11 / 11
第11話 『あれは不審者?』
しおりを挟む
ヒソヒソ……
ヒソヒソ……
「ねぇ、あれってもしかして……」
「絶対そうだよ……怖いよ……」
「ロングコートにおっきいマスク……」
『口裂け女だよ……』
……
……
「っていう噂がめちゃくちゃ流れてるんだって♪最近は集団下校ってやつをやってる学校が増えてるんだってさ♪本当に見たって子もいるみたいだよ♪」
ロメロちゃんが楽しげに噂話をしている。
「口裂け女って俺が小さい頃も流行ってたなぁ。ワタシ……キレイ?ってやつ。怖かったなぁ……」
「ジョージの小さい頃にもあったんだ♪でも本当にキレイなのかなぁ?」
「口裂け女はその名前の通り、口が耳の付け根くらいまで裂けていて、適切な対応をしないと殺されてしまうみたいですよ。」
エマさん詳しいな。
「アタシ口裂け女さんに会ってみたい♪」
おいおい……ロメロちゃん何言ってんだ……
「そうしましたら会いに行ってみましょうか?」
エマさん本気?
「ちょっと待ってくださいよ!口裂け女に会いにいくなんて危険すぎますよ!!」
「大丈夫ですよ。ワタシは吸血鬼なのでその辺の妖怪に殺されることなんて間違ってもありませんし、皆様をお守りする力もちゃんとありますので。」
なんかサラッとチートキャラっぽいこと言ってるな……
「さすがエマ♪♪頼りになるね♪」
「ありがとうございます。」
「じゃあ噂の場所に行ってみよー♪」
口裂け女って割と下校中とかに遭遇するイメージなんだよなぁ…
やっぱり小学校とかの近くなのかなぁ?
「さぁ、噂の場所に着きましたよ。」
???
「えっ?エマさん?ここってビジネスホテルですけど?」
僕はなにがなんだかわからずソワソワしていると……
「いい加減にしてください!お客様のお名前を教えて頂かないとチェックイン出来ないと何度言えば分かっていただけるんですか?!」
何やら受付の方から大きな声が聞こえてくるので何事かとたくさんの人だかりがてきている。
「どうしたんですか?」
するとロングコートに大きなマスクをした女性が何かボソボソ言っているようだ。
「ワ……キ…………イ」
「?」
「ワタ……シキ…………レ……イ……」
「ワタシキ レイ」
「???」
「だぁ~かぁ~らぁ~!お客様のお名前を教えてくださいと何度言ったらわかるんですか!!私綺麗?なんてマスクもしてるんですからわかりませんよ!あなたどれだけ自分のこと好きなんですか!!」
「ワタシキ レイです……」
「もぉーーー!!いい加減にしてください!!他のお客様にご迷惑ですのでお帰りください!!家に帰って鏡でも見ててください!!次にお並びの方ぁ~……」
ロングコートの女性はいそいそと端の方においやられてしまった……
「エマさん?まさか……」
「はい。あの方が噂の口裂け女さんですね。ご挨拶に行きましょうか。」
「ご挨拶……」
「口裂け女さん♪こんにちは♪」
ロメロちゃんのコミュ力がスゴイな!
「ワ……ワタシ……ワタ……シキ…………レ……イ……」
ひっ!本物だ!
「ワタシキ レイさんですね?あなたの行動が町中で噂になってます。このままだとあなたが暮らしづらくなってしまいますよ。一度ワタシたちと一緒に来て頂けますか?」
???
ワタシキさん?
ってことはずっと自分の名前を受付で伝えてただけなの?
「そ……そんな……なんで……ですか?……ワタシ……悪いことなんて……何も……してないのに……」
「ウチの代表がお待ちなので一緒に来ていただきます。」
「えっ?!ミアンさんが呼んでるの?!」
ヒソヒソ……
「ねぇ、あれってもしかして……」
「絶対そうだよ……怖いよ……」
「ロングコートにおっきいマスク……」
『口裂け女だよ……』
……
……
「っていう噂がめちゃくちゃ流れてるんだって♪最近は集団下校ってやつをやってる学校が増えてるんだってさ♪本当に見たって子もいるみたいだよ♪」
ロメロちゃんが楽しげに噂話をしている。
「口裂け女って俺が小さい頃も流行ってたなぁ。ワタシ……キレイ?ってやつ。怖かったなぁ……」
「ジョージの小さい頃にもあったんだ♪でも本当にキレイなのかなぁ?」
「口裂け女はその名前の通り、口が耳の付け根くらいまで裂けていて、適切な対応をしないと殺されてしまうみたいですよ。」
エマさん詳しいな。
「アタシ口裂け女さんに会ってみたい♪」
おいおい……ロメロちゃん何言ってんだ……
「そうしましたら会いに行ってみましょうか?」
エマさん本気?
