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≪巫女編≫
12.蜂退治のお仕事
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久し振りに妖怪退治お仕事です。今回は、妹たちも実戦に参加してもらう事にしました……
午後9時00分……
巫女9人は、本殿に集まり、3柱の神のご加護を貰う……
「今日の仕事ですが、蜂の妖怪退治の案件です」
「場所は行田になります」
「かなえ、情報をお願い……」
「わかったなのだぞ! 今回の対象は巨大蜂で、『ガルーダ』って言うんだぞ! 種類はオオスズメバチなんだぞ……特に毒針には注意する必要があるんだぞ、毒が体に入ったら、アナフィラキシーショックをおこしちゃうんだぞ! とっても危険なんだぞ! それから、頭と体は鋼鉄の様に硬いから、お腹の弱点を攻撃するのが有効なんだぞ! また、集団で攻撃して来るから、皆んな、気お付けて戦ってほしいんだぞ! 以上なんだぞ!」
「ありがとう! かなえ!」
「今回は、後輩達にも実戦に参加してもらいます。小枝には桜、かなえは葵、りんはかりん、そしてルナはゆずと組んでもらいます。それぞれ連携して戦って下さい! そして、わたしは全体の指揮を担当します。後輩の皆さんは、先輩の指示をちゃんと聞くように! それでは、出発します!」
……30分後、行田の村に着く
「うあ~、おおきい蜂の巣……」
「すご~い!」
「大っきいね!」
「こわ~い!」
「うい!」
目の前には巨大蜂の巣があって、皆んな唖然として見上げていた……
「この中に何匹の蜂が居るんだろ~?」
「数千……いや、このサイズなら数万はいるかも……」
「キャー!」
ルナは蜂の数を聞いて悲鳴を上げた……
「キャー!」
「キャー!」
「キャー!」
「キャー!」
ルナの悲鳴におどろいて、桜たち4人も一斉に悲鳴を上げる……
「ち、ち、ちょっとルナ先輩……やめてください」
「だって~怖いんだもん……」
「私達、初めての実戦なんで、緊張して足が震えてるんですから、これ以上怖がらせないでくださいよ~!」
「ごめんね~!」
……
「だけど、どうやって退治しようか?」
「それなら良い方法があるんだぞ!」
「それは?」
全員で、かなえに注目する……
……
「こんなもんで良いか?」
「この巣のサイズだと、杉の葉っぱがもっと沢山欲しいぞ!」
近くの雑木林から、よく燃えそうな木材や枝、それに燃やすと良く煙がでる杉の葉を集める……
「こんなもんかな?……」
蜂の巣の真下には、よく燃えそうな枯れ木や枝、それに杉の葉っぱが小高い丘の様に積み上げられる……
「此の位で良いでしょう! 燃やしましょう!」
「……」
「誰か、火もってないか?」
「持ってないよ」
「私もないよ」
桜、葵、かりん、ゆずも持ってないと首を横に振る……
「……」
「……わたしもないぞ」
「かなえ! 言い出しっぺのお前が何で持ってないのよ……」
「ごめんなんだぞ!」
「あ! は~い! は~い! オムレットの炎て火を着ける~」
「ルナ、大丈夫なのか? 強力すぎて一瞬で全部灰にならないかな~?」
「大丈夫よ! 私にまかせて~!」
ルナはオムレットを呼ぶ、『オムレット~どこにいるの~~~? 出て来て~~~!』
オムレットはルナの胸元から姿を現す……「オムレット! こんな所にいたの~、ちょっとお願いがあるのよ、良いかな?」
オムレットはルナの言葉に、『分かった』という感じで手の上へ移動した……
「ありがとう! 炎、借りるね!」
尻尾を真っ直ぐにして……お腹を押す……
『ボワッ!』
