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2日目の朝
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『ふわーあ』今日も良い目覚めだが何だか昨日と違う点が一つ。
下のギルド窓口がやけに騒がしいのだ。一体何の騒ぎだろうか。
急いで身支度をした俺は2階の宿舎から階段をスタスタと早足で降りていく。
『こんなふざけた条件で仲間募集してるシエルって奴絶対許せない!今コイツどこにいるの?』
『落ち着いて下さい!他の冒険者さんの迷惑になるので、もう少し静かに…』
朝から冒険者とギルド窓口のお姉さんが揉めているようだった。
あれ?でも冒険者の方が俺の名前を呼んだ気がする…
でも関わるとめんどくさそうだな。無視しよう。
そう思った俺はその場を離れ食堂に向かった。
▽▽▽
食堂では大勢の冒険者が集まり朝から楽しそうに会話をしている。
屈強な男達から女性達のグループ。中には子供までと様々だ。
冒険者でなくてもここの食堂は利用できるらしい。
昨日と同じテーブルに座り、食欲を誘う香りが漂う中、俺が頼んだのは昨日と同じ魚定食だ。
『腹減った~』
と楽しみに料理を待っているとスタスタと足音がしてきた。俺の方に近づいて来る。
料理が運ばれてきたのかな?と期待をしていると""ドン""っと机の上に一枚の紙が置かれた。
仲間募集
私と一緒に楽しい冒険しませんか?
入団条件はたった一つ!女では無いこと。
女だと裏切ったり足手まといになったり…等、色々有るため
それ以外なら基本誰でもOK!
さあ共に魔王を倒しに行こう!レッツ冒険者ライフ♪
希望者はアルフレッド=シエルまで
※給料は月給制です。要相談。
『やっと見つけた。あんただね!これ書いたの!どういうつもり?』
そう言って俺の座るテーブルを揺らしたのはさっき見た冒険者。
あの時は特に意識して見て無かったがどうやら女剣士か女騎士のようだ。
ピカピカの鎧が眩しいくらいに輝いている。
金髪にショートカット、背は俺より少し低く顔立ちも結構いい感じだ。
でも気が強そうなのがな~そんなことを思っていると
『ちょっと聞いてる!?』
『そんな大きな声出さなくても聞こえるから。悪いんだけど仲間には出来ない。ゴメンな、ほら条件に書いてあるだろ?』
『私が言いたいことはそんなことじゃない!この入団条件なに?貴方は男が大好きなの?それともこれは差別?後者なら本当に許せない。』
『あーいやーそんなつもりじゃ無かったんだが…』
流石にこの書き方はまずかった、あの時ギルドのお姉さんに言われたもんな。
素直に話を聞いておくべきだったか。
『うるさい!言い訳とか情けない。これだから男は…』
『言い訳じゃねーよ!あとこれだから男はってなんだよ!すぐ言い訳と決め付ける!これだから女は!』
『あーもう!外出なさい!そして私と勝負しなさい!私が勝ったらこんなこと書いて申し訳ありませんでした。ってここにいる人全員に謝りなさい!』
『もし負けたら?』
『貴方の仲間になってあげる。どう?これでこの勝負引き受けるわね?』
『嫌だ。』
『勝負は簡単。相手の首に剣の刀先をつけたら勝ちってことで……え!?なんで!?なんで受けないのよ!』
『どっちにしろ俺にメリット無いし昼から旅立ちたいし。疲れるし。』
『そんなことどうだっていい。外行くね?勝負するよね?』
女剣士はそう言って俺の耳をつねり出した。
『痛い痛い!わかったよ。やるよ!』
そうして俺は名前の知らない女剣士と戦うことになってしまった。
下のギルド窓口がやけに騒がしいのだ。一体何の騒ぎだろうか。
急いで身支度をした俺は2階の宿舎から階段をスタスタと早足で降りていく。
『こんなふざけた条件で仲間募集してるシエルって奴絶対許せない!今コイツどこにいるの?』
『落ち着いて下さい!他の冒険者さんの迷惑になるので、もう少し静かに…』
朝から冒険者とギルド窓口のお姉さんが揉めているようだった。
あれ?でも冒険者の方が俺の名前を呼んだ気がする…
でも関わるとめんどくさそうだな。無視しよう。
そう思った俺はその場を離れ食堂に向かった。
▽▽▽
食堂では大勢の冒険者が集まり朝から楽しそうに会話をしている。
屈強な男達から女性達のグループ。中には子供までと様々だ。
冒険者でなくてもここの食堂は利用できるらしい。
昨日と同じテーブルに座り、食欲を誘う香りが漂う中、俺が頼んだのは昨日と同じ魚定食だ。
『腹減った~』
と楽しみに料理を待っているとスタスタと足音がしてきた。俺の方に近づいて来る。
料理が運ばれてきたのかな?と期待をしていると""ドン""っと机の上に一枚の紙が置かれた。
仲間募集
私と一緒に楽しい冒険しませんか?
入団条件はたった一つ!女では無いこと。
女だと裏切ったり足手まといになったり…等、色々有るため
それ以外なら基本誰でもOK!
さあ共に魔王を倒しに行こう!レッツ冒険者ライフ♪
希望者はアルフレッド=シエルまで
※給料は月給制です。要相談。
『やっと見つけた。あんただね!これ書いたの!どういうつもり?』
そう言って俺の座るテーブルを揺らしたのはさっき見た冒険者。
あの時は特に意識して見て無かったがどうやら女剣士か女騎士のようだ。
ピカピカの鎧が眩しいくらいに輝いている。
金髪にショートカット、背は俺より少し低く顔立ちも結構いい感じだ。
でも気が強そうなのがな~そんなことを思っていると
『ちょっと聞いてる!?』
『そんな大きな声出さなくても聞こえるから。悪いんだけど仲間には出来ない。ゴメンな、ほら条件に書いてあるだろ?』
『私が言いたいことはそんなことじゃない!この入団条件なに?貴方は男が大好きなの?それともこれは差別?後者なら本当に許せない。』
『あーいやーそんなつもりじゃ無かったんだが…』
流石にこの書き方はまずかった、あの時ギルドのお姉さんに言われたもんな。
素直に話を聞いておくべきだったか。
『うるさい!言い訳とか情けない。これだから男は…』
『言い訳じゃねーよ!あとこれだから男はってなんだよ!すぐ言い訳と決め付ける!これだから女は!』
『あーもう!外出なさい!そして私と勝負しなさい!私が勝ったらこんなこと書いて申し訳ありませんでした。ってここにいる人全員に謝りなさい!』
『もし負けたら?』
『貴方の仲間になってあげる。どう?これでこの勝負引き受けるわね?』
『嫌だ。』
『勝負は簡単。相手の首に剣の刀先をつけたら勝ちってことで……え!?なんで!?なんで受けないのよ!』
『どっちにしろ俺にメリット無いし昼から旅立ちたいし。疲れるし。』
『そんなことどうだっていい。外行くね?勝負するよね?』
女剣士はそう言って俺の耳をつねり出した。
『痛い痛い!わかったよ。やるよ!』
そうして俺は名前の知らない女剣士と戦うことになってしまった。
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