冴えない俺の異世界記

どど

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 俺達は叫び声がする方向へ向かうと女性が3人の盗賊に囲まれていた。
 女性は長い金髪で顔立ちは整っているが
服はボロボロだが傷は無さそうだ。
 女性を囲むように立つ盗賊達。
 その内1人が剣を抜こうとしている。

 「させるか!」

 俺は地面に転がっていた手のひらサイズ石を拾い上げ、思いっきり投げつけた。
 石は一直線に飛び、男の手に直撃した。

 「いっ、いてぇ!」

 男が剣を落とし手を押えている間に、俺は一気に距離を詰め腹パンを食らわせた。
男は吹っ飛び木に衝突した。
 残り2人はルベルトが魔法で倒したようだ。

 「大丈夫ですか?」

 「ありがとうございます。助かりました。」

 「いえ、当然のことをしただけです。」
 
 「お礼をしたいのですが今は持ち合わせがなく・・・」

 「気にしないでください。怪我がなくてよかったです。」

 女性は深々と頭を下げ、俺たちは自己紹介をし合い助けた女性はリオと言うらしい。
 また危険があると危ないので俺たちでオルトロスまで送って行った。
 オルトロスに戻ると既に夕方になっていてリオとは別れた。
 ギルドに着く頃には完全に夜になっていた。
 ギルドに入ると受付嬢さんが話しかけてきた。

 「おかえりなさいませ。」

 「ただいま戻りました。」

 「クエストはどうなりましたか?」

 「無事完了しました。これが証拠の薬草です。」

 「確認します。少々お待ち下さい。」

 確認が終わり報酬を受け取るとルベルトと折半しようとしたが、

 「今回は僕の分はいいよ。無理に着いてきた感じだからさ」

と言ってきた。 

 「本当に貰っちゃっていいの?」

 「もちろん。」

 「ありがと。それじゃあ遠慮なく頂くよ。」

 「ああ、これからよろしく頼むよ。」

 「こちらこそよろしく。」

 こうして初めてのパーティーメンバーができた。

 「それじゃあ今日はどこに泊まろうかな?」

 オルトロスの街には宿屋が沢山あるが、どの宿が良いのかさっぱり分からない。
 受付嬢さんに聞いてみるのが早いだろう。

 「すみません、この街の宿屋で一番オススメの所はどこでしょうか?」

 「それでしたら、やどりぎ亭がよろしいでしょう。」

 「やどりぎ亭ですね。分かりました。」

 やどりぎ亭の場所を教えてもらい向かうことにした。
 やどりぎ亭に到着すると中から賑やかな声が聞こえてくる。
 扉を開けようとすると中から女の子が出てきたのだがその女の子が先程助けたリオだったのだ。
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