オムレットのはいた炎か積み上げた杉の葉に燃え移り、白煙が立ち昇る……
「凄い煙……」
あたり一面、煙だらけに……
「ゴホゴホ、ゴホゴホ……」
「うわ~、目に染みる~!」
その時、大量の巨大蜂が煙に追い出されるように巣から出て来て、私達に襲い掛かって来た……
「きゃ~」
「やばいぞこれは~!」
「みんな~! 逃げて~!」
数千匹、いや数万匹の蜂が勢い良く巣から出て来て襲ってくる迫力に、彼女達はビビリまくった……それも予想よりもかなり巨大な蜂が襲って来たのだからたまらない……
「かなえ~! 煙、全然効いてないよ~!」
「おかしいんだぞ? 煙を大量に巣の中に充満させれば、蜂が気絶するはずなんだぞ???」
「かなえ~~~! 巨大蜂は妖怪だから効かないんじゃない?」
「ごめんなんだぞ! そうかもなんだぞ!」
全員、蜘蛛の子を散らす様に、逃げ回る……
「きゃ~」「いや~!」
「こっち来るな~~~」
思いっ切り刺されまくって服はボロボロに……
「きゃ~、だめ~~~」
しかし、3柱の神のご加護を貰っているため、体にはダメージはなく、服だけがボロボロに成っていく……
「いやあ~ん!」
彼女達の悲鳴が辺りに木霊する……
「くそ! このままじゃ裸にされちまう」
りんは銃を両手に持ち撃ちまくる……
「みんな、りんに続け~」
さつきと小枝とかなえは、爆弾で反撃……桜、葵は手裏剣や、くない、投げられそうな物を使い反撃を開始、かりんとゆずは分身しながら刀で斬りまくる。ルナは『百花繚乱』で攻撃するが……
流石に多勢に無勢……数万の巨大蜂に襲われ続けみんな服をボロボロにされて、その場にしゃがみ込んでしまう……
……
「何だ? この煙は?」
偶然なのか? 必然なのか? 裕翔は思いっ切り道を間違え、行田へ来ていた……「山火事か? それに半端じゃない数の妖気も感じる」……裕翔は妖気を強く感じる方向へと走る……
……
巨大蜂の攻撃はまだ容赦なく続いている……
「いや~~~、やめて~!」
もうほとんど裸状態にされ、その場にうづくまって動けない……
その時、いちばんちっちゃなルナ、桜、葵、かりん、ゆず達を巨大蜂が持ち上げはじめる……「いや~~~!」
ルナは魔法の力を手裏剣に込めて技をはなち抵抗するが全てはじかれてしまう……
「やばいぞ! 巣の中に運ぶつもりか? ルナ~~~!」
りんは銃を構え、連れ去ろうとしている巨大蜂に照準を合わせて撃つ! 弾は蜂の目に当たるも、弾かれる……
「くそ~、だめか~硬すぎる……」
まわりをみると、さつきにかなえ、小枝の3人を巨大蜂がそれぞれ2匹がかりで持ち上げようとしているのが見えた……もう駄目かと思ったそのとき……
「奥義、『烈風!』」
ルナを持ち上げ巣の中へ連れ去ろうと、飛んでいた巨大蜂が消えた……
「え!」一瞬の出来事で何が起こったのか分からなかったりん……放心状態で空を見上げていると、ルナが落下して来るのが見え、助けなきゃと頭で思うも、体が動かない……りんは悲鳴を上げていた……
「うあ~~~~~!」
その瞬間、ルナを空中で受け止める何もかの陰が目に映った……その何者かは、私を襲っていた巨大蜂を一刀両断すると、私にルナを預けて、他の仲間達を助けに身を翻し走り出した……次々と切られる巨大蜂……あっと言う間に、仲間達は全員無事に助けられた。
しかし、巨大蜂は切っても切っても次々と巣の中から出て来て襲いかかってくる。彼は私達を守りながら戦ってくれているが……
「お前達! 走れるか? 逃げるぞ!」
「はい!」私達は、タイミングを合わせて林の方へ走り出す……
……
「何とか逃げられたな……」
「あ! 刀泥棒!」
「あ! 巫女!」お互いに顔をみて驚く!
