女殺し油煙の地獄(二十五周年カップ参加作品のハードコア版)

中井春一郎

文字の大きさ
32 / 128
第六章

夢幻近親相姦 ~鏡の中の歪んだ乳房~

しおりを挟む
 
 剛は美久しか女を知らない。美久も剛しか男を知らない。しかし、それで十分。

 美久は美容学校の毎日が楽しくてしかたがない。

 剛も美久とのオメコも満ち足り、勉学にひときわ力が入った。

 情報科学専攻の剛は、放送局が主催した『全日本学生AI選手権』で、劣等感さえ

感じていた東大生たちも次々と大差で打ち負かして決勝進出。

 初代チャンピオンの栄光を勝ち得た。

 美久の自慢の種がまた増えた。

 大学院には無試験で進む。

 指導教授は剛の天才的な能力を高く評価し後継者はこの青年と密かに決めていた。

 全てが順風満帆である。

  しかし、剛には美久に決して悟られてはいけない秘密がある。

 美久を愛してはいても、止め難い養母への肉欲である。

 AIチャンピオンの座を勝ち得たのは、ただの秀才たちには無い圧倒的な創造性と

稀な創造力によるものだ。

 しかし、その豊かな想像力が妄想力に転じ、淫欲の底なし沼に落すことにもなる。

 夢魔の女に引き摺り込まれるようにして・・・・。


 それは真夏の夜の出来事であった。

 建太郎は学生時代の悪友連中との親睦旅行で山代温泉に一泊。

 静かに時を待つオオパパを除けば、血の繋がらない母親と息子が二人切りである。

 「タケシ、悪いけどオオパパのお風呂の手伝いをお願いね」

 「ああ、いいですよ」

 剛はパソコンに生成AIの論文を打ち終え、久し振りにママと二人で三時のお茶を

楽しんでいるところであった。

 その英語論文は、サイエンス分野では世界で最も権威のある、イギリスの専門誌に

掲載されることになっている。まだ大学院一年で研究者としての実績が無いために、

指導教授との共同論文という体裁だが、実質的には剛の単独論文。指導教授は日本の

総合雑誌で世に出す日本語文については、研究協力者として一歩後ろに退いて、剛を

AI分野の日本の期待の星として最前線に押し出すことにしていた。事実、半年後に

そうなり、剛は単なる天才的AI青年に留まらない脚光を浴びることになる。

 それは剛の運命を大きく変えることになるが、これはもう少し先の話。


 
 「徹夜続きなのに御免ね」

 「とんでもない。オオパパのお風呂の世話は僕にとっても大事な務めだもの」

 「ふふ、孝行息子ね。もうお湯は張っているから、そろそろ始めましょうか」

 すでに聖良は白いショートパンツにピンクのTシャツ姿。

 いつものようにブラジャーはしていない。入浴介護で汗ビッショリになるから。

 剛もいつものようにデニムの短パン一枚だけの姿になる。

 車椅子を押し、入浴介護用に改造してある浴室に向かう。

 
 オオパパは衰弱が激しく、もう言葉を発することも無いのだが・・・・・

 ・・・・パシャッ!・・・パシャッ!・・・・

 「あら、あら大変・・・びしょ濡れだわ」

 不自由な手でオオパパが湯面を叩くので、聖良のTシャツの前がグッショリ。
 
 ピンクのTシャツの下の乳首も乳輪もすっかり判るほど・・・。

 言葉を出せない義父が何を求めているのか、聖良には判っている。

 痴呆になっても、オメコの気持ち良さは忘れられないのだと・・・・。


 「タケシ、オオパパの頭と首をしっかり支えてね。タケシは顔を横に向けてよ」

 「あ、はい・・・」

 剛にもオオパパが何を求めているのか判っている。もう何度もあったことだから。

 「ふふ、パパには内緒よ」

 これも何度も聞いた言葉だ。

 しかし、これまでと違うことが、一つあった。

 剛が顔を反らした視線の先が、たまたま浴室の鏡であったことだ。

 鏡の中の聖良が、ゆっくりTシャツの前を捲っていく。

 取り出した乳房がひとつ鏡に映っていた。

 湯気で曇っているので、クッキリではないが・・・・。

 剛は眼を逸らしたい。でも反らせば、聖良の乳房を目の当たりにすることになる。

 冷えた水滴が揺らぎながら鏡面を落ちていくので、乳房が奇妙に歪む。

 ・・・・・・チュウウ~・・・・・

 四十路の乳首が、痴呆老人の唇の奥に吸い込まれていった。

 お乳を求める赤ん坊のようではなく、女の乳を吸う大人の男のように・・・。


 ・・・・・ウッ・・・・


 聖良が声を殺して呻いた。


 ・・・・・チュウ~・・ウッ・・・・・チュウウ~・・ウッ・・・・・


 痴呆老人の唇から覗いては吸い込まれる、鏡の中の歪んだ乳首が赤くなっている。

 起ってはいない痴呆老人の赤黒いチンボが鏡の中で歪んでいる。

 それに伸びていく聖良の指も歪んで見える。

 「・・・・タ、タケシ・・・・パパには絶対に秘密よ・・ウッ!」

 剛に出来るのは、オオパパが溺れないよう、しっかり支えてやることだけ。

 乳輪も乳首も、流れ落ちる水滴で妖しく蠢いている。

 まるで魔女の乳房になってしまったように・・・。

 「タ、タ、タケシ・・・・パパには内緒にしてね」

 どうすればオオパパが静かになるか、聖良にはすっかり判ってしまっていた。

 鏡の中には、聖良の手首までしか映っていないが、その手首の先がどこに伸びて、

何を始めたか、もうオナニーを覚えた剛にも、すっかり判ってしまった。


 オオパパはもう、不自由なカラダで暴れるようなことはない。

 湯面は静かになっていたが微かな音を剛の耳が捉えてしまう。


 ・・・・・・・クチュ・・・・・・・クチュ・・・・・・・

 
 聖良は人妻。夜の営みで夫に指のイタズラをすることもある。

 でもそれはあくまで前戯。男と女を繋げる前の戯れであった。

 結婚前の交際相手を含め、男の精を手で受けたことなどない。

 鏡に中の聖良は瞼を閉じていた。懸命に指を使い続けながら。

 鏡の中の聖良の歪んだ瞼から、歪んだ涙がこぼれ始めている。

 そっと少し振り向いて見た、カッと開いたオオパパの眼にも。

 それは涙というより、汚い目ヤニのようだが。

 例え量は減っても死ぬまで精子を出し続けるのが男の宿命だ。

 オオパパは気持ちが良さそうに、臭い息を大きく吐き出した。

 命の精の、最後のひとしずくが、オオパパから垂れていった。

 「・・・・ふうう・・タケシ、御苦労さん。パパには内緒よ」

 浴槽のオオパパは、もう気持ち良さそうに寝息を立てている。

 湯面には白いものが、ユラユラ・・・・。

 賢婦人である聖良が、舅にカラダを許すことなどあり得ない。

 口に咥え、舌を使い、精液を啜り込むことなども決してない。

 しかし、この日の出来事も、ある種の近親相姦とも言えるか?



 聖良が義父にしてあげた性の奉仕は終わった。

 夫は不在。

 血の繋がらない四十路の母と二十三歳の息子。

 密かな肉欲を互いに抱く二人の、危険極まりない長い夜は始まったばかり。





 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...