女殺し油煙の地獄(二十五周年カップ参加作品のハードコア版)

中井春一郎

文字の大きさ
49 / 128
第八章

いい湯だな!地獄の湯けむり篇 ~襖の隙間で光る眼~

しおりを挟む
 
 「ん?」

 隣室の怪しい気配に建太郎が気付いた。

 音を立てず、やっと覗けるほどの幅に襖を開く。

 剛が美久と盛んにオメコをやっていた。

 しかし二十歳の新妻は、まるで初夜の床入りにように、両手で口を塞いでいる。

 すっかり布団を被っているが、剛が美久に深々と挿し込んでいるのは明らかだ。

 チンボの抜き挿しとともに、掛け布団がずれていく。

 青色と薄桃色の浴衣が捲れ上がっていて、下半身だけが露わ。

 剛に乗られた美久は下から太腿で挟みつけての『しがらみ』となり、腰を使いたい

のを我慢している。


     ・・・・・ウッ・・・・ハア・・・・アッ・・・・ハア・・・・


 オメコが気持ち良くて堪らず声をあげそうになるのに必死で耐えている。

 美久の脚が天井に向かって伸びていった。

 その足の指が、反り返ってピクピクしていた。

 美久は腰を使わず、大臀筋を閉めては緩め、わずかな上下運動で剛を迎えている。

 女がこの振る舞いをすると、大臀筋を締めれば、肛門も締まる。

 緩めれば、緩む。

 二十歳の美久の肛門は、キュッ、またキュッ、キュッと締まっているに違いない。

 肛門括約筋と膣括約筋は『8』の字の形で連なっている。

 二十歳の肛門がキュッと締まれば、二十歳のオメコもキュッと締まるのだ。

 二十歳の肛門がキュキュと蠢けば、二十歳の膣もキュキュと蠢くのだ。


 建太郎が聖良に目配せした。

 今度は聖良が覗く。

 美久が剛にコンドームを被せているのかは、薄暗くて確認できないが・・・。

 女は女。

 美久のカラダで今、何が起きているか、肉の僅かな蠢きで、女の聖良には判る。

 美久の肛門が締まっては緩み、膣も締まっては緩むのとシンクロするように、

覗いている聖良の膣も肛門も締まっては緩み、締まっては緩むようになっていた。

 後ろから夫の建太郎に乳房を揉まながら、膣と肛門をヒクヒクさせているのだ。

 覗き続けながら妻は、乳房をまさぐる夫の浴衣の奥を後ろ手で探る。

 夫のチンボは勃起していた。

 勃起し切っているチンボを握る。

 声は出せない。

 握っては緩め、緩めては握る。

 無言で夫に救援信号を送っているのだ。


 <入れて!><ハメて!><早くウ~><挿して!><ハメて、ハメて!!>

 <聖良も欲しい~!チンボが欲しい~!><聖良にチンボ、突っ込んで!!>


 涙目で夫を振り向く。

 夫の眼はもう血走っていた。

 妻は震える手で襖をそっと閉じる。

 夫が妻の足首を掴む。妻は手で口を塞ぐ。

 妻を夫が布団に引き摺る。妻が絹布団に仰向けに。

 夫が妻に股を開かせる。股の終点はズルズルのヌルヌル。

 妻がチンボに手を添えてオメコに導かなくても、ヌルウ~ッと奥まで嵌った。

 「嗚呼!ケンタロ~!!」

 聖良は歓喜の叫びを上げたが、襖の向こうの剛も美久も気付きはしない。

 もう、夢中で二人もオメコをやっていたから・・・・

 「嗚呼!オニイチャ~ン!!」


 聖良が襖をそっと閉じた頃、若夫婦の部屋の入口側の襖は、まだ少し開いていた。

 光る片眼があった。女将の志保の眼である。

 好色な紳士貴顕方の慰み者にされ、鬱屈した日々を過ごす<おもてなし女将>は、

珍しく仲睦まじい御夫婦や、不倫関係にあることは明白でも打算ではなく愛しあって

いるカップルが、離れ座敷にお泊りのさいには、羨ましくて堪らず、寝間で睦みあう

御様子を密かに覗き見ながら、オメコをイジルことが止められなくなっていた。

 襖の向こうで、睦みあうというよりは、若オスと若メスらしく夢中でサカリついて

いる、その若オスが、頼りにしている冴子姉さんが十七歳で産んで、二歳で捨て子に

してしまったお子様とは全く知らないが・・・・。


 さほどの時間が流れないうちに、この離れ座敷で、冴子姉さんが息子と、湯けむり

に巻かれながら、犬の交尾のような『砧』で、尻と尻をくっ付けあいサカリつく姿も

志保は目の当たりにすることになってしまうのだが・・・・。


                     *      *     *    *


 「地球温暖化もますます深刻になりましたわね」

 爽やかな春風に木立の若葉がそよぐ『極楽の湯』の朝湯で身を寄せ合う剛と美久に

たわわな乳房を揺らし、恥毛で湯面を掻き分けながら、女将の志保が近寄ってきた。

 「お庭の桜も、もう咲き始めましたわ・・・」
 
 「あらほんと!昨日の夕方に着いたときには気付きませんでしたけどね」

 「女将が嫁いだころより、一週間以上早まりました。暖かいのはいいですけど」

 「最近は地震も多いし、地球が変になってきましたね」

 「さようです。当宿の自慢のひとつは、朝のお食事で召し上がっていただく温泉の

お湯仕立ての湯豆腐ですが、それも源泉が枯れてしまえば・・・」

 「ほう、この後は温泉仕立ての湯豆腐か」

 公認会計士が妻の手を引き『極楽の湯』に入る。

 女将がいうところの御立派なものが、湯面で揺れる。

 小柄な妻の恥毛は、お湯の中でゆらゆら。

 「夕食で召していただいた銘酒も、この地のいい水があってのことですし、季節の

移ろいをお楽しみいただく私共としては、心配なことが多いですわ」

 「・・・昨夜は早々にぐっすり眠ることができましたのにね・・・」

 「さようですか。早々にぐっすり。爽やかなお目覚めの御様子です」

 「ええ、お布団の寝心地も、とても良かったわ」

 互いにそうとは知らず、若い二人の秘め事を覗いた聖良と志保のにこやかな会話が

続く。それぞれの女の性の遍歴を示すように、形や大きさも乳首の色合も異なるが、

美乳であることには違いの無い六つの乳房が、心地よい朝の陽射しを浴びている。

 
 密かな肉欲を抱く息子と養母の、陰茎や睾丸、膣穴や子宮に、湯けむりの下に身を

潜める妖魔が、更にたっぷりと邪淫の精を吸い込ませていることだろうが・・・・

      
        *     *     *      *


 北条冴子主演『喪服の麗人~犯られましたの~』が激撮された湯けむりの里の離れ

座敷で、そうとは知らずに狂おしい一夜を過した剛と美久、建太郎と聖良は、深々と

お辞儀する<おもてないし女将>に見送られ、妖魔の潜む湯けむりの里から、東京へ

戻っていく。


 魔界の生成AI造りが、天才AI青年・剛を待ち受けていた。


 



 
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

セーラー服美人女子高生 ライバル同士の一騎討ち

ヒロワークス
ライト文芸
女子高の2年生まで校内一の美女でスポーツも万能だった立花美帆。しかし、3年生になってすぐ、同じ学年に、美帆と並ぶほどの美女でスポーツも万能な逢沢真凛が転校してきた。 クラスは、隣りだったが、春のスポーツ大会と夏の水泳大会でライバル関係が芽生える。 それに加えて、美帆と真凛は、隣りの男子校の俊介に恋をし、どちらが俊介と付き合えるかを競う恋敵でもあった。 そして、秋の体育祭では、美帆と真凛が走り高跳びや100メートル走、騎馬戦で対決! その結果、放課後の体育館で一騎討ちをすることに。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

処理中です...