「酷いな、刀泥棒じゃないし……ちゃんと返しに来たんだから……それよりも、服ないのか? 目のやり場に困るんだが……」
「きゃ~! ばか、見るな~!」
裕翔の左頰は赤く腫れていた……
「エッチ!」「人で無し!」「しね!」「……ばか」「うぃ!」
「ちょとまて! そこまで言うか?」
「私達の裸みて、欲情するなば~か! 後ろ向け!」
「あ! ごめん……」裕翔は素直に後ろを向く……
「てっ言うか、欲情するかってんだよ」
……後から、彼女達の殺気を感じた裕翔、少し焦る……
「もういいよ、こっち見ても」……予備の服に着替えている。
「服あったのか……」
「忍者は何があるか分からないから、予備の服ぐらい持って来てるのよ!」
「そうなのか……」
「……それで~……ちょっとお願いがあるんだけど……聞いてくれるかな~?」
「さつき、ちょっとまて! こいつ、信用して良いのか?」
「りんの気持ちもわかるわ、無断で御神刀を持ち出した人みたいだしね……だけど、まだ巨大蜂の退治が終わってないでしょ! だから、協力してもらえないかな? っておもったのよ! 私達じゃ無理そうだしね……それに、ちょとイケメンだし!」
「……たしかに……ちょ……ちょとさつき! なに言ってるの?」
……
「だけど、あの数はな……マリンが居ればな……」
「誰? マリン?」
「マリンは魔法が使えるんだよ、その力があれば俺の技も強力になるんだが……」
「え! 魔法! ルナも使えるわよ!」
「本当か?」
「ん! 使えるよ!」
「その力を俺に流し込むことは出来る?」
「出来るかも……手裏剣に魔法を与える感じかな?」
「今、ちょっとやってみて!」
「うん、分かった!」
裕翔の手を握って魔法の力を流す……
「どうかな?」
「凄い! マリンと同じ力を感じるぞ……これならば」
「大丈夫なの?」
「問題ないぞ! 早速行こう!」
……巨大蜂の巣の前に戻る
「1匹も外にいないわ! 巣の中に戻ったみたいね!」
「それは好都合だ! それじゃ始めるか!」
裕翔はルナの力をもらい、奥義を放った!
「奥義『烈風!』」
その時、オムレットも姿を現し、炎を裕翔の技に巻き付ける。放たれた技は、風に炎を巻き込み巨大蜂の巣を粉々に切り裂きながら焼き尽くした……
「かっこいい……」
「素敵!」「熱!」「すげ~」
「うわ~目が回る~~~」
ルナは大量の力を持っていかれて、目を回して、座り込んでしまった……
「ルナちゃん大丈夫か? ありがとう、俺の技とかなり相性が良かった見たいだ! 炎まで出たし!」
「この子の力よ! オムレットって言うのよ!」
「初めて見るが……龍なのか?……ありがとう、力を貸してくれて!」
オムレットは得意気な顔をしなから、姿を消した……
……
「これで、巨大蜂の退治完了ね! 助けてくれて、ありがとう! だから、御神刀を無許可で持ち出した事は許そうと思います!」
『本当か? それは有り難い!』
「実は、貴方の神から御神刀の事で連絡があってね、正式に貸し出すことになったのよ! それに、私達も特に怒られなかったし……」
「そうだったのか……迷惑を掛けてしまったな……申し訳ない、ごめん……」
「私達も助けてもらったしね……仲直りね!」
……『しずか、ちゃんと連絡してくれたんだな……良かった! 巫女さん達とも仲良くなれたよ、ありがとう』……裕翔は心のなかで御礼を言った。
「これから宜しくな!……ところで、鷲宮神社はどっちだ?」
「え~! ここは行田よ! 全然違う方向よ!」
「そうだったのか……行田か……どこだ?」
「それじゃ、一緒に帰ろ」
……
裕翔は、疲れて目を回して座り込んで動けないルナを背中に、巫女達と一緒に鷲宮神社へ向かっていた……