「ちょっと待ってくださいよ!口裂け女に会いにいくなんて危険すぎますよ!!」
「大丈夫ですよ。ワタシは吸血鬼なのでその辺の妖怪に殺されることなんて間違ってもありませんし、皆様をお守りする力もちゃんとありますので。」
なんかサラッとチートキャラっぽいこと言ってるな……
「さすがエマ♪♪頼りになるね♪」
「ありがとうございます。」
「じゃあ噂の場所に行ってみよー♪」
口裂け女って割と下校中とかに遭遇するイメージなんだよなぁ…
やっぱり小学校とかの近くなのかなぁ?
「さぁ、噂の場所に着きましたよ。」
???
「えっ?エマさん?ここってビジネスホテルですけど?」
僕はなにがなんだかわからずソワソワしていると……
「いい加減にしてください!お客様のお名前を教えて頂かないとチェックイン出来ないと何度言えば分かっていただけるんですか?!」
何やら受付の方から大きな声が聞こえてくるので何事かとたくさんの人だかりがてきている。
「どうしたんですか?」
するとロングコートに大きなマスクをした女性が何かボソボソ言っているようだ。
「ワ……キ…………イ」
「?」
「ワタ……シキ…………レ……イ……」
「ワタシキ レイ」
「???」
「だぁ~かぁ~らぁ~!お客様のお名前を教えてくださいと何度言ったらわかるんですか!!私綺麗?なんてマスクもしてるんですからわかりませんよ!あなたどれだけ自分のこと好きなんですか!!」
「ワタシキ レイです……」
「もぉーーー!!いい加減にしてください!!他のお客様にご迷惑ですのでお帰りください!!家に帰って鏡でも見ててください!!次にお並びの方ぁ~……」
ロングコートの女性はいそいそと端の方においやられてしまった……
「エマさん?まさか……」
「はい。あの方が噂の口裂け女さんですね。ご挨拶に行きましょうか。」
「ご挨拶……」
「口裂け女さん♪こんにちは♪」
ロメロちゃんのコミュ力がスゴイな!
「ワ……ワタシ……ワタ……シキ…………レ……イ……」
ひっ!本物だ!
「ワタシキ レイさんですね?あなたの行動が町中で噂になってます。このままだとあなたが暮らしづらくなってしまいますよ。一度ワタシたちと一緒に来て頂けますか?」
???
ワタシキさん?
ってことはずっと自分の名前を受付で伝えてただけなの?
「そ……そんな……なんで……ですか?……ワタシ……悪いことなんて……何も……してないのに……」
「ウチの代表がお待ちなので一緒に来ていただきます。」
「えっ?!ミアンさんが呼んでるの?!」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
冴えない建築家いずれ巨匠へと至る
木工槍鉋
ファンタジー
「建築とは、単なる箱を作ることではない。そこに流れる『時』を設計することだ――」
かつてそう語り、伝説の巨匠と呼ばれることになる男も、かつては己の名前に怯えるだけの冴えない二級建築士だった。
安藤研吾、40代。独立したものの仕事はなく、下請けとして「情緒のない真四角な箱」の図面を引き続ける日々。そんな彼が恩師に教えられた座標の先で迷い込んだのは、昭和初期を彷彿とさせる、魔法のない異世界だった。
現代の建築知識、そして一釘一釘を大切にする頑固大工との出会い。 「便利さ」ではなく「住む人の幸せ」を求めて、研吾は廃村に時計台を建て、水路を拓き、人々の暮らしを再生していく。
異世界で「百年の計」を学んだ研吾が現実世界に戻ったとき、その設計は現代の建築界をも揺るがし始める。 これは、一人の男が仕事への誇りを取り戻し、本物の「巨匠」へと駆け上がるまでの、ひたむきな再建の記録。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
「婚約破棄された転生令嬢ですが、王城のメイド五百人に慕われるメイド長になりました。なお元婚約者は私のメイドに土下座中です」
まさき
恋愛
社畜OLとして過労死した私は、異世界の令嬢・アリア・ヴェルナーに転生した。
目が覚めたら、婚約破棄されていた。
理由は「地味で面白みがない」から。
泣く暇もなかった。翌朝、王城のメイド採用面接に向かった。
最初は鼻で笑われた。雑用係からのスタートだった。
でも——前世で叩き込まれた仕事術と、一人ひとりの話を聞く姿勢で、少しずつメイドたちが集まってきた。
厨房が変わった。リネンが変わった。王城全体が変わっていった。
そして就任スピーチで宣言した。
「500人全員の名前を、覚えます」
冷酷と噂される王太子は、静かに見ていた。
悪役令嬢は妨害を仕掛けてきた。
元婚約者は——後悔し始めていた。
婚約破棄された令嬢が、500人に慕われるメイド長になるまでの物語。
なお元婚約者は、私のメイドたちの前で土下座中です。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
どうぞお好きになさってください
みおな
恋愛
学園に入学して一ヶ月。
婚約者の第一王子殿下は言った。
「学園にいる間くらい自由にさせてくれないか。君が王太子妃になることは決定事項だ。だから、せめて学園に通う二年間は、僕は恋がしたい」
公爵令嬢はその綺麗な顔に冷酷な笑みを浮かべる。
「好きになさればよろしいわ」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる