冴えない俺の異世界記

どど

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 イルファナが指を指した方向には一本の道があった。

 「わかった。じゃあ行ってくるよ」

 「あぁ、それとこの神殿に来る時は私の許可を得てから来るように」

 「了解!」
 
 イルファナと別れた俺たちは一本道を進み始めた。
 道と言っても整備されている訳ではなく、砂利が敷かれていたり、岩肌がそのまま露出していたりする。

 「それにしても神器使いを探すって言ってもどう探すんだ?」

 「神器には2種類あるんだが俺みたいな神が神器になり一緒に行動しているパターン。ただこれは居ないだろうな。神がついてくる事なんてほとんど無いし、いたらそいつは変人、いや変神だな。」

 「じゃあディアンは変神なんだ…」

 「2つ目は神が生み出した武器や道具だな。これは俺みたいな神器より劣るもののこの世界の住人が生み出す物より遥かに優れている」

 「なるほど。それでどうやって見分けるんだ?」

 「まぁ簡単に言うと神器はオーラが違うんだよ」

 「オーラ?そんなん見えるのか?」

 「もちろん。神は人間と違うからな。」

 「でも神器ってかなり珍しいんじゃないのか?」

 「あぁ、滅多に見つからないだろうな」

 「じゃあどうすれば見つかる?」

 「神に聞いてみたらいいだろ」

 「え!?ディアンが教えてくれるのか?」

 「いや、俺は無理だ。」

 「だよなぁ。」

 「じゃあ誰が知ってるかわかるか?」

 「おそらくだがこの世界を作った創造神の一欠片、魔法の神マナスフィアなら知っているかもな。」

 「魔法の神様か。とりあえず会えたら聞いてみることにするか。」

 話しながら歩いていると遠くの方に大きな街が見えてきた。
 あれが商業の国オルトロスか。
 街の入口には門番のような男が立っており通行人のチェックをしているようだ。
 俺達はその男に近づき話しかけた。

 「すみません。この街に入りたいのですがよろしいでしょうか?」

 「あぁいいぞ。身分証はあるかい?」

 「いや、持っていないです。」

 「じゃあ仮の通行許可書を発行するからちょっと待っててくれ」

 そう言いながら男は何かの機械を操作していた。操作中に男と雑談しながら待つ。
 しばらくすると男の持っている端末から音が鳴った。

 「よし。これでOKだ。この許可書を無くさないようにな。再発行するとなるとお金がかかるから注意しろよな。」

 「わかりました。ありがとうございます。」 

 「それじゃあ楽しんでけよ」

 「はい!行ってきます」

 こうして俺たちは商業の国オルトロスに入ったのだった。
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