途中で裕翔は、ルナの体調が気になり、マリンから貰っていた、回復魔法の力が込められた御札を1枚持っていたので、ルナに貼った……
「ありがとう、心地よい力が流れん込んで来るわ!」
ルナのオデコには、御札が貼り付けてあった……
……
「ルナ先輩、いいなー! 私もおんぶ!」
「ずるいぞ、私も疲れたよ~~~!」
「ね~~~! ずるいぞ~~~!」
「うぃ!」
「こらこら、ルナの足を引っ張るな~!」
……
数時間後、無事に鷲宮神社神社へ到着する。
……
「御神刀を持ち出したお詫びに、美味しいお菓子を買ってきたんだ、みんなで食べてくれ……」
「ありがとう!」
「見直したぞ!」
「そう言えば、まだ名前を聞いてなかったわね……教えてもらえますか?……」
「俺は裕翔、小早川裕翔だ!」
「私は、さつき」
「小枝」「かなえ」「りん」「桜」「葵」「かりん」「ゆず」
「そしてこの子はルナ」
「宜しくね!」
「ルナちゃん、寝ちゃったね!」
「怖い目に合わせちゃったしね……疲れたのよ!」
「ゆっくり休ませてやってくれ……それじゃ俺は、此方の神さまへご挨拶をしてから帰るよ!」
「もう帰っちゃうの?」
「ちょっと急ぎで! 日光まで行く大事な用事があるんだ」
「そうなの……ルナ起きたらがっかりするかも……」
「また来てくれよな……」
「待ってるよ! 格好いいお兄さん!」
「うぃ!」
「そうだな! また、御神刀を借りなきゃならない場合があるかも知れないから、その時には神様経由で正式な連絡を入れてから来るよ!」
「そうね! 連絡はお願いします」
「そうだ、少し時間ある? お腹すいてるよね、妖怪退治も手伝ってもらっちゃたし、御礼にお弁当作ってあげる……ちょっとまってて!」
……
別れ際、手作りのお弁当をもらい「必ずお弁当の入れ物は返しに来てね」と念を押され別れた……
……
「もうこんな時間か、早く帰らないとな……今日は、古河城へ行く約束だったからな……」
……
午後9時00分……
巫女9人は、本殿に集まり、3柱の神のご加護を貰う……
「今日の仕事ですが、蜂の妖怪退治の案件です」
「場所は行田になります」
「かなえ、情報をお願い……」
「わかったなのだぞ! 今回の対象は巨大蜂で、『ガルーダ』って言うんだぞ! 種類はオオスズメバチなんだぞ……特に毒針には注意する必要があるんだぞ、毒が体に入ったら、アナフィラキシーショックをおこしちゃうんだぞ! とっても危険なんだぞ! それから、頭と体は鋼鉄の様に硬いから、お腹の弱点を攻撃するのが有効なんだぞ! また、集団で攻撃して来るから、皆んな、気お付けて戦ってほしいんだぞ! 以上なんだぞ!」
「ありがとう! かなえ!」
「今回は、後輩達にも実戦に参加してもらいます。小枝には桜、かなえは葵、りんはかりん、そしてルナはゆずと組んでもらいます。それぞれ連携して戦って下さい! そして、わたしは全体の指揮を担当します。後輩の皆さんは、先輩の指示をちゃんと聞くように! それでは、出発します!」
……30分後、行田の村に着く
「うあ~、おおきい蜂の巣……」
「すご~い!」
「大っきいね!」
「こわ~い!」
「うい!」
目の前には巨大蜂の巣があって、皆んな唖然として見上げていた……
「この中に何匹の蜂が居るんだろ~?」
「数千……いや、このサイズなら数万はいるかも……」
「キャー!」
ルナは蜂の数を聞いて悲鳴を上げた……
「キャー!」
「キャー!」
「キャー!」
「キャー!」
ルナの悲鳴におどろいて、桜たち4人も一斉に悲鳴を上げる……
「ち、ち、ちょっとルナ先輩……やめてください」
「だって~怖いんだもん……」
