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序章【ヒラメキから始まるお話】
新たな目覚め
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昨日はよく笑っ……微笑んで、よく泣いた。
あれだけ心がスカッとしたのだから快眠ができないわけがない、気持ちよく私は目覚めることが出来た。
いや……、グッスリと快眠が出来たのだがなんなんだこのモヤモヤという違和感は?
状況が掴めぬまま突如現れた頭のモヤモヤを抑えようと頭に手をあて軽く溜め息を付いたときだ、聞き慣れたいつもの声がやかましく耳元に響いた。
「あっ、目が覚めたのね!! 死んだように何日も眠り続けてたからビックリしたわよ!!」
えっ……何日も?
脳裏によぎる不安を煽る謎のワードが。
通りで体が重々しくてダルいわけだ、でも呆れるにも怒る気にもなれない私はフフッとまた似つかわしくない含み笑いを吹き出した。
じゃないとこちらとしても不安で押し潰されそうでならなくてしかたがない。
とりあえずパソコンを立ち上げ何日寝ていたのか……、今日の日付を確認するべくドラッグし時計を見つめるもあれから1週間は私は寝続けていた計算になる。
そう……1週間もずーっと、ずーっと!?
そう思ったら体がゾワッとして気持ち悪くなってめまいがしそうだ。
当たり前だろう、1日でも風呂を欠かすと死ぬほど嫌悪感に駆られるのにそれだけ間があれば気が狂いそうになって当たり前。
というか普通に考えて1週間も入らなければ誰だってゾワッっとするのが当たり前なのだがな。
「なっ……なぁっ!? 私はずっと風呂に入れず……。」
ダメだ、考えれば考えるほど今この場でお湯を召喚してバケツをひっくり返したような勢いで布団もろともビショビショに濡れたくなる。
それでも唯一保てる理性でムックリと起き上がることを第一優先とする。
落ち着け私、風呂はこの先じゃないか……3分以内には幸せの時間が訪れる。
「だ、大丈夫よ冥綾っ!! 寝ててもお毎日風呂に入れてあげたから……、いや本当よ!!」
結愛の言葉に嘘はない。
それにしても思い込みの力とは人をも殺すというからなぁ、鳥肌は治まったには収まったがこれは心臓に悪くてあのまま結愛がフォローしてくれなかったら死神あろうものがお陀仏だ。
死因が風呂に入れずショック死なんて地獄で笑われものだ、そうなったら私はもう魂ごと消滅したいほどになる。
すべての人格の私を殺して自害して……なんて、ははは。
「とりあえず……ん?」
パソコンに一通の着信が鳴り響いたのだが、今回は青い封筒に雲のマーク。
というか嫌な予感しかしないのは気のせいだろうか、恐る恐る開封してみてみるとパソコンを叩きつけて破壊したくなるような文章が嫌でも視界に入ってくる。
【もうプロローグ長すぎて読者離れしそうだったから、結愛のイラストの案件通って着工式前日までスキップさせていただいたよ!! 追伸、キュウリは味噌漬けよりカラシ漬が私は好きだなぁ。 青ちゃんより。】
私はなにも見てないぞ……、いやはや迷惑メールどころか迷惑怪文書じゃないか。
こんなのはゴミ箱に入れて完全にこの世から抹消しなくてはならない。
私はメールを即刻削除してはパソコンをシャットダウンした。
妙な汗がドップリと溢れては風呂に入りたい気分だ。
「冥綾? なんか汗スゴいわよ!! 寝汗ってヤツね!!」
「あっ、あぁ……そうなんだよ。 さて結愛、一緒に風呂でも入るか? 明日は大切な日だろうからな。」
その時だ。
「私も良いかなぁ~?」
部屋の奥から今にも脳髄が蕩けそうなネットリとした催眠ボイスが聞こえてきた。
いやはや、能天気にニッコリした金髪のセーラー服の女子高生がニュッと風呂桶を抱えてこちらに顔を覗かせてきた。
コッチミンナ!!
「ねぇねぇ良いでしょ~!!」
抱き付かれた……、いつものことだが抱き付かれた!!
腕に当たるのはダイナマイトな2つのお山、本人は無自覚に押し付けてるのかもしれないが私にとっては宣戦布告って事で良いのかな?
こっちこそねぇねぇ良いでしょ~って言い返したい、ねぇねぇ良いでしょ~?
紹介が遅れたがこの金髪で空というか海というか透き通ったきれいな蒼眼の女は【日曜神の夏原 天音】だ。
ちなみに私はこういう常にヘラヘラしたヤツが大の苦手なのだ。
でも、あくまで苦手であって嫌いじゃない……というわけだからそこ間違えないように。
「じゃあお風呂にしゅっぱ~つ!!」
勝手に仕切られた。
まあいい、たまには女3人でかしましくしてやるとするかな。
明日は大きなプロジェクトが始まるんだから、しっかりと疲れを洗い落としておかないと……ね。
あれだけ心がスカッとしたのだから快眠ができないわけがない、気持ちよく私は目覚めることが出来た。
いや……、グッスリと快眠が出来たのだがなんなんだこのモヤモヤという違和感は?
