のんびりしたくて

はりゅう

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つづき

町 3

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「さっき、タダって言ったじゃん」(私)

「護衛代はタダ。だが俺らの飯代は出してもらわなくちゃねー。そういうのは護衛代とは別で依頼主が出すもんだしな」

「そうそう。俺らよく食うからまとめて買うから金が必要なのよ。それもたくさん、なぁ」

「装備も必要じゃん?ヒツヨウケイヒっつーやつ」

「やっぱー、装備ってー、ダイジっしょー?」


 はい!嘘つきです!
 護衛にこんな人数要りません!
 装備は自分で揃えるまでがその人の強さです!

 そもそも護衛要りませんけど!
 
 じっくり男達を見れば、どれもこれも似たり寄ったりな装備で、弱そう…。
 威勢がよくて目付きが怖いだけで、武器にも防具にも手入れしてるか怪しいし…。
 見た目だけ?

 その点リースは防具?は特殊素材で織られたらしい布で仕立ててある1点もの、だという。
 リースの前マスターが仕立てたんだって。
 本当に何者?

 全体的にはメイド服っぽいんだけど、旅用でエプロンが無くて、皮の胸当てを着けている。
 足元はズボンに編み上げブーツ。
 スカート丈は膝下ね。
 色は紺色、すっきりしたデザイン。
 そして、白い手袋!
 ………本当、何者?

 武器は無いというより、ブーツと、手袋が武器?になる。
 こういうのって無手になるのかな。
 少し丈夫なだけで特別な効果は無い。
 手袋は替えが沢山あるよ。

 私?
 私はリースお手製の服だよ。
 ただ可愛いだけ。
 もちろん戦えないし、戦わせてもらえない。
 リースが強くなるんだって。
 だからヨロコンデキルヨ!




 な~んて考えていただけなのに、全員、伸されちゃった。
 男達の言葉が聞くに耐えないから別のこと考えてて、そしたらリースが私を下ろして姿を消したの。
 がっ、とか、うっ、とか、唸り声がするからなんだって思って目を向けたときには全てが終わっていた。
 リースが冷たい目をして、手袋を替えてたから。

 数えてみたら19人。
 こいつら連れて町に戻ると、仲間だろう沢山の男達に囲まれた。
 さっきより多い…‥50人は居るかな?

 ええー?またー?
 リースを見上げてみれば姿は無く、風が動いただけで、男達が地に伏せる…。
 ……リース強すぎ。



 あのあと、町の代表って人が現れて、全員引き取ってくれた。
 すごく感謝された。

 男達、この町の厄介者だという。
 人数も多いし、常に複数で行動取るから、見廻りでは人数的に捕らえられなくて困ってたんだって。
 それを半数以上がリースにやられて捉えることができて助かったて言ってた。
 このまま残りを取り締まるって。
 すごい、いい笑顔で言ってた。
 …ちょっと、怖かった。

 報奨金たっぷりもらって私達は町を出た。

 あ~あ。
 なんか、慌ただしかったなぁ。

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