異世界にて最強のチートを手に入れたがモンスターの方が強い件

鬼武蔵

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2章 魔法学園編

潜在能力

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俺は、夢の中にいた。ん?この表現は合っているのだろうか?いや、俺はこれ以上に例える言葉を知らない。

まっさらな空間にただ1人ポツンと立ち尽くす俺。
意識は鮮明にあり、体も動かせる。こんな夢は生まれて初めてだ。

「久しぶりですね悠真さん」

目の前に突然、金髪の綺麗な女性が現れた。

なんだ、ただの俺の嫁か。

「・・・え、えぇぇぇ!よ、嫁って私まだあなたと結婚していませんよぅ!」

「冗談ですよ。久しぶりですねアリアさん」

ビックリして顔を赤らめるアリアさんは案外可愛かったりする。

「か、可愛いだなんてそんな」

「いい加減心を読むのをやめろぉぉぉ!」

・・・・・・・・・・

・・・

「コホン、えっと、今日は重要な話があってきました」

「改まってどうしたんですか?」

「実は・・・あなたにあげていたギフトを返して欲しいんです!」

「って、パーフェクトコピーとサーチの能力って事?」

「はい」

・・・そうだよな、俺が今まで使っていたのは俺の力じゃない。他人から授かった力だ。急になくなったからって文句を言えるはずがない。

「違うんです!えっと、うまくは言えませんがあなたに眠る潜在的な能力を引き出して、これからはあなただけの力で乗り越えていって欲しいんです!」

「俺の・・・潜在的な能力?」

「はい。あなたに眠るスキル。千里眼と超再生です。詳細はあなたが目覚めた時に自然と分かります」

「・・・分かりました。それで、俺の力を解放させるにはどうしたら?」

「あなたは何も。私の詠唱であなたの力は解放されます。今から詠唱しますがいいですか?」

俺は、深く深呼吸しこくりと頷いた。

「では、始めます。$\$$€%°#||♪☆☆$\」

全く理解できない言葉の後、俺は意識を失い深い眠りについた。

・・・・・

・・・

眼が覚めると脳裏に超再生と千里眼の性質が手に取るように分かった。
俺は一応メモをとることにした。


  千里眼

   ・1000キロまでの離れた場所を
    見渡せる
   ・サーチの上位スキルでスキル
    の詳細まで知ることができる
   ・相手の攻撃がスーパースロー
    になる(自分の動きもスロー
    になる)

  超再生

   ・自身の核(心臓)を破壊され
    ない限り即全回復
   ・痛みを軽減する
   ・精神を少しだけ安定させる

                  」

ざっとこんなもんか・・・これが、俺の本当の力なんだよな。
ついでに、パーフェクトコピーが本当に消えているか千里眼で見ておこう。

佐藤悠真 レベル1

 年齢 16歳
 性別 男
 種族 人間

 HP820/820
 MP120

 攻撃力550
 防御力400
 素早さ320
 魔力109
 知力220
 運125

 固有スキル

・千里眼
・超再生

 魔法

・ファイアボール
・アクアクロー

・・・なんだよこのステータス!それに、魔法覚えてんじゃん!俺って魔法適正ないんじゃなかったっけ?まぁいいや!とにかく嬉しい!

・・・・・・・・

・・・・・

・・・

「ふふっ。悠真さんとても喜んでますね。これが私があげる最後のギフト・・・魔法の種子です。どれだけ成長するかはあなた次第ですよ」


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