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日曜神の柔癒な愛【61話~70話】
柔らかな目覚め!!
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――明るい少女の声がする……。
眩しい柔らかな朝日が自然に起こしてくれるような感覚を体に刻むように、彼女の優しい声が翠を起こす。
「う、うーん……?」
昨日の真っ黒なモヤモヤの悩みもほぼ全部忘れるかのように覚えてはいない。
否、覚えてなくて正解だが体はひどく寝汗をかいていて気持ちが悪い。
きっと体と脳が翠が眠っている間に頑張って悪い記憶を消してくれたから、自然に汗が出たのかと思うがそんなのはどうでもいい。
「あぁ~、目が覚めたんだぁ、おはよう!」
金髪でセーラー服を着衣した少女がニコニコと笑顔で起こしてくれた。
見ていると心が和む可愛らしい素敵な微笑み、ドキッとするような久々の豊かの胸、ぷるんとほんのり赤い果実を連想させるような唇。
翠は雷に撃たれたあの衝撃に似たような感覚が体に突き抜ける。
「どっ、どうしたの?」
「お……おはよう!」
心配そうに声をかけるもすぐに返事をする翠だが、またボーッとしては彼女を見つめてしまう。
うまく言葉にできないモヤモヤが翠を襲う。
「黙っててごめん。 けど何だろ……これ、い……言って良いのかな?」
聖奈を初めて目にした時のあの感覚から察するに、結論は出ているのだがこれを喋るのは告白に近いものだ。
元よりお互い好きな感情はあるのは知ってるが、この姿の彼女に言うのにはまだお互い知らないことばかりな為に、モゴモゴとうまく言えない。
「遠慮しなくて良いよぉ~! 何でも言ってね!」
相変わらずニコニコと優しく微笑む彼女なのだから、余計に言いづらいがここは勇気をふりしぼって口にした。
「ヤバい……一目惚れしたかも。 ガチで……す、好きだ。」
彼女の透き通った青い瞳をしっかり見て自分の思いを告げる。
どうしてだろうか、他の皆には好きとか愛してるとかは軽々と言えるはずなのに、重くてずっしりとしたこの感覚は……と。
ヘタをしたら聖奈よりも……。
「わ、私も翠くんの事……す、好きだよ? 想いを伝えてくれてありがとうね、私、嬉しいよ。」
彼女は頬を染めながらも想いをキチンと受け止めて、なおも翠の瞳を見つめたまま。
そんな翠は朝からだと言うのに、もう我慢できなかった。
止めようとしてと自制は出来るわけでもなかったが、どうにか体にブレーキを効かせては最低限の理性と共に想いを実行した。
――優しさには誰も抗えないし、勝てない……。
そんな彼女に思わず寝起き早々キスをしてしまう。
名前も知らない金髪をなびかせる太陽の化身の女神様に、そっと……。
「んっ………む……。」
「ちゅっ……く……んんっ~。」
深く濃厚にキスを交わす。
彼女の方も、朝起きてこの姿では初めて会うはずの翠に先程の告白で心がほぐれたのか、積極的に舌を絡めてくる。
「んんぅううっ~!」
翠はにちゃにちゃとわざと淫らなキスの音を響かせながらもキスだけでは飽きたらず、数日ぶりに味わう智美よりは小ささのほどよく豊かな胸を揉む。
声にならない声をあげては体をビクンとさせ、そのはずみで翠とのキスが離れお互いの唾液が意図を引いたまま重力にしたがってふつりと消え、その時の彼女の恥ずかしさで紅潮しきった表情に翠はパンツを穿いたまま射精する。
感情があまりにも高ぶってしまうが、このまま押し倒して本番に直行するような強引な行為まで引きずらなかったのは、翠の最後の一欠片の理性のおかげと言えよう。
彼女は頬を染めたままぐったりとしてしまい、少し翠はばつが悪そうな表情をするもとても満足した表情で心がなぜか満たされた。
眩しい柔らかな朝日が自然に起こしてくれるような感覚を体に刻むように、彼女の優しい声が翠を起こす。
「う、うーん……?」
昨日の真っ黒なモヤモヤの悩みもほぼ全部忘れるかのように覚えてはいない。
否、覚えてなくて正解だが体はひどく寝汗をかいていて気持ちが悪い。
きっと体と脳が翠が眠っている間に頑張って悪い記憶を消してくれたから、自然に汗が出たのかと思うがそんなのはどうでもいい。
「あぁ~、目が覚めたんだぁ、おはよう!」
金髪でセーラー服を着衣した少女がニコニコと笑顔で起こしてくれた。
見ていると心が和む可愛らしい素敵な微笑み、ドキッとするような久々の豊かの胸、ぷるんとほんのり赤い果実を連想させるような唇。
翠は雷に撃たれたあの衝撃に似たような感覚が体に突き抜ける。
「どっ、どうしたの?」
「お……おはよう!」
心配そうに声をかけるもすぐに返事をする翠だが、またボーッとしては彼女を見つめてしまう。
うまく言葉にできないモヤモヤが翠を襲う。
「黙っててごめん。 けど何だろ……これ、い……言って良いのかな?」
聖奈を初めて目にした時のあの感覚から察するに、結論は出ているのだがこれを喋るのは告白に近いものだ。
元よりお互い好きな感情はあるのは知ってるが、この姿の彼女に言うのにはまだお互い知らないことばかりな為に、モゴモゴとうまく言えない。
「遠慮しなくて良いよぉ~! 何でも言ってね!」
相変わらずニコニコと優しく微笑む彼女なのだから、余計に言いづらいがここは勇気をふりしぼって口にした。
「ヤバい……一目惚れしたかも。 ガチで……す、好きだ。」
彼女の透き通った青い瞳をしっかり見て自分の思いを告げる。
どうしてだろうか、他の皆には好きとか愛してるとかは軽々と言えるはずなのに、重くてずっしりとしたこの感覚は……と。
ヘタをしたら聖奈よりも……。
「わ、私も翠くんの事……す、好きだよ? 想いを伝えてくれてありがとうね、私、嬉しいよ。」
彼女は頬を染めながらも想いをキチンと受け止めて、なおも翠の瞳を見つめたまま。
そんな翠は朝からだと言うのに、もう我慢できなかった。
止めようとしてと自制は出来るわけでもなかったが、どうにか体にブレーキを効かせては最低限の理性と共に想いを実行した。
――優しさには誰も抗えないし、勝てない……。
そんな彼女に思わず寝起き早々キスをしてしまう。
名前も知らない金髪をなびかせる太陽の化身の女神様に、そっと……。
「んっ………む……。」
「ちゅっ……く……んんっ~。」
深く濃厚にキスを交わす。
彼女の方も、朝起きてこの姿では初めて会うはずの翠に先程の告白で心がほぐれたのか、積極的に舌を絡めてくる。
「んんぅううっ~!」
翠はにちゃにちゃとわざと淫らなキスの音を響かせながらもキスだけでは飽きたらず、数日ぶりに味わう智美よりは小ささのほどよく豊かな胸を揉む。
声にならない声をあげては体をビクンとさせ、そのはずみで翠とのキスが離れお互いの唾液が意図を引いたまま重力にしたがってふつりと消え、その時の彼女の恥ずかしさで紅潮しきった表情に翠はパンツを穿いたまま射精する。
感情があまりにも高ぶってしまうが、このまま押し倒して本番に直行するような強引な行為まで引きずらなかったのは、翠の最後の一欠片の理性のおかげと言えよう。
彼女は頬を染めたままぐったりとしてしまい、少し翠はばつが悪そうな表情をするもとても満足した表情で心がなぜか満たされた。
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