「私達、初めての実戦なんで、緊張して足が震えてるんですから、これ以上怖がらせないでくださいよ~!」
「ごめんね~!」
……
「だけど、どうやって退治しようか?」
「それなら良い方法があるんだぞ!」
「それは?」
全員で、かなえに注目する……
……
「こんなもんで良いか?」
「この巣のサイズだと、杉の葉っぱがもっと沢山欲しいぞ!」
近くの雑木林から、よく燃えそうな木材や枝、それに燃やすと良く煙がでる杉の葉を集める……
「こんなもんかな?……」
蜂の巣の真下には、よく燃えそうな枯れ木や枝、それに杉の葉っぱが小高い丘の様に積み上げられる……
「此の位で良いでしょう! 燃やしましょう!」
「……」
「誰か、火もってないか?」
「持ってないよ」
「私もないよ」
桜、葵、かりん、ゆずも持ってないと首を横に振る……
「……」
「……わたしもないぞ」
「かなえ! 言い出しっぺのお前が何で持ってないのよ……」
「ごめんなんだぞ!」
「あ! は~い! は~い! オムレットの炎て火を着ける~」
「ルナ、大丈夫なのか? 強力すぎて一瞬で全部灰にならないかな~?」
「大丈夫よ! 私にまかせて~!」
ルナはオムレットを呼ぶ、『オムレット~どこにいるの~~~? 出て来て~~~!』
オムレットはルナの胸元から姿を現す……「オムレット! こんな所にいたの~、ちょっとお願いがあるのよ、良いかな?」
オムレットはルナの言葉に、『分かった』という感じで手の上へ移動した……
「ありがとう! 炎、借りるね!」
尻尾を真っ直ぐにして……お腹を押す……
『ボワッ!』
オムレットのはいた炎か積み上げた杉の葉に燃え移り、白煙が立ち昇る……
「凄い煙……」
あたり一面、煙だらけに……
「ゴホゴホ、ゴホゴホ……」
「うわ~、目に染みる~!」
その時、大量の巨大蜂が煙に追い出されるように巣から出て来て、私達に襲い掛かって来た……
「きゃ~」
「やばいぞこれは~!」
「みんな~! 逃げて~!」
数千匹、いや数万匹の蜂が勢い良く巣から出て来て襲ってくる迫力に、彼女達はビビリまくった……それも予想よりもかなり巨大な蜂が襲って来たのだからたまらない……
「かなえ~! 煙、全然効いてないよ~!」
「おかしいんだぞ? 煙を大量に巣の中に充満させれば、蜂が気絶するはずなんだぞ???」
「かなえ~~~! 巨大蜂は妖怪だから効かないんじゃない?」
「ごめんなんだぞ! そうかもなんだぞ!」
全員、蜘蛛の子を散らす様に、逃げ回る……
「きゃ~」「いや~!」
「こっち来るな~~~」
思いっ切り刺されまくって服はボロボロに……
「きゃ~、だめ~~~」
しかし、3柱の神のご加護を貰っているため、体にはダメージはなく、服だけがボロボロに成っていく……
「いやあ~ん!」
彼女達の悲鳴が辺りに木霊する……
「くそ! このままじゃ裸にされちまう」
りんは銃を両手に持ち撃ちまくる……
「みんな、りんに続け~」
さつきと小枝とかなえは、爆弾で反撃……桜、葵は手裏剣や、くない、投げられそうな物を使い反撃を開始、かりんとゆずは分身しながら刀で斬りまくる。ルナは『百花繚乱』で攻撃するが……
流石に多勢に無勢……数万の巨大蜂に襲われ続けみんな服をボロボロにされて、その場にしゃがみ込んでしまう……
……
「何だ? この煙は?」
偶然なのか? 必然なのか? 裕翔は思いっ切り道を間違え、行田へ来ていた……「山火事か? それに半端じゃない数の妖気も感じる」……裕翔は妖気を強く感じる方向へと走る……
……
巨大蜂の攻撃はまだ容赦なく続いている……
「いや~~~、やめて~!」
もうほとんど裸状態にされ、その場にうづくまって動けない……
