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漆黒の髪の間から、黒い角が何本も生えている。
それが、この人が人外の、魔族である証拠で、闇の中でも妖艶に光る金色の瞳が、今は熱を帯びて私を見ている。
初めてあった時は怖いとすら感じた、切れ長の目。
指が、舌先が、身体中に触れていく。
魔族は怖い存在のはずだった。
でも、今は、いたわるように、時々私を見て、それからまた優しく愛撫を繰り返していく。
「──」
覆いかぶさってくると、私の体くらいすっぽりと収まってしまうほどの大柄な男で、胸板も腹筋も綺麗に割れている屈曲な体を持っている。
広い肩幅を持ち、腰は締まっているので、逆三角形のようなスタイルだ。
そんな魔族の彼が、私の名を優しく呼ぶ。
自分が、こんな快楽を感じることができる存在だとは思わなかった。
はじめての相手に、こんなに優しくしてもらえるとは思わなかった。
獣の証である、猫耳を優しく甘噛みされる。
そこから、ふっと息を吹き込まれると、背筋を駆け抜けるものがあって、思わず体を反らした。
幼い頃に、奴隷のように売られ、過酷な労働を強いられたあげくに、いつか客を取らされて自分の意思など関係なく花を散らされるのだと思っていた。
それが、獣人の、亜人の女として生まれた運命なのだと。
でも、過酷な環境から救われて、さらに彼と出会えて、また救われて。
彼はすごく大人で、私みたいな子供を相手にしてくれないと思ってた。
今でも本当は、私が懇願したから仕方なく……
ううん、そんな方じゃない。
少しでも嫌だと思ったのなら、ちゃんと言ってくれる。
彼の体が少しだけ離れる。
視線を下に向けると、はち切れんばかりの、赤黒く怒張した男性器が曝け出されていた。
魔族としての、その体格に見合った、大きなものだった。
他の男性がどうなのか知らないから比べようがないけど、それでもこれが大きなサイズなのは理解できた。
手で支えられたエラの張った先端が、蜜口にあてがわれる。
これを迎え入れる準備が整っているのかは分からない。
少なくとも、心の準備はできてない。
きっと、いつまで経ってもできないだろうから、受け身にならざるを得ない。
でも、怖いけど、決して嫌じゃない。
このひとに全てを捧げたい。
「やめるか?」
その声に、ハッとした。
顔に怯えが出ていたのかもしれない。
彼が、心配そうに私を見ている。
慌てて首を振る。
男性器を支える彼の手首を掴んで、自らの秘所に誘導していた。
「やめないでください。このまま……」
自分から、出来るだけ脚を広げる。
彼からはきっと、すべてが丸見えだ。
恥ずかしくて閉じたくなるけど、そこは我慢しなければ。
「ひぐっ」
先端が挿入されただけなのに、体をこじ開けられるような感覚に襲われ、身体を強張らせた。
また、案じるような視線が見下ろしてくる。
「やめないで。貴方に、挿れてほしいです」
懇願していた。
ゆっくり、ゆっくりと、腰が沈められてくる。
深く、深くへと挿入されてくる。
狭い道を押し広げ、そこを貫き、破瓜の時を迎える。
「あっ、っ、くっ」
腰を掴まれ、抱き寄せるようにさらに奥へと突き進み、体が押し上げられる少しの衝撃に、亀頭部が子宮口に到達し、奥深くで繋がっているのを感じていた。
痛みに、歓喜に、身体を震わせる。
どれだけの痛みに襲われても、敬愛するこの人と一つになれたことが嬉しかった。
彼は、動かずに待ってくれている。
痛みの波が引くのを待ってくれている。
安心させるように、お腹が撫でられた。
ここに、彼のものを受け入れている。
それを意識させられた。
背中に敷かれた外套を力いっぱい握りしめていたけど、彼の表情に意識が向いた。