状況が掴めぬまま突如現れた頭のモヤモヤを抑えようと頭に手をあて軽く溜め息を付いたときだ、聞き慣れたいつもの声がやかましく耳元に響いた。
「あっ、目が覚めたのね!! 死んだように何日も眠り続けてたからビックリしたわよ!!」
えっ……何日も?
脳裏によぎる不安を煽る謎のワードが。
通りで体が重々しくてダルいわけだ、でも呆れるにも怒る気にもなれない私はフフッとまた似つかわしくない含み笑いを吹き出した。
じゃないとこちらとしても不安で押し潰されそうでならなくてしかたがない。
とりあえずパソコンを立ち上げ何日寝ていたのか……、今日の日付を確認するべくドラッグし時計を見つめるもあれから1週間は私は寝続けていた計算になる。
そう……1週間もずーっと、ずーっと!?
そう思ったら体がゾワッとして気持ち悪くなってめまいがしそうだ。
当たり前だろう、1日でも風呂を欠かすと死ぬほど嫌悪感に駆られるのにそれだけ間があれば気が狂いそうになって当たり前。
というか普通に考えて1週間も入らなければ誰だってゾワッっとするのが当たり前なのだがな。
「なっ……なぁっ!? 私はずっと風呂に入れず……。」
ダメだ、考えれば考えるほど今この場でお湯を召喚してバケツをひっくり返したような勢いで布団もろともビショビショに濡れたくなる。
それでも唯一保てる理性でムックリと起き上がることを第一優先とする。
落ち着け私、風呂はこの先じゃないか……3分以内には幸せの時間が訪れる。
「だ、大丈夫よ冥綾っ!! 寝ててもお毎日風呂に入れてあげたから……、いや本当よ!!」
結愛の言葉に嘘はない。
それにしても思い込みの力とは人をも殺すというからなぁ、鳥肌は治まったには収まったがこれは心臓に悪くてあのまま結愛がフォローしてくれなかったら死神あろうものがお陀仏だ。
死因が風呂に入れずショック死なんて地獄で笑われものだ、そうなったら私はもう魂ごと消滅したいほどになる。
すべての人格の私を殺して自害して……なんて、ははは。
「とりあえず……ん?」
パソコンに一通の着信が鳴り響いたのだが、今回は青い封筒に雲のマーク。
というか嫌な予感しかしないのは気のせいだろうか、恐る恐る開封してみてみるとパソコンを叩きつけて破壊したくなるような文章が嫌でも視界に入ってくる。
【もうプロローグ長すぎて読者離れしそうだったから、結愛のイラストの案件通って着工式前日までスキップさせていただいたよ!! 追伸、キュウリは味噌漬けよりカラシ漬が私は好きだなぁ。 青ちゃんより。】
私はなにも見てないぞ……、いやはや迷惑メールどころか迷惑怪文書じゃないか。
こんなのはゴミ箱に入れて完全にこの世から抹消しなくてはならない。
私はメールを即刻削除してはパソコンをシャットダウンした。
妙な汗がドップリと溢れては風呂に入りたい気分だ。
「冥綾? なんか汗スゴいわよ!! 寝汗ってヤツね!!」
「あっ、あぁ……そうなんだよ。 さて結愛、一緒に風呂でも入るか? 明日は大切な日だろうからな。」
その時だ。
「私も良いかなぁ~?」
部屋の奥から今にも脳髄が蕩けそうなネットリとした催眠ボイスが聞こえてきた。
いやはや、能天気にニッコリした金髪のセーラー服の女子高生がニュッと風呂桶を抱えてこちらに顔を覗かせてきた。
コッチミンナ!!
「ねぇねぇ良いでしょ~!!」
抱き付かれた……、いつものことだが抱き付かれた!!
腕に当たるのはダイナマイトな2つのお山、本人は無自覚に押し付けてるのかもしれないが私にとっては宣戦布告って事で良いのかな?
こっちこそねぇねぇ良いでしょ~って言い返したい、ねぇねぇ良いでしょ~?
紹介が遅れたがこの金髪で空というか海というか透き通ったきれいな蒼眼の女は【日曜神の夏原 天音】だ。
ちなみに私はこういう常にヘラヘラしたヤツが大の苦手なのだ。
でも、あくまで苦手であって嫌いじゃない……というわけだからそこ間違えないように。
「じゃあお風呂にしゅっぱ~つ!!」
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