ずっと、側に居させて下さいね。

 最後まで、お側に。
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