その時、いちばんちっちゃなルナ、桜、葵、かりん、ゆず達を巨大蜂が持ち上げはじめる……「いや~~~!」
ルナは魔法の力を手裏剣に込めて技をはなち抵抗するが全てはじかれてしまう……
「やばいぞ! 巣の中に運ぶつもりか? ルナ~~~!」
りんは銃を構え、連れ去ろうとしている巨大蜂に照準を合わせて撃つ! 弾は蜂の目に当たるも、弾かれる……
「くそ~、だめか~硬すぎる……」
まわりをみると、さつきにかなえ、小枝の3人を巨大蜂がそれぞれ2匹がかりで持ち上げようとしているのが見えた……もう駄目かと思ったそのとき……
「奥義、『烈風!』」
ルナを持ち上げ巣の中へ連れ去ろうと、飛んでいた巨大蜂が消えた……
「え!」一瞬の出来事で何が起こったのか分からなかったりん……放心状態で空を見上げていると、ルナが落下して来るのが見え、助けなきゃと頭で思うも、体が動かない……りんは悲鳴を上げていた……
「うあ~~~~~!」
その瞬間、ルナを空中で受け止める何もかの陰が目に映った……その何者かは、私を襲っていた巨大蜂を一刀両断すると、私にルナを預けて、他の仲間達を助けに身を翻し走り出した……次々と切られる巨大蜂……あっと言う間に、仲間達は全員無事に助けられた。
しかし、巨大蜂は切っても切っても次々と巣の中から出て来て襲いかかってくる。彼は私達を守りながら戦ってくれているが……
「お前達! 走れるか? 逃げるぞ!」
「はい!」私達は、タイミングを合わせて林の方へ走り出す……
……
「何とか逃げられたな……」
「あ! 刀泥棒!」
「あ! 巫女!」お互いに顔をみて驚く!
「酷いな、刀泥棒じゃないし……ちゃんと返しに来たんだから……それよりも、服ないのか? 目のやり場に困るんだが……」
「きゃ~! ばか、見るな~!」
裕翔の左頰は赤く腫れていた……
「エッチ!」「人で無し!」「しね!」「……ばか」「うぃ!」
「ちょとまて! そこまで言うか?」
「私達の裸みて、欲情するなば~か! 後ろ向け!」
「あ! ごめん……」裕翔は素直に後ろを向く……
「てっ言うか、欲情するかってんだよ」
……後から、彼女達の殺気を感じた裕翔、少し焦る……
「もういいよ、こっち見ても」……予備の服に着替えている。
「服あったのか……」
「忍者は何があるか分からないから、予備の服ぐらい持って来てるのよ!」
「そうなのか……」
「……それで~……ちょっとお願いがあるんだけど……聞いてくれるかな~?」
「さつき、ちょっとまて! こいつ、信用して良いのか?」
「りんの気持ちもわかるわ、無断で御神刀を持ち出した人みたいだしね……だけど、まだ巨大蜂の退治が終わってないでしょ! だから、協力してもらえないかな? っておもったのよ! 私達じゃ無理そうだしね……それに、ちょとイケメンだし!」
「……たしかに……ちょ……ちょとさつき! なに言ってるの?」
……
「だけど、あの数はな……マリンが居ればな……」
「誰? マリン?」
「マリンは魔法が使えるんだよ、その力があれば俺の技も強力になるんだが……」
「え! 魔法! ルナも使えるわよ!」
「本当か?」
「ん! 使えるよ!」
「その力を俺に流し込むことは出来る?」
「出来るかも……手裏剣に魔法を与える感じかな?」
「今、ちょっとやってみて!」
「うん、分かった!」
裕翔の手を握って魔法の力を流す……
「どうかな?」
「凄い! マリンと同じ力を感じるぞ……これならば」
「大丈夫なの?」
「問題ないぞ! 早速行こう!」
……巨大蜂の巣の前に戻る
「1匹も外にいないわ! 巣の中に戻ったみたいね!」
「それは好都合だ! それじゃ始めるか!」
裕翔はルナの力をもらい、奥義を放った!