我慢させてしまっている。
動いてくださいと、懇願していた。
彼は遠慮するように、ゆっくりと引き抜き、また、奥深くへと挿入する。
引き裂かれるような痛みに、身体中がじっとりと汗ばむ。
彼は、湧き上がる慾情を解放したいはずなのに、注意深く、私の反応を見て動いてくれている。
身体を小刻みに震わせて、耐えているのか、彼を伝う汗がポタリと降ってくる。
まだ、我慢させてしまっている。
「わたしのことは、気にせず、すきなように、動いてください」
「だが……」
「大丈夫です。貴方になら」
また、ゆっくりと引き抜かれ、ゆっくりと押し入ってくる。
やっぱり、私の反応を見ながら動いてくれている。
どれだけこの人は優しいのか。
残忍な魔族などではない。
魔族は心を持たない、非情な存在などではない。
「っ……うっ……」
ポロポロと涙を流していると、彼がギョッとした表情で焦りを滲ませた。
「痛いよな。悪い、やっぱり、無理させた」
「違います。違うんです。貴方が、優しくて、嬉しくて」
その言葉の途中で、唇が重ねられる。
熱い舌が差し込まれる。
口内を弄られながら、密着した腰がゆらゆらと揺すられ。
痛みは少ない。
むしろ、これなら、
「っふっ、あっ、ふっ」
塞がれた口の隙間から漏れ出るのは、苦悶の声じゃない。
押し回すように、彼の腰が動かされる。
少しだけ引かれ、すぐに奥を突かれる。
くちゅっという水音がやたらと響いた。
同じように、浅いところでの抽送が繰り返される。
そのたびに、クチュクチュと繋がったところから何かが溢れている。
彼が私を見てる。
もう、痛くない。
だから、もっと。
それが声に出ていたかは分からない。
動きが速められる。
だんだんと体を打ちつけるように奥を突かれ、叩きつけるような律動に変わり、
「───さんっ」
何かが弾ける直前、その人の名前を叫んでいた。
それが、この人が人外の、魔族である証拠で、闇の中でも妖艶に光る金色の瞳が、今は熱を帯びて私を見ている。
初めてあった時は怖いとすら感じた、切れ長の目。
指が、舌先が、身体中に触れていく。
魔族は怖い存在のはずだった。
でも、今は、いたわるように、時々私を見て、それからまた優しく愛撫を繰り返していく。
「──」
覆いかぶさってくると、私の体くらいすっぽりと収まってしまうほどの大柄な男で、胸板も腹筋も綺麗に割れている屈曲な体を持っている。
広い肩幅を持ち、腰は締まっているので、逆三角形のようなスタイルだ。
そんな魔族の彼が、私の名を優しく呼ぶ。
自分が、こんな快楽を感じることができる存在だとは思わなかった。
はじめての相手に、こんなに優しくしてもらえるとは思わなかった。
獣の証である、猫耳を優しく甘噛みされる。
そこから、ふっと息を吹き込まれると、背筋を駆け抜けるものがあって、思わず体を反らした。
幼い頃に、奴隷のように売られ、過酷な労働を強いられたあげくに、いつか客を取らされて自分の意思など関係なく花を散らされるのだと思っていた。
それが、獣人の、亜人の女として生まれた運命なのだと。
でも、過酷な環境から救われて、さらに彼と出会えて、また救われて。
彼はすごく大人で、私みたいな子供を相手にしてくれないと思ってた。
今でも本当は、私が懇願したから仕方なく……
ううん、そんな方じゃない。
少しでも嫌だと思ったのなら、ちゃんと言ってくれる。
彼の体が少しだけ離れる。
視線を下に向けると、はち切れんばかりの、赤黒く怒張した男性器が曝け出されていた。
魔族としての、その体格に見合った、大きなものだった。
他の男性がどうなのか知らないから比べようがないけど、それでもこれが大きなサイズなのは理解できた。
