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2章 魔法学園編
目醒め
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俺と学園長は、車椅子で学園近くのエルキア総合病院と書かれた大きな病院に連れられた。
日本語で書かれているということはこの病院にも日本人がいるのか?
「こんにちは。御面会ですか?」
受け付けでは、日本の病院でよく見るナース服の女性がこちらに向かって話してきた。
「はい。ここにリーエンとシャロットがいると思うんだけど・・・」
「かしこまりました、少々お待ち下さい・・・・・申し訳ございませんが、リーエン様は現在面会できない程危険な状態ですのでご遠慮ください。シャロット様でしたら面会なされて結構です。3階の301号室になります」
3階の301号室前に来た俺たち。
コンコン、とノックを2回鳴らすと室内から「どうぞ」という声が聞こえて来た。
「・・・!悠真くん!?保健室から出てきて大丈夫なの?」
自分の方が重傷なのに俺の事を心配するのかよ。
「あぁ、そっちは大丈夫じゃないみたいだな・・・すまない」
「・・!あの時の事覚えてるの!?」
「いや、彼はあの時の事を全く覚えていなかったよ」
「学園長も来てたんですね。・・・ねぇ、悠真くん。あなたはあの戦いがどういう結末を迎えたか知りたいからここに来たんだよね?」
おれは首を縦に振り頷いた。
「真実を知ってあなたがどう思おうと、私はあなたの味方だから」
そう言い残し、シャロットは俺の頭に手を乗せた。
「陽光よ かの者の影を 祓いたまえ。雷光よ かの者に 真実を指し示したまへ」
「合成魔法"記憶の断片」
・・・・・
・・・
「お前はそこで、仲間が殺されるのを見ていろ」
「や、やめろ!」
これは・・・そうだ。俺はあの時、あまりの恐怖で動くことさえ出来なかったんだ。
「・・・いやっ・・・・・」
奴は身動きが取れないシャロットの頭を掴み抱え上げる。
「やめろ・・・・・」
シャロットの悲痛な悲鳴ごえが校内に広がった。
「やめろ・・・・・」
「フン、やかましく泣き喚く女だ」
より一層腕に力を入れる闇の衣。
「やめろぉぉぉぉぉ!!!!」
叫んだ途端、体から蒸気のようなものが膨張し一気に吹き上がった。
「・・・!やはり・・・やはりあなたはあの方なのですね!!」
「・・・・・」
「見間違いなどはあり得ません!その灰色の髪に金色の瞳。あなたはディアナス様ですね!」
「・・・遠い昔に・・・聞き覚えがあるな・・・だが、だからなんだ?俺は貴様を殺して殺して殺し尽くす。そのために今ここに生まれた・・・ただの化物だ」
日本語で書かれているということはこの病院にも日本人がいるのか?
「こんにちは。御面会ですか?」
受け付けでは、日本の病院でよく見るナース服の女性がこちらに向かって話してきた。
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「かしこまりました、少々お待ち下さい・・・・・申し訳ございませんが、リーエン様は現在面会できない程危険な状態ですのでご遠慮ください。シャロット様でしたら面会なされて結構です。3階の301号室になります」
3階の301号室前に来た俺たち。
コンコン、とノックを2回鳴らすと室内から「どうぞ」という声が聞こえて来た。
「・・・!悠真くん!?保健室から出てきて大丈夫なの?」
自分の方が重傷なのに俺の事を心配するのかよ。
「あぁ、そっちは大丈夫じゃないみたいだな・・・すまない」
「・・!あの時の事覚えてるの!?」
「いや、彼はあの時の事を全く覚えていなかったよ」
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おれは首を縦に振り頷いた。
「真実を知ってあなたがどう思おうと、私はあなたの味方だから」
そう言い残し、シャロットは俺の頭に手を乗せた。
「陽光よ かの者の影を 祓いたまえ。雷光よ かの者に 真実を指し示したまへ」
「合成魔法"記憶の断片」
・・・・・
・・・
「お前はそこで、仲間が殺されるのを見ていろ」
「や、やめろ!」
これは・・・そうだ。俺はあの時、あまりの恐怖で動くことさえ出来なかったんだ。
「・・・いやっ・・・・・」
奴は身動きが取れないシャロットの頭を掴み抱え上げる。
「やめろ・・・・・」
シャロットの悲痛な悲鳴ごえが校内に広がった。
「やめろ・・・・・」
「フン、やかましく泣き喚く女だ」
より一層腕に力を入れる闇の衣。
「やめろぉぉぉぉぉ!!!!」
叫んだ途端、体から蒸気のようなものが膨張し一気に吹き上がった。
「・・・!やはり・・・やはりあなたはあの方なのですね!!」
「・・・・・」
「見間違いなどはあり得ません!その灰色の髪に金色の瞳。あなたはディアナス様ですね!」
「・・・遠い昔に・・・聞き覚えがあるな・・・だが、だからなんだ?俺は貴様を殺して殺して殺し尽くす。そのために今ここに生まれた・・・ただの化物だ」
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