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第七章
魔界の生成AI ~奥多摩渓谷の放物線~
しおりを挟む緑子は不満タラタラだった。
偏差値トップに君臨する元帝国大学の英文科を最優秀の成績で卒業した才媛。
この王女様から愛の思し召めしは頂けなかったが、常にかしづいていた男子の
学生たちは、まだ社員五十人あまりの小企業に過ぎなかった『ITリベラル』に
緑子が就職したことに驚いた。
英文雑誌で眼にした社長の経営理念に緑子は強く魅かれたのである。
即採用となった緑子は海外企業との交渉業務を強く希望した。
しかし彼女の眼から見れば飾り物に過ぎない秘書に回される。
直ぐにでも辞表を叩きつけようと思ったが、日夜行動を共にするうちに社長の
怪しい魅力に才色兼備の緑子も参ってしまう。
社長と秘書が、男と女の関係になったのは、緑子の入社から半年後。
緑子は社長に公共区間でのセックスで犯られた。
社長は愛車のジャガーXJの助手席に緑子を乗せ、奥多摩に向けて飛ばした。
どこに連れて行かれるのか皆目見当がつかなかったが、行き先にベッドがある
ことは間違いない・・・・
もう社長に犯られたくなっていた緑子は、首都高を疾駆し、やがて家並も絶え
深い森へと入っていきながら、胸をときめかせていた。
就職を機に指導教授との関係を絶ったので、SEXをするのは187日振りと
大脳コンピューターが瞬時にはじき出す余裕はあったが・・・・
渓谷を見下ろす窪地で緑子は引っ張り出された。
片足からパンティを抜かれる。
しかし、スカートは脱がされも、捲られもしなかった。
ボンネットに両手を突いた緑子の緑のフレアスカートを、渓谷から吹き上げる
風が捲り上げてくれるからだ。
いきなりの婦女暴行ともいえる仕打ちにも関わらず、社長の激しい撃ち込みで
秘書は喜悦の叫びを上げ続ける。
だがジャガーXJは音も無く揺れるだけ。
尻を男に捧げバックで責め苛まれるのは才媛にとり屈辱以外の何物でもない。
しかも、野外で・・・・・
しかも、接吻さえまだなのに・・・・・
強烈な体験がカラダの芯まで緑子を痺れさせる。
着衣の上半身をボンネットに伏せて、両脚を逆<V>の字に拡げた股間からは
ラブジュースがネットリと糸を引いていた。
しかし、社長の精液が秘書のオメコから垂れ流れることは無かった。
全く呻くこともなく、社長は無言のまま引き抜くと・・・・
いつ装着したのか緑子には判らなかったコンドームを結わえ・・・・
ポイ。
渓谷の谷底に向け、白濁が放物線を描きながら落ちていく。
ゆっくりジャガーXJが下る、山道での情事も思いもかけないものだった。
「緑子」
「はい」
「君を秘書にしたのは重要任務を担ってもらうためだ」
「有難いお言葉ですが、どんな任務でしょうか?」
「海外企業との秘密交渉に当たってもらう」
「そんな!願っても無いことですわ」
「副社長にも知らせない、僕の長期展望にたつ業務だ。いいね」
「詳しいことはいずれお話いただけることと思いますが、承知いたしました」
「うむ。僕が極秘業務で指示することは絶対に口外しないこと」
「はい」
「極秘業務の一つは、君が売春婦まがいの女になることだよ」
「え?」
「君は近々のうち、ある若者と出会うことになる」
「・・・・・」
「その若者を、君のカラダで蕩けさせること」
「・・・・・」
「いずれ判ると思うが、それは僕の夢を実現させる為の第一歩だ」
「・・・・・」
社長が何を考えているのか、緑子には全く理解不能だったが、何か恐ろしいことが
始まりそうな恐怖と共に、得体の知れない黒い炎がカラダの奥で燃え上がり始めた。
「・・・・・・・・承知いたしました」
「うむ。では僕に絶対服従を誓うこと」
「はい。お誓いいたします」
「では、その証を見せてもらおう」
「え?」
「社長はハンドルを片手で握ったまま、ズボンのジッパーを引き下げた。
「取り出しなさい」
「えっ!!あ、はい・・・」
助手席にうずくまり緑子がフェラチオを始める。
対向車線の車のライトが、ときおり社長のチンボを浮かび上がらせる。
ジャガーXJの中でカーセックスがなされていることに気付いた人もいるだろう。
しかし緑子は尺八を吹き続ける。
社長が初めて呻き声を漏らした。
「ウッ!!」
緑子は驚いてチンボから唇から離してしまう。
白い飛沫が緑子の顔面にベットリとついた。
その生暖かい男の粘液が瞼や鼻先から胸元へと垂れていく。
「せっかくだから拭くのは止めなさい」
「・・・あ、はい・・・御命令ですわね」
顔に精液を付着したままの緑子を乗せ、ジャガーXJが大東京を疾走する。
赤穂浪士が眠る泉岳寺近くの公衆便所で顔を拭くことを緑子はやっと許された。
ジャガーXJは静かに品川駅頭の高級ホテルに滑り込んだ。
剛と改札口で別れ、緑子が急いで向かったのが、まさにそのホテルである。
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