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2章 魔法学園編
殺意を持って敬意を喰らう
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「あなたはいつの時代でも変わらぬようですね。自分の所有物を脅かそうとする全てのものを排除する・・・私はあなたのそんな所に惹かれたのです」
「・・・・・」
「その銀色の髪と金色の瞳、見間違うことはあり得ません。あなたは・・・ディアナス様でございますね」
「・・・遠い昔に、聞いたことがある・・・だが、関係ない。貴様はこれから俺が殺して殺して殺しつくすからな」
これが・・・俺。まるで別人じゃないか・・・。
「それでこそ我が君。私も本気で相手をするとしましょう」
闇の衣は剣を手元に生成すると、一直線に俺に向かって剣を突き出した。
心臓を直撃したかに思えた突きは、空を切った。
「残像・・・。まさか!五感の全てを錯覚させる力"鏡花水月"!」
「これはそういう名前なのか、今思いついたスキルなんだがな。まさか先駆者がいたとは」
次々に作り出されていく幻影。その全てが本物と区別できない。
「俺も、武器を作るとしようか。名前は、そうだな。"武装錬金"といったところか」
俺は掌をコンクリートの地面につけると、剣を創り出した。そしてその地面は、剣を中心に吸い上げられたように窪んでいた。
「このスキルは・・・触れた物質を武具に変換するスキルのようですね?」
「その通りだ。今あるものでは、この石の剣が限界のようだがな」
そう言うと、剣を持った俺達が四方から敵に突進する。
「神器もないというのにあなたはこんなにもお強いのですね・・・」
闇の衣は体全体を高速回転させて竜巻を創り出した。
幻影は次々と消え、本体は剣を持っていた右腕ごと切り落とされていた。
「・・・もう少し、遊ぼうかと思ったんだがな」
「もっとです!もっとあなたを私に見せてください!」
「残念だが、一瞬で終わる」
「・・・!!」
言い終わると目に止まらぬ速さで接近し、手刀で鎧を切り刻む。
「ぐはぁぁぁ!」
「お前は俺の中で生きていけ」
俺は鎧をグシャグシャに潰し圧縮すると、大口を開けて食べ始めた。
「・・・この身、喜んであなた様に差し出しましょうぞ」
ゴキ!バキ!と噛み砕いて食べてしまう俺は、恐ろしいまでにシュールだった。
丁度そこへ、学園長がやってきた。
「君・・・なのか?」
「・・・ふぅ、今得たこの力。貴様で試すとしようか」
学園長は距離をとり魔弾を構える。
「君は、悠真君には見えないな・・・。お前は一体何者だ!」
「問答など、不要だ。貴様は私の力の実験台として選ばれたただのデクなのだからな」
「ならば、私も教師として答えるしかないようだね。"魔心丸"」
複数放たれた魔弾は、1度散開し俺にめがけて飛んでいく。
「呪装 "ダーククロス"」
複数の魔弾は俺に直撃。 普通なら即死は免れないが、なぜか傷一つ付かなかった。
きっと、纏った黒いマフラーが、飲み込んだあいつの力がそれを防いだのだろう。
「それで、終わりか?軟弱なのだな」
「・・・っ!」
突然、学園長が動きを止めるとノイズが走り記憶の回想はここで終わった。
「・・・・・」
「その銀色の髪と金色の瞳、見間違うことはあり得ません。あなたは・・・ディアナス様でございますね」
「・・・遠い昔に、聞いたことがある・・・だが、関係ない。貴様はこれから俺が殺して殺して殺しつくすからな」
これが・・・俺。まるで別人じゃないか・・・。
「それでこそ我が君。私も本気で相手をするとしましょう」
闇の衣は剣を手元に生成すると、一直線に俺に向かって剣を突き出した。
心臓を直撃したかに思えた突きは、空を切った。
「残像・・・。まさか!五感の全てを錯覚させる力"鏡花水月"!」
「これはそういう名前なのか、今思いついたスキルなんだがな。まさか先駆者がいたとは」
次々に作り出されていく幻影。その全てが本物と区別できない。
「俺も、武器を作るとしようか。名前は、そうだな。"武装錬金"といったところか」
俺は掌をコンクリートの地面につけると、剣を創り出した。そしてその地面は、剣を中心に吸い上げられたように窪んでいた。
「このスキルは・・・触れた物質を武具に変換するスキルのようですね?」
「その通りだ。今あるものでは、この石の剣が限界のようだがな」
そう言うと、剣を持った俺達が四方から敵に突進する。
「神器もないというのにあなたはこんなにもお強いのですね・・・」
闇の衣は体全体を高速回転させて竜巻を創り出した。
幻影は次々と消え、本体は剣を持っていた右腕ごと切り落とされていた。
「・・・もう少し、遊ぼうかと思ったんだがな」
「もっとです!もっとあなたを私に見せてください!」
「残念だが、一瞬で終わる」
「・・・!!」
言い終わると目に止まらぬ速さで接近し、手刀で鎧を切り刻む。
「ぐはぁぁぁ!」
「お前は俺の中で生きていけ」
俺は鎧をグシャグシャに潰し圧縮すると、大口を開けて食べ始めた。
「・・・この身、喜んであなた様に差し出しましょうぞ」
ゴキ!バキ!と噛み砕いて食べてしまう俺は、恐ろしいまでにシュールだった。
丁度そこへ、学園長がやってきた。
「君・・・なのか?」
「・・・ふぅ、今得たこの力。貴様で試すとしようか」
学園長は距離をとり魔弾を構える。
「君は、悠真君には見えないな・・・。お前は一体何者だ!」
「問答など、不要だ。貴様は私の力の実験台として選ばれたただのデクなのだからな」
「ならば、私も教師として答えるしかないようだね。"魔心丸"」
複数放たれた魔弾は、1度散開し俺にめがけて飛んでいく。
「呪装 "ダーククロス"」
複数の魔弾は俺に直撃。 普通なら即死は免れないが、なぜか傷一つ付かなかった。
きっと、纏った黒いマフラーが、飲み込んだあいつの力がそれを防いだのだろう。
「それで、終わりか?軟弱なのだな」
「・・・っ!」
突然、学園長が動きを止めるとノイズが走り記憶の回想はここで終わった。
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