「奥義『烈風!』」
その時、オムレットも姿を現し、炎を裕翔の技に巻き付ける。放たれた技は、風に炎を巻き込み巨大蜂の巣を粉々に切り裂きながら焼き尽くした……
「かっこいい……」
「素敵!」「熱!」「すげ~」
「うわ~目が回る~~~」
ルナは大量の力を持っていかれて、目を回して、座り込んでしまった……
「ルナちゃん大丈夫か? ありがとう、俺の技とかなり相性が良かった見たいだ! 炎まで出たし!」
「この子の力よ! オムレットって言うのよ!」
「初めて見るが……龍なのか?……ありがとう、力を貸してくれて!」
オムレットは得意気な顔をしなから、姿を消した……
……
「これで、巨大蜂の退治完了ね! 助けてくれて、ありがとう! だから、御神刀を無許可で持ち出した事は許そうと思います!」
『本当か? それは有り難い!』
「実は、貴方の神から御神刀の事で連絡があってね、正式に貸し出すことになったのよ! それに、私達も特に怒られなかったし……」
「そうだったのか……迷惑を掛けてしまったな……申し訳ない、ごめん……」
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……『しずか、ちゃんと連絡してくれたんだな……良かった! 巫女さん達とも仲良くなれたよ、ありがとう』……裕翔は心のなかで御礼を言った。
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「そうだったのか……行田か……どこだ?」
「それじゃ、一緒に帰ろ」
……
裕翔は、疲れて目を回して座り込んで動けないルナを背中に、巫女達と一緒に鷲宮神社へ向かっていた……
途中で裕翔は、ルナの体調が気になり、マリンから貰っていた、回復魔法の力が込められた御札を1枚持っていたので、ルナに貼った……
「ありがとう、心地よい力が流れん込んで来るわ!」
ルナのオデコには、御札が貼り付けてあった……
……
「ルナ先輩、いいなー! 私もおんぶ!」
「ずるいぞ、私も疲れたよ~~~!」
「ね~~~! ずるいぞ~~~!」
「うぃ!」
「こらこら、ルナの足を引っ張るな~!」
……
数時間後、無事に鷲宮神社神社へ到着する。
……
「御神刀を持ち出したお詫びに、美味しいお菓子を買ってきたんだ、みんなで食べてくれ……」
「ありがとう!」
「見直したぞ!」
「そう言えば、まだ名前を聞いてなかったわね……教えてもらえますか?……」
「俺は裕翔、小早川裕翔だ!」
「私は、さつき」
「小枝」「かなえ」「りん」「桜」「葵」「かりん」「ゆず」
「そしてこの子はルナ」
「宜しくね!」
「ルナちゃん、寝ちゃったね!」
「怖い目に合わせちゃったしね……疲れたのよ!」
「ゆっくり休ませてやってくれ……それじゃ俺は、此方の神さまへご挨拶をしてから帰るよ!」
「もう帰っちゃうの?」
「ちょっと急ぎで! 日光まで行く大事な用事があるんだ」
「そうなの……ルナ起きたらがっかりするかも……」
「また来てくれよな……」
「待ってるよ! 格好いいお兄さん!」
「うぃ!」
「そうだな! また、御神刀を借りなきゃならない場合があるかも知れないから、その時には神様経由で正式な連絡を入れてから来るよ!」
「そうね! 連絡はお願いします」
「そうだ、少し時間ある? お腹すいてるよね、妖怪退治も手伝ってもらっちゃたし、御礼にお弁当作ってあげる……ちょっとまってて!」
……
別れ際、手作りのお弁当をもらい「必ずお弁当の入れ物は返しに来てね」と念を押され別れた……
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こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
社会の底辺に落ちたオレが、国王に転生した異世界で、経済の知識を活かして富国強兵する、冒険コメディ
のらねこま(駒田 朗)
ファンタジー
リーマンショックで会社が倒産し、コンビニのバイトでなんとか今まで生きながらえてきた俺。いつものように眠りについた俺が目覚めた場所は異世界だった。俺は中世時代の若き国王アルフレッドとして目が覚めたのだ。ここは斜陽国家のアルカナ王国。産業は衰退し、国家財政は火の車。国外では敵対国家による侵略の危機にさらされ、国内では政権転覆を企む貴族から命を狙われる。
目覚めてすぐに俺の目の前に現れたのは、金髪美少女の妹姫キャサリン。天使のような姿に反して、実はとんでもなく騒がしいS属性の妹だった。やがて脳筋女戦士のレイラ、エルフ、すけべなドワーフも登場。そんな連中とバカ騒ぎしつつも、俺は魔法を習得し、内政を立て直し、徐々に無双国家への道を突き進むのだった。
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