手で支えられたエラの張った先端が、蜜口にあてがわれる。
これを迎え入れる準備が整っているのかは分からない。
少なくとも、心の準備はできてない。
きっと、いつまで経ってもできないだろうから、受け身にならざるを得ない。
でも、怖いけど、決して嫌じゃない。
このひとに全てを捧げたい。
「やめるか?」
その声に、ハッとした。
顔に怯えが出ていたのかもしれない。
彼が、心配そうに私を見ている。
慌てて首を振る。
男性器を支える彼の手首を掴んで、自らの秘所に誘導していた。
「やめないでください。このまま……」
自分から、出来るだけ脚を広げる。
彼からはきっと、すべてが丸見えだ。
恥ずかしくて閉じたくなるけど、そこは我慢しなければ。
「ひぐっ」
先端が挿入されただけなのに、体をこじ開けられるような感覚に襲われ、身体を強張らせた。
また、案じるような視線が見下ろしてくる。
「やめないで。貴方に、挿れてほしいです」
懇願していた。
ゆっくり、ゆっくりと、腰が沈められてくる。
深く、深くへと挿入されてくる。
狭い道を押し広げ、そこを貫き、破瓜の時を迎える。
「あっ、っ、くっ」
腰を掴まれ、抱き寄せるようにさらに奥へと突き進み、体が押し上げられる少しの衝撃に、亀頭部が子宮口に到達し、奥深くで繋がっているのを感じていた。
痛みに、歓喜に、身体を震わせる。
どれだけの痛みに襲われても、敬愛するこの人と一つになれたことが嬉しかった。
彼は、動かずに待ってくれている。
痛みの波が引くのを待ってくれている。
安心させるように、お腹が撫でられた。
ここに、彼のものを受け入れている。
それを意識させられた。
背中に敷かれた外套を力いっぱい握りしめていたけど、彼の表情に意識が向いた。
我慢させてしまっている。
動いてくださいと、懇願していた。
彼は遠慮するように、ゆっくりと引き抜き、また、奥深くへと挿入する。
引き裂かれるような痛みに、身体中がじっとりと汗ばむ。
彼は、湧き上がる慾情を解放したいはずなのに、注意深く、私の反応を見て動いてくれている。
身体を小刻みに震わせて、耐えているのか、彼を伝う汗がポタリと降ってくる。
まだ、我慢させてしまっている。
「わたしのことは、気にせず、すきなように、動いてください」
「だが……」
「大丈夫です。貴方になら」
また、ゆっくりと引き抜かれ、ゆっくりと押し入ってくる。
やっぱり、私の反応を見ながら動いてくれている。
どれだけこの人は優しいのか。
残忍な魔族などではない。
魔族は心を持たない、非情な存在などではない。
「っ……うっ……」
ポロポロと涙を流していると、彼がギョッとした表情で焦りを滲ませた。
「痛いよな。悪い、やっぱり、無理させた」
「違います。違うんです。貴方が、優しくて、嬉しくて」
その言葉の途中で、唇が重ねられる。
熱い舌が差し込まれる。
口内を弄られながら、密着した腰がゆらゆらと揺すられ。
痛みは少ない。
むしろ、これなら、
「っふっ、あっ、ふっ」
塞がれた口の隙間から漏れ出るのは、苦悶の声じゃない。
押し回すように、彼の腰が動かされる。
少しだけ引かれ、すぐに奥を突かれる。
くちゅっという水音がやたらと響いた。
同じように、浅いところでの抽送が繰り返される。
そのたびに、クチュクチュと繋がったところから何かが溢れている。
彼が私を見てる。
もう、痛くない。
だから、もっと。
それが声に出ていたかは分からない。
動きが速められる。
だんだんと体を打ちつけるように奥を突かれ、叩きつけるような律動に変わり、
「───さんっ」
何かが弾ける直前、その人の名前を叫んでいた。
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